愛「ほら、スクールアイドル同好会はここだよ」
愛は近くにあった地図で四人に教えた。
そこには、スクールアイドル同好会の場所である《212》と書かれていた。
そして、ギャルだから虐められるかもしれないという最悪の予想をしていた英二と一也は、そんな愛に─────
英二・一也(
─────ギャルという見た目とは裏腹に、当たり前かのように場所を分かりやすく、虹ヶ咲学園の内部地図で教えてくれる少女・
感謝をしたら、ちゃんと当たり前かのように返事をしてくれる。
『人は見かけによらない』とは、まさしくこのことだった。
英二と一也は改めて、それを知った。
侑「誰に聞いても分からなかったのに…」
愛「確か、今年できたばっかの同好会だしね」
侑「ありがとう!助かったよ!」
愛「どういたしまして!」
愛はその場から去ろうとすると、りなりー及び
侑「ん?」
璃奈「別に…急いでなかった。少しびっくりしただけ」
英二(あ〜…成程な…しかもこの
英二だけではなく、一也もそれを納得した。
それもその筈で驚き、沈黙してしまうのは無理もなかった。
そんな璃奈に侑は笑顔で返した。
侑「そっか。なら良かった!」
璃奈「…好きなの?スクールアイドル」
侑「…え?うん!ハマったばっかだけどね」
侑は一瞬戸惑ったが、直ぐに笑顔で返した。
璃奈「そう。あなたも?」
璃奈は今度、歩夢に視線を移しながら聞いた。
歩夢「え?う、う〜ん…どうだろう?まだよく分からないかな?」
璃奈「…そう…あなた達も?」
更に英二と一也に聞く璃奈。
二人はお互いに顔を見合わせて言った。
英二「まぁ…そんなところだな。君も好きなのか?」
璃奈「…よく分からない」
一也「そっか…ありがとうな。今から行ってみるよ」
璃奈「…ん」
英二と一也は愛と璃奈に御礼を言い、歩夢と侑と共にスクールアイドル同好会へと向かった。
侑「此処が─────虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会!」
四人はスクールアイドル同好会の部室扉前へとやって来た。
その扉に《スクールアイドル同好会》と書かれていた。
歩夢「あの・・・侑─────」
???「─────何をしているのですか?」
そこで凛々しい声が廊下に響き渡った。
振り向くとそこには、いかにも真面目そうな印象を受けつけさせる、眼鏡をかけた少女がいた。
見た感じ、歩夢と侑より小柄っぽい少女だ。
少女「普通科2年─────高咲侑さん、上原歩夢さん、そして浅倉英二さんと門間一也さん」
英二・一也「いや何?俺達をオマケ言ってるような感じ?」
英二と一也はそう愚痴るが、残りの二人は初対面であるはずの少女に、自身の名前を呼ばれて驚いていた。
侑「会ったこと・・・ありましたっけ?」
少女「生徒会長たるもの─────当然、全生徒の名前を覚えているものです」
歩夢・侑「え?生徒会長?!」
歩夢と侑はそう驚いていたが、英二と一也は別のこと考えていた。
英二「なぁ、一也?どっかで見たことあんだけど─────気の所為?」
一也「いや、俺もだ。どっかで見たことある…」
そんな二人を他所に少女は自身の名前を名乗り出た。
少女「
侑「そういえば、生徒集会で見た覚えあるような?」
英二(いや…その他で見たことあるような気がする…)
英二と一也は生徒集会だけではなく、他でも見たことある気がしていた。
すると菜々は四人を通り過ぎ、同好会の扉前まで歩いてきた。
菜々「この同好会に御用ですか?」
侑「はい!優木せつ菜ちゃんに会いに来たんです!」
侑はそう意気込んで言った。
─────のだが。
菜々「彼女はもう─────此処には来ませんよ?」
歩夢・侑「え?」
英二・一也「は?」
衝撃の事実に四人は声を漏らした。
次回辺りでアニガサキ1話が終わります。
予定では1話に5話構成にしてます。