死神の魔法少女   作:雪狐@ただのキツネ好き

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日記の話って長く書ける気しないんですが??
なんで皆あんな長くかけるの…?


1話目

〇月×日

 

私…いや、ボクは前世の記憶があるらしい。

ボクの前世はごく普通の男で、死んだハズだったのだが目が覚めたら女の子になっていた。

これがいわゆるTS転生、というものだろうか?

何がきっかけで前世の記憶を思い出したのか知らないが。

思い出したくなかった。

 

私がボクとなっても、この体の持ち主から乗っ取った、というわけではなく、ボクの精神と私の精神が1つになったみたいなものだ。

その為特に罪悪感などは無いし、()()であると同時に今までと変わらない()である事は変わらない。

 

前世の死因は通り魔に刺された事だった。

今世ではそんなことが無いように気をつけなければ。

 

〇月△日

一日で書きすぎるのもどうかと思って次の日にしたけど、別に昨日書いても良かったかもしれない。

前世と今世の違いについて書こうと思う。

あぁ、違いと言ってもボクに関することではなく、世界としての違いだ。

 

前世と今世の一番の違いは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だ。

魔法少女は、前世のアニメとかでよく見るような魔法少女で変わりない。

 

この世界での魔法少女になる条件は、強い憧れらしい。

少女の強い憧れで魔法少女になり、憧れの強さによって実力というものも変わるらしい。

 

それ以外に魔法少女になる方法はない…はずなんだけど…

はっきり書こうか、()()()()()()()()()()()

それも、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ような属性の魔法少女に。

 

私がボクになったと同時に、魔法少女の力が手に入ってしまった。

 

自分の身を守る力が手に入ったと素直に喜んでいいものか…

これ、ほかの魔法少女に属性知られたら敵だと思われそうだね…

 

私がボクになったと同時に、声が出にくくなってしまった。

前世のことを引き摺ってるみたいだが、すぐに割り切れるものでは無いから仕方ない。

お母さんや学校の先生、友達には心配させてしまって悪いと思っている。

 

〇月〇日

 

ボクは魔法少女になる為の条件に一つこれじゃないかということを思いついた。

これなら、前世の記憶と同時に手に入っても納得出来る。

 

答え合わせをしてくれる存在はいないが、私としてもボクとしても納得できた。

それは、()()()()()()()()()()()()だ。

 

憧れが正の気持ちなのだから、その逆があってもおかしくないだろう。

実際、前世の記憶を思い出してからはボクはろくに眠れていない。

今のボクの目の下にはそれなりに濃い隈がある。

 

その事も家族や学校の人を心配させる理由の一つだとは分かるが、無理なものは無理なのだから仕方ない。

 

×月×日

 

しばらく日記を書くことを忘れてた。

三日坊主ってこういう事なんだね、なんて思いながらも書くことが出来たので書くことにする。

 

せっかく力があるのだから、せめてこの手の届く範囲の人は守ってみせようと決め、野良の魔法少女として活動すること早二週間程。

 

かなりこの力もボクに馴染んできた。

昨日は、化け物に殺されかけていた魔法少女三人組を助けた。

どうやら時間稼ぎをしろと言われていたらしいが、それすら怪しいほどの実力差が魔法少女達と化け物の間にはあったらしい。

 

それを一撃で消し飛ばしたものだから、ボクは感謝されるよりも先に恐れるような表情で見られた。

……いや、まぁ、感謝して欲しくて助けた訳じゃないし…

とりあえずこれ以上怖がらせるのは不本意なので、その場を後にした。

何か呼び止められていたような気がするが、まぁ気のせいだろう。

 

×月〇日

 

どうやら今の私の実力では一番上のランクの化け物を倒すことは厳しいらしい。

今日は一番上のランクが出たので戦ってきたのだが、数時間の激闘の末に倒すことはついぞ叶わなかった。

魔法少女協会所属の中でも上位の魔法少女が何人も来たので、後は任せようとボクはその場から去った。

 

まぁ敵の片腕くらいは落としたから何とかしてくれることを願おう。

 

何かを代償にしたら強さは一気に上がるということを聞いた。

代償にするものの大きさによって上がり幅は変わるらしいので、味覚を捨てた。

 

そのお陰か、今のボクなら今日戦った化け物も一人で狩れるだろうくらいまで強化された。

 

これならもっとたくさんの人を救えるだろう。

…いつか必ず死ぬとはいえ、どうせなら長く生きて欲しいから。

死は、怖いから。

 

×月△×日

 

あれから、沢山の人や魔法少女を救った。

だけど、その度に向けられる視線は、決していいものでは無かった。

 

『もっと早く来てくれれば家も無事だったのに…』

『お前が遅かったせいで…!!!』

 

『あの魔法少女…怖いわよね…』

『強すぎて、いつか私達に矛先が向いたらって思うと…』

 

あぁ、なんて素晴らしい(くそったれな)世界だろうか。

助けてもらうことが当たり前、こんなに強いんだからもっと早く来てもっと早く倒せだのなんだの…

 

もう、嫌になるね。

何よりも嫌なのは、マスコミ。

 

アレ、なに?

化け物が居るのにわざわざ近寄って行って?

守ってもらうのが当たり前で?

守って貰えなかったら魔法少女を叩いて?

 

…最悪はマスコミのビルを全て滅ぼすか。

邪魔になってるってことにも気付かないような小学生以下の集まりなんていらないでしょ。

 

それはどうでもいいとして、お母さん、味の感想聞くのはやめてほしい。

味覚は捨てたから、美味しい、しか言えない。

本当は味がしないが、心配させたくは無いからね。

もはや正直いうとゼリー飲料だけでいい。

 

△月〇日

 

初めの頃に助けた魔法少女三人組とまた出会った。

 

 

 

 

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