【僕のヒーローアカデミア】志村転弧ヒーロールート トロフィー【IF..】獲得チャート 作:ぃぃぃぃん
空は重たく曇り、報道ヘリのプロペラ音だけが虚空に響いていた。電波を通じて全国へと映し出されるのは、もはや瓦礫と化した市街地と、膝を付く幾人ものプロヒーローの姿だった。
「速報です!!……現在、戦闘区域は未曾有の混乱状態に陥っています!平和の象徴オールマイトの痩せ細った姿が……!」
レポーターの声が震え、カメラの映像が激しく揺れる。だが視聴者の目を捉えて離さなかったのは、血を流しながら倒れているテンコの姿だった。
テレビの画面越しに、それを見ていた者たちがいた。
レディ・ナガン──かつて公安の手先だった狙撃ヒーロー、今はその肩書を捨てた火伊那は、目を見開いてテレビ画面を見つめていた。彼女の隣には、まだ幼い少女・エリが不安そうにしがみついている。
「お、お兄ちゃん……?お兄ちゃんッ!!やだぁッ!」
エリの震える声に、火伊那は歯を食いしばった。
「くそ……なんたって……あんな場面映した…!」
オール・フォー・ワンの口元が、卑劣な笑みを湛えて動いた。
『君は産まれるべきではなかった!』
その言葉が、画面越しに、世界中へと広がっていった。
──だが。
「うるせえ!!!」
轟音のような声が戦場の一角から響いた。
「世界の誰も望まなくても、
叫んだのはスピナーだった。倒れている転弧を見て、血走った目で叫んでいた。足元を震わせながら、一歩、また一歩と、倒れた彼の元へ向かおうとする。
「アイツだから……アイツだったから、俺たちはここまで来られたんだ!!テメェの都合で物言ってんじゃねぇよ!!!」
憤りと悲しみと、焦燥が混ざった声だった。スピナーの叫びに反応するように、トゥワイスとコンプレスが走り出す。
「行こうぜ!!あいつを見捨てるわけにいかねぇ!!速くしろ!!」
「たりめぇだ!……アイツにゃまだ、マジック全部見せてねぇのよ!!」
瓦礫を飛び越え、地面を蹴り、三人が転弧のもとへ向かう。しかし、距離は遠く、遮るものは多い。
途中、ミルコが合流するも、立ち止まり、苦々しく唇を噛んだ。
「くそッ……!遠いっ!」
その時──
「お困りのようね!」
野太い声とともに、崩れたビルの影から現れたのは、巨大な磁石の鈍器を背負い、サングラスをかけたオカマの敵・マグネだった。
「お前…!マグネか!?」
スピナーが驚愕とともに名を呼ぶ。かつて彼と転弧が捕らえたはずのヴィラン。だが、彼女はにっこりと笑った。
「恩返しに来たのよ。私の個性なら届くわ!誰か、壁になってちょうだい!」
「俺がやる!やってやるぜ!」
叫んだのは、トゥワイスだった。彼の表情は真剣そのものだった。
「……あいつには拾ってもらった恩がある!今ここで返さねえで、いつ返すんだ!!」
腕を広げたトゥワイスが、自身を次々と複製する。その姿が増え続け、まるで黒い波のように地面を覆っていく。
無限増殖
「やるぜ!!俺たち!!壁は任せろ!!」
「「「「そうだぜ!!」」」」
無数のトゥワイスが連なって巨大な壁となる。その先に、マグネが狙いを定める。
「いくわよ……!反発破局夜逃げ砲!!!」
磁力の奔流がスピナーの体を包み込み、一気に空中へと射出した。まるで彗星のような勢いで、彼は転弧の元へと飛翔する。
地上で見守るトゥワイスとコンプレスが、その背に叫ぶ。
「頼んだぞ、スピナー!!!」
「……アイツのことは任せた!!すぐに向かう!」
飛翔の途中、スピナーは思った。
(俺たちは、ただの駒じゃねえ。誰かの都合で生まれて、消えてくもんかよ。転弧……お前がどんなに傷ついても、俺は──)
「俺は、お前を見捨てねぇ!!!」
瓦礫の中、血を流し意識を失った志村転弧のすぐ上に、スピナーの影が差し込んだ──。
大型スクリーンに映し出される、今まさに光に包まれている青年の姿。
血に染まったシャツ。傷だらけの顔に、安らかな表情をしたテンコ。
その姿を、大通りに集まった群衆が無言で見つめていた。誰もが、息を呑んで。
その沈黙をふいに破ったのは、背の高い一人の男性だった。
「……俺、アイツ知ってる!!」
振り返った男は、興奮したように両手を広げて叫んだ。
「テンコだ!!2年くらい前、怪盗捕まえてた!!上野で、たまたま見てたんだよ!!そっからずっとファンなんだ!!」
その声に、周囲がざわついた。
「マジで!?」
「テンコ…?誰だソイツ。……でも、今それどころじゃねぇか。」
男は目を潤ませて叫んだ。声が掠れている。
「なぁ、起きろよ!!オールマイトがやべぇんだ!!やれそうなのお前しかいねぇ!頼むよ!頑張れって!!なぁ、オイ!!」
その声に呼応するように、別の若い女性が叫ぶ。
「そうよ……!」
さらに続く。
「頑張れ!!ヒーロー!!」
「テンコー!!頼んだぞ!!」
都市の雑踏に、次々と彼を呼ぶ声が響き始める。誰もが画面を見上げ、無意識に拳を握っていた。人々はもう「ただの視聴者」ではなかった。彼の“目撃者”になった。
──同時刻、山梨県の某警察署。
休憩室の片隅に設置された小さなテレビ。けれど、署員たちは誰もがその前に集まり、食い入るように画面を見ていた。
そこに映るのは、自分たちがかつて共に戦った青年。志村転弧。
2年前のマグネ捕獲や、モール内での人質救出。無差別脅迫犯への対応。彼は、グラントリノを通じて、幾度も彼らと連携し、命懸けで現場に立っていた。
「志村ァ!頑張れぇ!」
「死ぬには早えだろぉが!!」
「頼む!一泡吹かせてやれ!!」
「テンコォ!起きろやぁ!!」
拳を握り、唇を噛み、男たちは叫んだ。
この年若き青年こそ──“本物のヒーロー”だと、誰よりも現場で知っていたから。
──そのまた別の場所。プロヒーロー『テンコ』事務所の一室。
テレビの中の喧騒を見つめていたのは、小さな少女・エリ。
隣には、彼女を見守ってくれている火伊那。
けれど、いま彼女の視線は、傷だらけの“兄”から離れなかった。
震える手で、テレビに向かって手を伸ばす。
「……がんばれ……。」
その声はとても小さかった。けれど、次第に涙を溜めながら、声を強めていく。
「がんばれっ……お兄ちゃん……!がんばってぇ!!」
火伊那がそっと背中に手を当てる。
(……この子は、お前を応援してるぞ、転弧。)
「……お兄ちゃん!!私の……わたしのヒーロー!!起きてよぉ!!」
その叫びが、画面を通じて、まるで彼に届くかのように──
人々の声が、都市に、山間に、そして空にまで響いていた。
誰もが、ただ一人の名を呼んでいた。
志村転弧──崩壊ヒーロー・テンコ。
彼を、皆が待っている。彼の再起を、日本中が願っていた。
瓦礫の匂いが消えた。轟音も、焼け焦げた鉄の軋みも、血の味もない。
──気がつけば、転弧は、一軒家に立っていた。忘れようとしても忘れられなかった、あの家。志村家だった。
「……ここは……?」
転弧は呟く。瓦礫の下にいたはずの体が軽い。傷もない。服も破れていない。心だけがここにある。そんな感覚だった。
その時──
「いたぁッ!」
無邪気な声が響いた。振り返ると、あの姿が目に入った。よく知る顔──いや、忘れようとしていた、笑顔。
「華ちゃん……?」
幼い頃の姉が走ってきて、転弧の腰にしがみつく。
「やっと来た!ずぅーっと待ってたんだよ!」
「……なんで……?」
呆然としたまま立ち尽くす転弧の前に、4人の人影が現れた。
母の志村直、静かな祖母・祖父、そして──父・志村弧太郎。
誰もが、あの時のままだ。母は髪を下ろして、優しく微笑んでいた。祖母と祖父は少し不安そうな表情をしていた。そして、父は……相変わらず固い顔で、腕を組んでいた。
転弧は、眉をひそめる。
「なんだよ……ずいぶん賑やかなお出迎えだな。ここ、地獄か?」
そう皮肉を飛ばすが、心は妙に静かだった。
父がゆっくりと前に出てくる。
「違う。ここはあの世とこの世の、境目だ。お前はまだこっちに来るべきじゃない。」
「は……?」
厳格に言い返したその横で、華が口を尖らせる。
「もー、お父さんったら!転弧のこと、こっちに来てからずーっと気にしてたくせに!!」
「華!」
慌てたように叱る父だったが、その顔はどこか、いつもの険しさを崩していた。
転弧は、信じられないようにそのやり取りを見ていた。家族の中で、憧れのヒーローを否定した父のそんな姿。生前は見たことがなかった。
──そのとき、ふと、耳に何かが届く。
声だ。
『……転弧!おい!!聞こえるか!起きろバカヤロー!!』
『……起きろ!目ぇ覚ませ!!』
『……まだ終わってねェぞ!』
『私との約束、破るんじゃねえよ!』
聞こえた気がした。声は小さいが、確かに届いていた。あれは……秀一、圧紘、仁…ルミ…頼れる仲間の声だ。
直が近づき、そっと手を取る。
「聞こえた?」
優しい笑みで、母が言う。
「一つだけじゃ小さいけどね。たくさん集まれば、ちゃんと届くのよ。……『あなたは、生まれてきてよかった』って。」
「…………ッ!」
言葉が出なかった。そう言われたのは、いつだったろうか。
「お母さんも、そう思ってる。……ありがとう、生まれてきてくれて。あの男の人が言ってたことなんか、信じてちゃ駄目よ?」
そう言って、母が手を握る。途端、体が温まったように感じた。
「だから、行きなさい。転弧。あなたの声を、あなたの命を、待ってる人がいるの。あなたを愛してくれる人もいる。」
転弧は、迷うように家族を見渡した。祖父母は涙を浮かべて微笑み、華は両手を振っている。
そして、父に向き直った。
「……アンタが嫌いだったよ。多分、これからも変わんねぇ。」
父は表情を動かさない。ただ、黙って聞いている。
「でも……少しだけ、考えが変わった気がする。俺は……唯、肯定されたかったんだ。自分の夢を。」
「そうか……転弧。………ごめんなぁ……!……許してほしいなんて思わない……本当に済まない…!!」
言葉を探すより先に、全身が光に包まれていく。光の粒が皮膚から立ち上り、次第に意識が戻っていく。
母の声が最後に聞こえた。
『行きなさい、転弧。あなたは、もう一人じゃない。』
次の瞬間、志村転弧の瞼が、ゆっくりと開かれた。
──まばゆい光がすっと引いて、代わりに肌を撫でる生ぬるい風の感触があった。
志村転弧はゆっくりと目を開けた。
視界にまず飛び込んできたのは、薄曇りの空と、瓦礫の山。その先に、見覚えのある輪郭。
「……秀一。」
呼びかけると、目の前にいた彼は目を大きく見開き、その後すぐに目尻を潤ませた。
「転弧……お前、起きたのか……!」
「状況はどうなった?」
まだぼんやりとする頭でそう尋ねると、スピナーは肩を上下させながら言葉を吐き出した。
「オールマイトがヤベェ!押されてる!ってか、転弧、お前……!」
彼は思わず口を押さえた。
「なんか……傷、塞がってねぇか……!?」
転弧は自分の身体を見る。確かに、さっきまで貫かれていた傷は、塞がっていた。血の跡はある。だが、致命傷は存在していない。
「マジか……マジだ!どうなってんだ!?なぁ、
スピナーの叫びに、近くで見守っていたコンプレスとトゥワイスが反応する。
「え、ウソだろ!?」
「ホントに生き返ったの!?え、これ夢?夢じゃないよね!?俺たち現実見てるよな!?」
トゥワイスがわけのわからないテンションで騒ぎ出し、コンプレスも近寄ってくる。
「……どうやら、本当に奇跡は起こるらしいな。」
けれどその中で、転弧だけは静かだった。そのまま、音もなく駆け出した。
「転弧!?おい、どこ行くんだよ!」
「
短く返し、彼は走る。視線は遥か向こう、戦場の中心へと向けられていた。
その時だった。
空から崩れ落ちてきた巨大な瓦礫。それはまっすぐ、彼の頭上に迫る。
誰かが叫ぼうとしたその瞬間──
転弧は足を止めずに、右手をかざした。
細かい粒子が舞い、消えていく。
「なっ……!?」
それを見て、スピナーたちは絶句した。
「今……触れてもなかった、よな……?」
「おいおい!この土壇場で個性が進化した!?ええ!?」
「……あれは多分、覚醒だ。」
コンプレスがぼそりと呟いた。ミルコが続けて口を開く。
「崩壊が……五指で触れずに発動してる。しかも、任意で。意識的に抑制も、拡張もしてやがる。」
「じ、じゃあさっきの傷が治ったのは…?」
「私は知らね!マジック野郎!お前分かるか?」
「ごめん、おじさんもアレは知らねェ。」
彼らの背後で風が吹き抜ける。
崩壊の粒子を引き連れて、志村転弧は一直線に戦場へと駆けていった。
その姿は、誰の目にもはっきりと、“ヒーロー”に映っていた。
暗雲が垂れ込める戦場。
オールマイトを圧倒する
地面に立ち、傷ひとつない姿の転弧を見た彼は、瞬時に判断する。
「自分から来るとはね、志村転弧。」
その声には皮肉が混じっていた。
「でも、君はすぐに死ぬ。」
右手を掲げ、複数の個性を同時に発動する。
「『切断』+『鋲突』。」
刹那、見えない刃が転弧の右手の指を断ち切り、同時に無数の鋭い杭が体を貫く。血が散り、転弧の体が仰け反る。
「これで終わりだよ。君は──」
そこまで言った時、オール・フォー・ワンは異変を感知した。彼は視覚が機能していない。
それを補うため音を拾う個性などを集めていた故に、彼は赤外線感知で穴が空いた身体が塞がっていく事に気が付いた。
「…!?ば、馬鹿な…!!傷が…消えていく…!?一体何故!?」
先ほど切断されたはずの指が、僅か数秒で元通りに戻る。
全身に空いたはずの穴も、蒸発するように塞がっていく。
「どういうことだ……?そんなはずは──君のソレは……!」
オール・フォー・ワンの声に困惑と恐怖が混じる。
転弧は言葉を返さない。ただ、一歩、裸足のまま地面に足を踏み出す。
「……!」
その瞬間、音もなく、地面に細かなヒビが走った。
「しまっ……!」
オール・フォー・ワンが反応するより早く、転弧の右手の指が地面に触れた。
崩壊が始まる。指一本だけで触れたにも関わらず、その影響は瞬時に周囲数十メートルにまで及んだ。
アスファルトが砕け、ビルの基礎が軋む。ヒビはまるで生き物のように、選択された経路を進み、的確にオール・フォー・ワンの足元へと迫ってくる。
「ッ……何故だ!?『崩壊』の制御範囲が……広すぎる!!」
志村転弧──彼の1つ目の個性『崩壊』。以前は五本の指で接触しなければ発動しなかったが、今は一本で十分。しかも、範囲も任意にコントロール可能になっていた。
──そして、転弧の肉体が、完全に再生している。
彼の2つ目の個性──『再生』。
かつてAFOに奪われた個性が、彼の元へ帰ってきたのだ。
その原因は、エリの巻き戻し。
彼女の力によって、転弧の体は“個性を奪われる前”の状態にまで戻されていた。
ただし『再生』には、
つまり、転弧の“死に瀕した”状況が、個性を完全に彼に戻したのだ。
その存在は、崩壊のコピー元の治崎廻──オーバーホールのように完全な“破壊と再生”の二面性を持っていた。
それに気づいた時、AFOは背中に汗が伝うのを感じた。
「このままでは……!」
全身の筋肉を強化し、跳躍しようとした瞬間──
「遅い。」
低く、しかし明瞭な声。
転弧の右手が地面から離れた瞬間、ヒビの網が地面を駆け抜け、オール・フォー・ワンの真下へ到達した。
地面が盛大に隆起し、爆発的な粉塵と共にAFOの足場が崩壊する。
「ぐっ……!」
身体能力強化で一気に後退するが、瓦礫の破片が彼の肩を裂く。
「まさか……ここまでの脅威になるとはね……!」
苦悶するAFOをよそに、転弧はすでに次の一歩を踏み出していた。
「俺は……もう壊すだけじゃねぇ。」
その声には、確かな意志があった。
焦げた風が吹きすさぶ瓦礫の戦場。そこに立つ志村転弧の身体には、数え切れぬほどの傷が刻まれていた。しかしその全てが、瞬く間にふさがっていく。
「馬鹿な……!なぜだ……!『切断』に『鋲突』……確実に致命傷を与えたはず……!」
AFOの口元が引きつる。だが、転弧の瞳にはもはや迷いはなかった。裸足の足先からは、『崩壊』が音もなく伝播していく。
地面が波打ち、空気が揺らぎ、空中に跳ねる砂塵。AFOは即座に飛び退く。だがその時、背後から近づいていたミルコが跳びかかる。
「取ったぁッ!!」
転弧の身体を脇に抱え、着地の瞬間、逆方向からコンプレスが現れる。その右手には圧縮されたスピナー、トゥワイスの姿があった。
「遅れて悪かったなァ!持ってきたぜぇ、仲間たちをよォ!!」
「クソ……ッ!」
AFOが叫ぶ。だが、彼が個性を組み合わせて放とうとしたまさにその瞬間──
「悪ィ!オールマイト!後頼んだ!!」
その声が、転弧の口から飛び出した。
ミルコが跳躍し、コンプレスが煙幕のように砂塵を撒き、転弧たちを連れ去る。そのわずかな一瞬。
AFOが前を向くと、そこには。
──
ボロボロになったスーツ。
震える拳。
それでもなお立ち続ける、あの象徴。
「ここで……止める!!」
オールマイト。
(彼が稼いでくれたこの時間を……無駄にはしない!!)
AFOは動けなかった。それは恐怖ではない。理解が追いつかないのだ。
「UNITED・STATES・OF・SMAAAASH!!!!」
拳が炸裂する。空気が砕け、空が割れ、地面が吹き飛ぶ。
AFOの身体が、風を起こし、地面に叩きつけられる。
瞬間、静寂。
煙の向こうに立ち尽くすオールマイトが右手を掲げる。
そして、立ち上がれぬAFO。
やがて──その戦闘は、多くの市民の記憶に刻まれ、後にこう呼ばれることになる。
『神野の決戦』。
1人のヒーローが、光に手を伸ばし、1人のヒーローが、命を懸けて拳を振るった。
それは、全ての未来を懸けた、一撃だった。
次回、エンディング