史上最凶の魔王様たちが自由過ぎて辛い   作:PhantomSchwein

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主は導いてくださいます!








最凶、シスターと出会う!

ここはオカルト研究部部室

 

部屋には朱乃を除いたオカ研メンツと黒歌、イッセーと俺様が居る。

 

そして今、なぜかは知らないが俺様がイッセーに問い詰められてる。

 

「なんでお前まで来てんの!?」

 

「駒王学園に入学したからに決まっているだろうが」

 

「入学!?どうやって?」

 

「リアスに入れてもらった」

 

会合の時に話していたこと…それは俺様と黒歌の駒王学園入学の話だ。

 

リアスの言っていた通り、一週間で学園に入学することができた。

 

「なんで!?」

 

「バカか。前見たくオーフィスクラスの者が来たら今のお前で対処できるのか?」

 

「あぁ~。無理だわ」

 

「つまりはそういう事だ」

 

弱体化したイッセーではオーフィスクラスどころか、冥界の魔王クラスが来ても対処できないからな。

 

二天龍は戦いを呼ぶ…

 

故に強者がイッセーの元に来ることなど日常的だ。修業の一環で魔界の魔王クラスのところにこちらから放り込んだこともあったが、やってくることの方が多い。

 

だから、もしそうなった場合、今のイッセーでは対処できないから俺様が直々に出てきたわけだ。

 

「…ちくせう、俺の平穏が……それはそうと、お前が服を着ているところを何気に初めて見るな」

 

「普段は着ないからな…しかし窮屈だな。おいリアス、脱いでも構わんのか?」

 

「ダメに決まってるでしょ!今は放課後!他の生徒だっているの!」

 

「此処には来ないだろうが…ケチな奴だな」

 

「け、ケチって…あなたねぇ!」

 

「部長落ち着いて!コイツのことに一々怒ってたら際限ないですよ!」

 

小さなことで怒るな。カルシウム不足か?

 

「…姉様、ラハール君はいつもあんな感じですか?」

 

「あんなのマシな方にゃ。イッセーはもっとスゴイの受けてるから。例えば修業中別魔界の魔王のところに放り込まれたり、もうバカじゃないの?って思えるくらいの量の雑用を押し付けられたりとかを5年間だから」

 

「イッセー先輩は苦労してたんですね」

 

なんか酷いこと言われてる気がする。少なくとも俺様はゲームの方のラハールよりかはマシなハズだ…

 

「ラハールのせいで忘れてた、部長!黒歌って結局今はどういう扱いなんですか?」

 

「黒歌のことね。彼女は今は私が監視している状態よ。とはいえ、彼女の元主を調べてみたら黒い証拠がかなり挙がってきているからすぐにはぐれ認定は解除されると思うわ」

 

「そうですか…良かったな黒歌!」

 

「ありがとにゃイッセー!それにリアス!…ついでにラハールも」

 

ついでってなんだ。ついでって。

 

まあ今黒歌は妹と一緒に幸せみたいだし、良かったか。

 

恥ずかしいので表立って明言はしないけど。

 

「しかし、イッセー。お前は本当に才能が無いな。この一週間鍛えてきたがほとんどレベルも上がらなかったな」

 

「うるせーほっとけ!と言うかなんで今言うの!?」

 

「ウム、プリエがまたイッセーと戦いたいとこの間魔王城に乗り込んできやがってな。俺様が叩き出しておいたが、早く強くならんと人間界に乗り込んでくるぞ?」

 

「ぷ、プリエが!?魔王から戻ったと思ったのにまたなんで!?」

 

「ただ単に元からああいう性格だったと言う事だろう。魔物堕ちから聖職者に戻ったとはいえ、戦闘面ではあまりたいして変わりは無かったからな」

 

「ま、マジっすかぁ~」

 

なぜプリエ?いや、魔王城に迷い込んだ奴の一人でな。ディスガイアにおけるプリエ状態で魔物堕ちしてる魔王プリエだったのだ。

 

当時イッセーの強化中だったのでイッセーと戦わせたらラ・ピュセルのプリエに戻ったから驚きだ。

 

ただし、無理やり次元をこじ開けてこちらに来たようだからしばらくはやってこないとは思うが…いや、彼女も常識で考えてはいけない人種だから来ることも想定しておくか。

 

「…なんで俺の周りばっかり……」

 

「聞いて良いかな?兵藤君が倒れ込んでるけど、そのプリエって人はどれくらい強いのかな?」

 

「二天龍を一蹴できるレベルだな。丁度全盛期イッセーと同格ぐらいだ」

 

いや、少し強かったか?一億を超えていたような気もしてきたぞ。

 

予想以上の強さにオカ研部員唖然だし。まあ、近くに思わぬ化物が居たわけだからな。

 

「そういえば冥界の悪魔には契約を取るとか言うのがあったな。イッセーはどうなのだ?」

 

「うっ!それは…」

 

「なんだ契約はとれておらんのか」

 

原作より強いし、エロもそこまで無いのにこれか…これが世界の修正力か?いや、ただ単にイッセーがアホなだけか。

 

「うっせー!あんだよミルたんって!世紀末覇者が魔法少女のコスプレして魔法を教えろと言ってくるんだぞ!怖いだろうが!」

 

「…普通にファイア辺りでも教えればよかっただろうが」

 

「………あっ」

 

忘れてやがったな。近接中心とはいえ一応テラまで覚えてるのに。

 

因みに、俺様はD2に存在しなかったペタを解禁した。いやぁ、あれは辛かった。

 

「今度こそ、今度こそ契約を取って見せる!」

 

「おーおーがんばれがんばれ」

 

「…なんだよその反応」

 

自分で聞いといてアレだが、すこぶるどうでもいい。

 

「今更な気もするけど、あなたオカルト研究部に入って居ないのにさも当たり前のように居座るの止めて貰えるかしら」

 

「俺様がどこに居ようと俺様の自由だ…とはいえ、居てもやることが無いからな。俺様は帰る」

 

「私まだここに居るにゃよー」

 

「そんなことは言わんでもわかっておる。ただし!飯までに帰ってこなければ飯抜きだからな!」

 

と言いながら窓からスタイリッシュ帰宅…かっこつけたいわけではないです。ただ、階段を下りるのが面倒になったのです。

 

後ろでリアスが騒いでいた気もするが…別に無視しても構わんだろう。

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

「とはいえ、俺様もこれからは駒王学園に通うわけだからな。町の地形ぐらいは覚えておくか」

 

という訳で探索。

 

「あぅ!」

 

「む、なんだ?」

 

「はぅぅ…どうして何もない所で転んでしまうのでしょう?」

 

こけている女性を発見。普段なら無視しているところだが、今回は手を差し伸べる。

 

「おい、何をしている」

 

「へ?あ、あの…」

 

「全く。ホラ、手を貸せ」

 

いや、だって原作キャラのアーシアだもん。ここはきちんと関わらないとな!

 

「あ、あの…ありがとうございます」

 

「気まぐれだ、別に気にしなくて構わん」

 

さて、こっからどうしたもんか。

 

実は俺様、原作は薦められてパパっと5,6巻ぐらいまでしか読んでないから展開とかあまり覚えとらん。

 

要所要所の戦闘シーンとかしか印象にないし…まず数百年近く経ってるわけだから記憶にない。

 

「道に迷ってるんです…良ければ案内を頼んでもいいでしょうか…?」

 

「俺様もこの町には来たばかりだ。道など分からん…が、伝手ならある。少し待て」

 

と言って携帯電話を……壊れてる。そういえば昨日握り潰したな。

 

「…仕方がない。場所はどこだ?」

 

「えぇと、教会ですけど…伝手と言うのは…?」

 

「昨日誤ってケータイを握り潰してしまった。連絡手段がないから探しながら行くしかあるまい」

 

「そうなんですか…大変なんですね」

 

「他人事のように言っているが、お前にも被害あるからな?」

 

「?」

 

あ、この子天然さんだわ。エトナが最も苦手とするタイプだ。

 

「オーイ!こんなところで何やってんだー?」

 

「ちょうどいい時に来たな」

 

「えーと、あの方は?」

 

「先程俺様が呼ぼうとした人物だ。貴様の言葉も理解できるから安心しろ」

 

その言葉に胸をなでおろし、同時に驚いた表情を取る。

 

俺様と言葉が通じていたことに今更驚いたようだ…アーシアの天然度はかなり高いようだな。フロンといい勝負だ。

 

「お、おいラハールその子は…?」

 

「ウム、先程道を聞かれてな。そういえばお前、名前はなんだ?」

 

「聞いておけよ!」

 

いや、すっかり忘れてたわ。俺は知ってるけど、ここで彼女の名前を呼んだらビビられるからな。

 

「アーシア・アルジェントと申します。アーシアとお呼びください。それでお二人は…」

 

「俺様はラハール様だ」

 

「俺は兵藤一誠。気軽にイッセーで構わないぜ」

 

「ではラハールさん、イッセーさん。…日本に来て、お二方のような親切で優しい方に出会えて、わたしは幸せです」

 

「いやー、あはははは」

 

優しいだと?やめろ!むずかゆいではないか!

 

「ラハールさん?どうかなさいましたか?顔が少し赤いですけど…」

 

主にお前のせいでな!

 

「ラハールの奴は優しいと言われるのが苦手なんだ。そっとしといてやってくれ」

 

「まぁ!そうなのですか。分かりました!」

 

なにが分かったの!?

 

「その苦手を直してあげればいいんですね!」

 

「違う!直さんでよい!今から教会に行くんだろうが!」

 

「あぁ!そうでした!!」

 

もう嫌だこの子。俺様、確実にダメージ受けてるよ。

 

「なんというか、フロンちゃんに似てるなこの子」

 

「俺様もそう思っていた。ホレ、とっとと行くぞアーシア、イッセー」

 

「なんでお前先導で行くんだよ」

 

「ラハールさんは面白い方ですね」

 

「…さいですか」

 

うぅむ、やはり調子が狂うな。そう思いつつ俺様たちは教会に向かった。

 

 

教会へ向かう途中に公園を横切る。

 

ふと見てみると子供が泣いている。どうやらこけたようだな。

 

俺様も前世の頃は泣いてた気がするなー。

 

とか思ってるといつの間にかアーシアが子供の元へ行き、怪我の部分に手を当てる。

 

すると淡い緑色の光が発せられ、傷が治って行った。

 

「…神器か」

 

イッセーもさすがに気付いたようで、少し神妙な顔になる。

 

「…すいませんつい」

 

少し舌を出し、謝る彼女の姿はとてもかわいらしいと思った。

 

ただ、口には出さないし出ないけどな!

 

「ありがとうお姉ちゃん!」

 

子供がアーシアに礼を言う。がやはり何を言っているか分からないようだな。

 

…仕方ない。

 

「お前に礼を言っておるのだ」

 

仕方なく俺様が通訳してやると彼女は嬉しそうに微笑んだ。

 

「……その力は…」

 

「これは神様から頂いた素敵な力です!」

 

イッセーの問いにアーシアは笑顔で答えた…その瞳に少しの悲しみを乗せながら。

 

そこが気になりはするが、踏み込むのは止めておくべきだな。

 

案の定神器だろうな。俺様と言う異常(イレギュラー)が居るおかげで原作に違いがあるだろうが、見たところ原作通り『聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)』のようだな。

 

会話も途切れ、その公園から数分歩いたところに古ぼけた教会が見える。

 

「オイ、いくらなんでもボロ過ぎだろ」

 

「とは言ってもこの町の教会と言ったらあそこしかねえよ?」

 

「あ、はい!ここです!」

 

あ、ここなのね…堕天使の力を感じるな。

 

…イッセーを殺した奴らか。今すぐにでも行って叩きのめしてやりたいが、今するとリアスの奴がうるさいな…

 

「イッセーさん、ラハールさん。二人ともありがとうございました!ここまで連れてきてもらったお礼を…」

 

「フン!気まぐれだ、気にするな」

 

「俺も通りかかっただけだし、気にしなくていいって」

 

イッセーに若干の焦りが見える。あぁ、悪魔になったばかりだから本能的に教会に入ることを恐れているのか。

 

全く、弱体化したとはいえ、あの程度の光力なら恐れるに足らんぞ。

 

「え、でも…」

 

「気にするなと言っている。それにもう日も落ちる。流石に帰らんとアイツらがうるさい」

 

アイツらとは、ぽこんさん筆頭の魔法使いとか盗賊とか、要はガキ―ズだ。

 

見た目のまんま子供なので放置するとなかなかうるさい。

 

普段は黒歌に相手をさせているんだが、今日も遅いだろうしな。

 

「俺もそんな感じで…悪いなアーシア、また誘ってくれ」

 

「そうですか…それでは仕方無いですね!ではまた今度!」

 

そのまま元気よく手を振り、教会へ向かい走るアーシア。

 

俺様たちはそれを見送った。

 

「…一体なんだったんだあの悪寒…?」

 

「悪魔の本能だろう。とはいえ、お前ほどの者なら恐れるに足らん」

 

「そっかぁ……と言うか今頃堕天使の力に気付いたし。やっぱ俺弱くなってんなぁ」

 

「当たり前だバカモノ。()()を使ったのなら当然だ。それぐらいの対価はある」

 

「んなこと言っても、あの状況なら使う以外に選択肢なかったしな」

 

アレとはなんだって?そんなもの今言ってもつまらんだろうが。しばらく待っていろ。

 

「ではな、俺様はこのまま帰る。あとで魔王城に来るように」

 

「……ヘーイ」

 

「露骨に嫌そうな顔をするな!ムカついたから修業メニュー倍増だ!!」

 

「そんな殺生な!?」

 

お前が悪い!俺様はそう叫びながら魔法陣で城へ帰宅した。

 

 

 

「全く、相変わらずか」

 

「あ、殿下おかえり―」

 

迎え出てくるのは盗賊のメリアだ。

 

先程言っていたガキーズの一角だな。

 

因みにガキーズは3人いる。

 

「殿下ー、おみやげー」

 

「そんなもんは無い」

 

「ぶーぶー!おーかーしー!!」

 

「やかましい!菓子なら食堂の棚に入っていただろうが!」

 

「全部ククが食べたー」

 

「またか!?」

 

ククと言うのは氷棲族のガキで、ガキーズの一人でもある。

 

コイツは見た目によらず喰いまくるので魔王城の家計の悩みの一つだそうだ…適当に練武の奴らを叩きのめせば金はガッポガッポ手に入るのでさほど問題ではないがな。

 

「はー、黒歌が帰ってきたら作ってもらえ」

 

「分かったー」

 

トテテテテと言う擬音を出しながら走っていく…あの擬音はどこから出てきた?

 

「相変わらず殿下も好かれておりますなー」

 

「好かれても面倒なだけだ」

 

「殿下も相変わらずなようで」

 

「…で、何のようだサバナ」

 

今度は侍娘のサバナ。ウチの魔王城のムチムチ担当の一人だ…よく、エトナの嫉妬からによる弄りの筆頭被害者だ。

 

「いやー、お腹が空き申した」

 

「…俺様に言うな。黒歌かイッセーが来るまで我慢しろ…と言うかプリニー共はどうした!」

 

「アリスが全員爆発させたでござる」

 

「…あんのクソガキがぁ!!」

 

アリスとは魔法使い(女)でガキーズの一人で、リーダー的存在だ。

 

ぶっちゃけ、魔王城に回る書類仕事は大半がコイツのイタズラによる被害だ。

 

「今度と言う今度はただではおかん!」

 

「…アリスなら嘆きの平原の方へ行ったでござる」

 

「報告ご苦労…では行ってくる!」

 

「行ってらっしゃいでござる~」

 

イタズラなガキにお灸を据えるため、俺様は時空ゲートへ向かった。




如何だったでしょうか?

ラハールは原作をさほど読んでませんが、作者はキッチリ全巻持ってますので大丈夫です!

バイザーまで一気に書こうと思ったのですが、原作とは少し違いを出したいと思い、書いていたら文字数が半端なくなることに気付いたのでここでカットいたしました。

主にアーシアの登場と、魔王城に居る汎用キャラの登場がメインです!

アーシアは原作と今のところは相違ありません…今のところは(ここ大事

そして皆さん大好き魔法使いちゃん(通称ぽこんちゃん)と盗賊ちゃん、氷棲族ちゃんと侍ちゃんの登場です!

一応ステ貼っておきますねー。(全て大体です。実際にこのように作ったわけではありません)

ガキーズ
Hp10億 Sp8億

ステ平均武装込みで3億

サバナ
Hp12億 Sp6億

ステ平均武装込みで4億

以上となっております!

キャラ設定は後に出しますのでその時で!

名前はキャラメイクの時にあるランダムで作っております!なので偶にとんでもない名前が出てくるかもしれませんが、それは作者の運ですのでご了承ください!

それでは次回もお楽しみに!
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