虹色の始まり   作:MLBU

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5話 ツナガルコネクト

 

 

 

 

璃奈「…………」

 

 

璃奈は暗闇の中でスマホの画面を見ていた。

そこには、スクールアイドル同好会の動画だった。

それを、彼女は黙々と見ていた。

 

 

ピンポ〜ン……

 

璃奈「…………」

 

愛『りなりー!いる?!』

 

璃奈「!」

 

 

璃奈はスマホに出ている、インターフォンの外を見た。

するとそこには、スクールアイドル同好会全員がいて、それを彼女は驚いて小さく声を上げてしまった。

 

 

愛「少しだけ─────いいかな?」

 

 

璃奈はスマホで扉を開けた。

つまり─────『入っていい』っていう意味だった。

スクールアイドル同好会は入っていく。

 

 

英二「俺は入らないでおく」

 

一也「俺も。流石に男が女の子の部屋に入るのは駄目だしな」

 

 

ということなので、英二と一也は外で待機することにした。

 

 

 

 

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スクールアイドル同好会は璃奈の部屋に入る。

最初に侑が「璃奈ちゃ〜ん…?」と聞いた。

 

 

璃奈『─────ここだよ』

 

全員「?!!」

 

 

─────声がした。

電気を付けてみると─────

 

 

かすみ「えぇ?!何で段ボール?!」

 

 

流石に無粋と思ったのか、侑は両手でかすみの口を抑えた。

彼女は抵抗をする間、愛が璃奈が入ってる段ボールの目の前まで歩く。

 

 

愛「─────りなりー?」

 

璃奈『……ごめんね……勝手に休んで……』

 

愛「─────本当だよ。心配したんだぞ?」

 

 

愛は少し怒っていた。

だが─────直ぐにしゃがんで優しく声をかけた。

 

 

愛「……どうしたの……?」

 

 

段ボールの中から出ないまま、璃奈は話した。

 

 

璃奈『─────自分が……恥ずかしくて……私は、何も変わってなかった………昔から『楽しい』のに『怒ってる?』と思われちゃったり………仲良くしたいのに、誰とも仲良くなれなかった……今もクラスに友達がいないよ………全部私のせいなんだ………勿論、『それじゃ駄目だ』と思って、高校で変わろうとしたけど………最初はやっぱり駄目で………でもそんな時に、愛さんと会えた』

 

愛「!」

 

璃奈『スクールアイドルの凄さを知ることができた!もう一度変わる努力をしてみようって思えた!歌で沢山の人と繋がれるスクールアイドルなら、私は変われるかもって─────でも……皆は『こんな事で』って思うかもしれないけど……どうしても気になっちゃうんだ……自分の表情が………ずっとそれで失敗し続けてきたから………』

 

 

璃奈の声は段々と震えていた。

彼女の切ない過去がどんどんと明かされていた。

当たり前のことを、自分だけができない。

自分が思っていることを、周りからは違うと思われる。

─────孤独だった。

それが悲しくて、辛くて、泣きたくて─────孤独だった。

これだと一生友達ができない………これからも………

そんな悲しい妄想が膨らんでいっていった………

 

 

璃奈『『ああ………駄目だ………誤解されるかも』って思ったら………胸が痛くて………ギューって………こんなんじゃ………このままじゃ………うっ………うぅ………私は………皆と繋がる事なんてできないよ………ごめんなさい………!』

 

 

英二と一也はやはり気になり、後からやってきて、廊下から彼女の過去を聞いていた。

あまりにも悲しく、辛く、苦しい過去に二人は胸が痛くなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

???『僕は─────孤独だったんだ』

 

 

 

 

 

 

 

 

英二「?!!」

 

 

英二は頭を一瞬抱えた。

璃奈の言葉で、何故か懐かしい感じがした。

その人も、璃奈と同じ………いや………その前に………

 

 

英二(その前に………誰………だ………?)

 

侑「─────ありがとう」

 

璃奈『─────え?』

 

 

侑は璃奈に感謝を述べた。

予想外の言葉に璃奈は驚いた。

 

 

侑「璃奈ちゃんの気持ち、教えてくれて」

 

愛「うん─────愛さんもそう思うよ」

 

侑「私─────璃奈ちゃんのライブを見てみたいな」

 

璃奈『!』

 

侑「今はまだ、出来ない事があっても良いんじゃない?」

 

璃奈「え?」

 

 

愛と侑。

彼女達の言葉に続いて、英二と一也も言う。

 

 

英二「そうだな─────璃奈にはできるところとか沢山あるよな」

 

一也「ああ─────例えば、『頑張り屋で努力してる』ところとか」

 

 

英二と一也の言葉に続いて、次々とスクールアイドル同好会は彼女の良いところを言っていった。

更に愛は段ボールごと、璃奈を抱きしめた。

 

 

璃奈『ちょ……ちょっと……』

 

愛「ん?」

 

璃奈『………恥ずかしい……だけど─────ありがとう』

 

 

すると、璃奈は思いついた。

段ボールごと立ち上がり、閉めていたカーテンを開ける。

眩しい日の光が部屋に差した。

 

 

璃奈『─────これだ!』

 

 

 

 

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─────そ翌日。

ついに、その時が来たのだ。

侑はステージ裏で璃奈に()()()()()()を付けた。

その直後、彼女は舞台(ステージ)へと向かう

 

 

スクールアイドル同好会(頑張れ………!!!)

 

璃奈(今の私なら………きっと………!!!)

 

 

そして─────

 

 

璃奈『ニャニャーン!初めまして!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の天王寺璃奈です!今日は今の私にできる精一杯のライブを観て貰いたいです!楽しんでくれると嬉しいな!』

 

 

観客のざわめきが聞こえると、白いスモークの中にゆっくりとスクリーンが割り、左右に開かれた。

その向こうには、顔面に付けてるボード・璃奈ちゃんボードをつけた璃奈がいた。

 

 

璃奈「─────」

 

 

璃奈は、鏡のように自身の姿が映る地面を見た。

─────今の自分はちゃんと笑えているだろうか?

そう思っていたら、ボードは笑顔になった。

 

 

璃奈「わぁ・・・えへ!」

 

 

 

 

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〜ツナガルコネクト〜

 

 

 

 

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─────璃奈のライブは、終わった。

終わった直後に、観客からの万雷の拍手を巻き起こった。

それを見た璃奈は言う。

 

 

璃奈「璃奈ちゃんボード─────にっこりん!」

 

 

璃奈ちゃんボードは笑った。

()()()()()()()()()()()()

璃奈は思った。 これからも私の相棒として、共に送ろうと。

そして、このボードで色んな人に伝えるんだって。

それが─────璃奈の想いであった。

 

 

 

 

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スクールアイドル同好会は一同に帰っていった。

 

 

璃奈「………えへ………」

 

 

璃奈は─────ようやく欲しかったものを手に入れたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「………お、おい!!!いたぞ!!!あいつだ!!!」

 

???「なんだって?!!早速ご報告だ!!!指示を仰ごう!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第3章 天王寺璃奈の想い編 終

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次章、第4章

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ターゲット・トランスノイド編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今─────歴史が繰り返される

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





これにて、アニガサキ6話が終わります!
璃奈の過去は、やはり書いていて辛いものがありました。
アニメでは表面しか捉えられませんでしたが、こうして文章にすることによって、より彼女の苦しみや葛藤が感じられたように思います。
また、最初にも『璃奈が最推し』と言いましたが、全くそうです。
だからこそ、彼女の過去を書いていく内に泣いてしまいました。
当たり前にできるはずものを彼女はできない。
それも彼女にとってはかなり辛いもの。
もし璃奈が現実にいたのなら、愛みたいに声をかけたいですね。
僕も理数系や機械が得意方なので、彼女とかなり気が合うと思います。
来世はラブライブニジガクに!(笑)

さて、ここまで読んでくださりありがとうございます!
以前にもお伝えしましたが、次回から作風が路線変更します!
この構成は元から決めていた流れであり、これまでのことは全てプロローグ、もしくは前座ということになります。
一つ言いますと………途中からラブライブキャラが登場しなくなったり、世界観もまたラブライブじゃなくなっていきます。
しかし一段落いくと再び原作通りに戻りますので、ご理解いただけると嬉しいです。

それでは次回からの新章を宜しくお願いします!
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