元魔王は平和に暮らしたい -俺が殺したい程に必要ないなら勝手にしろ ただしスローライフを邪魔するなら絶対に許さん―   作:ヨシMAX

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第6章 元魔王、国を再建します
第40話 俺とみんなの帝都復興生活


 はい、おはようございます。俺です。

 

 俺達は帝都のダンジョンで高価な鉱石やクリスタルを運び出す事に成功したぞ。

 出てくる時に少しだけ悲しい出来事があったけど成功したんだ。

 ……ちょっと喉が痛い、風邪かな?

 簀巻きにしても良いけど屋内で吊るしてほしいぞ。

 

 

 「アルビー様、帝都のギルドを通して持ち帰ってきたクリスタルの鑑定と鉱物の精製を頼めそうな業者様が見つかりました。その後、ギルドにて買取価格を算出してもらいます」

 

 

 やはり白雪は事務処理能力が高い。

 秘書としての能力も極めて高いと言えるだろう。

 エイミーを髣髴とさせるので少し辛い部分もあるが帝都の復興には必要不可欠な人材だ。

 

 

 「アルビー君、帝都の為に働きたいという人を白星ちゃんと選抜して来たよ。50人で良いんだよね」

 

 「まあまあ良い人材見つけてきたでー」

 

 

 マリアと白星は何気に統率力が高く沢山の人間を率いるのが上手い。

 この短期間で凄い応募数があった人材募集でアッと言う間に数を50人に絞ってくれた。

 

 

 そしてダンジョン内で知り合ったもう一人の龍人族。

 フェルメイルであるが帝都の新しい城を建てる指揮をしてくれている。

 古代種エンシェントでしかも金龍ゴールドドラゴンである彼女だが気さくな性格で現場でも馴染んでる。

 

 

 「あ、アルビーさん。城の方ですが、そうっすねぇ、1か月ってところっスかね」

 

 

 メチャクチャ速くないか?

 大丈夫か? 欠陥住宅じゃないよね?

 

 

 「アルビーさん。今、失礼な事を考えなかったっすか? 私の魔力を所々に織り交ぜれば本来時間のかかる手順だとしても時短できるんすよねー」

 

 「速くてしっかりとした建物が出来るのなら願ったり叶ったりだ。引き続き頼む」

 

 

 内装や家具もどんどん出来上がっていっている。

 帝都の職人の腕前、すげいな。

 

 んっ?

 俺が魔法か錬金術で建物や家具を作れば良いじゃないかって?

 それは悪くない案だ。

 

 ――だが、目立つやんけ。

 一晩か二晩でそんなものが建とうものなら凄く目立つのだ。

 それは避けたいので俺の能力を使うのは今回は限定的だ。

 そもそも今回は帝都臣民が活躍せねばいけないのだ。

 

 

 最後に――みんなのマスコット――アナスタシアは俺について回っている。

 可愛いので全く問題はない。

 

 寧ろ一人で歩かせると、先々でオヤツや飲み物を貰ってくるので管理が大変だ。

 ダークエルフの美少女の食生活や健康管理をする事になるとは思わなかったね。

 

 

 そんなこんなで財政管理や人材登用、土木建築について目途が立ってしまった。

 俺のやる事と言えばアナスタシアと帝都を見て回る事。

 

 俺が破壊したのは城だけなので城下町はほぼほぼ、無事だった。

 ――とは言え、俺さん襲撃時に帝国の騎士達が右往左往したので若干の荒れようは見て取れた。

 

 まあ、そこもフェルメイルがまとめて指揮をしているので割り込む必要はない。

 

 俺とアナスタシアが見て回ったのは正に帝都の人々が生活している城下町だ。

 なんの為にだって?

 

 

 そりゃ君達、帝都臣民を味方につける為さぁ――っ!

 

 

 街中でアナスタシアを連れて散歩をしてると人々が気さくに話しかけてくれる。

 俺が元魔王である事も帝都に皇帝を倒しに来た事も彼等には関係ない事の様だ。

 

 その内容は様々で帝国は税金が高い、食料の備蓄が少ない、病院が少ない、働く場所がない、働き手がいない、公共施設の設備が古い、城勤めの騎士や文官は贅沢三昧……、……。

 

 これらはほんの一部だぞ。

 まだまだ臣民達の怒りは根深いものがあったのだ。

 

 そこで俺は頭を捻った。

 臣民からの陳述には明らかに矛盾する内容があったからだ。

 これは相当酷い政治――政治と言うのも憚られるが――をしてきたんだな。

 帝都の民の為には何もせず私腹を肥やし自分達の利権のみを守る仕組みを作るのに必死で、それを指摘されると見苦しい言い訳をする。

 

 もちろん学校はあるが俺からみると決して教育レベルは高くない。

 皇帝が治める歴史ある帝国なのに……だ。

 

 要は教育自体を捻じ曲げて帝国に忠実な臣民を作り上げる仕組みだ。

 ダメだ、こいつ等、腐ってやがる。

 そう思ったね、俺は。

 

 なので同じ轍を踏まない様に街から帰った後にマリア達が選抜した50人の経歴を見てみたんだ。

 腐った輩を2度と再び俺の前に出さない様にチェックする為にね。

 不幸にも手が滑って分子レベルに分解しちゃうかもしれないだろう。

 

 

 だが……。

 いやあ、感心したよ、俺は。

 選抜された50人は他のクソの様な騎士や文官達と違い圧倒的多数派である彼等の差別やいじめ等に負けず迫害されながらも細々と正しい政治を()()()()()()

 

 目指していた――と言うのはまだ過程と言う事であるが俺はそれを評価したい。

 それにそんな人材にチャンスを与え共に頑張ろうと考えたマリア達も同様だ。

 等しく努力する人達を俺は評価したい。

 

 思考停止で強欲の為だけに悪事を繰り返してきた奴らは不幸になったねぇ。

 マリア達は家財等含む全財産を没収し奴隷紋を施して放逐した様だ。

 主無しの奴隷紋持ちは皆、不幸な結末を迎える事が多いんだよねぇ。 

 

 

 マリアと白星、なかなかやる。

 後は俺がやっておくよ。

 

 みんな、俺が元魔王だって覚えてる?

 その放逐された奴らは皆、帝国を去った後に不幸な事故にあって亡くなったよ。

 

 

 事故なのでその時の現場の状況は酷かったってさ。

 自業自得な気もするけど……クソな奴ら全員が事故るなんて。

 ……不思議な話だね。

 




ここまで読んでくださり有難うございます。
帝都臣民の気持ちは意外と皆様、よくわかるかも知れませんね。
何がとは言いませんが……腐ってますからねw

よろしければ評価いただけると中の人が喜びます(^o^)丿
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