憑依ゆかりさんとVTuberになった元マスター 作:名前考えるのって難しくね?
あの地獄の〇番出口から1日挟んだ今日。
なんやかんやで、リアタイで見るのは初めてなマスターの配信の日である。
今日はマ〇クラか
彩ちゃん建築毎回おもろいからな(笑)
↑別の意味でセンスあるよなw
彩ちゃんのマ〇クラ好きだしやったー!
同期と比べればチャンネル登録者数に差があるとはいえ、マスターに固定リスナーの人達がついているのは紛れもない事実。
……まぁそりゃ、企業勢として見るなら少ないのかもしれないが、こっから伸ばしていけば……うん。
『どうもみなさんこんばんは〜ディビジョン3期生の五月雨彩乃です。告知通り、今日はマ〇クラやっていきますよ〜』
はじまた!
待ってた
彩ちゃんのゆるゆるボイスだいすこ
わかる
わかるマン
待機中だった画面が切り替わり、マスターが演じるキャラクター――五月雨彩乃の姿が映し出された。
マスター曰く、五月雨彩乃は名前の通り五月雨や梅雨をイメージしたキャラクターであり、雨色の髪や瞳、レインコートをモチーフにしたパーカー等、全体的に青が多い配色となっている。
ちなみに年齢は20歳だという。見た目は背伸びした女の子――行ってて高校生くらい――にしか見えないのだが、誰がなんと言おうと20歳なのだとか。
っと、忘れるとこだった。
キーボードをカチャカチャと叩き、エンター。
初見です
『っ!初見さん、いらっしゃいませ〜ゆっくりしていってね〜』
この感じ……まぁ、流石に気付くよな。
なんせ、このアカウント……マスターがボイロ実況やってた頃のな訳だし。
――いずれはやる予定とはいえ、いきなりの協力プレイは早いということで、こうしてコメント欄からのサポートを買って出たのだが、如何せん俺には使えるY〇uTubeアカウントがなかったのだ。
諸々の設定やらは俺ではどうにもならないし、マスターに相談してみたところ、ならばと提供されたのがこの【紫松茸】という名前のアカウント。
……ぶっちゃけ、他ならぬマスターからの申し出とはいえ、俺なんかがこのアカウントを使っていいのかと心底悩んだ。
けれど、その際に、マスターが俺に言ってくれたある一言をきっかけに、俺はこのアカウントを引き継ぐ覚悟を決めた。
『ゆかりんだからこそ、使って欲しい』
そうまで言われて、まだウジウジしてるようじゃあ男じゃない。……まぁ今の体は女だけど。
んじゃ、気を取り直して、配信に集中するとしますか。
今日は何するのー?
わこつ
今北産業
建築キボンヌ
あ、ちなみに俺も何をするのかは聞かされていない。ネタバレ厳禁だそうだ。
『今日はですね。前からリクエストが来てたことをやっていきま〜す。なんと〜』
なんと……?
(; ・`д・´)ゴクリンコ
(;゚д゚) ゴクリ…
(; 'ω')ゴクリ
(; ・`д・´)ゴクリンコ
(;゚д゚) ゴクリ…
ゴクリ……
↑絵文字打つの早すぎて草
『リ〇ゴRTAです!拍手〜!』
リ〇ゴRTA!?
こ、これはコメント入れなければ…!
リンゴRTA!?
確かに最近やってる人少ないけど!
記録楽しみにしてます(*´艸`)
初見さんもよう見とる
『リ〇ゴRTA?なんだそれ〜って人の為に、一応説明させて頂きますね〜リ〇ゴRTAっていうのは〜、その名の通りリ〇ゴ獲得までの時間を競うRTA競技のことで、今回は1.65越えを目指しますよ〜』
1.65…あの奇跡みたいな記録か。本当に越えれるのか?あの生で見た感動を。
『それじゃあ、ワールドを生成して、スタート〜!……。はい、リセットです』
はや!?
真顔たすかる
真顔たすかる
え?え?え?
え……え?
知らない人の為に説明すると、リ〇ゴは取れる木と取れない木があります。今回はハズレを引いたのでリセットしました
↑補足すると取れるのはオ〇クとダ〇クオークの木だぞ!
その上で確率1/200だからな
有識者多いな……
『解説ありがとうございます〜それじゃあ気を取り直して、ごー!……。リセットです』
草
まぁ木の引きは良かったけど、遠かったからなぁ……これじゃ越えれんわな。
『まだまだ行きますよ〜!はいダッシュ!……。リセットです』
長丁場になりそうな予感
頑張れ彩ちゃん!
あの記録えぐいもんな
俺たちがついてるぞ!
1個目で出なかったらもうリセットだもんな。
「頑張ってください。マスター」
気持ちを込めてキーボードを叩く。
応援してます!頑張ってください!
『っ!みなさん応援ありがとうございます〜!どんどんやっていきますよ〜!……。リセットです』
村!
草ァ!
この状況じゃなきゃ嬉しいやつ!
「えぇ…(困惑)」
余計なとこで運使ってない?
『次いっきま〜す!お願いっ!……。リセットです』
あぁ!!
あ
なっかなか出ない
『次です!――はっ!?』
ッ!
!?
こ、これは!?
!?
これ!?
木の上スポーン!?この構図見たことあるぞ!?
『お願いっ!……。リセットです』
真顔たすかる
期待させといてこれかよ!
彩ちゃんダイーン!
「ふぎゃ」
ギャグ漫画の如くズッコケ、椅子から滑り落ちた。……痛い。
なんとか椅子に座り直し、再びマスターの配信に集中する。
『ま、まだまだこれからですよ〜!えいえいお〜!』
かわいい
可愛い
えいえいお〜たすかる
フ〇イトーいっぱーつ!
すかさずコメントも打ち込んでおく。
大丈夫、マスターの頑張りはちゃんと見てるぞ。
『読み込み中……次こそお願いしますよ〜』
ドキドキ
ドッドッドッ
デッデデッデデデデデ!
↑カーン
仮〇大賞で芝生える
『仮〇大賞良いですよね〜私あの"家〇塀”が1番好きでしたよ〜』
あれいいよね
٩( ᐛ)وイェイ(ง ˙˘˙ )วヘイッ
クッソw
これだけで笑えるの強すぎるwww
あれめっちゃおもろい(笑)
「アンコール含めて面白いんですよね(笑)……と、読み込み終わりましたか。……あら?」
『今回は……え?』
ふぁ!?
エェ!?
What's!?
まさに、俺も、マスターも、そしてコメント欄の人達全ての心境が揃った瞬間だろう。
なんせ……
洋館!?洋館ナンデ!?
『こ、これは予想外で、ででですね〜』
初期スポすぐ近くに森の洋館が聳え立っていたのだから。
……てかこれまた余計な運使ったんじゃない?
「でも、これは使えるかもしれませんね」
キーボードカタカタっと、エンター。
どうします?行っちゃうんですか?
『っ!』
……さて、コメ欄の反応は……?
おっ?行っちゃう?行っちゃう!?
wktk
地図なしでこれはでっかいでい!
リ〇ゴも見たいけど洋館制圧も見たい!
突撃ぃぃぃ!!
↑キボンヌ
思った通りになったか……
リ〇ゴRTAも別に悪い訳じゃないんだが、如何せん単調だからなぁ。毎度ランダムシードでリセかけてるからヤラセを疑われることもないんだが……
……でも現状登録者数もイマイチだし、やるなら動画の方がよかったかもな。
配信でやる意味もあるっちゃあるけど、新規がどこまで入ってくれるかもわからん。
てなワケで、ここからで一転させてみた訳だが……吉と出るか、凶と出るか。
「コメントではこのような意見が出ていますが……」
どうされますか?マスター。
目元を細め、画面に映る五月雨彩乃の顔を見つめる。あくまで選ぶのは本人、
『――。わかりました〜!じゃあリ〇ゴRTAは一旦おやすみして〜……ぶちのめしに行きましょう』
ゑ?
(・д・。)
え
エ
え
え
………?
あ、あれ?なんか、急に雰囲気変わっちゃった?あ、あれ?
『それでは最初は様子見がてら―――突撃ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!』
ええええ!?
ウェイ!?
(文無し突撃は)まずいですよ!?
(’ω’)ファッ!!?
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
『逃げるモブはただのモブだ!向かってくるモブはよく訓練されたMOBだァ!』
全員向かってきてるんですけど!?
よく訓練されたMOB達だぁ…(逃避)
クイッククイックスロー♪
なに、この…なに?
なぁにこれぇ……?
ちょっとマスターさん急に?タガ外れ過ぎでは?ゆるゆるボイスの欠片もなくなってるんですけど……
ウォ!?避けるの上手!?
あぶな!?
相変わらずキャラコンやばい
流石は建築以外の全てに才能を振った女だ。面構えが違う
モンスター達とはマトモに事を構えず、とにかく逃亡に全振りしながら探索を続けていくマスター。
……うん、キャラコンエグい。
「ん?カーペットの部屋来ましたか」
『隙ありです!』
「ファ!?」
一瞬でチ〇ストから防具掠め取りおった!
!?
??!!!???
待って金リ〇ゴあるぞ!
↑今は流石に取れんでしょ
『金リ〇ゴ欲しいですね〜!』
す、すげぇw
ゾ〇ビはともかく、ヴ〇ンディケーターの攻撃は喰らったらやばいぞ!
ガンバ!
逃げろ逃げろ!
〇明ないから湧き潰しもできんのよな
頑張れ彩ちゃん!
隙を見ては何度もチェストを開き、金リ〇ゴの位置にカーソルを持っていくのを繰り返すマスター。
現状チ〇ストから回収した防具はストレージ内にあるのみだ。着ていない以上、防御効果は期待できないが……マスターよ、この場、どう切り抜ける!?
fight!
と、それはそれとして応援をば。
『応援ありがとうございますぅ〜!やっちゃいますよ!』
俺達の応援を目にしたのか、笑顔を浮かべながら気合いを新たにするマスター。
近づいてきたゾ〇ビを殴りつけてノックバックさせ、ス〇ルトンの攻撃は予備動作で回避、ヴ〇ンディケーターの攻撃には死ぬ気で距離を取りつつ、何度もトライを重ねた果てに――ついにその時が訪れる。
『っ!ここ!』
チ〇ストが!
開いた!
んでもって……
カーソルを持って行きーの
カーソルが
行ったぁぁぁぁぁ!!!
やったァァァ!!
ぉぉおおおおお!!!!!
遂に、遂に金リ〇ゴの入手に成功したのだ!これには流石のマスターも感極まったのか、稼働可能な頭や胴体をブンブンと振り回し喜びを露わにする。
「――あ、今そんなことしたら……あっ」
『ふごぉ!?』
(゜Д゜)
Σ(゚д゚;)
ああ!?
こんなとこで止まるから……
あ
アチャー
画面が赤く染まり、『死んでしまった!』の文字がこれでもかと主張した。
構想とかもなんもないですが、ゆっくりゆっくり書いていきます。
幻燈河貴さん誤字報告ありがとうございますm(*_ _)m