【朗報】ワイの鯖、見覚えのある奴しかいない件   作:エタル丸

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今回も短いです、すんません。
あと風邪を引いてしまったので投稿頻度も下がっています。次回も遅くなるかも、ごめんなさい。

※うちの立香ちゃんは、かなり脳筋です。


激闘必至

 

「クソッ、何だってんだよ一体!」

 

「「……!?」」

 

視界を覆う粉塵、それが次第に晴れていく。

 

そうして眼前に広がる光景に、一同は驚きを隠せずにいた。

 

「ここは──」

 

照りつける天の日差し、乾いた空気、血に染められたような大地。

 

そんな何処までも広がる空の下、マスターと英霊達はその大地に立ち尽くしていた。

 

「……これはテメェらの仕業か?」

 

理由のわからない状況に困惑しつつも、そう切り出してきたのはモードレッドだ。

 

彼女は嘘は許さぬとばかりに、鋭い眼光をマスター達へ向ける。

 

「正直なところ、私達もよく分かっていないよ」

 

立香は右手の令呪に魔力を集中させ、サーヴァント達は何時でも迎撃できるように体制を整える。

 

「ただ、今言えることは一つ。これで思う存分、戦えるだけの場は整った。それ以外の情報が、今の私達にとって必要なものかな?」

 

モードレッドは一瞬、真顔になる。

 

だが次の瞬間、獣のような獰猛な笑みを浮かべて自らの剣(クラレント)を構えた。

 

「クソ生意気な……!」

 

放出する魔力は赤い雷を伴っており、バリバリと音を立てている。

 

「──来るよ!マシュ、兄貴!!」

 

「おうッ、任せろ!!」

 

「システム、オールチェック。マシュ・キリエライト、迎撃します!」

 

 

 

 

 

 

 

 

……なぁにこれ?

 

「そらよっと!!」

 

眼前の敵を打ち倒すべく、ヘクトールは不毀の槍(ドゥリンダナ)を神速で突き上げる。彼は手を抜くことなく、初っ端から本気でアズサを倒す気でいるのだ。

 

「………………」

 

だがアズサはその神速の槍に即座に適応し、難なく避けてみせた。そして愛銃をヘクトールの腹部目掛けて、至近距離で発砲する。

 

「──────ッ!!」

 

目の前で繰り広げられている超次元の戦いに、思わず声を上げてしまった俺氏。

 

いや、これで声を出さない訳がないでしょうが。初めて本格的な英霊の戦いってのを観ているんだから、もう感動モノだよね。正直、動画も撮りたい気分だけど速すぎて撮れないだろうし……。

 

Fate VS ブルアカ。決して見ることが叶わぬはずの一戦に大興奮ですよ、ホント。

 

本来なら神秘を内包していない攻撃で英霊を傷つけることなんて出来ませんが、そこはブルーアーカイブ。彼女達(生徒達)は英霊と同様にその身に神秘を内包しており、その力をもって敵と戦います。つまり英霊達にも有効打を与えることが出来るという訳ですね、はい。

 

「オジサン、これでも一端以上の英霊ではあると自負していたんだけど──ッ!?!?」

 

突如、目の前に迫ってきた無数の凶弾に驚愕の表情を浮かべるヘクトール。それを槍で振り払い、後退した彼の顔は冷や汗で濡れていた。

 

「──流石だ、トロイアの槍使い。今のを退けるとは、当世にて九偉人の一人に数えられるだけのことはある」

 

「(……今のは……今のは駄目だ)」

 

ヘクトールは槍を強く握りしめる。

 

「(……明らかに尋常なモノ()じゃなかった。少なくともアレに撃ち抜かれれば最後、俺の霊基は滅ぶ程度じゃ済まない。生前の俺、恐らくは「座」に在る本体でさえ──)」

 

彼が英霊として『世界』に召し上げられてから、久しく感じることがなかった──

 

正真正銘の終わり()

 

サーヴァントとしての死は幾度も経験した。だが本当の意味での終わり()を予見したのは、かつての自分が散ることになったトロイア戦争以来だ。

 

「…………」

 

先の弾ほどではないが、それでも脅威足り得る死の凶弾を叩き落としながら彼は追憶する。

 

聖杯戦争に参加するわけでもない部外者(邪魔者)を消せ、と自身に命じてきたマスター(魔術師)のことを。

 

実のところ彼、ヘクトールが聖杯に望む願いは何も無い。強いて云うならば当世、平和な時代を気儘に歩いて回りたい──そんなところだろうか。

 

「…………!!(そら来たッ!!)」

 

続きを考える暇もなく、アズサの方から死滅の凶弾が跳んでくる。

 

だが今度は一発だけ──今ならいける……!

 

『標的確認、方位角固定……』

 

槍を力強く握り、眼前の敵(アズサ)に狙いを定める。

 

『壊れず折れず曲がらず、我が槍はすべてを射貫(いぬ)く──』

 

篭手の肘部分からは魔力の炎が噴き出し、圧縮されたエネルギーが槍に乗る。

 

是なるは世界のあらゆるものを貫くと讃えられたトロイアの絶槍、我が究極の一撃──

 

『蹴散らせッ、不毀の極槍(ドゥリンダナ・ピルム)ッッ!!!』

 

全霊を賭けた投擲が凶弾に迫り、それはいとも容易く貫かれた。

 

極槍が向かう先は白洲アズサ(死の天使)。その幼さを残した身体目掛けて、不毀の槍は一直線に飛んでいく。

 

 

 

あと3m(行け)……。

 

 

あと2m(そこだ)…………!

 

 

あと1m(我が槍よ)………………!!

 

 

 

「貫けェェェェェェェェッッッ!!!」





【クラス】アーチャー

【真名】『アズライール/白洲アズサ』

【性別】秩序・善

【ステータス】筋力:A 耐久:EX 敏捷:A+ 魔力:B+ 幸運:A(自己申告) 宝具:A


【クラス別スキル】

対魔力:EX
あらゆる魔術による影響をキャンセルする。事実上、魔術ではアズサ(アズライール)に傷をつけられない。

単独顕現(天使):A
単独行動のウルトラ上位版。四大天使たる彼女は神の意志に従い、悪魔や邪悪な存在を討伐するために天界や地上を含め、あらゆる世界を自由に行き来できる。更に即死系攻撃や精神異常攻撃に対する極めて高い耐性を持つ。


【保有スキル】

境界にて:EX
あらゆる全てに即死効果を付与するスキル。天主から生死の監視者を拝命した彼女は、絶死の権能としてこれを下賜された。然るべき時、天命が下りし時にのみ彼女はこの力を振るう。冠位の暗殺者が保有するスキルの、その原典たる死の権能。

Vanitas Vanitatum:A
依代たる少女の思想をスキル化したもの。対象の全ての強化を剥ぎ取り、その状態で能力値を固定。更に自身と味方に2ターンの間、ガッツを付与する。たとえ全てが虚しくとも、それが抗わない理由にはならないから──。

千里眼(天):──
最高位の千里眼。過去・現在・未来における全ての生者の魂を監視しており、その影響は全ての世界(宇宙)にまで及ぶ。生命であると定義されたものは何であれ、彼女の認識の範囲にある。使用不能。

道具作成:A
本来はキャスタークラスのみが有するクラススキル。だが彼女(依代)の戦闘スタイルは、多種多様な武器で敵を翻弄・圧倒する手数の多さにある。ゆえに戦闘では様々な道具が必要であるため、依代の強い要望でこのスキルを取得することになった。


【宝具】
人の子よ、汝らが生死は我が手に(アズライール)

【ランク】:A
【種別】:対魂宝具
【レンジ】:???
【最大捕捉】:???

詳細不明。本人曰く、大天使としての自らの権能を最大限利用した宝具の一つとのこと。



※本作ではキヴォトス人を依代()にして英霊召喚されると、筋力値と耐久値は基本的にA以上になります。もしB以下になるのだとしたら、それは明星ヒマリなどの病弱体質なキヴォトス人です。
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