新人トレーナーの日常   作:サラダ味

50 / 50
【お詫び】
平素より頭文字Dプリティーステージ、並びに新人トレーナーの日常をご愛読頂きありがとうございます。
今回、今作50話を頭文字Dプリティーステージに誤って投稿してしまい、誠に申し訳ございません。今後このようなことがないように努めて参ります。
正直すまんかった。それでは本編スタ〜ト。


50話

死というものは、常に隣にあるものだ。

 

どれだけ抗っても、逃げたくても、気が付いたら目の前にある。

 

もしそれを目視出来てしまったのなら、諦めて受け入れるしかないだろう。俺の場合…

 

「さぁさぁ皆さんご覧あれ、女装に目覚めた奥沢トレーナーさんですよ~」

 

「写真撮影自由やで~ジャンジャン取ってやってや~」

 

「カフェさんやオグリさんにも変身できるみたいですよ~凄いですね~見てみたいですよね~」

 

「…コロセ~」

 

それが今だ。俺が今どうなっているのか…前回の最後を参照されたし。しっかし…ノリと勢いでトレセン制服を着たらこんなことになるとは。このままではただでさえ多い生き恥にまた更にとんでもない黒歴史を付け加えることになってしまう。しかし今の俺は手足を縛られ大勢の目の前に晒されてしまっている…手遅れじゃねぇか。

 

「ふふふ…どすえ」

 

「ララ?なんで私の目を覆うの?これじゃ何も見えないわよ?」

 

「…何しとんねんお前ら」

 

「その声はタマモさんですか?ララが目を覆ったまま放してくれないんです。放してくれるように説得してくれませんか?」

 

「説得と言いましても…」

 

「アイちゃん…タマさんの声が分かるなら気付こうよ」

 

俺がきょとんとしている間に会話が進んでしまっていたが目の前にはアイ…とララと呼ばれたスティル。何が起こってんだ?

 

「まさか…私の後ろにいるのはララじゃない!?」

 

「いえ、私はラッキーライラック…どすえ」

 

「やっぱりララよ!私の耳に狂いはないわ!」

 

「ほんなら腐っとんねん」

 

どうやら『どすえ』だけでララだと判断しているようだ。お前の中のララはどうなってんだ?…そうだ、賭けになるがやってみるか!

 

「アイちゃん、よく思い出してみなよ。ララちゃんって京言葉っぽい和歌山弁じゃん?今話してるララちゃんはどすえって言ってるだけじゃん?」

 

「そうやよぉ?いつもウチと一緒にいるのにホンマ悲しいわぁ」

 

「…何してるんですか?奥沢さん」

 

アルダンに腐ったものを見る目を向けられるが俺の採った作戦、情報量で押し切ろう大作戦を決行中である。これで3人の脳みそに処理しきれないほどの情報を送れれば俺の勝ちだ。

 

「ララが2人に増えた!?ど…どっちが本物なの!?」

 

「いや、どっちも偽物だよ?」

 

「ええ加減気付けや!アンタそんなアホキャラちゃうやろ!」

 

よし、いい感じだ。この調子で3人を困惑させればこっちの勝ちだ。

 

「何や騒がしいけれど…なんやあったんですか、タマモさん」

 

「な!」

 

「にぃィ!?」

 

「おぉララ!えぇとこに来おったで!ちょびっと手伝ってやぁ」

 

まさかの本人登場。こっちの思考が停止しそうだが…いや、この状況、使える!

 

「3人目!?ララ、貴方まさか妹が2人いたの!?」

 

「そんな事ありません…どすえ」

 

「せやでぇ?ウチは一人娘やよ?」

 

「バッタもん2人はこう言うとるけど、本人、どないや?」

 

「…おるよ、普通に…せやアイさん。ジェンティルさんとの模擬レース、そろそろやなかった?」

 

「もうそんな時間?…ハッ!私のスケジュールを把握しているという事は、今のが本物のララね!」

 

「…は?」

 

アイの今の一言でその場の…違う、ララの周囲の空気が凍り付く。そして状況を整理したのか少し間を置き話始める。

 

「まさかアイさん、うちの見分け…やのうて、聞き分けが出来てへんかったん?」

 

「そうなんだよ。それで今若干情報量が多かったんだよねん」

 

「ですがこれで事態に収拾がつきそうです。ララさん助けていただきありがとうございます」

 

「そ、そうですか…ほな、うちらはこれで」(なんやねんコイツ!どすえしか言うとらんスティルさんにようわからん似非関西弁の奥沢さんとうちの違いが分からん抜かしよるんか!?うちの事なんや思うとんねん!どつきまわしたろかホンマ?)

 

希望、終了。アイはララに回収されて、スティルは正体が看破されたショックでどすえBOTと化してしまった。

 

「ほないこか~」

 

「奥ちゃんをたづなさんの元へご案内~」

 

「あ、すみません。チヨノオーさんとヤエノさんと約束がありまして、これで失礼いたします」

 

「了解ー、おつでーす」

 

「「どすえー」」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

貴方は中央トレセン学園から追放されることを希望しています。(作者:はめるん用)(原作:ウマ娘プリティーダービー)

いつの間にかウマ娘の世界に転生した貴方は、何故か身に付いていたチート能力を駆使してウマ娘のトレーナーとなり大金を得て好き勝手に生きることを思い付きます。▼そして、いざトレーナーの資格を獲得し、これから中央トレセン学園で面接が始まるというタイミングで貴方は気が付いてしまいます。▼「そもそもチートあるんだから、わざわざトレーナーになって働かなくてもよくね?」▼さ…


総合評価:90466/評価:9.2/連載:223話/更新日時:2026年05月06日(水) 21:14 小説情報

トレセン学園は爛れている(作者:スーさんFDP)(原作:ウマ娘プリティーダービー)

▼いつもの様に爛れているトレセン学園にて、芦毛ウマ娘のトレーナーをしている無駄にイケメンでクソボケでデリカシーゼロな男とそんなトレーナーが何だかんだで大大大好きな色物芦毛ウマ娘たちの物語。▼「あらすじはこれでいいかなパックイーン?」▼「ぶっとばしますわよ!!」▼どうも、以前からウマ娘の小説が書きたくて、こんな時期に投稿をしました。▼話の内容は基本ギャグです。…


総合評価:840/評価:6.45/連載:20話/更新日時:2026年06月02日(火) 12:10 小説情報

TS転生ウマ娘、才能が空っぽだったので歴代競走馬の魂を借りて伝説を作る(作者:雅媛)(原作:ウマ娘プリティーダービー)

「間違っちゃって、ごめんね」▼ 理不尽な三女神の手違いにより、前世サラリーマンの記憶を持つTS転生ウマ娘として目覚めた主人公、ロールフィヨルテ。競争馬の魂を継げず、虚弱な体しか持たない彼女に、三女神が与えたのは「歴代競走馬の運命と能力を借りる」という規格外のチート能力、『非存在の血統(Blood of null)』だった。▼ただし、問題が一つ。幼い彼女の脆弱…


総合評価:5232/評価:7.26/完結:79話/更新日時:2026年02月06日(金) 06:00 小説情報

幼馴染がウマ娘になった話(作者:サボテニウム)(原作:ウマ娘プリティーダービー)

幼馴染がウマ娘になった。▼名前をキタサンブラックと言うらしい。


総合評価:910/評価:8.36/連載:24話/更新日時:2026年02月01日(日) 01:59 小説情報

転生したらまた愛馬だった…って、今度は女の子ぉ?!(作者:ミヤセ)(原作:ウマ娘プリティーダービー)

人から馬へ、馬から人へ…。▼回るよ倫理はぐるぐると…。▼サラリーマン時代にお世話になり、競走馬時代に可愛がってくれたオーナーと同じ魂のこの人に…。▼俺が返せるのは…走り、結果を出すこと!!


総合評価:431/評価:6.58/連載:12話/更新日時:2026年05月17日(日) 18:50 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>