─────スクールアイドル同好会元部室。
同好会のネームプレートを奪還した、ベージュ髪でショートボブの少女・
のだが─────
かすみ「わ…私たちの部室が………」
─────スクールアイドル同好会の部室だった所が、ワンダーフォーゲル部に変わってしまった。
かすみ「うぅ…う…残酷すぎですぅ…」
かすみが絶望している中、誰かが近づく音が耳に入る。
それをかすみは「ヒッ!?」と、情けない声をあげてしまう。
そこには恐ろしいオーラを放つ生徒会長がいた。
菜々「普通科一年、中須かすみさん─────何を言いたいかは、わかっていますよね?」
眼鏡を輝かせながら、彼女はそう言ってきた。
かすみは全身を震々と、震え立っていた。
かすみ「あわわわわわゎ………」
そして、その後にネームプレートは菜々に取られた。
─────否、元々かすみの物ではない、寧ろ盗品である。
なので
青年「ふわぁ〜…眠た」
とある青年が、欠伸をしながら豊かな校舎を歩いていた。
すると、目の前の青年とぶつかってしまう。
二人「ってぇな…て、あ?!」
二人は互いに、指を指し合った。
そして険しい表情になり、嫌悪な雰囲気になる。
青年「またテメェか!!!何だテメェ?!!中学の時から何度も何度も俺の前に現れやがって!!!」
青年「こっちの台詞だボケ!!!何だ友達になりたいのか?友達になりたいのか?」
青年「アホか!!!何か嫌な予感するなと思ったら…今直ぐ消えろ!!!」
青年「うるせぇ!!!俺だって好きにテメェの前で現れたいだなんて思ってねぇんだよカスが!!!」
青年「んだとぉ?!!やんのかテメェ?!!」
青年「上等だゴラァ!!!」
英二「─────はいはい、落ち着けって二人共」
─────二人が殴り合いまで発展になりそうなその時、英二の声で二人はピタリと動きを止めた。
そんな彼らの横にいたのは、英二と一也、歩夢に侑の四人であった。
英二「お前ら相変わらずだな、金子、橋本」
赤黒い髪の青年・
二人はまた互いに睨み合ったが、鼻を鳴らし、反対方向に散っていった。
一也「初対面の時からだよな、あいつら…」
英二「たく………似た者同士って、気が合う仲なのに犬猿の仲でもある奴もいるよな……」
侑「それよりも、《スクールアイドル》ってどうやってなるんだろう?」
そこで、侑は話を切り替えた。
昨日から話していた、《スクールアイドル》のことだ。
あの中川菜々という生徒会長が言うには、スクールアイドル同好会はもう廃部になっている。
それになるには、どうやるのか?
歩夢「《スクール》っていうぐらいだから、《部》に入らないと駄目なんだろうけど…」
英二「やっぱり、そうだよな…」
???「せ〜んぱ〜い!」
歩夢・侑「うわ?!!」
英二・一也「え?」
すると後ろから、歩夢と侑の肩に誰かに掴まれていた。
振り向くとそこには、ベージュ髪でショートボブの少女がいた。
その少女がニコニコと歩夢と侑に話しかけていた。
少女「スクールアイドルにご興味あるのですか〜?」
歩夢・侑「?」
英二・一也「いやまず誰、君?」
─────またもや、四人に新たなる出会いがあった。
第1章はアニガサキ3話終了まで続きます!