英二「そういえばさぁ、一也?」
一也「どうしたんだ、英二?」
─────虹ヶ咲学園屋上。
そこで英二と一也は、弁当を食べながら話していた。
英二にとって、一つ疑問があったことを話す。
英二「何で生徒会長だけ、優木せつ菜に会えてるんだ?」
─────それが疑問だった。
優木せつ菜という少女は、誰しもがライブでしか見かけておらず、
なのに、菜々はそんな彼女に会えてるってことだ。
一也「
英二「言ってはいないが─────あの感じ、話したことはあるっぽい感じだ」
一也「言われてみれば……」
英二は手を顎に当てながら、とある仮説を思い浮かんだ。
その仮説に、一也に言った。
英二「もしかしてだけど─────優木せつ菜の正体って、生徒会長じゃね?」
一也「はぁ?そんなことはないだろ?」
英二「いやあり得る─────人間は表裏に存在してるし………表では冷静に装ってるだけで、裏では凄く熱血キャラとか?」
一也「─────確かにあり得るかも」
否定をしていた一也だが、英二の納得いく説明にうんうんと頷いた。
一也「成程ね………ん?待てよ?つまり………そうなると─────」
英二・一也「─────俺達はもう既に会ってるってこと?!!」
─────二人は驚愕をした。
何も知らない内に、彼らは優木せつ菜に会ってるってことだ。
スクールアイドル同好会だった、あの部室前で。
しかも、優木せつ菜と知らないまま初めて会って。
そう考えた二人は凄く後悔をし始めていた。
英二「クソ…!分かっていればサインを貰っていたのに…!」
一也「クソ…!分かっていれば握手とかして貰えたのに…!」
英二・一也「何で気づかなかったんだこんちくしょうぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
二人はそう屋上で叫んでいた。
虹ヶ咲学園の廊下─────そこで生徒会長の中川菜々もとい優木せつ菜が歩いていた。
〜〜〜〜〜♪
せつ菜「…………!」
すると、ピアノの音が廊下に響いてきた。
─────音楽室の方からだ。
侑「♪〜〜〜〜〜」
その音楽室には侑が鼻歌を交じりながら、ピアノを弾いていた。
せつ菜は侑がいる音楽室を扉から覗き、彼女が鼻歌と弾いてる曲に疑問を感じていた。
そして、その演奏している音楽をよくよく聴いてみると、その曲は菜々がよく知る曲。
普通の人なら一体なんの曲か分からない程に侑の演奏はぎこちないのだが、この曲をよく知る菜々はすぐに分かった。
せつ菜「何で………その曲………?」