元魔王は平和に暮らしたい -俺が殺したい程に必要ないなら勝手にしろ ただしスローライフを邪魔するなら絶対に許さん―   作:ヨシMAX

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第33話 俺の帝都攻撃作戦と不審な死

 はい、お久しぶりです。俺です。

 

 港町跡を飛び立った俺達は高度1万mの上空を順調に飛行中だ。

 俺は皆のケアを受けてちゃっかり立ち直りある人物と交信していた。

 

 んっ?

 通信機器なんて搭載してるのかって?

 いつから俺が機器を通して通信してると思った?

 

 レティとテレパシーで話してたんだ。

 仕方ないじゃんよー、あの女神、俺の脳に直接話しかけてくるんだからさー。

 

 

 (だからぁ、暇だからって話しかけてくるのってどうなの)

 

 『良いじゃないのさー、こっちは穏やかすぎてやる事が終わっちゃったんだからさー。んで? その前線基地で起きた揉め事ってなんだったのさ』

 

 (うん、詳しい事は分からないんだけど、なんか喧嘩? 揉め事があって港町から離脱した将軍が殺されたみたいだ。……で、独房に入れられた犯人も翌日冷たくなって死んでたんだ。どう思う?)

 

 

 飛空艇団を港町近くに停泊させ休息をとったあの日、何者かが魔法で俺達の映像を撮影した奴がいた。

 後から分かったがそれは港町に到着した20万の軍勢を率いる将軍であった事が分かった。

 

 えっ?

 なんでそんな事が分かるのかって?

 逆にDG君を1匹追跡させたからさ。

 DG君はステルス性能もあるんだぜ、凄いでしょ。

 

 

 『うーん、私は現地に居ないから何とも言えないけど揉め事で片付けるには事が大きいと思うね。将軍程の地位の人が犯人……普通の見張り兵にやられたんでしょう? 普通はすぐに帝都に連れられて処罰されるよね。それが一晩独房に留めおかれるのは……なにか問題が起きたのかな』

 

 

 まあまあ、俺と同じ見解で正直びっくりだ。

 駄女神にしては上々だ。

 

 

 (正直、驚いたよ。俺の考えとほぼ一致してるよ。そうだな、一介の見張り兵が将軍を殺害するなんて前代未聞だ。通常の軍隊ではありえないね。あるとすれば亡国の滅亡寸前の状態か、別に強力な黒幕がいるか……だな)

 

 『アルビィー、私の事アホだと思ってたんでしょー。私はこれでも天界では高位の女神なんだからね』

 

 (ああ、分かった、分かった、悪かったよ。……レティ、有難う。参考になった! 助かったよ)

 

 『それなら良かったよ。あ、アルビー、港町をメチャクチャにしてへこんでるってマリアに聞いたけど勘違いしてるよ。私も魔法を使ってたまに様子を見てたんだけどアルビー達が港町に到着する前に街民は疎開してたよ』

 

 (なんだって?!)

 

 『お! 珍しいねー。何でもありのアルビーがこんな事に気づかなかったなんてw ねぇねぇ、アルビー、マリアにチューしてもらった? 慰めのチュー♡』

 

 (……。あ! なんか呼んでる! レティ、残念だけどまたな。帝都に着いたらまた連絡する)

 

 『えぇー! 嘘つくなぁ、誰も呼んでないのは女神ちゃんにもわかるぞぉー。誤魔化さないで答……』

 

 ぶちっ

 

 あー、うるさい、うるさい。

 何がチューだよ。アホらしい。

 

 そもそもマリアが俺の為に身体を張って慰める必要なんてないだろうが。

 まあ、若干、戦力に響くからってなら納得いくけどな、……だよな。

 

 しかし、街民は疎開してたのか。

 どうりで兵士の遺体しかなかったわけだ。

 まあ、俺のやった事にあまり差は無いが……少しだけホッとしたな。

 戦争を職業にしていない民達を俺は殺さなかったという事だからな。

 要らん事をいう駄女神だがそこだけはお礼を言ってやろう。

 

 

 『ぷぷぷっ、私からマリアに言っておこうか? アルビーがチューしたい……』

 

 (っやかしいわー! 勝手に話しかけんなー!)

 

 

 こちらから繋いでないのに話せるとか呪いかよ、全く。

 

 

 「なにバタバタしてんのー? 少しは気がはれたのー?」

 

 「ああ、マリアか」

 

 「レティが頭の中に話しかけてきてさー。アルビーがなんかしてほしい事があるから声をかけてくれって言われたんだよね。私に何かできる事あるかなーって思ってきたんだけど」

 

 「あーっ!! マリア、帝都の様子が分かったので皆を集めてくれ。攻撃対象を説明する」

 

 「お、おお、分かったよー。元気出たみたいだね、良かったー」

 

 

 俺は前線基地とは別に帝都に索敵専用機を3機編隊で飛ばしておいた。

 前線基地と違い大まかな地形と人の配置を調べるだけでいいので索敵専用機で十分用が足りたのだ。

 

 あと、確信が無かったのでレティには言わなかったが前線基地の揉め事は少々厄介だ。

 まさか……あの宗教が関わってくるとは……。

 わざわざ出てくる理由が分からないし直接の実害が出ていないので……しばらく様子を見よう。

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 俺達は操縦室に集まり帝都の攻撃対象と役割分担について打ち合わせをした。

 

 

 「では兵士詰所はここに2つとここに3つ、あとここの2つで合計7か所、武器の倉庫と見張り台はこの位置ですね」

 

 「そうだな、白雪と白星は俺について皇帝を倒しに行く。マリアとアナは飛空艇の指揮を頼む」

 

 「むう、私もアルビーについて行きたかったの……」

 

 「すまんな、アナ。飛空艇を任せられるのはお前だけなのでな」

 

 「分かったの。危険は無いとは思うけど……充分気を付けるの……」

 

 「うん、攻撃対象は分かったよー。外は任せておいて」

 

 「よし、まもなく帝都の上空に着くので降下を始めるぞ。白雪、確認だが帝都に防空施設は3か所しかないんだよな」

 

 「はい、私が帝都を追われたのが1か月前なのでその間に増えていなければ間違いありません」

 

 

 よしっ! 行くか。

 

 

 




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