TS暗殺者はお姫様の従者 〜だけど勇者パーティーには入りたく無い〜   作:雷雷帝王

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 お久し振りです!タヒんでません!!実は構想を考えてたら色々とアイディアがわんさか湧いてきて逆に何も書けない状態になってました……!
 これからもこんなのが度々起こるかも知れないのでどうかご容赦を……!
 あと、駄文には変わらないので期待しないでお読みください!



暗殺者は元魔族の聖女様に説明してもらいたい

 

Side レイ 一人称

 

 オレとと契約が完了した途端にマリナは取り繕うのをやめて本性を剥き出しにしてきた。

 

「それで、何処から私が元魔族だって知ったのですか?これでも細心の注意を払っていたのですが……」

 

 言葉遣いは変わらず丁寧だが、言葉の節々から気怠げな雰囲気を隠そうともしていなかった。

 

「それは黙秘させてもらう……まぁ、結構頑張ったとだけ言っておく」

「チッ、はぁ〜……で、なんでしたっけ?"龍の血"についてでしたっけ?」

 

 マリナは心底面倒くさそうにそう言った……コイツ、オレより猫被ってんなぁ……

 

「まず、"龍の血"ってのは初代魔王が人族に振りまいた呪いで……「待て待て待て待て待て待て、一旦待て」……何ですか?」

「いきなりとんでもない事をぶっ込むな。オレが聞けると思ってた範囲より深い事を言われて、頭が混乱してる……」

 

 オレが聞けると思ってたのは本当に少しだけだと思ってたからまさか、マリナが当たりだったとは思わなかった……

 

「……はぁ、落ち着いた。遠慮なく続けてくれ」

「ふんっ、なら言う通りに……。初代魔王は魔王であると同時に龍族の王でもありました。そして、倒される直前にその強大な力を呪いとして変換し、世界中にばら撒きました。それが、魔族に伝わる"龍の血"の始まりです」

 

 ……成る程、"龍の血"は人族に広まった呪いであり、魔族はそれを"龍の血"と名付けたってわけか。

 

「けど、なんで"龍の血"なんて名前なんだ?その初代魔王が龍族ってだけが理由じゃないんだろ?」

「……その通りです。その呪いの効果は……人族を理性の無い龍へと無理矢理変えるというものです」

「それは……なかなかえげつない呪いだな」

 

 "龍の血"がそんなえげつない呪いなんて思わなかった……ん?待てよ、ならなんで人族の間で魔力過敏症なんて名前で広まってんるんだ?

 

 オレがその事について質問しようとしたら、マリナが先手を打ってきた。

 

「"龍の血"は確かに呪いです。ですが、龍に近づく事によって、呪いを持った人族は龍の様に魔力を過敏に感じます。そのせいで、人族は呪いだと分からずにただの病気の1つだと思い込み、魔力過敏症なんて名前が人族の間で広まりました。……どうせ質問されると思って、先に説明しました。他になにか質問はありますか?」

「……無い、な。あっ、でも1つ……やっぱ2つある」

「?……何ですか?」

 

 危ない危ない、"龍の血"の話で衝撃を受け過ぎて危うく忘れる所だった。

 

「まず、なんでオレはまだ龍になってないんだ?17年生きてきたが、龍になりそうな感じはしなかったぞ」

「さぁ?多分、個人差があるんじゃないですか?」

「んな適当な……」

「ほら、1つ目の質問には答えましたよ。さっさと2つ目の質問をしてください」

 

 マリナは心底面倒くさそうそう吐き捨て、結構大きはため息を吐いた。

 

「じゃあ、遠慮なく。なんで人族だけが呪いにかかったんだ?世界中にばら撒かれたんなら他の種族にも呪いそのものは掛からなくても影響ぐらいあるんじゃないのか?」

「さぁ?どうしてなんでしょうね」

「……ふざけてんのか?」

 

 色々我慢してきたが、流石にキレそうだ……!

 

「いいえ、本当に知らないんですよ。元々、その頃には私は魔族を辞めるのに躍起になっていたので、他の事に興味無かったんですから」

「……そうか。まぁ、色々知れたからそこは感謝だな」

「それは良かったですね。……あとは契約通り私の正体について口外しないで下さいね」

 

 オレが「分かってる」と言おうとした瞬間、右腕に巻きついていた見えない鎖が砕け散った。

 

「はぁ!?」

「これは……!?」

 

 マリナはさっきまでの気怠げで落ち着いた表情を崩して、いきなりの出来事で驚きの表情になっていた。

 かく言うオレは、契約が無効になった事とは()()()()()()()()()

 

「なんで今()()()()()()()が発動した……!?」

 

 加護とは、解釈次第でなんでも出来るつかないの魔法と違って、一点特化型で特化した魔法しか使えないが、それ故に強力な魔法の事だ。

 例えば、ソフィアの持つ防護の加護はあらゆる攻撃や魔法を防いだりする事に特化した加護だ。

 故に、ソフィアが加護を発動している間は攻撃に特化した加護でも破るのに一苦労する……まぁ、ソフィアの加護は、防御系の加護の中でも上位に位置する代物だからってのもあるがな。

 

 更に『守る』という行為の解釈を広げると、さっきみたいに契約を無かった事にして事にしたり出来る……らしい。

 普通は無理なんだが、ソフィアは魔法に関しては超天才なので、常識を当て嵌めてはいけない。

 

「なんでアイツの加護がアンタに発動してるのよ!?」

「あぁ〜……それはだな。オレとソフィアがそのぉ……()()が繋がってるんだ」

「はぁ?……はぁ!?」

 

 マリナは一瞬、わけ分からないと言った表情をしてから、顔を真っ赤にしながら素っ頓狂な声を上げた。

 

「な、なっ!?な、なに、アンタ達って()()()()()()だったの……?」

「違う!断っじて違う!!オレとソフィアは清い関係だ。だから変な勘違いすんな」

 

 パスってのはつまり……奴隷とその主とかそんな感じのぉ……まぁ、そういう関係の奴らが逆らえない様に繋ぐやつだ。

 よく使われるのはまぁ……奴隷に対して夜の運動会とか夜のプロレスごっことかを強制するとか、だな。

 

「なら、なんでパスなんて繋いでるのよ?」

「1回オレが死にかけた時な色々あってな……その時に、少し特殊なパスを繋いだんだ。これ以上は言えない」

「……そう、まぁいいですよ。はぁ……結局、私だけ損した形になりましたね」

「……これはオレの責任だ。だからとは言わないが、お前の秘密は言わない事を誓おう」

 

 流石にこれはオレも予想外だった……このパスが起動するのはオレが死にかけた時、それ以外はソフィアがこのパスを辿ってオレを見た時だ……つまり、オレとマリナが何かしらの契約をしたのがソフィアにバレたってわけだ……はぁ〜、これは面倒くさい事になったな。

 いや、今回はオレの不注意だった……いつもオレに悪いからって、滅多にパスを辿ろうとしないから油断してた。

 

「はぁ、とりあえず進みましょう。これ以上遅れると何があるか分かりませんからね」

「そうだな。とっとと進んで最奥に行こう」

 

 そう言ったのを最後に、オレ達は一言も会話をせずに奥へと進んで行くのだった。

 





 レイ·ノネームド…この後ソフィアに説明(弁明)しないといけない故に、気が重い人。
 偶々とはいえ、自分にも責任があるのでマリナと一緒にいるのが気まずいと思ったる

 マリナ·クリスハート…レイとソフィアの関係がイケナイ関係なのか疑った人。
 結果的に、自分だけ大損して機嫌が滅茶苦茶悪い
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