幻想トリップ   作:ニコラス―NICORUTH―

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 予告通り、バオーvsナーベラルその2でございます。
オリジナル魔法がバンバン出る他、最後にワシの癖がでたので、どうかご了承ください。


月の下で2

「 ふんっ! 」

 

「 ハァッ! 」

 

 月の下で、二人の男女が宙を舞い、文字通り鎬を削る。二人をしるものが見れば見るほど奇妙な光景だった。

本来ならば、遠距離から魔法を撃ちまくる魔法詠唱者が、近接戦闘をしているのだから。

バオーの一撃を、ナーベラルは巧みに杖で受け続けた。このかつてのライバルの娘と呼べよう二重の影に、彼は斧のような刃を備えた杖を振るいながら、問うた。

 

「 何故、アイツの旗を落とした? 」

 

「 それを聞いてなんになるのです!? 」

 

「 どうともなる! 」

 

 バオーは接近戦に持ち込んだはいいが、これではきりがないと悟るや、一度距離を置いて、魔法を放った。

 

「 結局魔法ですか? 」

 

「 魔法詠唱者だからな。 」

 

それまでのエルデンコラボ由来の無属性ではない、雷帝の名に違わぬ雷属性魔法だ。

 

「〈多頭龍雷〉! 」

 

 右腕をかざすと、そこに充填された電気が放出され、球体になる。

 

「 それだけですか? 」

 

「 みてなよ。 」

 

 ナーベラルの倍くらいのサイズになった電気球は徐々に姿を変えていった。ヘビのような頭部、尾が備わる。

そうして出来たのは、電気で出来た三ツ首の龍であり、口内や胴体から網を張るように雷を放つ。

 

「 ぐうぅっ! 」

 

 思わず苦悶の笑みを浮かべる美姫の顔をみて、バオーはしたり顔になった。

ギド・ライトニング。彼の生み出したオリジナル魔法の一つ。〈連鎖する龍雷〉と同じ、第七位階に属する。その効果は、この龍を形成し一定時間動き回り、稲妻を広範囲に撃ちまくるというもの。威力そのものと集弾性、貫通力は〈連鎖する龍雷〉に劣るが、それでも三つの首の雷を束ねると、それを超えるダメージを叩き出す。

その様まさしく、伝説の宇宙怪獣のよう。

以前バオーはかつてのリ・エスティーゼ王国辺境のスラム街にこれをテストもかねて遊びで撃ったことがあり、一度に1千人もの人命を奪ったこともある。

普通ならば騒ぎになりそうなものだが、当時の腐敗しきった情勢や、スラムの人間たちが、国の人口にカウントされなかったことから、この事実は明るみになることはなかった。

バオー自身は罪悪感に苛まれる、ことはなかった。レ・ムゥがそんな彼の非道ぶりを咎めたものの、彼は、「 なんとも思わなかったのか 」という問いに対し、こう答えた。

 

「 別に。なにも。 」

 

ただ、無関心であったのだ。己の開発した魔法の効能と、改善点を除いて。当時は自覚もなかったが、思えば、その頃からすでに、オレは化け物になっていたのだろうとバオーは思っている。

こうして人命を軽視した知見によってできた魔法は、同じく人間をゴミか苗床としか思わぬ化け物に向けられる事となった。

 

「 がぁぁあッ!! 」

 

 ナーベラルは身体を焼かれる激痛に耐えていた。如何に上から三つ目の第七位階といえども照射され続ければ、第十位階一発以上に相当するダメージが蓄積するのだ。塵も積もれば山となるという言葉の通りに。だが、そのままやられてやる彼女ではなかった。

その姿は一瞬にして消え、対象の消えた雷の三つ首龍も消滅する。

 

「 ・・・ 」

 

 バオーには、この現象の正体がわかっていた。

〈次元の移動〉。転移魔法によって、〈多頭龍雷〉の射程から逃れたのだろう。

それも、自身にそれを気づかせぬように、

〈魔法無詠唱化〉まで使ったようだ。

 

「〈重力の網〉!」

 

 ナーベラルの声が聞こえると、急に視界がフィルターがかかったように紫がかり、まるでぎゅうぎゅうと箱詰めにでもされたかのように、圧迫され、身動きが取れなくなる。グラヴィティ・バインドといったか。こんな魔法はYGGDRASILにはなかった。

全方には、少し焦げたような独特なメイド服に身を包んだ女の姿。

 

「 どうですか?私も魔法を作ってみてたんですよ。〈魔法最強化!重力の渦〉! 」

 

 先ほど放たれたものよりも、巨大な渦巻く重力の球体が、バオーに迫る。

身動きが取れない。この拘束力、おそらく〈全種族捕縛〉を超えている。が、魔法が使えないわけではなく、かつ彼とナーベラルもレベルだけ見れば互角。この拘束魔法を破れぬわけでは無い。

 

「〈魔法解体〉!」

 

 相手の魔法を消し去る魔法。こういった拘束などを解くのに便利である。

そして、次に対処せねばならないのは、〈重力の渦〉であるが、これはまたオリねジナルの魔法をぶつけることにした。せっかくの実戦なのだ。色々と試してやらねば。

 

「〈魔法最強化!玄武雷撃〉!」

 

 次に放った電気弾は、横に右回転していた。さながら横回しに投げたフリスビーのように雷を迸らせながらナーベラル目掛けて飛んでいく。

ガメ・ライトニング。このベーゴマのように回転する様が亀の甲羅に見えた為そう名付けられた。

かくして放たれたこの魔法は、〈重力の渦〉を相殺してみせた。

これをみるやナーベラルもさらなる魔法を発動する。

 

「〈重力の嵐〉!」

 

 両腕の掌から赤黄色い雷が放たれ、バオーを包み込む。すると、意識してもいないのに、身体が浮き上がり、動いてみようとするも、やはり自由が効かない。さながら重力のない空間にいるようだ。見かけは雷属性であるが、やはり重力属性であるらしい。

ファンタジー全開なこの世界にて、無重力を体験することになろうとは、やはり世の中わからないものだ。といってもなすがままにされる我が身に不快感を覚えてそれどころではないが。

 

「 どうですか?宇宙の重力を体感する気分は? 」

 

「 図に乗るなよメスカマキリ。 」

 

「 あのカミキリムシにはなんとおっしゃったのでしょうか。 」

 

 ナーベラルは、杖に力を込めると、身体のかわりに減らず口を利かせるバオーの肉体が地面に墜ちる。

 

「 がぁぁ!! 」

 

 大地に叩きつけられ、全身に激痛が奔るが、再び持ち上げられ、今度は木に激突し、勢いでへし折れる。再び空に上げられ、引き寄せられるバオーにナーベラルのドロップキックが炸裂し、身体は再び地面から引き寄せられる。

その衝撃に苦悶の表情を浮かべ、反吐をはく男の姿を目の当たりにして、この二重の影は勝利を確信していた。魔法詠唱者は体力が低い。これだけ痛めつけ、彼が負けを認めればそれでよし。でなければ適当な高位階魔法でもって、トドメを刺せばよいと。彼を打破することによって、彼女は造物主を超えようとしていた。己を見捨て、何処かへと消え、ナザリックをモモンガ一人になすりつけたあの男の存在を、真の意味で無価値な物へとしようとしていたのだ。それが、彼女が複雑な感情を抱く弐式炎雷への最大の冒涜になるやもしれない。復讐したくともできないのならば、ひたすら貶し、踏みにじる他ないのだから。以前のナーベラルならば考えもよらない行為であった。ある意味で、それが啓蒙の杖が与えた、最大の恩恵である。

 

「 ぐぁあ・・・! 」

 

 一方のバオーも、ナーベラルが旗を落とした理由に気づき始めていた。彼女は二度と生みの親に会えないと知った時に、憎悪に近い何かを抱いたのだろう。そのきっかけこそがあの日、エ・ランテルに行ったマリッサとの邂逅であり、啓蒙の杖こそが彼女を歪め、変化する元凶であった。そう、きっかけでしかないのだ。エントマはあの杖の光を浴びた時、様々なものを知覚したといっていた。ユリもソリュシャンも同じだ。あの杖を通して、モモンガを取り巻く状況と、自身の造物主は二度と戻らぬという現実をそうして知ることとなったわけだ。

それでも彼女は生みの親を恨んでいるようには見えなかった。おそらく弐式炎雷をsageるような行為そのものは目の前の彼女が元来抱いたもの。その点で見れば、杖はあくまでそうしてしまう理由を知る要因以上の何者でもない。

知りたくないものを知ってしまったが故に親を憎んだのがナーベラルであり、それでもなお、慕い続けたのが、ユリでありソリュシャンであるわけだ。そう思えば、彼女たちはなんといい女たちであろうか。彼女らの主人に、名前でしか知らないやまいこやヘロヘロに、如何に大切にされてきたのかがわかる。

にしても弐式炎雷よ。己の手掛けたNPCに自分がいた痕跡や、尊厳にまで唾を吐きかけられるとは、酷く嫌われたものだ。

―――骨は拾ってやろう。

かつて、お前という男と戦った、好敵手の好として。彼女を打ち負かし、お前の名誉に報いよう。無重力化にあって身体の自由はやはり効かないながらも、思考できるのであれば、まだ魔法を使うことができる。

バオーは意を決して、とっておき

の一つを使用することにした。

すでに仕込みもしており、彼女はそれに気づいていないようだしな、と。

 

「 もうそろそろ降参しても良いので・・・!? 」

 

 その時、ナーベラルは驚愕した。バオーの口内に、青白い光が収束していたからだ。

これまた、彼お手製の魔法のようだ。

〈重力の嵐〉で引き寄せられる彼の身体が接近するほどにその光もだんだん大きくなっていく。

空想科学において、荷電粒子砲という兵器が散見される事が多い。電子や陽子などの荷電粒子を砲弾として粒子加速器で加速、撃ち出すという、有り体にいえば、ビーム兵器である。

この剣と魔法の世界に於いて、バオーはこれと似たようなものを生み出した。

物理法則、そして科学的理屈すらも時に凌駕するのが、魔法なのだ。

 

「 あれは・・・グゥッ!? 」

 

 突如、ナーベラルに身に何かが迸るような感覚を覚える。見ると、自身の周囲に、青い結晶体らしきものが、電気を放ちながら浮いている。それが今、電流を流して自身を拘束している。

いつの間に、こんなものを・・・

 

( 〈電磁結晶作成〉。お前がオレで遊んでいる時に魔法三重無詠唱遅延化で仕掛けさせてもらった。

そいつは雷属性魔法の威力をあげ、相手の自由を奪う。

壊せるなら、〈上位道具破壊〉で壊してみな。

アイツの旗を落としたように。 )

 

 この結晶を壊しているうちにあの魔法を撃たれるであろうことを考えると、そうしている時間はないに等しい。

〈重力の嵐〉を解除して、攻撃魔法による迎撃もおそらく間に合わない。

であるなら、彼女が取る手段は一つ。

 

(〈次元の転移〉!)

 

 そう、これまでなんども使ってきた転移魔法による回避だが、今度はそれが、なにかに阻害される感覚が来る。

 

(〈転移遅延〉!?)

 

 ディレイ・テレポーテーション。転移魔法による転移を遅らせる妨害魔法である。

逃れようとするくらい、この男は、「雷帝」は想定内であったのだ。

 

( アイツだったら、勘がイイからすぐ気づいたろうが、お前はそうでもなかったようだな。 )

 

 バオーは、まだYGGDRASILに活気があった頃、かつてのライバルが自身の張った罠に気づいたときのことを思い出していた。

 

「 お前、そこに〈爆破地雷〉仕込んでんな?多分三重で。 」

 

「 何故わかった?忍者らしく探査スキルか? 」

 

「 勘だよ。お前のことだから、オレが追っかけてきて、奇襲を仕掛けることも想定済みだろうと思ってさ。 」

 

「 にしては堂々とオレの前にでてきたじゃないか。 」

 

「 ギリギリの駆け引きってのが好きなんだよ、オレは。 」

 

 

 ―――弐式炎雷、お前と競った日々、楽しかったぜ。お前というプレイヤーに、お前という強敵に、オレは敬意を表する・・・!

 

かくして、その魔法は発動する。

口から雷の光線を放つ「 雷帝 」のその様相は、今なお語り継がれる怪獣のそれを思わせた。

 

―――〈 獣王の雷熱線 〉!

 

 バオーの渾身の一撃、ゴジ・ライトニングが炸裂する。

この魔法は、バオーが初めて開発したオリジナルの魔法でもある。口に雷属性の魔力を集めて撃つという単純明快さから、思いのほか簡単にできてしまった。第八位階ながら第十位階相当の威力はあるのだが、口から発射する為、必然的に〈魔法無詠唱化〉がかかるという制約がある。しかしながら第十位階である〈雷霊龍神〉よりも、コストパフォーマンスに優れており、射程範囲もそこそこある。

伝説の怪獣王の名を冠するに相応しい魔法だ。

さらに〈電磁結晶作成〉によって、生み出された電磁結晶が、この〈 獣王の電熱線 〉に反応。その力がより高められる。

ナーベラルを、青白い雷の奔流が直撃する。

卵を思わせるスカートのメイド服が破かれる。

生地は焼かれ、装飾のついた装甲が打ち砕かれ、肌を晒したその身は地に墜ちていく。

 

「〈飛行〉!」

 

 無重力から解放されたバオーは、再度〈飛行〉を唱え、落下するナーベラルを優しく受け止め、大地に降り立ち、彼女を地面に優しく離した。

月の光に照らされる彼女の身体は、傷ついてなお美しく、その寝顔は健やかなものだった。

 

「 こうやってみると、可愛いもんだがな・・・? 」

 

 鼠径部の上の部分に、なにかのマークのようなものを発見する。

目を縦線で割っていて、瞳が光っているように見えるが、何処となくケルト十字のようにも見える形状の、赤い特徴的な文字である。

これと似たようなものを覚えている。

ユリがシャルティアと戦っていた時に裸になった時、ちょうど同じ辺りに近しい物があった。

 

「 お疲れんした。 」

 

 ふと、後ろから幼い女の声。振り返ると、いつもの格好をした、あの吸血鬼がいた。

 

「 シャルティア。持ち場を離れていいのか? 」

 

「 エントマやちび助たちが警戒してくれるでありんすし、アインズ様もいらっしゃるでありんすからに、そんなに心配する必要はないでありんす。 」

 

「 竜王が怖くないのか?それにプレイヤーも。 」

 

「 アレらの大半は大昔に、八欲王とかいう奴らが狩り尽くしてるでありんす。それにお前の仲間どもはそもそも私たちにビビってギルドを解散して逃げと仰せたんでありんしょう?今さらこのトブの大森林に戻ってくるとは考えづらいでありんす。 」

 

「 それもそうか。 」

 

「 それにしても、よくもまぁあんなに魔法を作れるもんでありんすね。 」

 

「 難しいのか? 」

 

「 そうみたいでありんすえ。 」

 

「 ほぅ・・・ 」

 

 それは初耳だった。バオーの作った魔法の大半は、既存のものをベースに生み出している。完全にオリジナルで作るのが、難しいのだろうか。そういえば、エントマはイビルアイに殺虫魔法なるものを受けて不覚を取ったといっていた。あれもそういう、余人には真似できかねる代物なのだろうか。

魔法とはやはり、奥が深いものだ。

 

「 それよりも・・・ 」

 

 バオーとシャルティアは裸で横たわるナーベラルを見る。目を引くのはやはり、あのマークだ。

 

「 これ、なんだろうな。 」

 

「 カレル文字、というらしいでありんすえ。 」

 

「 カレル文字? 」

 

「 啓蒙の杖、その神秘に触れたものの証らしいそうでありんす。これは、「 月 」のカレルでありんす。 」

 

「 何故それを知っている? 」

 

「 ユリから聞いた・・・ていうのが、表向きの理由でありんす。 」

 

 表向き。つまり、シャルティアがこのカレル文字なるものの存在を知ったのは、別の要因であるということか。これのことを知り得るということはおそらく彼女も・・・

 

「 つまり、お前は・・・ 」

 

「 詳しい話は、これのあとでありんす。 」

 

 シャルティアがあるものを取り出して掲げたとき、バオーは困惑した。

 

「 何故それを持ってる!? 」

 

 その怪しく光る不気味な顔のついたアクセサリーのようなアイテムは、以前ブリュスタを出る時に、カッツェが持っていたワールドアイテム、

「 邪教のベヘリス 」だった。

このアイテムの効能は、「 如何なる相手も、好きな異形種に変えられる 」というものだが、その為には、生贄が必要であり、儀式も盛大に執り行う必要がある。

それをせずに簡易的にこのアイテムを使うとどうなるのか。

 

「 おお、可愛いでありんすえ♥ 」

 

 性転換を起こすのである。バオーは黒髪の男の姿から、金髪をバッサリと切った、気品ある顔立ちの女性の姿になった。その男らしい胸は膨らみを帯びて、たわわに果実を実らせている。また尻の肉付きも良い。

シャルティアはそんな彼、もとい彼女の容姿をみて、興奮しているようだった。

 

「 なにをする!? 」

 

「 アルベドも困ったものでありんす。タブラ・スマラグディナ様が竿を与えたものだから、ナーベラルと同じくらい女を食ってるでありんす。ペロロンチーノ様がみたのなら、大層喜ばれたでありんしょう。 」

 

「 なにがいいたい? 」

 

「 続きは、妾のベッドの上でお前のそのおっぱいをいただきながら、妾の清浄投擲槍に貫かれてギシギシアンアンとしながら、でありんす♥ 」

 

 はぁ、なるほど。こいつもそういうたちか。オレにそういう意味で仕返しをしたいわけか。

これを蹴ったらこいつが逆上してきそうだし、なによりそういうのは興味がある。ここは付き合ってやるとしよう。

 

「 いいよ。オレでよければ。 」

 

「 ふふ、決まりでありんす。モモンガ様には一度ナザリックに戻るとお伝えしてありんすゆえ、ナーベラルを背負うでありんす。〈転移門〉。 」

 

 シャルティアは毎度の如く、闇の門を呼び出した。バオーはナーベラルをお姫様抱っこで持ち上げ、その中にはいる。

 

「 この子はどうするの? 」

 

「 ペストーニャのとこに放り込むでありんす。 」

 

 ナーベラル・ガンマをロイヤルスウィートのメイド長の元へ届けた後、バオーはこの真祖吸血鬼に女として愛される事となり、彼女の部屋からは喘ぎが絶えなかったのだという。

これはマカマカとカッツェが後でバオーから伝えられたことだが、シャルティアもまた、生えていたらしい。

モモンガ曰く、「 ペロロンチーノさんの癖 」なのだとか。

 

 そうして、闘技場での剣闘士試合より三日のことである。

 

「 アァインズ様! 」

 

「 どうした?アルベド。 」

 

「 伝令です。大陸中央部西側に遠征にでていたコキュートス、並びにその援軍にでていたデミウルゴス。両者が敗戦し、囚われました! 」

 

「 ・・・えぇぇぇぇぇえええ!! 」

 

 突然巻き起こる騒乱に、モモンガの感情がまたしても抑えられる事となった。




 次回、大陸中央部のやべーやつら。それと、TSしたバオーの見た目は、おっぱいとお尻を盛って背が伸びたアルシェを想像していただければ良いかと思います。
シャルティアの欲望がでた感じですので。
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