QCの記憶   作:qw4

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第5話

僕たちは階段を降り、地下へと移動する。

地上よりも開けており、空間全体が広く感じられた。

ふと疑問が浮かび、僕は高橋に問いかける。

 

河凪「そういえば、高橋はどんな武器を使うんだ? 僕はハンドガンとナイフだけど。」

 

高橋は横に携えていた銃を外し、両手でこちらに見せた。

 

高橋「私はサブマシンガン。発射レートを少し落として、命中率を上げてるんだ。」

 

高橋「弾薬は倉庫からたくさん持ってきたけど、頻繁にリロードが必要だから……基本的に、安全な場所から攻撃するつもり。だから前線はお願いできる?」

 

「カチャ」と静かに装填音を鳴らしながら、冷静に戦闘スタイルを説明する高橋。どうやら中距離戦がメインらしい。

それを聞いた三国が一歩前に出た。

 

三国「なら、俺が前線を張る。お前は後ろから積極的に撃ってくれ。」

 

高橋は「うん」と頷いた。それを聞いた僕は、少し考え込む。

二人が中・後衛で攻撃していると、不意の奇襲に対応しにくい。

三国一人に負担が集中すれば、戦闘を続けるのは困難になるだろう。

 

だから僕は、ナイフを握りしめながら言った。

 

河凪「僕も前に出るよ。落ち着いて攻撃してね。」

 

役割を決め、僕たちは進軍を開始する。

 

歩き出して間もなく、オケアニスたちが現れた。

ゴビー1体に、チャリーが2体。

三国が即座に指示を飛ばす。

 

三国「チャリーは俺が両方抑える! 河凪はゴビーを! 高橋、装甲を撃ち抜け!」

 

「ヒュンッ!」とチャリーの腕が空気を裂く。

三国はその一撃を身を翻してかわし、「ギィンッ!」と金属音を響かせて、もう1体の攻撃を刀で受け止めた。

「ザシュッ!」と鋭く振るわれた刃がチャリーの腕を切断する。

 

その瞬間——

 

「ダダダダダッ!」

背後から高橋のサブマシンガンが火を噴いた。

「ガンッ! ガキンッ!」と装甲に命中し、チャリーの体に穴が空く。

 

だが、もう1体は倒れない。

 

高橋「弾、切れました。後は任せます!」

 

三国「ナイスカバー! あとは俺がやる!」

 

「ブンッ!」と風を切る音とともに、三国の斬撃がチャリーを真っ二つに裂く。

「ズバァッ!」という音と共に、装甲が割れ、チャリーは崩れ落ちた。

 

その間、僕はゴビーと向き合っていた。

 

昨日までは怖くて、攻撃なんてできなかった。

でも——もう怖くない。

 

「ブンッ!」と振るわれたゴビーの爪が空を裂く。

僕は「サッ」と身を翻し、「シュッ」とナイフを突き出した。

「ギャアッ!」と悲鳴を上げたゴビーの腕に、切り傷が走る。

 

体勢を崩したその顔面に、「ゴッ!」と拳を叩き込んだ。

手の甲がじんと痛む。けれど、止まらない。

 

兎真のように、動きを止めるイメージで——

 

「ズッ、ズッ、ズッ……!」

何度も、ナイフを突き立てた。

生温かい感触が手を濡らす。それでも僕は、止めなかった。

 

初めての単独討伐。体は興奮で震えていた。

 

「ドン」と肩を叩かれ、三国が笑う。

 

三国「単独討伐、よかったな。」

 

僕は「ありがとう」と返し、尋ねた。

 

河凪「そっちは無事に終わった?」

 

三国「ああ。チャリーの腕を1本切ったら、高橋が援護してくれてな。楽に倒せた。」

 

安心したのも束の間——

 

「ギャアアアアアッ!!!」

オケアニスの咆哮が、地下に響き渡った。

 

戦闘は、まだ終わっていなかった。

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