史上最凶の魔王様たちが自由過ぎて辛い   作:PhantomSchwein

1 / 10
プロローグ
いざ、転生!


お、おう?視界が暗い!あ、眩しい。

 

目を開ければ真っ白な世界…逆に言えば何にもなくて見ててつまらない場所。

 

「ひ、人が気にしてることを…あ、違う私は神だった」

 

目の前でいきなり一人ボケを突っ込んでくる女の子。正直な感想………うわぁ。

 

「なんですかその()()は!?まるで痛い人のように見る目をやめてください!」

 

「え~、じゃあ蔑んだ目で…」

 

「ごめんなさいやめてくださいお願いします」

 

見事な土下座…それはさておき、ここはどこで私は誰なんでしょう?

 

「え!?自分のことが思い出せないのですか!?」

 

「ん?俺の名前は田中だけど何か?」

 

「覚えてるじゃないですか!?」

 

いやだって、こういう場面に遭遇したら必ずやるでしょ。

 

「やりませんよ!」

 

「何…だと…!?ま、そんなことはどうでもいいけどここどこよ」

 

「どうでもいいのにそこまで驚いたの!?」

 

いやぁ、リアクションが余りにも面白かったのでつい。

 

「もうやだこの人…コホン、ここは私達神が住まう場所です。とは言ってもこの空間は私の部屋みたいなものなんですが」

 

この何にもない場所が?

 

「それを言わないでください!」

 

いや、言ってないし。あ、あれか。神様だから心の声が聞こえるってやつ。

 

「その通りです!」

 

つ、つまり俺の考えてるあんなことやこんなことまでもが!?

 

「何を考えてるんですか!?」

 

「急に顔を赤くしてどうかしたの?もしかしてそっちに興味が…」

 

「違いますから!?話が前に進まないので少し黙っててください!!…そこ!全力で嫌そうな顔をしない!」

 

全くもう。とか言いながら目の前の女の子は話を進める。

 

どうも彼女の部下の部下の部下のミスで俺は死んでしまったらしい。要は『おぉ、勇者よ死んでしまうとは情けない』状態だそうだ。

 

死因は頭上への隕石落下。ちょうど魔界戦記ディスガイアD2というゲームの技発動した瞬間に落ちてきたそうだ。

 

その技と言うのも隕石を落とすものだから笑い話だ。という訳で盛大に笑ってやろう。

 

「ハーッハッハッハッハッハッハ!!」

 

「自分の死因に大爆笑!?」

 

「違う!これは高笑いだ!」

 

「すこぶるどうでもいい!!」

 

なんだと?この差は重大だぞ!

 

「と・も・か・く!こちら側のミスで死んでしまったので貴方には貴方の世界とは別の世界に転生してもらいます!」

 

「ダニィ!?たとえばどんな!?」

 

「ふぇ!?た、例えば科学と魔術の世界だとか、超巨大ロボが大量にある世界ですとかあなたのような人がいっぱいいるような世界ですとか色々です」

 

と、と言うことは俺の大好きなディスガイアの世界も?

 

「ありはするでしょうが行く世界はランダムですので何とも言えません」

 

では俺の世界と似たようなありふれた日常の世界も…

 

「当然あります」

 

オーノー!つまんねェ日常とはおさらばするチャンスだってのにそういう事もあるのかー!

 

俺の運値はトリプルE-なんだよ!

 

「…まぁ、そのような世界を引いた人を今まで見たことないですけどね」

 

ソイツは良いことを聞いた!……待てよ?

 

「…もし超危険なバトルファンタジー世界を引いたらアウトじゃね?俺一般人より少し動ける程度だよ」

 

「その場合はこちらが特典付けたり力与えたり等です。こっちが一方的に決めるのでそこはあしからず」

 

つまり俺は目の前の彼女に全て(選択権)を奪われたということか!?

 

「変な言い方はやめてください!」

 

ヴァカめ!()が着いているだろうが!

 

「その部分発音してないよ!」

 

当たり前だろう()なんだから。

 

「もうこの人ホントヤダ…とりあえず世界選択です」

 

ドン!と音を立てながらルーレット的なものを目の前に置かれた。…何にも書かれてないじゃん。

 

「私たちにしか見えない仕様です」

 

そんな無い胸張っていう事じゃないでしょ。あ、無い胸で撃沈した。

 

「ウゥ、ドウセワタシハムネナイデスヨ…き、気を取り直して!さあ!回してください!」

 

では適当に…でえええええええええい!!

 

チョコン。

 

「い、意気込みの割に全然回してない。一マスしか動いてないじゃないですか」

 

だって適当にって言ったじゃん?

 

「ハァ…ではどの世界になったのか…あ、これ不味いやつ」

 

なに!?どんな世界!?

 

「この場で言うのは禁則事項なのであれですが、そうですね…簡単に言えば死亡フラグ満載の世界です」

 

oh…グッバイ俺の新しい人生。

 

「こんな時のための転生特典です!最終的に選ぶのは私ですが、ご希望はありますか?例えば直接殴るだとか魔法系だとか」

 

「ディスガイア」

 

「即答ですか…ではディスガイア関連で特典をパパっと決めておくので…逝ってらっしゃい」

 

あれ、漢字ちが――――――おぅふ!真下に落とし穴あああ!

 

「フフフ、最後に仕返しです!」

 

「なら最後に言わせて貰おう!ちっぱい可愛いよ!」

 

「…ッ!?とっとと逝けええええええええ!!!」

 

では皆さんまた来週うううううううううううううううう!!

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ヴァカめ!来週になるわけがないだろ!

 

だが諸君。今重大な問題が発生している。

 

「絶賛超高度から落下中ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!へ、ヘルプミー!」

 

あ、アレ?俺の声が違う。若干高い気がする。

 

などと考えていたら目の前地面!

 

「って、考えてる場合じゃない!グッパイ俺の人生!」

 

頭から激突!……痛くないだと?

 

「あんな上空から落ちて全く痛くない…それどころか無傷だ。俺の体は一体どんな超人になった…の…?」

 

ふと傍にある湖をみる。水に反射し、そこに映っていたのは?

 

「ら、ラハールじゃんコレ」

 

しかも喋ってるの俺。動いてみると俺の動きと全く同じ動作をする。

 

コレってつまり…?

 

「俺がラハールになってる!?!?」

 

やったああああ!!これで自由気ままに好き勝手にできるんじゃん!なんでもありだからなディスガイア!!

 

ハッ!ならこの世界はディスガイアの世界なのか!?

 

そう思っていた時期もありました。

 

ふと騒音のするところを見てみる…そこに居るのは赤い龍と白い龍。

 

友達が進めてきたラノベで見たことあるよ!あれは二天龍って言うんだ。

 

つまり…

 

「この世界ハイスクールD×Dかよおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

確かにあのちっぱい神様が言ってた通り死亡フラグ満載世界だわ!と言うか死亡フラグしかないよ!

 

「うるさいぞ、我々の決闘の邪魔をするのか悪魔よ」

 

「赤い奴の言うとおりだ。殺されたいか悪魔」

 

神も恐れし二匹の龍に睨まれた!

 

 

 

 

…………俺、早速死んだかも?




いかがだったでしょうか!

いやぁ、書いてて楽しい楽しい!この楽しさ、癖になる!

気分次第投稿スタイルで行くので更新速度はマチマチになるかと思われます!



それでは次回もお楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。