ゲッター線入り転生者のヒーローアカデミア   作:月神サチ

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前編とか書いておいてUSJに入ってないのて初投稿です。


第6話 現れる悪夢 USJ襲撃事件 前編

――Side 寄道

 

「……」

 

「寄道どうしたの?鼻と口の間に鉛筆のせて変な顔して」

 

職員室のゴタゴタから数日後。

 

オレは手から零れ落ちた記憶を思い出そうとしていた。

 

「なんか胸騒ぎがするんだが……何が原因なのかわからない」

 

転生して記憶にはっきりしてたのが轟家が地獄みたいだったのと幼少期渡我被身子をうまくやれば敵にせずに済むかも……程度だった気がする程度のニワカなのだ(なお後者が出来たのは本当に偶然)。

 

6年前オールマイト案件は偶然の極みみたいな不運と踊った結果なので偶発的イベントだったし、水爆案件は原作に絶対居ない某甘粕のパチモン(たぶん死んでる)なので問題外。

 

現在は見たことあるようなシーンに遭遇して「なんか見たことが」……と完全に受動的な思い出しである。

 

正直もう記憶が当てに出来ない(白目)。

 

「……何があっても私は寄道の隣で戦うから」

 

「気持ちだけもらっておく」

 

「むう……」

 

むっすーとされたがオレが手加減しないとなると常人が割り込めない戦場になるからだ。

 

オールマイトの全力級の攻撃が飛び交う戦場とかね!

 

 

 

ヒーロー基礎学の時間。

 

何故かオールマイトはおらず、相澤先生が教壇に立っていた。

 

「あれ、オールマイトは?」

 

緑谷が疑問を口にする。

 

「急用で不在。なので本来補助教員Aだったオレがメインになったわけだ」

 

不満の声が出るが、相澤先生の「なんか言ったか?」の一言で皆黙り込む。

 

「今回は救助訓練だ。 コスチュームが救助に向かないなどあるかもしれない。そのため、着用は任意だ。コスチューム着用しない場合は体操服に着替えるように。また場所が離れてるからバスで向かう。校舎前に10分後に集合。以上」

 

そう言って去っていく相澤先生。

 

オレは正直服の防御力以外誤差(必要なら取り寄せられる)なので少し悩んだが、第六感を信じてコスチュームで向かうことにした。

 

 

 

 

 

「ぐう……このタイプのバスだったか」

 

早速飯田君が委員長らしいことをしてバスの席順を設定したのだが、路線バスのような部分的に1列になってるバスだったため、空回りという結果になった。

 

大丈夫そうかなと窓の外を見る。

 

ちなみにオレはコスチュームを着てる。

 

まあ必要ならその場で錬成できるからどっちでも良かったりするが初動の差ということで着ていて損はない……ハズ。

 

「私、思ったことなんでも言っちゃうの。――緑谷ちゃん」

 

「えっ、あっ、はぃ!? なんですか蛙吹さん!」

 

おや、緑谷に梅雨ちゃんが絡んでる。

 

「梅雨ちゃんって呼んで」

 

「……つ、つゆ……ちゃ……ん……」

 

すっごくつっかえてる。

 

「頑張っていて偉いわ。それはそれとして――貴方の個性、オールマイトによく似てるわね」 

 

「!!!! そそそそんなことないよ!」

 

…………そういえば緑谷が主人公でオールマイトから個性受け取ったんだっけか(痴呆民)。

 

「待てよ梅雨ちゃん。オールマイトは怪我とかしねぇぞ?」

 

切島君が冷静に指摘を入れる。

 

「まるで個性に目覚めたばかりの幼子だな」

 

「幼稚園思い出したわ」

 

上鳴の言葉で幼稚園保育園云々に話がズレ、一段落の兆しを見せた。

 

「しかし増強型の個性はシンプルで強いよな。オレの『硬化』は対人戦に向いてるが、いかんせん地味だしよぉ」

 

片腕を硬化して見せながら切島がそう零す。

 

……問題なさそうなので会話から意識を外す。

 

うーん……あ、思い出した(前触れのない記憶の復活)。

 

オールマイトの宿敵の略称AFOだ。

 

6年前のあのときはオールマイトが『やつ』、とか『アレ』とか『貴様』とか、例のあの人みたいな呼び方してるせいで全く聞いた覚えなかったからな……。

 

そしてそいつがおそらくまだ生きてるのと、宿敵の目的が双子の弟の個性である『ワン・フォア・オール(OFA)』を『取り返す』ことで『魔王として君臨することは二の次』だったことくらいだが。

 

……思い出したところで世界の大まかな流れも変わってないみたいだし、6年前の件の悪の帝王の死亡確認は鑑識がやってるし、死体たらし回しからの焼却、遺灰も複数分割のたらい回しで消息不明。

途中で死体入れ替えとかで生きてる可能性が残ってるなこれ。

……死亡確認と消滅確認してない自分のミスだ……。

 

「――にしても無個性なのに機械化したり地面変化させたりできる千手はすごいよな」

 

おっと、こっちに流れ弾が。

 

「……自分には過ぎた力だ。そのうち身を滅ぼさないか心配だ」

 

「戦闘訓練のときはあんだけ舐めた態度取りながらここでは謙遜か?矛盾野郎め」

 

爆豪が不満をぶちまける。

 

「あの時はオールマイトの今を軽く確認したかったのと、自分が相応に丈夫だから本気で戦ってほしかったのがある。そしてオレのコレらは自分に過ぎた力だとは常日頃思っている。どちらも事実でもあるから問題ない」

 

「チッ、いけすかねぇ」

 

「――そろそろ着くぞ」

 

相澤先生の言葉に皆気を引き締める。

 

……何事もなければいいが……。

 

 

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