この素晴らしい世界に黒蝕竜を!   作:皮なし水餃子

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お気に入り数がよく読んでたこのすば小説を超えててすごいびっくりしました。話数少ないのに上回るもんなんですね。
今回自分が思ってた風に書けなかった感じですが最後まで読んでくださると幸いです。
改行が一部おかしいかもしれませんが、温かい目でスルーしてくださると助かります。


逃げ出せ紅魔の里

 

「おや、くろっこではないですか、ってゆんゆんを連れてきてくれたのですか?私が今から1日1爆裂に行こうとしていることを察知するとは、よく出来た使い魔ですね!」

 

爆裂散歩にゆんゆんを付き添いに行こうとしていためぐみんを見つけるのは思ったよりすぐだった。いつもこの時間に爆裂散歩に行く準備をしていたから家に行けば会えると思ったが、まぁ無駄を省けたから良いとするかね。

 

「ゲェガ、グオォグ」

「···どうしたんですか?変な声出して。あ、くろっこも来ますか?」

 

今俺が持ってる娘とはまったく逆の反応をされた。クソが···いや、この場合ゆんゆんがおかしいだけか。普通分かるわけねぇよな。

 

「あの、めぐみん!くろっこいわくちゃんとした自分の名前があるらしいのよ!くろっこが言ってたわ!」

「····ゆんゆん···友達がいなさ過ぎて、とうとう幻聴が聞こえ始めましたか·····」

「違うわよ!ねぇそんな目で見ないでよ!ホントなんだってば!」

 

あぁ、めぐみんが可哀想なものを見る目でゆんゆんを見ている·····でもフォロー出来ないんだよな。異世界でもあんま見ないぞ。

 

「ほらくろっこ!さっきみたいに言ってみなさい!私をここまで連れてきたってことはそういうことでしょ!?」

「グァ」

 

おぉ危ない危ない目的を忘れるとこだった。そうだ!謎の名前を今こそ撤廃させるんだった!

 

「ギ、ゴァ、ア、ギ、アァ、ガァ、ラァ」

「ほら!喋ってるでしょ!ゴアマガラって言ってるでしょ!?」

「どっからどう見ても苦しそうに鳴いてるようにしか見えないですよ!?私の大事なくろっこに何やらせてるんですか!?」

「違うわよ!私がやらせたんじゃなくて!!」

 

やっぱりめぐみんには分からないらしい。ていうか俺が喋れないからゆんゆんがやべーやつ認定されている。まぁ知らん。っていうか今「私の大事なくろっこ」って言ったか?悪ぃな、ロリに愛されるのも良いが、ボンッキュッボンになってから出直してくれたまえ。

 

「ほら、くろっこ!あなたが合ってるか聞いたら頷いてたじゃない!?そうなんでしょ!?」

「グァ」

 

ほぼ涙目の状態でゆんゆんが叫んできたのでコクコクと強めに頷いておく。だが、それが悪かった。

 

「···なんか、焦ってますね···まさかゆんゆん、本当にくろっこになにかしたんですか!?あれだけ友達友達と言っていたのに手に入った瞬間これですか!とんでもないですね!」

「だから違うってばああああああああ!!!!!」

 

紅魔の里に、ある少女の悲痛な叫び声が響いた。

 

 

「···くろっこ、あなたの名前は、本当に『ゴアマガラ』なんですね?ゆんゆんに強要された訳ではなく。」

「ガァ」

「だからなにもしてないって!まだ疑ってるの!?」

 

あの後1度めぐみん宅にゆんゆんも一緒に戻ってきた。めぐみんは今また聞くまで疑っていたようだが、さっきのように俺が焦っている様子では無いので、やっと信じたらしい。

 

「···まぁいいでしょう。しかし、今までくろっこと呼んでいたので少し違和感はありそうですが、ゴアマガラ···なんだか響きがかっこいいですね!」

 

なんか名前気に入ってくれたらしい。

まぁなんかこう、上手いこと表現出来ないけど、なんか良いよな!あたおか種族と感性同じとこあるのは不満だが!

 

「でもいつもゴアマガラって呼ぶのは長くない?せっかくだし、なにかあだ名を考えてみましょう!?」

 

今度はゆんゆんのテンションが上がり始めた。でもそうか、友達ってあだ名付けること多いからこれもやってみたかったんかな。でもやめろよ?ハエドラとか付けんなよ?

 

「では単純に分けて、『ゴア』、もしくは『マガラ』と呼ぶことにしましょう。なんだか分けてもいい感じのままです!」

 

よかった。まともだ。なんか捻りがない気もするが、下手に考えたもの付けられるよりはいいだろう。こっちとしても分かりやすいし。

 

「では里ではもう短いかもしれませんが、改めてよろしくおねがいします。マガラ。」

「グアオォ」

 

·····やった、やったぞ···!珍名撤廃、成功!!!MVPゆんゆん!!しかも分かりやすいし略称付き!断然良い!

···良い、んだが、そう呼ばれるのはもう少しで終わってしばらく無いかもしれんな。近々めぐみんは里をでるし、今のところ俺の本当の名前知ってるのはめぐみんとゆんゆんだけだしな·····あれ?さっきからゆんゆん···

 

「·····そうだよね、めぐみんはもうすぐ里から出て言っちゃうんだよね。」

 

そうつぶやくゆんゆんの顔はとても寂しげだった。

 

 

今日はめぐみんのお別れパーティーだ。

なんか1度めぐみん宅に女悪魔が来ていたらしいが、俺はタイミング悪く食料調達中だった。ニート共から聞いた話だが、角の生えたムチムチした体の女悪魔だったらしい。

ムチムチした体。

惜しいことをした。本当に惜しいことをした。

その時危うくちょむすけがもってかれそうになったらしい···ちょむすけはよく俺の頭の上に乗っかってくるから仲良いのか分からんが、動物好きだから連れてかれなくてよかった。ファンゴ?あれは害獣だろ。

 

「ちょっとあんた、最後ぐらい食うのはやめて話をしなさいよ。」

「ムグムグ···ほうけんしゃたる者は···ッ!!!」

「あーもう、飲み込んでから喋りなさいよ!」

「·····ガァァ·····」

 

ほんとに外でて大丈夫か?この娘。絶対アブナイやつに連れてかれるだろ。知ってるか?ヒキニートってロリコンになりやすいらしいよ?(嘘)

めぐみん達はゆんゆん宅でパーティーをしている。俺はと言うと窓を限界まで開けてそこから顔だけ突っ込んでいる。ホラーかよ。

 

「さて、じゃ、これは私達から。」

 

そうふに···ふ···ふにへら?が言うと各々がめぐみんへの餞別をとりだす。ちなみに俺も用意したが窓を限界まで開けて顔だけなので餞別は噛んで持ってる。ちょっとベトってるかも···

ふにさんとど、ど·····どろだんごは杖を、あるえは自分の眼帯をプレゼントした。ゆんゆんも恥ずかしがっていたが最後には渡していた、いわく魔法使いのローブとのこと。

 

「みんな、ありがとうござ「ギアァ」···マガラ?どうしたのですか?」

 

おい俺を忘れるなよ。せっかく痛い思いして用意したんだから。少し困惑しながらめぐみんがこっちにきたので満を持してお口オープン。

 

「これは····ツメ···?」

 

そう、俺が用意したのは俺の翼脚の爪だ!一部を噛み砕いてとったんだけど死ぬほど痛かった!もうやらん!

めぐみんは里のバイトに軒並み全滅していた。一応竜の爪ってことになるんだし素材として売ればある程度金が出来るはずだ。

 

「···マガラ、これを私に?」

「ガァ。グエェア」

「·····そうですか。ありがとうございます。」

 

さっきゆんゆんとかに貰った時と同じ顔。良かった、「いらない」とかは思われて無さそうだ。小声で「なんかベトベトしてますね·····」とは言ってたけど。しゃあないやん。口の中だったんだから。

 

 

無事お別れパーティーは終わり、俺は餞別を持っためぐみんと家に帰っていた。結構な量だったから持とうとしたが、断られた。爪くらい持つのに·····

その後家でもパーティー、できる金があるやけもないので、いつもの焼き肉にちょっと塩ふっただけの夕飯だった。そしてめぐみん一家が寝静まり、俺も寝かけていたところ、

 

めぐみんが家から出てきた。

 

「グァ?」

 

「どうした?」という意味を込めて鳴いてみると、

 

「···旅に出る前に少し話しておこうと思いまして。もっとも貴方は話せませんが。」

 

と返ってきた。喋れない俺への嫌味か?···いや、流石に真面目に聞こう。

 

「マガラはあの時居ませんでしたが、実はこの里は悪魔の襲撃を受けたことがあるのです。」

 

うん知ってる。でもね?俺が聞いた話によるとその悪魔里の人たちにフルボッコだどん!されたらしいから襲撃されたのは悪魔の方だと思うんだ。

 

「そのときモンスターにこめっこが攫われたことがあったのです。なので、マガラには私が旅に出ている間、里をとは言いませんので、こめっこだけでも守ってください。あなたは強いんです、子供1人守るくらいはカンタンでしょう?」

 

·····なるほど、そういう話か。いつもあたおかだけど、妹思いのいい姉じゃないか。

感心しつつ、了解の意味を込めて頷く。

 

「···そうですか。良かったです。もしかしたらマガラも着いてくるかもと思いましたが、杞憂でしたね!」

 

ンギクリィ!

さ、流石紅魔族随一、勘がするどい···半分あってる。

まぁ約束はしたんだ。しっかり守るとしよう。

安心させる為にも、力強く吠えておく。

 

「···!···その返事が聞けて、良かったですよ!流石は未来の大魔法使いたる私の使い魔2号です!」

 

·····おい誰が使い魔だボケロリ。自由に生きさせろや。

内心キレてたが、中々に夜も深かったため、めぐみんは家の中に引っ込んで行った。卑怯。卑怯だ。

 

 

翌日里のニート共からクレームが入ったのはここだけの話。

 

 

今日、めぐみんは出発する。

目的地自体はアクセルとか言う町だが、紅魔の里からは通っていないので1回アルカンレティアという街に行くらしい。噂によるとただでさえあたおかな紅魔族よりあたおかなやつらが居るらしい。そこだけは絶対に行かんとこう。

家出る時にこめっこがでっけぇおにぎりが入っているというお弁当をすごい笑顔で渡していた。それを受け取っためぐみんも嬉しそうに笑いながらこめっこに抱きついた。いやー、ごちそうさまです。ん?俺?玄関を爪で開けてそこから見てるよ。あまりにも美しいその百合の花を無い目に焼き付けています。

んでこめっこは、1番強くなってね、魔王を倒してきてねと随分軽く言った。

 

「約束しましょう我が妹よ。いつかこの私が、『最強の魔法使い』と呼ばれるまでになってやりますから!」

 

それに対して、めぐみんは自信満々でそう答えた。

 

 

「では行ってきます!マガラ、こめっこを任せましたよ!」

「·····ガアアアアァァァ!!!」

 

その後ふにさんやどどさんとめぐみんを見送った。最後に思いっきりの咆哮をしてやった。めちゃくちゃ怒られた。解せぬ。

しかしおかしいな、ゆんゆんが居ない···こういうのあの娘絶対来ると思ってたんだけど···まぁいい。俺も準備だ。

 

まず今までために貯めまくった保存食をめぐみん宅に輸送して、その後は、こめっこと適当に遊んでやる。軽くわちゃわちゃしている間に俺の匂いをつけて「俺のものだから手出したら殺る」という意味のマーキングをする。いや、俺ロリコンではないよ?めぐみんに頼まれたから。違うからね?

···これである程度終わりかな?飛べないのは気がかりだがまあそれは後々。さて、あとは·····

 

 

 

走るだけよおおおおおぉぉぉ!!!!!!!!

 

 

 

「ぞ、族長!黒竜が、くろっこが逃げ出しました!」

「なにいいいぃぃぃ!?!?」

 

遠くから紅魔の族長の絶叫が聞こえてきた。でも逃げ出すのは当たり前だろ。せっかく転生したのにいつまでもあんな奴らと一緒じゃ気が滅入るわ。

今俺は外部から紅魔の里への道を走り続けていた。せっかく人外になったんだ。俺だって自由気ままに旅したい。暴れたい。空飛びたい。

めぐみん一家の食料関連で心配だったのもこれで2、3年は持つだろうし、こめっこも俺の匂いを付けたから少なくとも俺より弱い生物は襲ってこない。

 

何の憂いも無しッ!時は満ちたッ!

 

やっと始まったぜぇ俺の人外ライフぅ!ヒャッハァー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 




やっとアクセル編に近づきますね。もうそこからはなんとでもなります。色んなのが思いつきますし。

モンハンの古龍も大分先になりそうですが出すつもりです。最初に出すならどいつを出しますか?

  • イヴェルカーナ
  • メル・ゼナ
  • ネルギガンテ
  • バルファルク
  • アマツマガツチ
  • レ・ダウ
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