虹色の始まり   作:MLBU

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11話 大好きを叫ぶ

 

 

 

 

─────逢魔ヶ時(おうまがどき)、虹ヶ咲学園生徒会室。

 

 

果林「教えてくれる─────()()()()()さん?」

 

菜々「─────」

 

 

その場所で生徒会長の中川菜々、彼女の向かい側には元スクールアイドル部員のエマ・ヴェルデと近江彼方(このえかなた)桜坂(おうさか)しずくの三人、そして彼女達の先陣に切る朝香果林。

果林が菜々のかつての芸名を呼び、彼女は果林達に背を向け、紅色に染まる空が映る窓の方に見る。

その行動はつまり─────

 

 

果林「否定しないのね?」

 

 

─────そういう意味になる。

菜々は動揺せずに、堂々と言った。

 

 

菜々「─────元々隠し切れるものとは思っていませんでしたから。ですが─────同好会以外の方に指摘されたのは、予想外でした」

 

 

それを聞いた果林は、後ろにいたエマをチラ見し、再び中川菜々─────もとい優木せつ菜を見た。

 

 

果林「偶々同好会に親友がいてね………何で生徒会長が正体を隠してスクールアイドルをやっていたのか、興味はあるんだけど─────彼女達が今聞きたいのは、そこじゃないみたい」

 

エマ「せつ菜ちゃん……」

 

 

せつ菜は窓の外を向いたまま、一つ溜息。

そんな彼女に、彼方としずくは話しかけた。

 

 

彼方「『ちょっとお休みするだけ』って言ったじゃん……」

 

しずく「グループを解散した時に、決めてたんですか?私達とは、もう………」

 

エマ「せつ菜ちゃん…!」

 

せつ菜「《優木せつ菜》はもういません!!!」

 

四人「…………!」

 

 

せつ菜は怒鳴るように、そう叫んだ。

そして、声を震わせながら言い続ける。

 

 

せつ菜「私は………スクールアイドルを辞めたんです!もし皆さんがまだ、スクールアイドルを続けるなら……ラブライブを目指すつもりなら……皆さんだけで続けてください……」

 

 

彼女は泣きそうな感じでそう言い切った。

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

─────とある校舎。

そこで悲鳴が聞こえた。

 

 

弘「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛??!!!!何でだァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!何で俺とデートに誘わないんだ璃奈ちゅわァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!」

 

康太「るっせぇな!!!いっぺん黙りやがれ!!!」

 

 

その悲鳴の主となる弘に怒鳴る康太。

それを弘は煽るように言う。

 

 

弘「はいはいすみませんでした、赤先輩野郎君?」

 

康太「あんだと何つったゴラァ?!!……大体テメェは先輩への言葉遣いというものを知らねぇのか?あ?」

 

弘「誰がテメェみたいな先輩に、敬語を使わなきゃならねぇんだよ?」

 

康太「テメェ表出ろ。今日こそ決着をつけて、先輩への言葉遣いというものを教えてやらぁ」

 

 

実は康太が高校二年生で、弘が一年生だ。

だが二人はこの通り、相性が悪い上に犬猿の仲だ。

そんな二人の喧嘩に近く、愛と璃奈が白い猫・はんぺんを撫でながら、喧嘩をしてる二人を見ていた。

 

 

璃奈「また喧嘩してる……」

 

愛「喧嘩する程、仲が良いってことじゃないかな?」

 

 

 

 





僕の好きな漫画のジャンルは少年漫画です。
本作は僕の好きな少年漫画のパロディ要素がいくつかあります。
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