虹色の始まり   作:MLBU

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3話 スクールアイドル 中編

 

 

 

 

─────虹ヶ咲学園(にじがさきがくえん)

優秀な生徒達が通う、中高一貫の学園である。

その建物は115,420㎡も大きさに誇る、日本一最大で大規模な学園であった。

それも外観の通り、内部もとてつもなく広い。

全校生徒で軽く1000人も超えており、マンモス校である。

英二と一也はそこを通っていた。

 

 

一也「よっ、英二」

 

英二「おう」

 

一也「なぁ?午後、予定とかあんの?」

 

英二「別に無いな…」

 

一也「じゃあ─────俺が言いたいことを分かるよな?」

 

英二「─────当たり前だろ」

 

 

二人は共に過ごす親友だ。

だから、言わなくても心で通じ合ってる。

そう、彼らが言う内容とは─────

 

 

英二・一也「─────虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に行くぞ!!!」

 

 

─────スクールアイドル同好会部室に行くことであり、その部で昨日歌って踊っていた少女・優木(ゆうき)せつ()に会い、サインを貰うことであった。

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

時は過ぎ─────午後、下校の時間。

英二と一也は待ち合わせ場所に行き、合流した二人は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に向かおうとする。

 

 

英二「よし─────行くか」

 

一也「ああ」

 

英二・一也「優木せつ菜にサインを貰うぞ!!!」

 

 

それから、英二と一也はスクールアイドル同好会部室を探し始めていた。

だが─────二人はとてつもない困難があった。

その理由は、此処・虹ヶ咲学園は一階の同好会だけで百以上もある。

つまり、一階と二階を合計すると、数百以上もあるのだ。

その為、二人はスクールアイドル同好会を探すだけでかなり時間をかけてしまっていた。

 

 

歩夢「あれ?英二君に一也君?」

 

侑「どうしたの、二人共?」

 

 

そこで、歩夢と侑と出会う英二と一也。

二人は近くのベンチに座り、そこを座ってグッタリとしながら、歩夢と侑に手を振って返事をした。

 

 

英二「よ〜…」

 

歩夢「どうしたの?」

 

一也「スクールアイドル同好会を探してんだけど…」

 

侑「あ!私達もだよ!まさか二人()探していたなんて!」

 

一也「二人()?」

 

英二「まさか歩夢と侑も?」

 

歩夢「─────うん」

 

英二・一也「マジか…」

 

 

歩夢と侑も、二人と同じくスクールアイドル同好会を探していたようだ。

そこで歩夢は、誰かに声をかけた。

 

 

歩夢「あ、すみませーん!」

 

少女「ん?」

 

 

歩夢が通り過ぎようとした少女に、声をかけた。

その少女は、ただ単に無表情で此方を見る。

幼い雰囲気を残しており、顔立ちがアイドル負けする程の整った、小学生に近い小柄な美少女。

そして、髪の色はピンク色で、髪型はきしめんヘアーになってる。

更に天辺には、ピョンとアホ毛一本が跳ねている。

 

 

歩夢「スクールアイドル同好会って…」

 

英二「何処にあるか、知ってるか?」

 

少女「………」

 

 

─────少女は黙り、それから沈黙が訪れた。

十秒後、英二達四人は困惑をした表情で見つめ合った。

 

 

一也「何だあの()は…?全然喋らねぇけど…?」

 

英二「もしかして、急ぎだったんじゃねぇか…?だとしたら、申し訳ない…」

 

少女「どうした〜?りなりー」

 

りなりー?「あ、愛さん」

 

 

そこで向こうの階段に金色の髪をした、ギャルっぽい見た目をし、愛と呼ばれた少女がいた。

しかしギャルと言っても、薄メイク等で見た目が綺麗な清潔感溢れる現代ギャル的で、顔立ちがかなり整っている美少女だ。

りなりーと呼ばれた少女は彼女を見る。

 

 

英二・一也(俺達…大丈夫か…?)

 

 

ギャルと初めて出会った二人は、虐められるかもしれないという最悪な予想をしてしまった。

 

 

 

 

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