元魔王は平和に暮らしたい -俺が殺したい程に必要ないなら勝手にしろ ただしスローライフを邪魔するなら絶対に許さん―   作:ヨシMAX

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第29話 俺、また仲間が増えるw

 

 

 はい、おはようございます。俺です。

 

 2大怪獣大戦争。

 怖かったですねー。

 ようやくそれも収まり機内は落ち着いております。

 

 俺も気絶から覚めて今はコンソメスープを飲んでいる、もちろん温かいのだ。

 いやあ、だって仕方ないじゃないの。

 

 上空1万5,000mから毎秒100mで落下してごらんよ。

 時速に直すと360キロだよ、なんだよ360キロってさ。

 えっ? お前800キロで飛べるって言ってたって?

 

 あのねぇ、水平に飛ぶんではなくて落ちてるんだぞ。

 1万5000m上空にいるのに2分半で墜落するとか怖すぎだろ。

 

 現在、白雪と白雪姉はまだ眠っているがミサイル一斉掃射でもほぼ無傷だった。

 ドラゴンってなに食ったらそんなに頑丈になる訳?

 さすがに薄汚れてしまってたのでマリアとアナスタシアに頼んで身体を拭いて着替えさせてもらった。

 ちなみにアナスタシアに暗闇魔法をかけられ、その一部始終は全く見られなかった。

 いや、見ないけどさ……。

 

 ただ、元魔王で対魔法防御のメチャクチャ高い俺になんであんなにアッサリ効果を出せる訳?

 

 

 「見ちゃダメ! って思ったらできたの」

 

 

 やはり天才少女がここにいたよ。

 

 攻撃時の衝撃や爆風による脳震盪だろうと思われるが一応、2人共に魔法で回復しておいた。

 俺の戦闘機軍団の割かし本気のミサイル攻撃で脳震盪か……。

 恐ろしいね。

 

 

 「あ、アルビー君。2人共、目を覚ましそうだよ」

 

 「お、そうか」

 

 「う、ううん。あ、アルビー様……」

 

 「派手に暴れたな、白雪。大丈夫か?」

 

 「あ、ああ……、申し訳……ございません」

 

 

 白雪は顔を真っ赤にして布団で顔を隠してしまった。

 おふっ、可愛いじゃねぇか。

 

 さて、もう一人、白雪姉だが……。

 とても気持ち良さそうにスヤスヤ眠っている。

 確かにまもなく目を覚ましそうだな。

 

 

 「うーん、良く寝た。あれ? 君は誰?」

 

 「俺はアルビーだ」

 

 「ああ、そうなんか」

 

 

 ……っ!

 おい、それだけか?!

 

 

 「お姉ちゃん! こんな所でなにしてんの?!」

 

 「おー、白雪。お姉ちゃん、白雪の事、探しに来たんやで。なんでも奴隷にされたそうやないか。急いで里から出て探してたんやで。会えて良かったわー」

 

 「なっ、だからっていきなり攻撃してくる事ないじゃない。危うく墜落して死ぬとこだったんだよ?」

 

 「えっ? だって白雪、この子にさらわれたんやろ? 今、倒すんで待っててな」

 

 「ちょっ!? 待って、お姉ちゃん。その人はダメッ!!」

 

 「ってな訳で……ちょっと付き合ってもろうていいか?」

 

 

 白雪姉はそう言って俺の目の前に立ちはだかった。

 身長は俺の目線辺りであったがさすがドラゴン、威圧感が凄いぞ。

 とは言え俺も元魔王なので威圧感では負けない自信がある。

 

 くらえっ! 魔王の覇気!!

 どーーーーん!!

 

 

 「わぁーーーー!! アルビー君、またなのかーい?!」

 

 「お姉ちゃーーん! 落ち着いてよーーっ!!」

 

 「アルビー……遊んでるの……」

 

 

 みんな俺の覇気を喰らって壁に張り付いている。

 楽しそうだなー。

 

 1分位経っただろうか。

 俺の覇気をこんなに受け続けて正気を保つなんてさすが史上最強種だな。

 ああ、みんなは壁に張り付いて遊んでいるけど恐慌にならない様に調整しているよ。

 俺が見た事もない怖い生物に見えているのは白雪姉だけだね。

 

 ……白雪姉が不意に威圧感を収めて俺に言った。

 

 

 「参った……。凄いな、自分。強すぎるやんか」

 

 

 冷や汗をダラダラ流しながら白雪姉が降参した。

 俺も魔王の覇気を止め、にっこりと笑って見せた。

 後から聞いたがアナに「アルビーの笑顔、凄い怖かったの」と言われた、なぜなのか。

 

 

 「凄いな、白雪! 最強の(つがい)やな♪ お姉ちゃん、羨ましいわ♡」

 

 「んっ?」

 

 「お姉ちゃん、何を言っているの?」

 

 「えっ? この子と戦って負けて番になったんやろ? 白龍族の女は強い男に従うんやしな」

 

 

 ふえっ?!

 

 ち、ち、ちが……。

 

 

 「そうなのよ、お姉ちゃん。だから落ち着いて」

 

 

 おまっ、何言ってんだ、白雪、こいつ!

 怖い、怖いから!

 後ろから殺し屋みたいな眼でマリアが見てるから。

 

 

 「じゃあ、私もこの子に従うわ。白雪が従うんなら自分、メッチャ強いいう事やんな。私も仲間に入れておくれ。そんで気が向いたら交……」

 

 「お姉ちゃんっ! ストーップ!!」

 

 「……相変わらず白雪は初心やんな。まだ捕まえ切ってないんか。そこの娘、そんな射殺す様な眼で見んでも迂闊な事はせえへんよ。ほれ、帝国に喧嘩売るんならお姉ちゃんも力になるで」

 

 「えっ? お姉ちゃん、里の守りは大丈夫なの?」

 

 「大丈夫やで。うちらの父ちゃんが数年ぶりに放浪から帰って来たんや。お母ちゃんにしめられてたからしばらくは里にいるはずや」

 

 「そう、父さんが……」

 

 

 うーん、会話の流れから白雪姉も仲間になってくれるみたいだな。

 ついて来てくれるならこんなに頼もしい事はない。

 ただ、マリアとアナスタシアは……。

 

 

 「どうせ最初、白雪はアルビー様に色目をつかったんやろ? 相変わらず小賢しい事をするんやな」

 

 「だって、仕方ない……じゃない。私一人じゃどうにも出来なかったんだから……」

 

 「えっ? じゃあ、白雪ちゃんのあの猛アプローチって……」

 

 「やっぱり演技だったの」

 

 「そ、そんな事! ……無い……かな……」

 

 

 ……なんか仲良くないか? 君達。

 速いな、君達、さっきまで一触即発だったじゃないか?!

 

 白雪が顔を真っ赤にして周りが暖かく見守っている。

 君等、ライバルになるから嫌なんじゃないの?

 あ、同じ志をもつ仲間な訳ね……失礼しました。

 

 

 「……と言う訳でよろしく頼むわ。あ、交尾するなら皆にバレへん様にしてな♡」

 

 「「「なっ?!」」」

 

 「私も仲間にいれるの」

 

 

 このお姉ちゃん、児童教育にあまり……むいてない。

 ちなみに名前は白星(しらほし)って言うんだってさ。

 

 白龍の里は最強と謳われた2人の父上が放浪の旅から帰って来たので守りについては問題ないそうだ。

 

 最強って……お母さんの方が強くない?

 マリアに聞いたら生温かい目で見られた。

 

 この後、白雪の距離感がまた近くなった気がした。

 よく分からんね。

 

 




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