憑依ゆかりさんとVTuberになった元マスター   作:名前考えるのって難しくね?

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六話目です。


コメント欄からこんにちは

あの地獄の〇番出口から1日挟んだ今日。

なんやかんやで、リアタイで見るのは初めてなマスターの配信の日である。

 

今日はマ〇クラか

彩ちゃん建築毎回おもろいからな(笑)

↑別の意味でセンスあるよなw

彩ちゃんのマ〇クラ好きだしやったー!

 

同期と比べればチャンネル登録者数に差があるとはいえ、マスターに固定リスナーの人達がついているのは紛れもない事実。

 

……まぁそりゃ、企業勢として見るなら少ないのかもしれないが、こっから伸ばしていけば……うん。

 

『どうもみなさんこんばんは〜ディビジョン3期生の五月雨彩乃です。告知通り、今日はマ〇クラやっていきますよ〜』

 

はじまた!

待ってた

彩ちゃんのゆるゆるボイスだいすこ

わかる

わかるマン

 

待機中だった画面が切り替わり、マスターが演じるキャラクター――五月雨彩乃の姿が映し出された。

 

マスター曰く、五月雨彩乃は名前の通り五月雨や梅雨をイメージしたキャラクターであり、雨色の髪や瞳、レインコートをモチーフにしたパーカー等、全体的に青が多い配色となっている。

 

ちなみに年齢は20歳だという。見た目は背伸びした女の子――行ってて高校生くらい――にしか見えないのだが、誰がなんと言おうと20歳なのだとか。

 

っと、忘れるとこだった。

キーボードをカチャカチャと叩き、エンター。

 

初見です

 

『っ!初見さん、いらっしゃいませ〜ゆっくりしていってね〜』

 

この感じ……まぁ、流石に気付くよな。

なんせ、このアカウント……マスターがボイロ実況やってた頃のな訳だし。

 

――いずれはやる予定とはいえ、いきなりの協力プレイは早いということで、こうしてコメント欄からのサポートを買って出たのだが、如何せん俺には使えるY〇uTubeアカウントがなかったのだ。

 

諸々の設定やらは俺ではどうにもならないし、マスターに相談してみたところ、ならばと提供されたのがこの【紫松茸】という名前のアカウント。

 

……ぶっちゃけ、他ならぬマスターからの申し出とはいえ、俺なんかがこのアカウントを使っていいのかと心底悩んだ。

 

けれど、その際に、マスターが俺に言ってくれたある一言をきっかけに、俺はこのアカウントを引き継ぐ覚悟を決めた。

 

『ゆかりんだからこそ、使って欲しい』

 

そうまで言われて、まだウジウジしてるようじゃあ男じゃない。……まぁ今の体は女だけど。

 

んじゃ、気を取り直して、配信に集中するとしますか。

 

今日は何するのー?

わこつ

今北産業

建築キボンヌ

 

あ、ちなみに俺も何をするのかは聞かされていない。ネタバレ厳禁だそうだ。

 

『今日はですね。前からリクエストが来てたことをやっていきま〜す。なんと〜』

 

なんと……?

 

(; ・`д・´)ゴクリンコ

(;゚д゚) ゴクリ…

(; 'ω')ゴクリ

(; ・`д・´)ゴクリンコ

(;゚д゚) ゴクリ…

ゴクリ……

↑絵文字打つの早すぎて草

 

『リ〇ゴRTAです!拍手〜!』

 

リ〇ゴRTA!?

こ、これはコメント入れなければ…!

 

リンゴRTA!?

確かに最近やってる人少ないけど!

記録楽しみにしてます(*´艸`)

初見さんもよう見とる

 

『リ〇ゴRTA?なんだそれ〜って人の為に、一応説明させて頂きますね〜リ〇ゴRTAっていうのは〜、その名の通りリ〇ゴ獲得までの時間を競うRTA競技のことで、今回は1.65越えを目指しますよ〜』

 

1.65…あの奇跡みたいな記録か。本当に越えれるのか?あの生で見た感動を。

 

『それじゃあ、ワールドを生成して、スタート〜!……。はい、リセットです』

 

はや!?

真顔たすかる

真顔たすかる

え?え?え?

 

え……え?

 

知らない人の為に説明すると、リ〇ゴは取れる木と取れない木があります。今回はハズレを引いたのでリセットしました

↑補足すると取れるのはオ〇クとダ〇クオークの木だぞ!

その上で確率1/200だからな

有識者多いな……

 

『解説ありがとうございます〜それじゃあ気を取り直して、ごー!……。リセットです』

 

 

まぁ木の引きは良かったけど、遠かったからなぁ……これじゃ越えれんわな。

 

『まだまだ行きますよ〜!はいダッシュ!……。リセットです』

 

長丁場になりそうな予感

頑張れ彩ちゃん!

あの記録えぐいもんな

俺たちがついてるぞ!

 

1個目で出なかったらもうリセットだもんな。

 

「頑張ってください。マスター」

 

気持ちを込めてキーボードを叩く。

 

応援してます!頑張ってください!

 

『っ!みなさん応援ありがとうございます〜!どんどんやっていきますよ〜!……。リセットです』

 

村!

草ァ!

この状況じゃなきゃ嬉しいやつ!

 

「えぇ…(困惑)」

 

余計なとこで運使ってない?

 

『次いっきま〜す!お願いっ!……。リセットです』

 

あぁ!!

なっかなか出ない

 

『次です!――はっ!?』

 

ッ!

!?

こ、これは!?

!?

これ!?

 

木の上スポーン!?この構図見たことあるぞ!?

 

『お願いっ!……。リセットです』

 

真顔たすかる

期待させといてこれかよ!

彩ちゃんダイーン!

 

「ふぎゃ」

 

ギャグ漫画の如くズッコケ、椅子から滑り落ちた。……痛い。

なんとか椅子に座り直し、再びマスターの配信に集中する。

 

『ま、まだまだこれからですよ〜!えいえいお〜!』

 

かわいい

可愛い

えいえいお〜たすかる

フ〇イトーいっぱーつ!

 

すかさずコメントも打ち込んでおく。

大丈夫、マスターの頑張りはちゃんと見てるぞ。

 

『読み込み中……次こそお願いしますよ〜』

 

ドキドキ

ドッドッドッ

デッデデッデデデデデ!

↑カーン

仮〇大賞で芝生える

 

『仮〇大賞良いですよね〜私あの"家〇塀”が1番好きでしたよ〜』

 

あれいいよね

٩( ᐛ)وイェイ(ง ˙˘˙ )วヘイッ

クッソw

これだけで笑えるの強すぎるwww

あれめっちゃおもろい(笑)

 

「アンコール含めて面白いんですよね(笑)……と、読み込み終わりましたか。……あら?」

 

『今回は……え?』

 

ふぁ!?

エェ!?

What's!?

 

まさに、俺も、マスターも、そしてコメント欄の人達全ての心境が揃った瞬間だろう。

なんせ……

 

洋館!?洋館ナンデ!?

 

『こ、これは予想外で、ででですね〜』

 

初期スポすぐ近くに森の洋館が聳え立っていたのだから。

……てかこれまた余計な運使ったんじゃない?

 

「でも、これは使えるかもしれませんね」

 

キーボードカタカタっと、エンター。

 

どうします?行っちゃうんですか?

 

『っ!』

 

……さて、コメ欄の反応は……?

 

おっ?行っちゃう?行っちゃう!?

wktk

地図なしでこれはでっかいでい!

リ〇ゴも見たいけど洋館制圧も見たい!

突撃ぃぃぃ!!

↑キボンヌ

 

思った通りになったか……

リ〇ゴRTAも別に悪い訳じゃないんだが、如何せん単調だからなぁ。毎度ランダムシードでリセかけてるからヤラセを疑われることもないんだが……

 

……でも現状登録者数もイマイチだし、やるなら動画の方がよかったかもな。

配信でやる意味もあるっちゃあるけど、新規がどこまで入ってくれるかもわからん。

 

てなワケで、ここからで一転させてみた訳だが……吉と出るか、凶と出るか。

 

「コメントではこのような意見が出ていますが……」

 

どうされますか?マスター。

 

目元を細め、画面に映る五月雨彩乃の顔を見つめる。あくまで選ぶのは本人、俺達(コメント)はただ提案しているに過ぎない。

 

『――。わかりました〜!じゃあリ〇ゴRTAは一旦おやすみして〜……ぶちのめしに行きましょう』

 

ゑ?

 

(・д・。)

………?

 

あ、あれ?なんか、急に雰囲気変わっちゃった?あ、あれ?

 

『それでは最初は様子見がてら―――突撃ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!』

 

ええええ!?

ウェイ!?

(文無し突撃は)まずいですよ!?

(’ω’)ファッ!!?

工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

 

『逃げるモブはただのモブだ!向かってくるモブはよく訓練されたMOBだァ!』

 

全員向かってきてるんですけど!?

よく訓練されたMOB達だぁ…(逃避)

クイッククイックスロー♪

なに、この…なに?

 

なぁにこれぇ……?

ちょっとマスターさん急に?タガ外れ過ぎでは?ゆるゆるボイスの欠片もなくなってるんですけど……

 

ウォ!?避けるの上手!?

あぶな!?

相変わらずキャラコンやばい

流石は建築以外の全てに才能を振った女だ。面構えが違う

 

モンスター達とはマトモに事を構えず、とにかく逃亡に全振りしながら探索を続けていくマスター。

……うん、キャラコンエグい。

 

「ん?カーペットの部屋来ましたか」

 

『隙ありです!』

 

「ファ!?」

 

一瞬でチ〇ストから防具掠め取りおった!

!?

??!!!???

待って金リ〇ゴあるぞ!

↑今は流石に取れんでしょ

 

『金リ〇ゴ欲しいですね〜!』

 

す、すげぇw

ゾ〇ビはともかく、ヴ〇ンディケーターの攻撃は喰らったらやばいぞ!

ガンバ!

逃げろ逃げろ!

〇明ないから湧き潰しもできんのよな

頑張れ彩ちゃん!

 

隙を見ては何度もチェストを開き、金リ〇ゴの位置にカーソルを持っていくのを繰り返すマスター。

現状チ〇ストから回収した防具はストレージ内にあるのみだ。着ていない以上、防御効果は期待できないが……マスターよ、この場、どう切り抜ける!?

 

fight!

 

と、それはそれとして応援をば。

 

『応援ありがとうございますぅ〜!やっちゃいますよ!』

 

俺達の応援を目にしたのか、笑顔を浮かべながら気合いを新たにするマスター。

 

近づいてきたゾ〇ビを殴りつけてノックバックさせ、ス〇ルトンの攻撃は予備動作で回避、ヴ〇ンディケーターの攻撃には死ぬ気で距離を取りつつ、何度もトライを重ねた果てに――ついにその時が訪れる。

 

『っ!ここ!』

 

チ〇ストが!

開いた!

んでもって……

カーソルを持って行きーの

カーソルが

行ったぁぁぁぁぁ!!!

やったァァァ!!

ぉぉおおおおお!!!!!

 

遂に、遂に金リ〇ゴの入手に成功したのだ!これには流石のマスターも感極まったのか、稼働可能な頭や胴体をブンブンと振り回し喜びを露わにする。

 

「――あ、今そんなことしたら……あっ」

 

『ふごぉ!?』

 

(゜Д゜)

Σ(゚д゚;)

ああ!?

こんなとこで止まるから……

アチャー

 

画面が赤く染まり、『死んでしまった!』の文字がこれでもかと主張した。




構想とかもなんもないですが、ゆっくりゆっくり書いていきます。

幻燈河貴さん誤字報告ありがとうございますm(*_ _)m
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