TS暗殺者はお姫様の従者 〜だけど勇者パーティーには入りたく無い〜   作:雷雷帝王

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 スランプです!ゆっくり書いていくのでご了承ください!


暗殺者は四天王に目を付けられる/勇者は自分の無力さに打ちひしがれる

 

Side レイ 一人称

 

 オレはソフィアから剥がした魔力を頼りにして元凶に近づいて行ったら、ゴリゴリマッチョの筋肉ダルマが目の前にいた。

 

「お主、なんて貧弱な体をしているんだ!!我輩は剛腕の《ガルバリン》様直属の幹部ナンバーワン!百腕のダルンバ様である!!お主なぞ捻り潰してやろう!」

「……」

「なんだ、怖くて声も出ないか?」

「……はぁ~、くだらない」

「なんだと」

「オレは今非っ常に機嫌が悪い。悪いがお前は叩きのめす」

 

 オレはそう言うと、結界魔法で目の前の筋肉ダルマの両腕を細切れにした。

 筋肉ダルマはいきなり自分の両腕が細切れになったのを見て驚愕していた。

 その隙をついて執事服に隠してしたナイフを奴の目ん玉に突き刺した。

 

「ギイャァァァァァッ!?」

「早く死ね、この筋肉ダルマが」

 

 オレは筋肉ダルマの頭を掴み、そのまま結界魔法で細切れにした。

 筋肉ダルマは血溜まりになって絶命した。

 

「直は早いんだぜ、ってな」

 

 オレはそのまま先に元凶がいるであろう方向に向かった。

 


 

Side ユウキ 三人称

 

 時は少し遡り、三手で別れたて他の2人が見えなくなった時ソレはユウキの前に現れた。

 

「!?お前は……!?」

「初めまして勇者ユウキ、そしてさようなら」

「!くっ、お前まさか!?」

「おやおや、知ってくれていましたか。そう、私こそが四天王が1人。叡智の《カリシュリン》でございます。以後お見知りおきを」

 

 ユウキの目の前にいるダークエルフの男は礼儀正しい態度でユウキに接してきた。

 たが、隙を見せた瞬間に攻撃するぞといいたげな雰囲気を漂わせていた。

 

「村の人達がおかしくなったのはお前の仕業か!」

「えぇ、そうですとも。この杖で心の奥底にある不安を表に出してみました。どうです?私の発明は凄いでしょう」

 

 自慢気にカリシュリンは自分の発明をユウキに話した。

 ユウキは意味が分からないとばかりにカリシュリンを睨みつけて聖剣を構えた。

 

「おや?仲間もいない今の状況で私に挑むのですか?あまり賢明な判断とは思えませんね」

「それでも、やるしかないだろ。俺は勇者だからな……!」

「クックック、ならばかかってきなさい!」

 

 そして、ユウキの初めての四天王戦が始まった。

 


 

Side レイ 一人称

 

 今、オレの目の前にさっきの筋肉ダルマより一回り小さいがうちに秘めた力が筋肉ダルマの比じゃない奴が上から降ってきて砂埃の中から登場した。

 

「ほう、貴殿がダルンバを葬った人間か。我は四天王が1人、剛腕のガルバリンである。我が部下であるダルンバの様子を見に参った」

「……だったら、死んで会いに行けよ。オレは急いでんだ、早く死んでくれ」

 

 オレはナイフを構えて脚に身体強化魔法(フィジカルエンチャント)を掛けて目の前のデカゴリラにいつでも襲い掛かれる体勢になった。

 

「……貴殿、その瞳と無駄のない魔力運び。“龍の血”の継承者だな?」

「あ?“龍の血”、なんだソレ?」

「なんだ知らないのか。……まあいい、ダルンバを一瞬で細切れにしたことといい、貴殿に興味が湧いた。改めて手合わせを願おう……!」

「ごちゃごちゃ煩いなぁ……オレは急いでるって言ってるだろ。とっとと死ね」

 


 

Side ユウキ 三人称

 

 聖剣でカリシュリンを攻撃しようとしたが魔法でそれを防ぎ違う魔法でユウキを攻撃した。

 ユウキはその攻撃を避けてまた振り出しに戻った。お互いに一歩も譲らない攻防を繰り返していた。

 

「クックック、流石は勇者様ですね。お一人でここまで食らいつくとは」

「はぁ、はぁ、やっぱり強い」

 

 ユウキはカリシュリンの猛攻になんとか食らいつき攻撃を仕掛けているが、一向に攻撃が当たるビションが見えていなかった。

 

(くそ!どうすればあの杖を壊せる!攻撃を仕掛けたら防がれてカウンターされる。俺1人じゃ勝てないのか……!)

(流石は勇者ですね。ですが、まだまだ発展途上……ここから更に成長されると厄介ですね。ですが、ここで芽を摘むのも勿体ないですね。しかし杖を壊されるのも嫌ですね……どうしたものか)

 

 1人は自分の無力さに打ちひしがれ、もう1人は研究者として観察する為に見逃すべきか四天王としてここで屠るべきか悩んでいた。が

 

「我流呪術·影縫い!&」

「レインボー·シュート!」

「!?」

「!?」

 

 突然カリシュリンが持つ杖を攻撃した乱入者達に2人は驚いた。

 

「クックック、我が来たぞ!」

「チカゲ!それにソフィア!」

「くっ!呪術師ですか。厄介な人が現れましたね……!」

「私もいるのを忘れないでください!」

「!?杖が……!……流石はアスラード王国の王女《虹色の魔導士》と呼ばれるだけはありますね」

「あら、魔族にしては情報通ですね。流石は叡智のカリシュリンってところですか」

 

 突然の乱入者達、それはチカゲとソフィアであった。

 チカゲは元凶を探している最中に迷子になり途方に暮れていたところをレイのおかげで元に戻ったソフィアが偶然見つけ、異様に魔力が強い場所に急行したところユウキとカリシュリンが戦っている所に来たのだった。

 

「杖を壊されてしまいましたか……まぁ、いいでしょう。私はこれで退散するとしますか。ダルンバ!後は頼みますよ!」

 

 カリシュリンが叫ぶとレイに細切れにされた筈のダルンバが空から降ってきた。

 

「任せてください!カリシュリン様!さっきは油断して執事服の女に細切れにされてたが、今度は違うぞ!勇者共!覚悟するといい!!」

「さて、それでは失礼しますね」

「!?待て!くっ……!」

「お主達の相手はこの我輩であるぞ!」

 

 カリシュリンは転移魔法(ワープゲート)でユウキ達の前から消えた。

 ユウキ達は後ろ髪を引かれながらも目の前のダルンバを倒すことに集中するのであった。

 


 

Side レイ 一人称

 

「どうした!避けてばかりでは我を殺す事など出来ぬぞ!」

「チッ!……面倒な奴に目を付けられたな」

 

 このデカゴリラ、さっきの筋肉ダルマよりも小さいし動き回られるせいで結界魔法での解体が出来ない。

 オレの結界魔法の解体は空間に設置した結界を完全に閉ざすことで発動する。

 つまり空間に設置した結界を閉ざす前に動かれたり結界自体を破壊されれば簡単に無力化される、しかも閉ざすのに結構な集中力が持ってかれる。

 どうするか、解体はあのデカゴリラ相手に相性が悪い、けどオレのメイン火力は解体なんだよなぁ。

 ……なんか面倒になってきた。あまり出したくないが…仕方ないか。

 

「むっ?どうした、一直線に突進するなど貴殿らしくない。血迷ったのか」

 

 オレはデカゴリラに突っ込み、ナイフで突き刺したがデカゴリラの左腕で止められた。

 

「お前はオレの何を知ってんだよ」

「少し動きを見れば分かる。貴殿は女故の非力さを魔法と技術、そして知識で補うスタイルだろう」

「お前、キモいな。正解だよ、だからこれにも考えがあるんだよ」

 

 オレは()()()()()()()()()()()()()()()()()()。そして、奴の首にナイフを刺した。





 レイ·ノネームド…四天王の1人に目を付けられた人。解体以外にも結界魔法の使い方を見つけた
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