かすみ「えぇぇぇぇぇぇ?!!意地悪生徒会長がせつ菜先輩〜?!!」
それは翌日の昼頃。 あの凛々しい少女・中川菜々が実は、優木せつ菜の正体を知ったかすみは、思わず叫んでしまっていた。
かすみの叫び声に英二と一也は耳を塞いでいた。
かすみ「ていうか、何でかすみんを置いてそんな大事な話をしに行ったんですか〜?!部外者のお姉さんはいたのに!」
かすみはそう言いながら、果林に指を差した。
果林は怪しい笑みをしながら、言った。
果林「へぇ〜……面白いことを言う子ね……」
それを怖気ついたかすみは「ひぃぃぃ?!」と言いながら、しずくの陰に隠れる。
かすみ「ごめんなさい!パンあげるから許してください!」
英二・一也(いや白旗あげるの早いなおい)
果林「あら、美味しそ。ありがたく貰っておくわ」
果林はそう言いながら、かすみが持っていたパンを手に取った。
英二「やっぱりそうか……」
侑「菜々さんが……」
エマ「せつ菜ちゃん………本当にスクールアイドル辞めるつもりみたい」
彼方「ちゃんと話そうとしたんだけど……無理だったよ」
かすみ「そう………なんですか……」
それから沈黙が訪れた。
一体、どうするべきなのか………
すると、英二と一也が言った。
一也「何か問題があるのか?君達の一番の目的─────とっくに果たしてるだろ?」
歩夢「え?」
英二「一也の言う通りだ。君達の目的は部員を集めることだったんだろ?丁度此処にいる全員が部員になれば五人以上に増えるし、生徒会もそれを認めてるんだろ?」
それを聞いた歩夢達はようやくそこで分かった。
ただ、一つは菜々のことだ。
確かに本人が辞めても、部員は五人以上いれば大丈夫。
生徒会もそれを認められてる。
腑に落ちなかったのか侑は言う。
侑「本当に─────辞めたかったのかな?」
英二「どうしてだ?」
侑はしずく達に視線を移す。
侑「─────皆さんはどう思いますか?せつ菜ちゃん、辞めてもいいんですか?」
しずく達「それは嫌だよ!!!」
しずく達は一斉にそう言った。
エマ「せつ菜ちゃん、すっごく素敵なスクールアイドルだし………活動休止になったのは、私達の力不足でもあるんだから……」
彼方「彼方ちゃん達、お姉さんなのに……皆を引っ張ってあげられなかった………」
しずく「お披露目ライブは流れてしまいましたけど─────皆でステージに立ちたいと思って練習してきたんです。せつ菜さん抜きなんて有り得ません」
かすみ「かすみんもそう思います。せつ菜先輩は絶対に必要です。確かに、厳し過ぎた所もありましたけど─────今は、ちょっとだけ気持ちが分かる気がするんですよ。前の繰り返しになるのは嫌ですけど、きっとそうじゃないやり方もあるはずで、それを見つけるには、かすみんと全然違うせつ菜先輩が居てくれないと駄目なんだと思うんです」
四人はそれぞれの気持ちを、英二と一也に吐いた。
それを聞いた二人は、
英二「なぁ─────放送室って、空いてるっけ?」
一也「行ってみるか?」
かすみ「え?」
二人は何か思いついたようだ。
次回でアニガサキ3話終了。
そして同時に第1章も終わります!