「はぁ暇〜〜」
テイがハーズと共に城に行き、スモンがチェンジャーの元に行き、各々が動いている中ウィードば家でゴロゴロしていた。
「ゲットオンの録ってきた音声もあんま面白くないし、どうしよっかなぁ。」
腕枕で天井をボーッと見ながら完全に脱力した状態で呟く。
「…………街でも行くか。」
ウィードは起き上がり出かけるため準備を始める。
「これは必須だよね〜」
鼻歌混じりにウィードは瓶に入った黒い液体を手で伸ばし肌に塗っていく。液体で体は真っ黒になるが身体中に伸ばす事で馴染んでいき最終的に色は消えた。
「これでよしと、後は、」
着替えも終わり置き手紙で街に出かける旨を伝えてウィードは中心街へ出かける。
「世にも珍しきカエルの牙!今ならこれも貴重な蛇の親指もセットできっかり500カレンだよ?いいでしょ?いいでしょコレ?ねぇコレコレいいでしょ?」
フュールラデディの中心街、ファイ。ここでキワモノばかり売っているウザ男がいた。
「はぁ?いきなり何?遠慮しときまーす。」
ウザ男は通り掛かりの通行人に押し売りを仕掛けるがうまくいかない。そんな所に
「買います。」
ウィードが割って入ってすんなり購入する。
「まいど〜まいどアリジゴクはクワガタじゃな〜い!」
「え?嬢ちゃんこんなの買うの?買ってどうすんの!」
「まぁ………色々使うんです!」
ウィードは良い苦笑いで誤魔化す。
(あんまり魔法の事はバレちゃ面倒だしね?)
「ウィードちゃんご無沙汰ね!いっちょ行っとく?」
「行っとく!」
2人は右腕をサムズアップさせ付き合わせた後、何処かへ向かって歩いていく。
「……どういう組み合わせだよ?」
塩辛をトッピングしたフルーツパフェの様な2人は中心街でも人通りの少ないひっそりとした裏道に入っていく。
「モイスさん今日はパーっやっちゃっていい?」
「あたぼうよ!もうこんなもう……しっちゃかめっちゃかで構わんよ!」
2人そんな会話をしながら紫や黄緑で塗られた外壁店の中に入っていく。
「おやおや?ウィードちゃん久しぶり?欲しいのはオレ?それともオレが集めた素材?オレを選べば今ならな流し目のサービスもあるよ?」
「素材に決まってるじゃないですか。散々言ってますけど私の気持ちはユーザさん一択なので。」
キザなナルシストをあしらいウィードは店の右奥の棚に進んで行く。そこには色とりどりな輝きが眩しい粒揃いが所狭しと並んでいた。
「この魔石前は置いてなかったですよね?」
ウィードがある石を手に取りナルシストに尋ねる。屈託の無い透明な石だが中心が赤と青に染まっており見る角度によって異なる輝きを放つ。
「お目が高いね。それはさぁ多分火と水の2つの魔力を含有してると思うよ。キレイな分、イカす効果が期待出来ちゃうね!」
「これも初めて見る。」
次に手に取った石は完全な直方体の赤い宝石に穴が丸い穴が空いたような見た目だ。
「それもナイスだよ!この石のタイプでこんな穴が出来てるなんて初めて見たからね。まさにアンバランスなバランスよく調和してる!」
その後もウィードは魔石の棚を眺めながら男のくどい説明を受け流し魔石を吟味するら、
「確かに魔力を調べればなんか見つかるかも………じゃあこの2つください。」
「オウケイオウケイ!まぁ一番のジュエルはこのオレレアラを写している時のキミの瞳だけどね?」
「ハイハイ。」
「もうレアラの棚ばっか!コッチも見てよいいでしょコレ!?カンガルーの子供だったもの!」
「うーんそれは今はいいかな?もっとよく見てみる。」
彼女は今度は左の棚に目を向ける。そこには様々な生き物の部位が置いてあった。
「コレって鹿の角?」
「いえいえコレこう見えて羊の角なんですよ?世にも珍しい角の凡ミス!あぁこれいいかも?」
モイスは今度は羽何枚かを持ってきた。
「これは………鷲の羽?」
「惜しい!正解は鷲の怪人イーグレブが飛ばした羽根でした!間違いだから買ってね?」
「はーい。怪人の物も見ていい?怪人のエネルギーって魔力に似てるっていうかもはやそのもの何だよね。だから魔術具に活かせるかもと思って!」
その後もウィードは大量の素材の入った袋を両手で抱え込み自宅に戻った。
「さーてこれ解析してれば暇も潰せるっしょ!」