元魔王は平和に暮らしたい -俺が殺したい程に必要ないなら勝手にしろ ただしスローライフを邪魔するなら絶対に許さん―   作:ヨシMAX

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第36話 俺の帝国攻略戦 後編

 はい、こんにちは。俺です。

 

 俺が派手に城に攻撃を加えたのでわらわらと兵士がこちらにくるわくるわ、集まってくるわ。

 どこにこれだけの兵士がいるのかと笑ってしまう位に集まってきた。

 

 その数、およそ3,500人。

 先日の20万人は領地中から集めた兵であろう。

 だが、1つの拠点に詰めている兵士数としては異常に多い。

 明らかに待ち構えられていた。

 

 それに対する俺達は2人。

 湖で待機しているであろうマリア達も含めるても5人。

 ……まあ勝負にならんわな。

 

 だがいつから俺達が5人だと勘違いしていた?

 我が軍は5,005人に()()()

 えっ? 本当にいつも何を言っているのかって?

 

 だって増えたんだから仕方ないじゃん?

 みんな大好き戦闘用ゴーレム君5,000体が俺達の助っ人だ。

 これで数的でも上回ったし個々の能力も戦闘に特化したゴーレム君がおいそれと負ける事はない。

 そして俺はもう少し策を弄した。

 

 

 (マリア、マリア、聞こえるか?)

 

 (わぁ、びっくりした。アルビー君? 大丈夫なのかい?)

 

 (俺が攻撃してるんだ、問題ないぞ。まあでもダメ押しをしたいのでマリアに頼みがあるんだが……)

 

 (ん? 何だい? うん……うん……。)

 

 

☆★☆★☆★ 

 

 

 「貴様等、やる事は分かっているな?!」

 

 『ぐももぉぉぉおおおおおおおおお!!』

 

 「本日をもって貴様等はウジ虫を卒業する! 本日から貴様等はゴーレムである!」

 

 『ぐももぉぉぉおおおおおおおおお!!』

 

 「兄弟の絆に結ばれる貴様等のくたばるその日まで、どこにいようとゴーレムは貴様等の兄弟だ」

 

 『ぐももぉぉぉおおおおおおおおお!!』

 

 「多くは戦場へ向かう、ある者は二度と戻らない、だが肝に銘じておけ!」

 

 『ぐももぉぉぉおおおおおおおおお!!』

 

 「ゴーレムは死ぬ、死ぬ為に我々は存在する、だがゴーレムは永遠である!」

 

 『ぐももぉぉぉおおおおおおおおお!!』

 

 「つまり―――貴様等も永遠である!」 

 

 『ぐももぉぉぉああああああああああっ!!!』

 

 「とぉつげぁきぃぃぃぃぁぁぁあああっ!!」

 

 

 勇ましい戦闘用ゴーレム君(以下BG君(バトルゴーレム)とする)5,000体が城に侵入していく。

 ビーム兵器や爆弾、ミサイル等の装備は同士討ちや建物がもたなくなる恐れがあるので解除した。

 なので、武装は剣と盾と頑丈な本体の白兵戦闘用にしてある。

 ただ攪乱用に目から光線が出る様になってる、凄いでしょ。

 

 

 「アルビー? 毎回、気合注入は必要なの?」

 

 「ああ、こいつらは毎回ウジ虫から復活させてやらねばならん」

 

 「……ならしかたないの」

 

 

 俺達は空から来たので元々城外に展開して俺達を待ち構えていた騎士団が城内に戻ってくる。

 これって俺が本気でそーっと潜入すれば誰にも気づかれる事なく皇帝を暗殺出来たんじゃね?

 まあそう上手く行かずとも部屋までは潜入できたかもな。

 

 まあ、国内外に帝国は俺に喧嘩を売ったので酷い目にあったという事を知らせなきゃならん。

 反抗してくるならば千切っては投げ、千切っては投げ……徹底的に殲滅するのだ。

 

 そうだな……。

 屋外ならばBG君1体に騎士数人で対応できるかもしれないなー(棒)。

 まあ、実際は城外から転進して戻ってきた部隊はBG軍団の鬼連携に全く歯が立たずに倒されているw

 

 このアルビー軍曹がそんなくだらない失敗をするものか。

 おおよそ普通の兵士がもつ戦闘技術や知識、連携や戦術は全てプログラムしてある。

 その上、一太刀切り結べばそのデータは蓄積されその兵士の攻撃傾向やクセ等も一瞬で見破る。

 BG君5,000体を相手にするのは俺でも多少の骨が折れる。

 

 これだけの戦力を倒すには……うーん、大出力の魔法で一気に吹き飛ばすしかないね。

 でも対魔法防御もそれなりに施してあるから俺位に頭のおかしいレベルの魔法の使い手じゃないと厳しいかもね。

 

 んっ?

 フルプレート着用の重戦士が出てきたが……果たしてそれで通用するかぁ?

 相対するBG君の目がカッと光り、剣は青白い光を纏う。

 ……逃げた方が良いと思うけどなぁ。

 

 

 ずがぁん!!

 

 

 ほら、言わんこっちゃない。

 重戦士は脳天から真っ二つにされ倒された。

 

 一刀両断し返り血を浴びたBG君はブルブル震えだし奇声を上げて敵軍に突撃しだした。

 あ、やべ、狂戦士(バーサーカー)モードになったw

 

 あーなるとこちらか相手が全滅しない限り止まらない。

 どうしようかなー、多分、皇帝も切り捨てちゃうなー。

 

 そんな事を考えていると他のBG君達もブルブルと震えだし目を光らせ奇声を上げて突撃を敢行した。

 

 ……まあ、いいか。

 

 面倒だしね。

 散々、俺の邪魔をして剰え俺さえも捕らえて自分の利益の為にこき使おうと思ってた奴等だ。

 身の程を知って頂く必要があるだろう。

 

 ただ文官や女性や子供がいたら捕まえて1か所に集める様に指示を出しておく。

 制圧した後の城の維持や政務の補佐をしてもらわないといかんからな。

 

 そんなこんなでBG君の戦闘を見守る事……30分。

 次々と文官や女性&子供がBG君に担がれて出てくる。

 

 もはやこの辺りで戦闘の音は聞こえず主戦場は城門を越え居館に及んでいる。

 

 

 (アルビーくーん、指示通りに爆撃機10機を帝都の上に持ってきたよー)

 

 (おー、サンキュー。そのまま指揮機で降りてこい。もう大丈夫のはずだ)

 

 (もう沈黙させたのかい。相変わらずだねー、分かったよ)

 

 

 念の為にマリアに爆撃機を指揮してもらい上空に連れてきてもらったけど……必要なかったな。

 もうそろそろ戦闘も終わるだろう。

 

 あ、仕方ないから皇帝の親族は助命して連れてくる様にするか。

 皇帝、てめえはダメだ。俺を怒らせたからな。

 

 

 ぼかーーーーん!!

 

 

 ……あれ?

 城の居館の方で何か爆発音が……。

 

 

 ずがぁあああああああーーーーん!

 どばぁあああああああーーーーん!

 ぐわぁばぁぁぁあああーーーーん!

 

 

 あれ? あれ?

 確か爆発物は搭載してないはずなんだけど……。

 ……あ、目から怪光線出しとる。

 

 ……。

 でも、でもそんなに威力が出るはずは……。

 ……あ、リミットかけるの忘れた。

 

 次の瞬間、居館の窓が大きく光ると建物全部が吹き飛んだ。

 ……皇帝と親族は……。

 

 こうして俺はアナスタシア以外に酷く呆れられる事となった。

 




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お昼休みのお供に「元平」をどうぞ ^^) _旦~~
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