ずっと思ってるけどエルデンリングのストーリー全部解き明かした完全本みたいなの出して欲しい……モヤモヤが…あぁ……メスメルの父親めっちゃ気になる……マリカの誘惑めっちゃ気になる……
てか竜の羽衣どうしよう……飛べるやついたっけ……思いつかん……
モルガン、ルイズ、コルベールの三人で情報交換をした結果、すぐに互いの差異に気がついた。
ハルケギニア大陸にトリステイン王国、魔法学院に、メイジに使い魔。
狭間の地にデミゴッド、黄金樹に、黄金律に褪せ人。
召喚や魔法の概念は互いにあったので受け入れられたものの、あまりにも体系が違うのでしばしば議論になった。それに加え、モルガンの直前召喚の状況からやはり結論は……
「別の世界ねぇ……」
時が経ち、ルイズの部屋。夜になりルイズが夜空を窓から見上げてる。
「黄金樹?なんて見た事ないし黄金律ってそれただの言葉じゃないの?」
「いや、それそのものが世界の律として機能していた。流れる星をすら律し命の灯しを高らかに輝かす。それがエルデンリング。それを律として神たるマリカが布いた黄金の時代だった」
「まるで神話の世界ね…って、だった?」
「ああ、俺たちが終わらせた」
「どうして?……ってたち?」
「生も死も、身近にあるより遠くにある方が良い。その考えに、俺も乗ったのさ」
「……?」
「要は普通に生き、普通に死ぬ。そんなごく自然な世界を、2人で見守ろうということさ」
一応信用してもらうために、モルガンは自身の世界について嘘偽りなく話した。だが全ては話していない。褪せ人という概念は話したものの、死んでも生き返ることなどを話せばこの世界でどのような扱いになるのかモルガンにとっては計り知れないからである。
「まぁ、今までの事を喋り続けても埒が明かない。これからの話だが、使い魔というのは一体何をする?」
「そっ、そうね! まず使い魔は、主人の目となり、耳となる能力を与えられるわ。使い魔が見たものは、主人も見ることができるのよ」
「…ここが俺の世界であったら発狂しかねんな」
「……何見てきたのよ…ま、あんたじゃ無理みたいね。私、何も見えないもの」
ルイズはさらに続ける。
「次に、使い魔は主人の望むものを見つけてくるのよ。例えば秘薬とか」
「秘薬とな?」
モルガンは懐から白く光る石のようなものを取り出す。
「えっ、それ秘薬なの!?」
「あぁ、己のあらゆる能力を底上げする代わりに生命を削るものだがな」
「そんなの秘薬って言わないわよ……もっと危険な何かよ……でも秘薬ってのは特定の魔法を使うときに使用する触媒よ。硫黄とか、コケとか……」
「そういったものか、個人的にもよく探す」
狭間の地で素材集めをしたモルガンにとって、何かを探してくるなどもはや当たり前のことである。
「そして、これが1番なんだけど……使い魔は、主人を守る存在であるのよ! その能力で、主人を敵から守るのが1番の役目! あんたは……」
「そこは信頼していいな」
モルガンが身に纏う武具。使い古されてもなお頑丈さを誇る大剣や盾は扱ってきた主を歴戦たらしめる証明でもあった。
「でも、そんな敵なんて毎日現れるものでもないわね……だから、普段は雑用ね。洗濯や、掃除よ」
「……したことが無い……」
「はいはい。さて、喋ったら眠くなっちゃったわ」
ルイズは、ブラウスのボタンを外し、下着まで露わにする。モルガンはその様子に呆れ返ったように言った。
「お前、男の目の前で着替えるのか」
「なんで?」
「普通、男の目につくところで女は着替えはしない」
「あんた、使い魔でしょ? なんとも思わないわよ」
完全に、男として扱わないという発言。モルガンはさらに呆れた。ようは使い魔に、主人としての威厳を示しておきたいのだろう。男扱いされない程度で傷つくようなモルガンではないが、仮にも自分の主人たる少女の器の大きさについては心配になる。
「じゃあこれ、明日になったら洗濯しといて」
そういうと、ルイズはモルガンの足元にパンツやキャミソールなどの下着を投げ捨てる。
「……………」
「あ、あんたの寝床はそこの藁束だから」
「……あ、ああ」
あまりな対応にモルガンは固まる。いや、横になって寝れるだけいいのか?狭間の地での生活に慣れすぎたせいでもはや分からなくなってきた。
もうルイズはベッドでスヤスヤと寝ている。狭間の地の貴族もこんな生活だったのだろうか。少し羨ましいと思いながらもこれからの日々に備え持ち物の整理をする。
狭間の地はどうなったのだろうか。そんな事を思い浮かべながら収集品を眺める。自分がいなくなった後の世界はどうなっている?ラニは?トレントは?律は?あれこれと悩みごとが増えるが今更だと思い整理を済ませた後、眠りについた。
朝になり、
「起きろ」
「ん、うん?…誰……って使い魔か」
ルイズを起こし着替えを渡す。ルイズが着替えると思い背を向けようとするとルイズが、
「着せて」
「それくらい自分でできるだろう?」
「下僕がいる場合貴族は自分で着ないの!」
「これでは威厳があるのかないのかわからんなぁ……」
「うっさい!飯抜きにするわよ!!」
「はァ……」
ため息混じりに着させ、食堂に向かう。豪華な食事がずらりと食卓に並んでいる。この世界では魔法使いは基本的に貴族階級であるのは教えてもらった。貴族の子どもでこれなら大人のメイジや王族はどうなのだろうか。影の地にてサソリ煮込みを味見して吐きそうになったことを思い出して血の気が引いたモルガンであった。
ルイズが席に着くと指を下に指す。隣に座れということか?と思うも床に皿が置いてあるのを見てまさかと思った。
「……これか?」
「それよ、わたしの粋な計らいで特別に食堂の床で食べさせてあげるんだから感謝なさい」
嫌な予感が的中した。床で食べるなぞ獣がすること。もはや従順である必要はない。
「床で食べるくらいならいらぬ」
「ちょ、ちょっとあんた!」
皿を返し広場でルイズが食べ終わるのを待つ。まぁ褪せ人となった以上食事なぞ不要である。それに加え、あんな床食いをするなら立ってゆでエビを食べるだけで良い。エビ好きに悪いやつはいねぇ。
暇つぶしに2年の生徒が使い魔と戯れているのを見るとどうやら学院が雇用しているであろう使用人がこちらに向かってきた。年はルイズたちとあまり変わらぬくらいか。
「あの、あなたがミス・ヴァリエールの使い魔になったっていう……」
「耳が早いな」
「騎士が使い魔になったって噂になっていますから」
「君はメイジではなく雇われの使用人か?」
「ええ、私はここでメイドをさせていただいてる平民のシエスタです」
「俺はモルガン、あまり畏まらなくていい、俺とて平民さ」
「え、そうなんですか!?てっきり貴族の方かと……」
「まぁ真似事のようなものだ」
魔法を使うことができるならモルガンはメイジであり貴族と呼ばれるに然りある。とはいえハルケギニアの世界ではハルケギニアの魔法を使う者を貴族と呼ぶ。その律に従うのであればモルガンは貴族ではないと言えよう。
「何かの縁だ、手伝って欲しいことがあるならいってくれ」
「あら、ありがとうございます。では……」
モルガンはシエスタに言われ束の間だが給仕の仕事を手伝うことになった。
空いている卓に菓子を置いたがどうも座っている2人の会話がギスギスしている。どうやら恋人の二股疑惑らしい。関係ないことだと思い離れると金髪の男がこちらの方向にある何かを見るなりすぐに彼女を連れてその場を離れようとした。その方向を見やると周りをキョロキョロと見ている茶髪の長い女子が居た。恐らくは二股疑惑の女子だろう。
「ギーシュさま、どちらに……」
「金髪の男ならあそこにいるぞ」
「あっ、ギーシュさま!」
「わっ、け、ケティ……!」
「探しておりましたわ、夕べ話していた手作りのスフレ、お茶会にと思いましたの」
「あっ、そ、それはいいね……」
明らかに男が動揺している。もはや疑惑でなく確定か。それに加え金髪の縦ロールの女子が夕べ……?と怪訝な顔をしている。何も知らないようだ。ギーシュという男が取り繕うももはや収集がつかない。ますます二人の女子の反応が悪くなる。
「あぁモンモランシー、その薔薇のような顔を怒りで歪ませないでおくれ!………と、とにかく、二人とも落ち着いて…」
「「嘘つき!!」」
勢いの良い平手打ち二発。取り巻きが笑ってるなか、ギーシュという男が公衆の面前で恥をかかされたからか、怒りの目でこちらを見てきた。逆恨みか。
「君が機転を利かせて時間を稼ぐことだってできたんじゃないか?」
「俺がそれをするほどの義理もなければ頼みも聞いていない。身から出た錆だ。二股なぞしなければいい」
「「そうだぞギーシュ!!お前が悪い!」」
「クッ……君は貴族に対する礼儀を知らないようだね」
「二股するものに礼儀もなにもあるまい」
「!!いいだろう……僕を侮辱し、2人のレディを怒らせた……決闘を申し込む!!場所はヴェストリオ広場で」
「はァ……いいだろう」
決闘がなされることが決まったようで野次馬の生徒たちは盛り上がっている。シエスタはどうしたものかと慌てている。シエスタに大丈夫だと言うがそれでも不安なようだ。それにズカズカこっちに向かってきている足音がある。見やるとルイズがいた。
「今すぐ謝りに行きなさい」
「来ていたのか」
「全部見てたわよ。悪いこと言わないから早く謝りにいきなさい!平民が貴族に勝てるわけないのよ、怪我で済めばいいほうなのよ!」
「……いい機会だ、俺の強さをみせてやる」
「って……あぁもう!」
律無き世界で初めての戦闘が行われようとしていた。
ダークソウル4とか未だに待ってる。ファランの大剣とか綻び刀とか輪の騎士の直剣とか自分の心に刺さりすぎた。