元魔王は平和に暮らしたい -俺が殺したい程に必要ないなら勝手にしろ ただしスローライフを邪魔するなら絶対に許さん―   作:ヨシMAX

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第3章 元魔王、戦乱へ
第18話 俺の島の要塞化は間違っている


 はい、おはようございます。俺です。

 

 俺のリゾート島に海賊が来ちゃったよ。

 

 まあ、俺も勝手に住み着いたんだけどね。

 でも最初にこの島に手を付けたのは俺だしマリアは俺の友達である。

 レティは……ペット?

 世話は数倍の手間がかかるしそんなに……可愛くもないし……。

 見てて飽きないは有りかもな。

 

 とにかく俺の所有物に手を出したとなればタダで済ますつもりはない。

 あっという間に俺達の存在はバレてしまったかもしれないが徹底的に侵入を叩き潰せば懲りると思うんだけどね、どうかなぁ。

 ……ので、この島を要塞にしようと思います。

 

 

 『なにが……ので、なの? 物騒な事を楽しそうに考えるね』

 

 「だってさぁ、あいつら俺が魔王の頃から邪魔ばかりしてきたんだぞぉ。まあ、この時間軸ではこれからするんだが……、何となくどうやってちょっかいをかけてくるか分かるから予め備えとこうかなーと思ってさ」

 

 『ふーん、よほどマリアが攫われそうになったのが癇に障ったんだねぇ、怖い怖い』

 

 「そんな事は……少し、あるけど。でも今回は身内の為だけだ。彼の国の悪行の所為で世界がどうなろうと俺は関知しないぞ!」

 

 『ふふふ、そうだねぇー。アルビーは身内に甘いもんねぇ。……で? どうやって要塞化するの?』

 

 「まずは結界を張るか、第8階位ぐらいでいいかな、どうせなら3重に張ろう」

 

 「待って、待って、待って、待てぇぇえええいっ!!」

 

 「お、マリア。どうした?」

 

 

 俺とレティが要塞化の案を出し合っていると農業が一段落ついたマリアが後ろから声をかけてきた。

 うん、どうせなら一緒に住んでいるんだしマリアの意見も是非聞きたいものだ。

 

 

 「声をかけてきたって……、突っ込みを入れたんですよぉー、アルビー君」

 

 「何かおかしいか? あ! 弱すぎるか、やっぱりなー。俺もそう思ったんだ。ならば禁呪クラスの10階位を5重に張れば充分かな」

 

 「違うよっ! 魔王でも封印するんかって位に頑丈すぎるよ。そんなの誰も破れないよぉ」

 

 「うむ、実際これをやられると俺も破るのに30分位かかる」

 

 「あかん、これはあかんやつや……。禁呪結界を30分で解くって異常だよ。もうそれで十分だよ」

 

 「うん、俺も満足だ。で、その次は軍隊かな」

 

 「……」

 

 「ん? どうした、マリア。何か良いアイデアでもあるか?」

 

 「明らかに過剰戦力だと思うんだけど……私の意見は……うん、通らないよね」

 

 「戦闘用ゴーレム兵を300体配備しようと思う!」

 

 「3……300?!」

 

 「戦闘用ゴーレム兵君は1体で1個歩兵中隊位なら無傷で壊滅できるぞ」

 

 「中隊……は一般的に4小隊相当だから約200人! ……を無傷でって。ちなみにかかる時間は?」

 

 「んっ? まぁ、装備にもよるけど3分位じゃないかな」

 

 「あんたは誰と戦ってんのぉ! 一体200人倒せるゴーレム君が300いるんだから60,000?!……の歩兵に対応できる戦力な訳?!」

 

 「なぁんだよぉー! さっきからさ。この島に2度と踏み入れようなんて思わない様にしないといけないだろう? なんなら空が手薄なのでワイバーン型特別仕様ゴーレム君を1,000体ほど放とうかと……」

 

 「空が暗くなるし落ち着かんわぁ! アルビー君、最低限……とは言わないけどもう少し少なくできないかな」

 

 「うーん、そうかぃ。では結界は第6階位を島の周りの海域含めて張る事にしよう。階位を落としはするけど何者かが破ろうとしたら即座に雷撃魔法が放たれると同時に俺達に分かる様に警報を付けよう」

 

 「うん、うん! いいね!」

 

 「戦闘用ゴーレム兵君は80体位を交代制にするか。……戦力的に少し不安だから地対地、地対空装備の他に基地防空用対空誘導魔法弾を配備しよう。島の円周上に30か所程作るか」

 

 「うん……、うん、まあいいか」

 

 「空は……」

 

 「アルビー君! もう良いと思うよ、対空魔法弾を配備するなら空も大丈夫だよ」

 

 「うーん、わかったよ。でも偵察用に小型のドラゴン型ゴーレム君を10体ほど飛ばしておくよ」

 

 「まあ、その位なら……。ドラゴン型ゴーレムってなに?」

 

 

 マリアはなぜか疲れた表情で頭を抱えていた。

 まあ、防衛について熱心に意見を言ってもらえるのは嬉しい。

 少ない戦力で効率よく島を守ろうなんてさすが貴族の娘だな。

 

 『大分控えめにしたんだねぇ。アルビーの能力ならもっと堅牢にできると思ったけど』

 

 「俺もそう思うんだけどね、……まあ、でも実際に島に住むマリアとレティが快適に住めないとね。あまりやり過ぎるとリゾート島ではなく基地になってしまうからね」

 

 『あら、優しいのね』

 

 「俺はいつでも優しいが? 友好的でさえ有ってくれればね。それが例え……神でも」

 

 『……おーこわい、こわい』

 

 

 ちっ、レティめ。

 俺が死んだ理由を知ってるんだから茶化すなよ。

 身内に手を出す奴等に慈悲などかける訳がないだろう。

 

 さて……では作業を始めるか。

 しかし、あの賊ども、汎用とはいえ60体近くのゴーレム君を壊滅させるとは。

 

 いくら俺がゴーレムをほぼ無限に誕生させられるとは言え数の暴力で来られると少々厄介だ。

 殲滅できる戦力も必要であるが……そもそも上陸できない様に工夫が必要だな。

 

 

 ベレルメーゼン帝国のクソども。

 100年後でも俺の足を引っ張ったクソどもめ。

 この時間軸でも俺を邪魔するなら……容赦はしないからな。

 

 




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