【朗報】ワイの鯖、見覚えのある奴しかいない件 作:エタル丸
あと今回も短いですし、内容薄めです。メンゴ
「マスターとの繋がりが途切れた……?」
ヘクトールが一人、そう呟く。
今、この状況でマスターとの
となれば思い当たる可能性は一つだろう。
「嬢ちゃん。アンタ、一体なにをしたんだ……?」
思い当たる可能性、本人に直接聞くに限る。そうすると信じられない答えが返ってきた。
「簡単な話だ、トロイアの英雄。お前と
絶句した。
なんだ、それは。そんなこと──そんな無法が許されていいのか?それは一介のサーヴァント如きが持つには、余りに強大過ぎる
もはや少女の発した「正確に言えば、繋がりではなく繋がっていたという現実を殺したのだが──」という言葉にさえ反応する気力が湧かない。
ゆえに英雄は眼前の存在が、純粋な英霊ではないということに漸く気づいた。恐らく少女の容貌から察するに、疑似サーヴァントの類だろうか?
「──それでだ、嬢ちゃん。アンタは一体、俺に何を求めているんだ?……というか何故、マスターからの魔力供給が切れているのに俺は現界し続けられているんだ???」
何時でも殺せる筈の自分を生かしていることに、何かしらの意味があると感じたヘクトール。
警戒を顕にしつつ、彼は質問を重ねた。すると少女からは意外な答えが返ってくる。
「む、気づいてなかったのか?お前と
開いた口が塞がらなかった。
「そして、ふむ。前者の問いの答えは……そうだな。私達が求めていることは一つ、私達の仲間になってくれ。トロイア戦争の英雄、ヘクトール」
「は」
意味が分からないとばかりに彼は言葉を漏らす。
「……正直なところ、こうして俺を生かそうとする意味が分からないな。そっちに居る嬢ちゃんのお仲間もそうだが、嬢ちゃん自身でさえこの強さ。仮にオジサンを仲間にするにしても、そちらさんとの強さに差がありすぎると思うんだが」
「何を言うか、トロイアの英雄。お前の強さ、武勇……どれをとっても素晴らしいものだったと断言できるぞ。少なくとも私から見たお前は、戦士として実に見事だった」
いきなりの称賛の言葉に思わず顔を引き攣らせ、頬を朱に染めるヘクトール。こんなに真っ直ぐな瞳で褒められたのは何時ぶりだろうか、そんなことを考えながら目の前の少女の言葉を待つ。
「英雄ヘクトール、その腕を見込んだ上で頼みたい。私達の仲間にならないか?」
…………辺りに静寂が満ちる。
彼は目を瞑る。その場で暫くの間、ヘクトールは考えに考え込んだ。そうして長い沈黙の果てに、やがて彼はその目を見開いてはこう言った。
「……ハァー、了解だ。そもそも敗者には選択権なんて無いも同然だしな」
決心したような面持ちで誠治に向かい、彼は言う。
「サーヴァント・ランサー、ヘクトール。ま、オジサンのことは好きに使ってくれや。よろしくな、新しいマスター?」
まさかヘクトールが仲間…仲魔?になるとは、このリハクの目をもってしても……!!ということで、まさかの成り行きです。ヘクトールの仲間入りは、本当に作者も予想していませんでした。