それはそれとして早く曇らせたいなぁ…
短いのは許して…
5000字書きたいけど時間が…ね?
「あー!!
あの時の子だ!!」
「うるさ…
見れば分かるからもう少し静かにしてくれない?」
「まぁまぁ、元気なのはいい事よぉ?」
適当にショッピングに来ると、突然そんな声が聞こえる。
うるさいな…と思いながらも振り向くと、少し前に助けた魔法少女三人組が居た。
「……?」
「えっとね、あの時はお礼も言わなくてごめんなさい!
改めて、ありがとう!」
「私も、助けてくれて助かったわ。
ありがとう」
「私たち、お礼言えなかったことが心残りだったのよねぇ。
ありがとうねぇ?」
「…ん。」
お礼は受け取ったし、これで用は無いだろうと思いさっさと行こうとすると、引き止められる。
「あ、まってまって!
名前教えて!
私は
「
「わたしは
「…そう」
「あなたの名前も教えて!」
「……貴女達を信用してない。」
言い方ァ!?
ボクはもうちょっと遠回しに言ったつもりだったんだが!?
「ッ!
ちょっと、助けてもらったのは礼を言うけど、その言い方は無いんじゃないの?」
「まぁまぁ、氷花ちゃん、落ち着いてねぇ?」
「うーん…じゃあ!
信用してもらうためにも今日ちょっと遊ぼ!
見たところ私たちより年下に見えるし!」
え、待って?
今の子ってこんなグイグイ来んの?
ボクとしては怒ってどっか行かれても仕方ないと思ってたんだけど?
「…かえる」
「えー!?
せっかく会ったんだし遊ぼうよー!!
ねー!お願いだよー!!」
「流石に焔はグイグイ行き過ぎだけれど…
私としてもあなたの事を知りたいわ。
お願いできないかしら?」
「勿論わたしも同じ気持ちですよぉ?」
奈楽さんも焔さんも氷花さんも皆距離の詰め方凄くない?
女の子ってこういうもんなの?
うーん…どうにかして断りたいんだけど…
──ぐぅぅぅ…
「…あ」
「焔?」
「わ、私じゃないよぅ!?」
「わたしでもないよ?
この子かしらねぇ?」
「……かえる」
二度目の帰る宣言は蚊の鳴くような声でしたとさ…
だって恥ずかしいじゃん!?
前世なら気にしなかったとしても今世では16年程女の子として生きてきてるんだよ!?
うぅ…顔に熱が集まってるのを感じる…
「ふふ、よーし!
皆でご飯に行こ!
美味しいご飯屋さん知ってるんだー♪」
いや、美味しくなくていいです…
どうせ味なんて分かんないので、安いとこで…
じゃなくて!?
ボクは行かないってば!
「かえる…!」
三度目は少し強く言えた…!
「この前助けてくれたお礼にご飯を奢らせて貰えないかしら?」
「ほら、わたし達も何か礼をしないと気が済まないのよねぇ」
「そういう訳だよ!
ふはは!
黙って奢られるといいのだ!」
「………」
「細すぎ…!?ご飯、食べさせて貰えてないの…?」
「…無理やりにでも何か食べさせるのがいいわね…」
「半分拉致に見えるけど仕方ないよねぇ」
これ、ボクがなにいっても無駄だな?
ァっ、手柔らか…連行される!?
「私、16歳なんだー!
貴女は?
あ、というよりも名前まだ聞いてないね!」
「名前教えてもらう為に信用してもらおうって話しよ?
焔、さっき話していたことくらい忘れないでちょうだい…」
「うぅ…そうだった…!」
「…同い年」
「え!?
ほんとに!?
高校生!?見えないねー!?」
「うぅん、それはちょっと失礼よぉ?
わたしも同じ気持ちだからあまり強くは言えないけどぉ…」
お?
ばかにされてる?喧嘩なら言い値で買うぞ?
「どこの高校に通ってるのかしら?」
名前も言わないのに言うわけねーじゃん!
「…ないしょ」
「これも信用してもらったら教えて貰えるのかな!
頑張るよー!」
いやまぁ、この子が人を騙すほど器用じゃない、ってボクとしても私としても分かってるけどね。
それはそれとして信用はまだしてない。
「あ!
ここだよー!
いらっしゃーい♪」
「ここって…焔のお母様が経営してる食堂じゃない…」
「まぁ、ここが美味しいのは事実よねぇ」
「……つれこまれた?」
「人聞きが悪いよ!?」
でも嘘では無いからね!
安くてお腹が膨れるもの何かないかな?
「皆何にするー?」
「私は…日替わりランチにしようかしら。」
「わたしも同じものにしようかなぁ?」
「はいはーい♪
貴女は?」
「…うどん」
「キツネうどん?
月見うどん?
色々あるよ!」
「……うどんだけ」
「え!?
そ、それでいいの…?」
まぁ、食べても味分からないし…?
なら普通のうどんで全然いいんだよね。
無言で頷くと、焔は注文をしに行った。
ごく当然のようにバックヤードに入っていくのは自分の家だから…?
うーん、まぁいいや。
「そういえば、貴女は何の属性を扱うのかしら?」
「もしかしたらぁ、共闘する事があるかもしれないのでその位は知っておきたいのよねぇ」
「………とっぷしーくれっと」
正直、名前以上に隠しておきたい。
…いや、
「…やっぱり、おしえてもいい。」
「え!?
ほ、本当…!?」
「教えてもいい、なら何か交換条件でもあるのかなぁ?」
「…ん、ご明察。
貴女達の属性を、おしえて。」
勿論焔のも、と言おうと思ったが、まぁ言わなくても伝わるだろう。
「私は氷を使うわ。
相手を凍らせたり、氷の剣を作ったり、氷の礫を飛ばしたりもするわね。」
「わたしは植物を使うよぉ。
基本的には妨害メインかなぁ」
ふむ、氷は分かりやすくていいね。
植物も、相手を蔓で縛ったり足に絡めて行動阻害したり出来るから充分強いね。
焔はなんだろうか?
「あれ?
皆で魔法の属性教えあってるのー?
私は炎だよ!
ふぁいやー!!」
とてもわかりやすくていいね。
焔にぴったりだ。
「…ふぅん…?
いいね…」
「さて、貴女の属性は教えて貰えるのかしら?」
「…ん、約束。
「「「生…?」」」
まぁ聞いてもよく分からないよね!
かるーくだけ教えてあげようかな?
「…かいふく系」
「え、えー!?!?」
「うる、うるさ…!?
焔!私も驚いたけど耳元で叫ばないでちょうだい!」
「わー!?
ご、ごめぇん…!」
「……ふふ」
「「「!!!」」」
「今、笑ったよね!?」
「うん、わたしもそう見えたよぉ」
「えぇ、私もね。
耳はまだ痛いけれど、笑って貰えたなら、まぁいいわ」
「………。
…きのせい」
「えー、気のせいなんかじゃないよー!
あ、ご飯出来た!
持ってくる!」
気のせいってことで押し切ろう。
うん、そうしよう。
ご飯の時間だー!!
まぁテンション上がるようなものでも無いが。
「じゃあみんなで食べよー!
あ、貴女の分は私が奢るから遠慮なく食べてね!
まぁ、ただのうどんだから安いけど…」
「……いただきます」
「「「いただきます」」」
うん、まぁ、うん。
味を感じないってだけで食事は地獄だねえ…
表情が動かないというのはこの時だけは助かるかも。
「ねね、美味しい?」
美味しいか聞くのはやめて欲しいなぁ!
「……ん」
秘技、肯定してるように見せかけてその実、肯定も否定もしていない。
名前が長いって?うるせぇ!
「にへへ〜…♪
私の自慢の店なんだよねー!」
oh......少し罪悪感が…
「さて、全員食べ終わった事だし、焔、何をするか決めてるのかしら?」
「……かえ…」
「えっとねー!
ゲームセンターにでもいこうかなーって!」
「いや、だからかえ…」
「おー、最近行ってないもんねぇ
わたしもいいと思うよぉ」
「………」
「あ、逃げないでねー!」
「……はなして」
「んー…軽すぎ!
ちゃんとご飯食べてる?」
ご飯の時間は地獄だからあんま食べてない!
まぁ言わないけど☆
「……ん」
もう一度秘技使っとこ。
うん?秘技なのに使いすぎ?
必要な場面で使えない秘技とかある意味あるの??
「………何かあれば、聞くわよ」
「…私も、相談とか乗るからね…!」
「わたしにも気軽に相談してねぇ?」
急になんだ??
相談したいこととか何も無いんだけど?
ボクが理解できてないことが伝わったのか、話をそらすようにまた元気いっぱいな声で焔が話す。
「よし!
じゃあゲームセンター行こっか!
ふふん、私のクレーンゲームのうまさに見惚れるがいいよ!!」
「むしろ下手なのに?」
「うるさいよ!
私が下手なんじゃないもんね!」
「世間一般で見たら下手に入ると思うよぉ?」
「だからうるさいよ!!」
「……ん、いこ。」
「……貴女から言ってくれるなんて思わなかったよ!
やったね!少しは信用してくれたのかな?
さぁさぁレッツゴー!」
うるさいなぁ…!
まぁそんな所は嫌いじゃないけど。
「ふふん!
取れたよ!あげる!」
猫のぬいぐるみをUFOキャッチャーで取り、それをボクにくれた。
この猫、すっごい可愛いんだけど…!
「そこまで喜んでくれるなら取ったかいがあったよ!
いやー、こうしてみると、同い年には見えないなぁ…」
高く見積っても中学生入りたてくらいに見える、なんてことを考えていそうな焔。
「……ボク、中学生、違う」
「え、なんでわか…って、ちがう!
そんなこと思ってな…え??
君って、ボクっ娘だったの…!?」
え、今それ?
いや、確かにボクって言ったのは魔法少女三人組には初めてだけど、それそんなに気になる??
それはまぁいいとして、いつまでも君、や貴女、は言いにくそうだねぇ…
うん、名前くらいなら、教えてもいいや。
「…それより、名前、言う。
…ツユ、