ウォーハンマー×ブルアカ   作:eriza7170

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元ウォーハンマーのゆるやかな日常3

001

 

ケイオスマリーン、スペースマリーン、両者はおよそ一万年以上の敵対関係にある。

戦争、それには物資が必要だ、英雄たるものと反英雄たるものの武具の修理、食料、働く人員、奴隷、弾薬。

ありとあらゆる物資が不足する世界において武具と弾薬だけはたくさんあった、それはありとあらゆる戦力が絶滅戦争をしかけているからだろう。

 

だがこのキヴォトスにおいてそれはあふれるほどあるものだ、もはやその辺の土から物資がとれるのではないかというレベルでキヴォトスは、外の世界の者が見れば輝くほどに様々に恵まれている。

 

まぁあるところにはあり、ないところにはないのだが。

 

そんな外の世界とキヴォトスにおいて不足しがちな存在とはなんだろうか?

 

それは……

 

 

 

「ふー……いい仕事をした。」

 

とあるメカニカスたちの活動場所、そこには数多くの少女の平均身長まで縮んでいるマリーンのアーマーがあった。

よく見ればただ小さくなっただけではない、装甲はリサイクルの溶かした鉄で整形された外見だけであり、防弾性能なんてその辺の防弾チョッキくらいしかない。

キヴォトスの衣服とか防弾チョッキがおかしいって?それはそう。

それに動きやすいように軽量化されているタイプと、重装甲なタイプ、もはや動くことを考えていないし筋肉がすごくないと持ち運べもしないターミネータータイプまである。

どれもこれもが外見だけだ、ちょっとお金を持つ者はここに内蔵アシストスーツを買ったりする。

元マリーンからは欲しがられる人気の商品だ、それに常時火薬のにおいが離れることのないキヴォトスだ、修理費用もとればそこそこリッチになれる。

 

故に今日は外食に行こう、ミレニアムのバカみたいな合成食品じゃないにくにくしい食い物を食べに行こう、そう彼女は思った。

工房の部屋から出る際には来ていた赤いローブを消毒し、背負ったサブアーム式のバックパックをロッカーにしまい込むとドクロマスクを外し、

 

 

「……げ。」

 

「……うわ。」

 

別の工房から出てきた存在がいた、それはケイオスメカニカスと呼ばれている存在たちの部屋だった。

黒いローブにドクロマスク、トゲトゲしい肩パッドに見せびらかすようにバックパック式のサブアームをガシャガシャしている

 

 

「0101010……相変わらずバカみたいな恰好だなケイオスメカニカス、肩と背中疲れないのか?」

 

「01010……フン、機械神の力を借りずに技術の極致を目指せると傲慢なお前ほどの不格好じゃない」

 

「それは悪魔の力だ、そんなもの真の機械神の目のまえでは裸足で逃げだすだろう!」

 

 

ぐぬぬとにらみ合う二人

 

そのまま、フン!と言いあうと別方向へと歩いていき、分かれていった。

 

 

002

 

「おう!いらっしゃい!」

 

 

アビドス都市、その中にある屋台にて行われているのはラーメン作りだ。

安く、多く、そして美味いの三拍子そろった柴関ラーメンは正に学区外からも人がやってくる隠れた名店であった。

まぁ一度誤解で爆破されたりしたし、店主が素人同然であった時もあった、歴史ある名店だといえよう。

そこに二人のメカニカスが同時にやってくる。

 

 

「「1000円ラーメン一つ!」」

 

「あいよ!」

 

 

機械神、それに対する信仰と対象、そして作るものは違えど、食事の好みは一緒らしい。

 

 

「そのメカニズムだと」

 

「いやいや逆にこれがな」

 

 

ズルズルと食事をする音と共に聞こえてくる声、それはメカニカスかミレニアムくらいにしかわからないであろう複雑怪奇な物。

 

 

「祈りの時間を延長することによって」

 

「いやいやそこは逆に減らすことで初心者への理解が」

 

 

あわや味わって食べていないのか?そんなはずもなく、生前の彼女らでは考えつかないような贅沢、機械神への信仰と柴関ラーメンへの信仰は異端である彼女でも正式である彼女でも同じであった。

それはいつの間にか同席していた美食研究会が彼女たちを爆破していないからわかることだろう。

 

 

「「ごちそうさまでした!」」

 

 

そうして同時に喰い終わった彼女達、その頭の中には互いに行われたラーメンによる技術交流会による考えに支配されており。

はやくその考えを実行したい、そんな欲求のはざまにあった。

この技術革新という本来の世界であれば異端真っただ中である、それをしようとしている二人は異端であるか?

 

否である

 

この世界では誰も彼女らもが自信の好き勝手に技術革新を起こし、失敗し、成功している。

 

物騒だが平和なキヴォトスにおいてそれは日常であった。

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