【朗報】ワイの鯖、見覚えのある奴しかいない件 作:エタル丸
翌日──
ふぃ〜、美味かったな。ビュッフェ形式だったから、いっぱい食べれたし満足だぜ。
「だからといって過度な暴飲暴食はよくないからね?」
分かってるって。流石にそこら辺は弁えてるから、後半は適度な量の料理を食べていたろ?
「前半は?」
………………。
ま、まぁそれは兎も角!僕ちん、先程から気になっていたことがあってですな──
「色々、言いたいことはあるけど……そうだね。私も少し気になっていたところだよ」
「ふむ。妙に視線を感じるとは思っていたが………」
藤丸立香(♀)とマシュ・キリエライトがね、凄い形相でこっちを見つめてくるの()
「あの女の子達、カルデアの子達……だよね?」
マジかよ……ってことはアレか?
んで、そんな彼女達がこちらを凝視しているってことはだぞ?この二人が英霊であるということは既に──
「バレているだろうな。くはは。なかなかどうして、良い目を持っている」
最早、そういった事に対する驚きすらなくなってきた自分に驚いたんだよね。
「……それで?どうするのだ、マスター」
どうするったって、そりゃ接触するしか無いでしょうよ。何らかの目的があって、こちらを観察しているんだと思うし。
「なるほど。それでいくか──」
…………ん?
ちょ、ちょちょちょい!何処に行かれるんだアノスさん!?しかも彼女らの席の方までいって一体……
「ふむ。食事中すまぬが、少しいいか?」
「え……?」
行ったァァァァァァァァァァ!!!!
アノス僭主……じゃなかった。アノス選手、迷わず突撃しに行きました!!しかも話し掛けられるとは思っていなかったあちら側も、困惑の表情を浮かべております!
これはどうしたことでしょうか!?
「えっと、どうしましたか……?」
「なに、先程からのお前達の視線が気になってな。俺達に何か用か?」
う〜ん、なかなか直球に切り込んでいきますね。まあ、彼らしいといえば彼らしいですが………。
「先輩、ここは私に……」
「任せたよ、マシュ」
おっと?カルデアチーム、何やら喋っているようですが……
「そう……ですね。あちらに居る方々も含め、少しお聞きしたいことが。朝食を終えたらで良いので、ロビーでお待ち頂けないでしょうか?」
「構わぬ」
「では後ほど、よろしくお願いします」
………………。
これは……アレ、ですかね。
「十中八九、私達についてだろうね」
にしては、すっげぇアッサリ話が終わりましたね。それにもうご飯、食べ終わっちゃったしなぁ。これは──
「ああ、行くぞ。マスター」
ですよね〜
◇
すみません、お待たせしました〜
「いえ、まだそこまで時間も経っていないですし……」
あー、それもそうですね。……っと、失礼。確か、僕達に用があると聞きましたが、どうされましたか?
「そう、ですね。ここで長話を挟むのもどうかと思うので、単刀直入に聞きます」
お?
「……貴方達は聖杯戦争の参加者ですか?」
聖杯戦争……え、聖杯戦争?
いや、すみません。違いますけど……
「「え?」」
……この娘っ子達は何を言っているんや?
「ちょ、ちょっと待ってください!貴方達はこの冬木における聖杯戦争、その参加者たるマスターとサーヴァントの方ではないのですか!?」
いや、参加者も何も……聖杯戦争があるなんて初耳ですよ。
ですが……まぁ、そうですね。聖杯戦争とは何ら関係がないとはいえ、僕達が
「……!では」
ええ、後ろの二人はサーヴァントです。
そして、この二人のマスターが僕になりますね。
「……先輩以外に複数のサーヴァントを従えているマスターの方が居るなんて」
「マシュ、もしかしてダ・ヴィンチちゃんが言っていた魔力の──」
えーっと、そういえば貴方達のお名前をまだ……聞いても良いですかね?
「……え?あー、すみません!」
「私の名前はマシュ・キリエライト。気軽にマシュとお呼び下さい」
「私は藤丸立香。こっちも気軽に立香って呼んでください!」
はいはい。二人とも自己紹介、ありがとね。じゃあ此方も自己紹介をば。
僕の……いや、俺の名前は尾崎誠治。で、こっちの二人は──
「私は聖園ミカ!ミカって呼んでね☆」
「アノス・ヴォルディゴードだ」
──そういうことだからよろしくね?マシュに立香ちゃん。
「はい、こちらこそよろしくお願いします!」
「よろしくお願いしまーす!」
何とかコミュニケーションは取れたな。
さて、これからどうしたもんべか……。