古代の偉大なる魔術師、永遠のTS幼女になってしまう。   作:第616特別情報大隊

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暗殺計画//総攻撃

……………………

 

 ──暗殺計画//総攻撃

 

 

 ある所に、仲睦まじい家族がいました。

 

 頼れる父、優しい母、愛らしい女の子の家族です。

 

 その家族は裕福な家で、何不自由なく暮らしていましたが、ある日その家に強盗が入ります。

 

 女の子が学校に行っている間に起きた事件で、女の子の父も母も殺されてしました。

 

 女の子は嘆きました。

 

「ああ。神様、どうか私に犯人に復讐する力をください」

 

 優しい神様は女の子の願いをかなえてあげました。

 

 

 女の子は死んだ両親の死体とともに、強盗を行った男たちをばらばらにしたのです。

 

 

 * * * *

 

 

 テロリストによる攻撃は未だに続いておる。

 

 遮蔽物から銃撃していた国家憲兵隊の兵士が頭に銃弾を受けて倒れた。

 

「狙撃手だ!」

 

 テロリストは既にエントランスを完全に制圧しており、そこから波状攻撃を仕掛けて、わしらの防衛線を突破しようとしおった。

 

「死体爆弾はわしが防ぐから、レオ坊たちはテロリストを!」

 

「了解だ、姉上!」

 

 わしは迫りくる死体爆弾をジャックし、次々に停止させ、送り返す。死体爆弾はもうわしの方に突っ込むのは不可能になっており、死体爆弾による攻撃は減少していた。

 

 しかし、テロリストによる攻撃は激しさを増しておる。

 

「クソ。銃撃が激しい。このままでは──」

 

「不味いぞ! 火炎瓶だ!」

 

 ここで火炎瓶がわしらの方に放り込まれてきた!

 

 火炎瓶は周囲に炎をまき散らし、ホテルの調度品やカーペットなどが炎上する。

 

「わしが炎を消火する! レオ坊たちはまた火炎瓶が投げ込まれぬようにしてくれ!」

 

 わしは水は一般魔術で生み出して炎の鎮火を目指す。

 

 その間にも火炎瓶を持ったテロリストたちは防衛陣地に向けて突撃してきて火炎瓶を投擲しようとする。

 

「させない!」

 

 しかし、それをレオ坊が“鬼哭啾啾(きこくしゅうしゅう)”で火炎瓶を切断するなどして阻止。突然砕けた火炎瓶がテロリストたちの傍に落ち、炎がテロリストたちを包むと悲鳴が上がる。

 

「いいぞ! これならば防げる……!」

 

 国家憲兵隊の指揮官もそう事態に希望を持ち始めたときじゃ。

 

 これまで倒れたテロリストたちが起き上がると、一斉にわしらの方に向かってきた!

 

「なあ!? どういうことだ……!?」

 

「大規模な死霊術じゃのう! 敵もついに隠さなくなったようじゃ!」

 

 そう、敵の魔術師は死亡したテロリストたちを死霊術で操り、わしらにけしかけてきよったのじゃ。死霊術は死体がいくら損壊していようと、動かすことができる。

 

 火炎瓶で大やけどを負った死体や国家憲兵隊に射殺された死体、そして死体爆弾を食らった死体などが起き上がってわしらの方に向かってくる。

 

「これはどうすれば……!?」

 

「落ち着くのじゃ、レオ坊。ここは術者を探して仕留めなければならぬの!」

 

 このまま死体を相手しても、死体は殺せぬのじゃから意味がない。

 

 ここは術者を倒さなければならぬ!

 

「どうにかして、この場を突破して──」

 

 わしが作戦を立てようとしたとき、防衛陣地の中で死んでいた国家憲兵隊の兵士が立ち上がり、わしに襲い掛かってきた。突然押し倒され、わしは首を絞められ……。

 

「姉上!」

 

 レオ坊がすぐに国家憲兵隊の死体の腕を斬り落とし、そのまま蹴り飛ばす。

 

「けほけほ!」

 

「姉上、大丈夫か!」

 

 レオ坊がわしを引き起こしてくれるが、まだ苦しいのじゃ。

 

「ええい。やはり術者を探しださなければ。レオ坊、援護してくれ。突っ込むぞ!」

 

「分かった! やろう、姉上!」

 

 わしはレオ坊の援護を受けて防衛陣地の外に出ると、敵の攻撃を突破して、敵の後方へと向かって突撃を開始じゃ!

 

「敵が突っ込んできた!」

 

「撃退しろ!」

 

 もちろん敵はわしらを狙って銃撃してくるが、わしは銃弾の運動エネルギーを逆転させて送り返し、そのまま突破を図った。

 

「レオ坊! ついて来ておるな!」

 

「ああ! いつでも援護できる!」

 

「では、突破するぞ!」

 

 テロリストたちはエントランスにバリケードを作っていてたが、わしはそこに運動エネルギーを叩き込んでバリケードを吹き飛ばし、レオ坊もテロリストを“鬼哭啾啾(きこくしゅうしゅう)”で撃破。

 

 わしらはバリケードを越えて、敵の後方へと出た!

 

「クソ! 大佐、敵に突破されました!」

 

「何だと!」

 

 わしらが後方に出ると、そこには馬車で作られたバリケードが展開されており、指揮官と思しき人間がおった。

 

 それから怪しげな白衣の女性もじゃ。

 

「貴様、どこの所属だ!」

 

 指揮官らしい男がわしに拳銃の銃口を突き付けて問う。

 

「所属かの。わしはエルダーグローブ学院の講師じゃ!」

 

「講師? どうしてそんな人間が……」

 

 指揮官は理解できぬという顔をしておった。

 

「なるほど。あなた方がヴァルザリアとノクシアを殺した魔術師ですね」

 

 そこで白衣の女性がそういう。

 

「おぬしもあやつらの仲間か!」

 

 前に学院を襲った魔術師たち。確か魔女学会という組織じゃ。

 

 まさかエスタシア帝国にも手を伸ばしていたとは思わなかったのじゃよ!

 

「この魔術師を知っているのか、ヒルデリカ?」

 

「ええ、ドレジャル大佐。私の知るが限り、無視できない力を持つ魔術師です。対処する必要がありますよ」

 

「それならばここで殺してしまうだけだ」

 

 ドレジャルと呼ばれた男が拳銃を構える。

 

「カルレンツィアの同志たちよ! まずはこの帝国の手先たちを葬り去るぞ!」

 

「カルレンツィアのために!」

 

 そして、テロリストたちが一斉に銃口をわしらに向けた!

 

「レオ坊! 応戦じゃー!」

 

「ああ! 私は兵士を相手にする! 姉上は魔術師を!」

 

「決まりじゃな!」

 

 そして、わしとレオ坊はそのままテロリストたちとの交戦に突入。

 

「撃て、撃て!」

 

「排除しろ!」

 

「帝国の犬を殺せ!」

 

 テロリストたちが猟銃でわしらを狙うのにレオ坊が“鬼哭啾啾(きこくしゅうしゅう)”を盾にして銃弾を防ぎ、同時にその刃でテロリストたちを狙う。

 

「ぎゃあ!」

 

「クソ! こんな魔術師がいるなんて聞いてないぞ!?」

 

 レオ坊はテロリストたちを圧倒し、テロリストたちは退けられておる。

 

「おぬし、魔女学会の魔術師じゃろう。名は?」

 

 そのときわしは魔女学会の所属であろう白衣の魔術師を対峙しておった。

 

「“悲観”のヒルデリカ。あなたのことは聞いていますよ。アリス・カニンガムさん」

 

 ヒルデリカはそういってにこりと微笑む。

 

「学会長からはあなたを見つけた場合、殺害するように言われています。そういうことですので……」

 

 ヒルデリカがそういうと周囲で死体になっていた国家憲兵隊の兵士たちが武器を手に立ちあがってきた。

 

「ここで死んでいただきます」

 

 ヒルデリカの宣言とともに蘇ってきた死者たちがわしを狙う。

 

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