使うモノ語り   作:イヤマナ ロク

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第47話 物っとばせ!風水の垣根!後編

「ユーザ!!どこにいるんだ〜!!」

バカ医者はユーザを探すため海に飛び込んだ。そして水中で何かを掴む。

「アレ?ユーザ小っちゃくなったな。それに頭がとんがってるし……でも槍使ってるからユーザだな!」

「違う。」

バカ医者を袖を掴んで後ろからツッコんだのはバカ医者を探しにやってきたキンノミヤだった。

「それはヤリイカだ。ユーザは槍を使ってるからやり違いだな。てか戻るぞ。」

そう言うとキンノミヤは忍法で一瞬で海から事務所に戻ってきた。

 

「帰ってきたぞ〜。」

「……ご無事で何よりです。あのホントにコレ売るんですか?」

タキガワは帰ってきたキンノミヤに帰宅の挨拶をする。何かを横目にしながら。事務所内は怪人の切り刻まれた死体が転がっている一角があり、とてつもない悪臭を放っていた。キンノミヤは怪人の破片を掴みまじまじと見つめながら答える。

「当然だ。こうやって怪人を見ると割とイカした外見の奴が多いからな。ツノとかトゲとかキバとか欲しがるヤツはいると思うぞ。オレは引き続き怪人狩りをする。タキガワは医者を見張ってろ。いなくなったらすぐ言えよ!」

そう言いながらキンノミヤはまた事務所の前に仁王立ちで陣取った。

 

同じ人間はほぼ似通った思考に陥る。診療所にいる方のバカ医者もユーザを探していた。

「ダメだ!全っ然調合に集中出来ない!それに何かムズムズする!どれもこれもユーザのせいだ!ユーザ!どこに居るんだ〜!!」

バカ医者は診療所の2階を走り回っていたら、あまりにも早く走ったせいで

「グァっ!」

扉を突き破ってしまった。突き破ってしまったのは物置だ。バカ医者は腰をおさえながら立ち上がると物置の奥で何かを発見した。

 

「何だこれ?ギリ食べ物ではなさそう……」

バカ医者が見たのは製図台にガラスが貼り付けられたような見た目の台だった。台の上には何か小箱が置いてあったが鍵が掛かっていた。

「何だこれ?あっとれた。」

箱はバカ医者がバカカの簡単にこじ開けられた。中には一枚のカードが入っていた。

「えぇ……何すんの…コレ何一体…え?こうか?」

バカ医者は台の横にあるスリットにカードを差し込みそのまま引く。すると

 

「わぁ!」

ガラス面が光りだし何やら文字が浮かび上がる。

「わぁ面白そう!あそーぼあそぼ!」

バカ医者は浮かび上がった文字の意味はもちろん理解出来なかった。とにかく画面をタッチしまくる。その結果、画面がさらに光を帯びだし

「えっココどこ?」

バカ医者は見知らぬ一室に転送された。バカ医者は窓に視線を向けた。そこには青が広がっていたがそれは空ではなく海の青だった。

 

「何っ!突然転送装置が作動した?」

「えぇ、なんの前触れもなくそれもほとんど使われていないウォータスの診療所の転送装置です。」

バブルの市役所は騒然だった。市長は転送装置の部屋に急行した。

「わっ何!さ?」

「貴方は一体?」

市長がドアを開けるとそこにはバカ医者がいた。

「転送装置を使ったという事は何か異常事態でも起こったのでしょうか!」

一瞬戸惑ったが市長はすぐに表情を作り、問いかける。

「ユーザがいなくなった!」

「そんなぁ!ユーザさんが、いなくなったぁ!?」

 

一方ユーザその人は

「ゼエェリャア!」

「カァナァ!」

「ハァ…ハァ…ヤベェ……まだ5体目……」

ユーザは槍を振り回して怪人達から距離をとって負傷を防いでいたが、あまりの数にそれも効かなくなっていた。それでも怪人を倒し続ける。

「ザッド、次は狙うのはデアティス、アイツだ。」

ユーザが指を刺したのはカマキリの怪人だった。

 

「よし、思いっきりやれ!」

槍を釣り糸にくくりつけ、その状態で竿を振り下ろす。

「マァキィ!」

デアティスはそれを避けるがそれが狙いだった。

「今だ、網!」

ユーザの指示でザッドは糸を網に変える。デアティス意外にも3匹の怪人が網に引っかかる。落ちる槍をユーザは必死に走って拾い、落ちてくる網の中の怪人に思い切り突き刺す。

「貫けぇ!」

 

「マアアァァ!」

デアティス事3体撃破したが、そこで完全に集中が切れた。

「もう……ダメだ…動けなぃ……」

「ちょっとここで力尽きないで!」

ハーズの呼び掛け虚しく力尽きたユーザに怪人の一撃が襲いかかる。ユーザが殺される間近、

「バァァァァァ!!」

そう何処からかの超音波によって怪人が弾け飛んだ。

「何だ…」

ユーザが力なく周囲を見渡すとプテラリーザが目の前に立っていた。

「……助けてくれたのか?」

プテラリーザは頷く。そして怪人に向き直る。

「内輪揉めか……怪人も大変なんだな!」

背中合わせになりユーザは何とか気力を振り絞り槍を構える。

 

すると横から怪人が凶器の土砂降りを受けて爆散した。

「ユーザ、キミはここで死んじゃいけないよー!」

チェンジャーが怪人を睨みながらバックパックを抱えていた。バックパックに凶器が自然に収納され一本の剣に持ち替えチェンジャーは怪人軍団に突っ込む。

 

「オレも負けてられないな!」

ユーザも怪人を薙ぎ払う。

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