元魔王は平和に暮らしたい -俺が殺したい程に必要ないなら勝手にしろ ただしスローライフを邪魔するなら絶対に許さん―   作:ヨシMAX

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PVが伸びるとモチベ爆上がりです。


第45話 俺、皇帝になっても良いですか?

 

 

 はい、おはようございます。俺です。

 

 帝都に移住してきて1週間が過ぎた。

 帝都国民もすっかり落ち着き街も平穏を取り戻していた。

 元々、街への被害を出さない為に城のみを集中攻撃したから復興も順調だった。

 

 元魔王とは言え帝国の皇帝をあっさりと倒してしまった訳で帝国民に対して国葬でもやるかと提案したのだが却下されてしまった。

 どこまでも国民に慕われていない皇帝とその一族だったに違いない。

 

 白雪に聞いた限りでも城の関係者が禄でもない奴が多かったのが分かるが……。

 ここまでだと少し同情を禁じ得ない所でもあった。

 

 そんな事を考えて過ごしていたある日――。

 

 

 「えっ? 俺が皇帝にだと?!」

 

 「そうなのです。今朝、帝国の国民評議会の代表という者がこちらに来ましてこの国を治めてほしいと」

 

 

 白雪がとんでもない提案を俺の所に持ってきた。

 

 

 「おいおいおい、落ち着けよ、帝国民達」

 

 「えーっ! アルビー君、皇帝になるのぉー? 凄いじゃん」

 

 「まてまて、マリア。俺はまだ18歳の若造だぞ。皇帝なんて冗談でも無理だ」

 

 『良いんじゃないのぉ、この世界じゃ15歳で後を継いだ国王の記録だってあるみたいよ?』

 

 「やめろ、レティ。俺は今生では頑張らないと決めたんだ」

 

 「でも、アルビー様、帝国に皇帝不在だと政治の空白にならへんか?」

 

 「んーっ。白龍姉妹とフェルメイルが……やればいいんじゃない?」

 

 「そんなっ! アルビー様は私をお見捨てになるのですか?」

 

 「わぁー、白雪を散々弄んでおいて捨てるなんて、お姉ちゃん、ドン引きやわー」

 

 「アルビーさぁん、ここまで帝国をゴチャゴチャにしておいてそれはないんじゃないっすか?」

 

 

 なんだ、なんだ?

 寄って集って俺をまた偉い人にしたいのか?

 勘弁してくれよぉ~、もう働きたくないでござる。

 

 俺の新しい人生は運命に翻弄されようとしていた。

 

 えっ?

 自業自得だろうって?!

 冷たいなぁー。

 

 一般な善良な一人の魔族が皇帝にされようとしてるんだぞ。

 どうにかしても逃れようとするのは当然の流れじゃないのかぃ……。

 

 

 頭を抱える俺の元に神殿から大神官の使いが来るのはそれからすぐの事だった。

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 逃げ場を失ってしまった。

 

 どうしてこうなった……。

 俺は皇帝の魔の手から自らを守ろうとしただけなのに。

 

 だー!! もう知らんぞっ!

 みんな、楽しようなんて絶対に許さないからな。

 全員、城の隣の仮設小屋に集まれぇ――っ!

 

 

 「なになに、アルビー君、どうしたのさ?」

 

 

 マリアを始めみんなが俺の集合の号令に集まってきた。

 のんきな雰囲気を出しやがって……、今に見とけ。

 

 

 「みんなの言う事は分かった。暫定で良ければ俺は皇帝になる」

 

 「アルビー様! ようやく決心頂けたのですね♪ では私が皇后、皆様は側室と言う事でよろしくお願いしますね」

 

 

 ……。

 俺は墓穴を掘ったのか?

 みんなを大臣級の役職に就けて馬車馬の様に働かせようとした俺の目論見は白雪のたった一言で霧散してしまった。

 

 

 えっ? えっ?

 みんな、何で何も言わないの?

 みんな、俺の奥さんになってくれるの?

 

 いやいや、違う、違う、そうじゃない。

 みんな側室で良いの?

 

 んーっ、これもなんか違うかな。

 

 

 「えーとね、アルビー君。元々奴隷から解放してくれた皆は最初からそのつもりだったらしいよ。……で、島から帝都にみんなが移った夜に私やレティに相談があったんだよ」

 

 

 相談があったって……。

 なんで俺はそれに除かれてるわけさ。

 俺が一番苦労する張本人なんですけどぉ。

 

 

 「ごめんよ、アルビー君。私もサンレイム島から出る時点で君とは運命共同体だと思ってたからさ。みんなと一生、平和に過ごせるならそれも良いかなって」

 

 「あ、アルビー様、暫定とか言うとったけど他に皇帝になる人物なんておらへんから生涯、皇帝やで。一緒に跡継ぎ、つくろーな―♡」

 

 「あ、お姉ちゃんっ! またそんな抜け駆けして!」

 

 「「私達は二人一緒で良いよ」」

 

 

 うむむ、ミツキとハツキは何を言っているのかな?

 

 

 「私は体力あるから大変かもしれないっすね~」

 

 

 ぼく、まおう、18歳だから何言ってるのかわからない。

 

 

 「私は~アナスタシアちゃんと一緒がいいですぅ~」

 

 

 おい、まて、アナスタシアも対象なのか?!

 まだ、彼女は6歳だぞ?!

 

 

 「大丈夫、アルビー。私、白星から毎晩学んでるから……」

 

 

 よし、白星、お前は説教。

 

 

 「……と言う訳だから、アルビー君。帝国と合わせて末永くよろしくね」

 

 

 うん、可愛い。

 白龍姉妹は両方奇麗でミツキとハツキは妹の様にキュートだ。

 チュルカはペットの可愛さで、フェルメイルは気さくで話しやすい。

 アナは……げふん、げふん。

 

 結局、俺は皆を集合させて結束を固めてしまった。

 ちなみに皆、帝国の運用もサポートしてくれるそうだ。

 普通、皇帝の正室と側室は政治には口を出さないのが基本であるが俺の仲間達は優秀なのでサポートさせない方が帝国の為にならないと思ったのだ。

 

 

 俺、帝国の皇帝になって国を治めようとしたら8人の嫁が出来ました。

 ちなみにレティは入ってない。

 当然、女神だからだし跡継ぎ作ったら天界と魔界で戦争になりかねないからね。

 

 さて、彼女に任せた公衆浴場はどうなったかなー。

 




ここまで読んでくださり有難うございます。
アルビー君の嫁問題に1話使ってしまいました。
あ、俺達の物語はこれからだ! じゃないですよ。
この先も構想はありますw

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