ダフネ・ラウロスが強くても(エリート戦士ぐらい)いいじゃない 作:れいが
今オラリオへ向かってる途中で、見えてきたから降りてるところ。
ホントなら門を通らずにそのまま入ろうと思ったけど、流石に不法侵入したら後々面倒になるからやめといたわ。
まぁ、対応してくれた相手がアーディって人懐こい子だったから思ったよりすぐに入れてラッキーだったけど。
さて・・・まずはファミリアに入らないといけないんだっけ。
「んん~~!何度見ても実に凛々しく精悍な美しさだ!やはり気に入った!私の眷族になるといい!」
面倒な神様に絡まれ続けて、いい加減ウチも鬱陶しく感じ始めてきた。
ギルドでとりあえずファミリアの名前と場所を教えてもらって回り始めた途端にこうなるなんて・・・
「さぁ、私のファミリアへ向かうとしよう!転ばないよう手を繋いでな」
「やなこってす」
そう言って私は2本指を額に添えると瞬間移動で逃げた。
逃げた先はあの神様が追いかけて来られないように大分離れた場所。
これでやっとファミリア探しを再開できる...
「お?そこのお嬢ちゃんめっちゃ美人やなぁ~」
「うっそでしょ・・・」
なんでこうも変な神様と会うかなぁ・・・さっきの神様よりは全然良さそうっぽいけど。
しょうがない、適当に振り切ってまた違う場所に...
「もしかしてどっか入れてくれるファミリアを探してる最中なん?」
「・・・ええ、まぁ、そうですけど」
「ほんなら、うちのファミリアに来てみ!丁度な、新人募集期間中やから」
募集期間・・・?それってつまり、かなりデカイファミリアってこと・・・?
・・・一応、寄ってみるだけ寄ってみて無理そうだったらとんずらすればいっか。
「じゃあ、案内してもらえる?」
「おっしゃ!付いてき!」
で、到着したのが・・・まさかのロキ・ファミリア。
デカイを通り越して等級Sの最大派閥じゃないの・・・まぁ、零細過ぎるのも困るけどさぁ。
いや、でもまさかここだなんて・・・ここでいいのかなぁ...
「ほな、広場で集められてるから行ってみよや」
「・・・はい、ロキ様」
そもそも名前を聞いておけばわかってた話だったよね。今更言ったところで遅いけど。
そう自分にグチグチ言い聞かせてる内に広場に着いた。
入団希望者の人数はそれなりに居て、自分の腕に自信がある人が来てるみたいね。
まぁ...スカウターを使ったらわかりきってる戦闘力なんだろうけど。
「入団希望の諸君、よく来てくれたね。ボクは団長のフィン・ディムナだ」
まず最初に団長からのご挨拶、次はいきなり格闘のセンスを確かめるような試験が始まった。
私の相手をしてくれたのはラウルってパッとしないウチより3つ年上のお兄さん。
他が厳しく教えてる中で、ラウルさんは懇切丁寧に体の動かし方とかを教えてくれて、私の中ではかなりの好印象だったわ。
そのラウルさんを・・・本当に軽くだよ?
軽く殴ったらすっごい痛そうにしてて、試験が終わったらそそくさと医務室に行っちゃって、悪い事しちゃったわね・・・
そうして数人が入団を諦めて出て行くと、団長が金髪の綺麗な女の子を呼び寄せてた。
「かなり厳しくしたと思うけれど、ダンジョンではモンスターとの戦闘になればあれぐらい序の口になってもらわないといけないんだ。
だから、次は・・・第一級冒険者と手合わせをしてみたい希望者はいるかな?」
・・・皆、目どころか顔を逸らして無言で遠慮、というか拒否してる。
まぁ、試験であんなに厳しくされたら動くに動けないわよね。
・・・仕方ない、ここは・・・
「ウチ、気になるからやらせてください」