弘「あのさ、赤先輩野郎君?さっさと屋上から出てってくれないかな?」
康太「テメェが出ていけ、糞後輩」
─────康太と弘は、屋上にいた。
二人は下校時間になってから
そのことで二人は喧嘩をしていたのだ。
弘「早く出ていけっていう言葉を知らないのかな、ガキ?」
康太「うるせぇ。テメェがガキだろうが」
険悪な二人。
睨み合いながら、口喧嘩を続ける。
そして、今でも殴り合いになりそうなその時。
昴「─────どけ」
康太・弘「あ?」
─────不意に声がした。
そこには、中野昴がいたのだ。
二人を睨む昴は、歩いてくる。
昴「『どけ』っていう言葉を知らないのか?」
康太・弘「…………」
昴の殺気に、二人は渋々どいた。
昴「─────これだから、男は嫌いだ」
そう憎々しげに、呟く昴。
彼はどうやら男性という生き物そのものに、何かしら恨みがあるようだ。
そのことを知らない康太と弘は、屋上を後にした。
─────が、後に二人は再び喧嘩をすることになったという。
─────あれから様々なトレーニングをしたスクールアイドル同好会。
歌の練習をしたり、関節を柔らかくしたり、講義をしたり等といった色々と。
─────そして、今は同好会部室で愛が持ってきた漬物を食べてる英二と一也、歩夢、侑、愛に璃奈の六人。
侑「美味しい…!」
英二・一也「美味いな!」
愛「お婆ちゃん特製のぬか漬けだよ!」
歩夢「本当
愛「でしょー!」
六人が漬物を食べていると、扉が開かれた。
入ってきたのは、スクールアイドル同好会元祖組の五人だった。
先陣に立っていたかすみが「うわぁぁぁ?!」と悲鳴を上げ、自身の鼻をつまんだ。
かすみ「何ですかこの臭いは?!」
英二「おい、全国のお婆ちゃん方達に謝れ」
愛「皆も食べる?」
エマ「うん! 食べたーい!」
漬物の匂いに文句を言うかすみ、そんな彼女にツッコむ英二、食べるのが大好きなエマ。
侑が皆を見て言う。
侑「皆もレッスン終わったんだね」
せつ菜「はい、たった今」
彼方「彼方ちゃんもうクタクタだよ〜………」
エマ「今日はもう終わりだね」
せつ菜「ああ、かすみさん─────お話があるのでちょっと残ってもらえますか?」
せつ菜はとあることを思い出し、かすみに残るように伝えた。
しかし、先程講義の時に無断で使用をしていた眼鏡のことかと思ったのか、かすみは怯えた表情になる。
かすみ「め、眼鏡の事なら何度も『ごめんなさい』しましたよねぇ……?!」
せつ菜「それではなくて……」
どうやら、違うらしい。
取り敢えずせつ菜とかすみの二人を除いた全員は、先に外へ出ることとなった。