使うモノ語り   作:イヤマナ ロク

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第39話 さらにさらに磨きをかけていく。

「来い!ラダー!」

そう言って空から集まったの5体の怪人だった。怪人を翼を閉じネイションに跪く。ネイションは怪人一体一体の名前を呼ぶ。

 

「プテラリーザ。」

「キイィィ!」

 

「カゲロフライ。」

「ラアァィイ!」

 

「チェラキラ。」

「チェビー!」

 

「イーグレブ。」

「キエェェエ!」

 

「シューワン。」

「キュオ!キュオ!」

 

出てきた怪人はコウモリ、トンボ、ハチ、鷲、白鳥の力を持つ怪人達。ネイションは

「お前たちの結界を特別に解く。調べて欲しい人間がいるからな。」

 

そう言いながら虚空から錫杖を取り出し、それを各怪人の頭に近づける。

「ヤツの事を片っ端から調べろ。」

そう言いながら錫杖越しに波動を与えていく。怪人の頭にはネイションから見たユーザの記憶を植え付けられていた。

「お前らはこれを使え。」

ネイションは呪文を唱え始める。

 

「ヘジィラゴブ・ンジャメゾトルア・ゲバカインド」

錫杖を地面に打ちつけると。怪人達の姿が人間の姿に変わっていく。

 

「慣れれば言葉も喋れるようになり、姿も自在に変えられるようになる。さっさと行け。」

 

そういう5体の怪人は怪人の姿に戻り、空は飛び立って行った。

 

一方診療所では

「……つまり、バカ医者が増えたのはシャーバラン。アンタの仕業って事か?」

「そういう事だね………」

 

事のあらましは今朝に遡る。

「てかアンタ……いつまでいるの?」

雅之がシャーバランに問いかける。

「いつまでって言われても………オレにも分かんないなー。そもそもキミが呼んだんでしょ?」

 

「えっそうなの?やっぱそうなのか……」

(確かにあの人が現れたのはオレが怪人に握りつぶされそうになった時に来たんだよな……命の危険が迫った時って事か?じゃあもう消えてもおかしくないのか?)

 

「あの時アンタがいなかったらオレ死んでたからな〜。」

小声でポツリと溢す。 

「なんて?」

シャーバランが顔を覗かせて来たので咄嗟に昌幸は視線を逸らした。

「いや、えっえっとその……うん多分オレが呼んだんだ。多分。じゃあ帰ってもらうのもオレの匙加減って事?」

 

「じゃあ雅之君が帰って思えばオレ帰れるのかな?」

「試して見ない分からなって!今雅之君って言った?」

雅之が慌てて聞き返すと当然のような顔でシャーバランは「そうだけど。」と返す。

 

「ずっとキミ呼びじゃ失礼でしょ。だからだよ。」

「あっそう。」

(ちょっと変わってるけど……異性に君付けなんて初めてだから……なんかビックリしたぁ!)

だが雅之は頭を強引に切り替える。

「って話が逸れてる逸れてる。じゃあ……この前突然現れたから、突然」

消えてくれ!と言おうとした瞬間、シャーバランが雅之を顔の前まで持ってくる。

「えっ何!」

「あのさぁ」

(うわぁ……異性の顔がここまで近づいたことなんて初めて……)

君付け、近距離での呼び掛けと雅之は内心緊張しっぱなしだった。だがシャーバランはソラヒには微塵も気づかず妙に眉を下げて言う。

 

「雅之君……オレのこと味方だって言ってくれたよね?

「……うん」

「なのに突然消えてって言うのって……失礼じゃない?味方だって思ってる人に……消えてって……」

「えっ……」

雅之は何気ない気持ちで現れるの反対で消えてと言おうとした。それがシャーバランには大きな傷だったのが顔の曇り具合を見れば鈍感な雅之にも分かった。

 

「いっいやそんな別に、嫌いとかそういんじゃないからさ……いやごめん軽率だったわ。じゃあ『さようなら』とかなら……」

 

「いや、それじゃ永遠に会えないみたいになっちゃう……」

シャーバランは首を横に振る。

「えぇ……なら『また会う日まで』とかは?」

(これでどうだ!うまいこと絞り出しただろ!)

雅之が心の中で自画自賛していたら

「でもそれでまた会う日がなかったら……すごく嫌だし……」

(面倒くせぇ〜〜!!意外に面倒臭いのか?反射板つけたTシャツ来るのに!?……それは関係無いか。)

 

「じゃあなんて言えば……」

「今はいい。オレも思い浮かばないし。正直もっとこの世界楽しみたいし。」

 

「あっそう……」

ひと段落ついたところでシャーバランは雅之を机に置こうとした瞬間、

「あっ」

寝ているペキオラに手が当たってペキオラが落ちてしまった。鏡面が割れてその瞬間

 

「おぉっコレ出られんじゃないのか?えっえっ?何コレなぁ私もう外でられるよな?なぁ出られるよな?」

バカ医者は外に出ているのに気づかず尋ねまくる。

「もう出てますけど……」

シャーバランがそう言った瞬間バカ医者は

「あっそうだな?ホントだ。上の左に行っちゃうゼェ!ヒュアーンケヨーン!ブボボボボボボ!!?!」

奇声を発しながらバカ医者は部屋を出て階段を降りて行った。

 

「って話があったんだよな。9割あのバカ関係ないけど。」

ユーザは腕を組みながら話をおさらいしていた。その瞬間

 

バカ医者2人が部屋に突っ込んできた。

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