【朗報】ワイの鯖、見覚えのある奴しかいない件   作:エタル丸

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ミカやアズサ、ヘクトールは、ホテルで仲良くお留守番中です。ゆっくり休んで一杯、働こうね!


魔王と死天使

 

先程まで握っていた魔剣を収納魔法陣にしまい、それと同時に眼前の少女は迎撃態勢に入った。

 

「<灼熱炎黒(グリアド)>」

 

それに応えるように俺は魔法陣を描き、無数の赤黒い炎を少女に向けて放った。

 

「シッ!」

 

少女も俺の行動に合わせ、<灼熱炎黒(グリアド)>めがけて自前の銃でそれを乱れ撃つ。

 

ドドドドドドドッ!と辺りに発砲音が響き、無数の<灼熱炎黒(グリアド)>があっという間に相殺された。

 

「……!!」

 

だが爆風に紛れ、隠れていた<灼熱炎黒(グリアド)>が少女めがけて撃ち込まれる。しかし、そんな手応えとは裏腹に少女には掠り傷一つついていない。

 

ふむ。対魔力か、それに類似したスキルか?なかなかどうして、英霊(サーヴァント)というものは興味深い。

 

少女は自身をアサシンクラスだと言っていたが、対魔力はアーチャーのクラススキルだ。となれば、自力でスキルを取得したと考えるべきか。

 

「面白い。では、これならどうだ?」

 

俺は右手を輝く黒炎に染め、眼前のアサシンめがけて加速しながら突っ込んでいく。

 

「<焦死焼滅燦火焚炎(アヴィアスタン・ジアラ)>」

 

その焼滅の掌が顕現した瞬間、周囲の物質と空間が瞬く間に溶滅し始めた。

 

それは太陽(恒星)よりも(なお)熱く、この世界においては余りに強大過ぎる極熱の力を発している。

 

「…………ッ、ハッ!!!」

 

ドドドドドドンッ!!!

 

焦死焼滅燦火焚炎(アヴィアスタン・ジアラ)>が発する莫大な熱に呆気にとられていた彼女だが、それも一瞬のこと。意識が現実に戻ってくるや否や、こちらの掌に向かって半ば反射で発砲してきた。だが──

 

(ぬる)い」

 

黒炎の手を軽く前に突き出してやると、こちらへ迫りくる銃弾のことごとくが黒い灰へと変わる。

 

その勢いでアサシンの根源(霊核)を焼滅させようとした瞬間──俺の身体に異変が起きた。

 

「ほう?」

 

アサシンの目が蒼く光っている。

 

先程までは灰を思わせる様な色だった眼が一変して、海よりも深き蒼色の瞳へと変貌を遂げている。その眼で以て、俺を鋭く見つめているのだ。

 

「なるほど。この世界における魔眼か」

 

なかなかどうして、思うように身体が動かぬ。

 

感じる力からして、この魔眼()は本来、「対象を拘束して縛りつけた後、問答無用で死へと至らせる」……そういった力を持っているのだろう。

 

だが、甘い。

 

「ッ……!?お前ッ、魔眼の影響を受けておきながら何故、死なない……!私の<縛死の魔眼>は相手を確実な死へと誘う、一種の権能といっても差し支えない代物(モノ)だ。逃れられる道理はなく、避けられるモノでもない……はずだ。それが、なぜ──?」

 

未だ困惑の表情を浮かべるアサシンに対し、俺はそれを笑い飛ばしてやった。

 

「くはは、確かにな。本来であれば、お前の力が俺へ届くのは道理と言えよう。現に俺は<縛死の魔眼>とやらに縛りつけられている。だがな?アサシン。その魔眼()にて、俺の深淵をよく覗け」

 

「な、んだ……その、力は…………?」

 

俺の身体からは黒き粒子が立ち上り、それは螺旋を描くようにして身体全体に纏わりついている。

 

それは紛れもなく我が血族たる力の証左。根源から溢れ出す、黒き滅びそのものだ。

 

「分からぬか?」

 

黒き粒子を纏い、この身を縛る呪縛を滅ぼして、俺は一歩前へと踏み出す。

 

「──破滅だ」

 




【召喚経緯(錠前サオリ編)】

???「仲間が次々と英霊召喚されていくンゴ。ワイも召喚されたいんやが、全く召喚される気配がない……。どうしたらええんや、マジで」

サオリ(天寿全う)「ばにたすばにたす」

???「ん、おぉ!?ワイの依代にピッタリな娘がおるやんけ!せや、あの娘の中に入ったろ(^^)」

サオリ「……ッ!?」

???「あ、あれ?この娘、意外に自我が強いな…。うーん、せや!精神を乗っ取るんじゃなくて、上手く存在ごと融け合えばいけるとちゃうんか?」

サオリ「…………(渋々承諾)」

???「おお、ええんか。サンキューやで(^^)」

→【結果】
サオリエル『成り行きで大天使と融合してしまった錠前サオリ(サリエル)だ。よろしく頼む』

召喚主(マスター)「ファッ!?なんやこいつ」
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