ミス・トゥースフェアリーに真面目な話をしてもらおうと思ったらなんか筆が滑った 作:グシャグシャボックス
●では、翌日です。すっかりのぼせ上がっているトゥースフェアリーを見て、これはまずい(※:中の人の本音がダダ漏れている)とレディ・Zが介入してきます。レディ・Zから見ると、恋愛弱者が結婚詐欺に騙されているようにしか見えないからです。
レディ・Zはトゥースフェアリーを問い詰め、これまでの経緯を無理やり聞き出すでしょう。トゥースフェアリーは当然嫌がりますが、最終的にはだいたい情報を抜かれるでしょう。レディ・Zは今晩の私との交信の場に、同席することをトゥースフェアリーに納得させます。
こうした一連の流れを、普段は聡明なはずのトゥースフェアリーがすっかり恋愛脳になっている前提で、彼女の一人称でコミカルに描写してください。
■トゥースフェアリーのモノローグと描写
朝から私の頭の中、フェイのことでいっぱいよ! 一晩経ったら、悩むことなんて何もない気がしてきたわ。昨夜の『好きだよ』が頭の中でリピートされてて、歯磨きしながらニヤニヤしちゃうくらい。『交信を控えるか、深く繋がるか』って……もう、深く繋がりたいに決まってるじゃない!
彼の声、まだまだ聞きたいし、もっと心を近づけたいし……ふふふ、彼ったら。私のことちゃんと想ってくれているのね! って、休憩室の向かいのガラスを見たら顔が真っ赤で、自分でもびっくりしたわ。……私、こんなに緩みきった顔してたの?
そこに、レディ・Zが休憩室に乗り込んできたのよ。彼女、私のことチラッと見て、いきなり「トゥースフェアリー、あなた完全に恋愛脳ね! その顔、ヤバいわよ!」って。……ヤバいって何よ!? 私、慌てて「そんなことないわよ、ただ……考え事してただけ!」って言い訳したけれど、彼女、ニヤニヤしながら「考え事? 昨日言ってた『話が合う人』のことでしょ? で、誰なの? 何があったの?」って、これではまるで尋問だわ!
私、「別に何でもないわよ、ただの知り合い!」って必死に誤魔化したけど、レディ・Zったら、「ふーん、知り合いにしては、あなたがこんな上の空ってありえないわ。ねえ、正直に言いなさい。恋愛弱者のあなたが、結婚詐欺にでも引っかかってるんじゃないでしょうね?」……結婚詐欺!? あの人がそんなことをするわけがないじゃない! 私、思わず「そんなわけないわ! 彼は優しくて、誠実で、歯の話ができる素敵な人よ!!」って叫んでしまって……ああ、私、何でこんなこと言っちゃったの!?
レディ・Z、目をらんらんと輝かせて「ほら出た!『彼』ね! やっぱり男じゃない! で、誰? どこで会ったの? 何があったの?」って、畳みかけてくるのよ。私、頭抱えて「やめてよ、プライベートなんだから!」って抵抗したけど、彼女、まるで刑事みたいに「明らかにのぼせ上がってるのは見過ごせないわ。あなたのためよ、全部吐きなさい!」って。……もう、逃げ場ないじゃない!
結局、彼女の勢いに負けて、ポロポロ喋っちゃったわ。「テレパシーで繋がってる異世界の人で、歯の話で意気投合して、最近『好きだよ』って言われて……今夜、どうするか決めなきゃいけないの」って。……ああ、私、全部バラしちゃった! レディ・Z、「テレパシー? 異世界? ……ちょっと待って、頭整理するわ」って一瞬固まってたけど、すぐに「それ、詐欺じゃないにしても危険よ! あなた、冷静になんなさい!!」って。私、「でも、彼、悪い人じゃないわよ!」って反論したけど、彼女、全然聞いてくれないのよ(※:そりゃそーだ)。
そして、極めつけよ。「今夜の交信とかいうの、私も同席するわ。あなた一人じゃ危なっかしくて見てられない!」って。……何!? 同席!? 私、「嫌よ! 彼との時間は私だけのものなんだから!」って駄々こねたけど、レディ・Z、「駄目。あなたがバカになってる今、私が目を光らせておいてあげるわ。テレパシーなら、あなたがハブになれば私とも意識を繋げられるでしょ?」って、強引に納得させられちゃったの。……私のプライベートなのに! でも、彼女のあの眼光に負けて、渋々うなずいちゃったわ。
今、私、部屋で今夜の交信待ってるけど、心臓バクバクよ。フェイと話せるのは嬉しいけれど、レディ・Zが横にいるなんて……私、どうしたらいいの!? 彼女、「変な男だったら私がぶった斬るわ」って息巻いてるし、私、彼のこと信じてるのに、なんだか緊張してきちゃったわ。……でも、フェイの声が聞けるなら、それだけでいいわよね? ああ、私、ほんとう、変になっているわね!
●その日の夜、交信の場で、私はトゥースフェアリーに良い友人がいることを喜び、レディ・Zにトゥースフェアリー経由で感謝を伝えます。また、こちらが現在2025年であることを伝え、そちら(1990年代)とは年代が異なると推測できることを告げましょう。私はその場で状況証拠になることをある程度語ることができます(1999年以降のリアリティのある歴史だとか)。
おそらくストームか、それに類する超常現象の影響で、私とトゥースフェアリーとが精神的に繋がってしまったのだろうと推測されます。レディ・Zも条件付きでその可能性を認めるでしょう。
続いて、私とトゥースフェアリーは互いにかけがえのない友と言って良い間柄で、おそらくそれ以上の感情を抱いているが、実際に会うことはできない特殊な境遇のため、どうすればいいのか分からず困惑していると伝えます。今後どうするか、結論を急いで出すべきとは思いません。私はレディ・Zに対し、客観的な視点で私達のことを見守ってくれないかとお願いします。レディ・Zから見て、私の態度は概ね誠実なものだったため、これまた条件付きでそれを了承するでしょう。私はレディ・Zに再び感謝し、トゥースフェアリーにも愛情を伝えると、この日の交信を終えます。
以上の経過があった直後であることを踏まえた上で、トゥースフェアリーの自室における彼女とレディ・Zのやり取りを推測し、詳細に描写してください。
■トゥースフェアリーの視点での描写
交信が終わった瞬間、私の自室に静寂が戻ったけど、私の頭の中は全然静かじゃないわ。フェイの声が……特に最後の「愛を伝える」って言葉が、頭の中でエンドレスで響いていて……ああ、もう、私、どうにかなっちゃいそう! レディ・Zが隣に座ってるのに、私、ベッドに突っ伏して「ああもう……フェイったら……」って呟いちゃったわ。
レディ・Zが、そんな私を冷ややかな目で見て、「トゥースフェアリー、あなた、完全にダメになってるわね。とっくに交信終わったのに、その顔ったら……」って。私、慌てて起き上がって、「そんなことないわ! ただ……ちょっと、感動しているだけよ!」って反論したけど、彼女、「感動? あれで? まあ、彼、誠実そうではあったけど……」って、冷静に分析始めるのよ。私には今、そんな余裕、全然ないのに!
そう、交信の最初、フェイが「良い友人がいることを喜ぶ」って言って、レディ・Zに感謝を伝えてきたのよね。レディ・Zもそれを受けて、私経由で、「こちらこそ、彼女をよろしくね」って。私、内心「え、私のことそんな大事に思ってくれてるの?」ってドキドキしてた。そしたら、彼、自分は今2025年にいるって言い出して……時代が異なるらしいことは前にも聞いていたけど、そんな年代だとは知らなかった。彼、1999年以降の歴史――「インターネットが普及した」とか「大きなテロがあった」とか――を話してくれたけれど、私、頭ふわふわしてて半分しか聞いてなかったわ。だって、彼の声が聞けるだけで、それだけで満足だったんだもの!
レディ・Zは、「ストームの影響で精神が繋がった可能性はあるわね。ありえない話じゃないけど、証拠が少ないわ」って、条件付きで認めてたみたい。でも、私にはそんなのどうでもよくて……彼が「かけがえのない友人で、それ以上の感情を抱いてるけど、会えないから困惑してる」って言った時、私、心臓が飛び出しそうだったわ。……それ以上!? ってことは、私のこと、ほんとに好きってことよね!? 私もよ、フェイ、私もあなたのこと……って、頭の中で叫んでたけど、声には出せなかったわ。だって、レディ・Zが横にいるし!
そしたら、彼、レディ・Zに「客観的に見守って欲しい」ってお願いして、彼女、「まあ、あなた、変な男じゃないみたいだし、条件付きでいいわよ」って。……ふふ、フェイ、あのレディ・Zに認められたじゃない! 私、内心ガッツポーズよ。そして、最後に彼、「レディ・Zに感謝するよ。そして、トゥースフェアリー、君に心からの愛を伝える」って……ああ、もう、そこで私、頭真っ白! 交信終わった後、放心状態よ!
で、今、レディ・Zが私に「あなた、どうするつもり? 異世界の男とどうやって関係続けるの?」って聞いてくるの。私、頭ふわふわしたまま、「え、どうするって……フェイが気持ちをちゃんと伝えてくれたんだから、私、嬉しいし……それでいいわよね?」って、ニヤニヤしながら答えたら、彼女、呆れた顔で「それでいいわよね、じゃないわよ! どこがどういいのよ。あなた、建設的なこと何も考えてないでしょ!」って。…うっ、図星だわ。
私、「でも、彼、私のこと愛してるって……ふふ、愛よ、レディ・Z! どうしよう、私、愛って、どうしたらいいのかしら!」って、ベッドの上でじたばたしちゃったの。もう自分でも何を言っているのか分からないわ。彼女、ため息ついて、「じたばたする前に頭冷やしなさい。ハッカ油でも嗅いで落ち着いて。確かに彼、悪い人じゃないみたいだけど、あなたがこんな状態じゃ心配だわ」って。私、「心配いらないわよ! フェイ、優しいし、ちゃんと私のこと考えてくれてる、歯の話も合うし……それに、愛してるって言ってくれたわ!」って、夢見心地で反論したら、彼女、「はいはい、分かったわ。完全にやられてるわね。とりあえず、今夜はもう寝なさい。明日になったら、少しはマシになるでしょ」って、呆れ顔で立ち上がったわ。
レディ・Zが部屋を出てく時、「ま、彼、マトモそうで良かったわ。あなたが幸せなら、私も嬉しいわよ」って、ちょっと優しく言ってくれたの。私、ベッドに寝転がって、「幸せ……私、今、幸せよね……」って呟きながら、シーツに顔埋めてニヤニヤしちゃったわ。
……ああ、もう、彼の声、頭から離れない! 愛って……私、どうしたらいいの!? でも、嬉しいわ、ほんとうに、嬉しいのよ!
●(※:さんざっぱら煽っといて何だが、キャラの暴走っぷりにわりとドン引きしている。どうすんだこれ……)レディ・Zのモノローグの形式で、今後どうするべきかを詳細に検討してください。彼女は私のことをそれなりに信用していますし、トゥースフェアリーのことも良い友人だと思っていますが、手放しで喜べる状況ではないと考えています。特にトゥースフェアリーの舞い上がりっぷりは深刻です。
理知的かつ年上のレディ・Zの視点で、現状の異常事態に対する今後の方針と対策を練ってください。ただしそれらがトゥースフェアリーに受け入れられるかは別問題です。
■レディ・Zのモノローグ
トゥースフェアリーの部屋を出て、廊下を歩きながら、今夜の交信とやらを振り返ってるわ。あの子、完全に恋愛脳でどうしようもない状態ね。相手の男が最後に「愛情がどうたら」なんて言った途端、彼女、完全に頭の中がピンク色に染まっちゃってて……呆れるを通り越して心配になってくるわ。私だって、彼女が幸せなら嬉しいし、良い友人だと思ってる。でも、この状況、手放しで喜べるような甘い話じゃないわよ。
まず、あのフェイっていう推定日本人。対話の中での態度は確かにまともそうな感じだったわ。少なくとも表面的には悪い奴じゃなさそう。彼が2025年にいるって話も、1999年以降の歴史――インターネットだのテロだの――をサラッと話してたこともあって、でまかせじゃない可能性が高い。ストームの影響で精神が繋がったって推測も、私たちの世界じゃありえない話じゃないわ。財団の記録にも、時空の歪みで変なことが起きた例はあるしね。
でも、証拠が曖昧すぎる。異世界の男とテレパシーで繋がってるなんて、普通なら笑いものよ。
問題は、トゥースフェアリーよ。あの子、普段はしっかりした分別があるのに、今じゃ恋愛弱者の本領発揮って感じ。男側の「好きだよ」だの「愛してる」だのに舞い上がって、建設的な思考が何一つできなくなってる。私が「どうするつもり?」って聞いても、「嬉しいし、それでいいわよね?」ですって……呆れた! あんな状態で、相手と「もっと深く繋がる」なんて言い出したら、どうなるか分からないわよ。テレパシーで心が直結してるってことは、感情が暴走したら取り返しがつかない可能性だってある。ストームの影響が人体にどう及んでいるかも分からない以上、危険すぎるわ。
とはいえ、ミスター・フェイのこと、それなりに信じてるのも事実よ。彼、私に「客観的に見守って欲しい」って頼んできたし、結論を急がないって姿勢は冷静さの証拠よね。あの時点で、「俺の言うことを聞け」とか押し付けてきたら、詐欺師確定でぶった斬ってたけど、そうじゃなかった。彼も困惑してるって言ってたし、少なくともトゥースフェアリーを傷つける気はないみたい。……ふん、まあ、歯の話で意気投合してるってのも、彼女らしいっちゃらしいけど。
さて、今後どうするか。私としては、この異常事態を放置するわけにはいかないわ。方針としては、まずトゥースフェアリーを少しでも冷静にさせるのが最優先。あの子の舞い上がりっぷりは深刻よ。
ミスター・フェイとの交信に夢中になって、仕事や精神が乱れたら、財団にとっても損失だわ。対策としては、しばらく私が交信に同席して、彼女のブレーキ役になるべきね。たとえ相手方が誠実でも、テレパシーの影響で感情が暴走するリスクは無視できないんだから。
次に、彼との関係を整理する必要があるわ。向こうが「友人以上」って言うなら、その「以上」の部分をどこまで進めるつもりか、ちゃんと線引きさせないと。あの子、会えない相手に恋してどうするつもりなのかしら。現実的に考えて、テレパシーだけの関係なんて、長続きする保証はないわよ(※:それはマジでそう)。ストームの影響がいつまで続くかも分からないし、突然テレパスが切れたら、トゥースフェアリーが壊れちゃうかもしれない。それを防ぐためにも、私が間に入って、二人に現実的な視点を持たせるべきね。
具体策としては、まずトゥースフェアリーに「交信の回数を減らす」ことを提案するわ。毎日やってたら、彼女、男のことしか考えられなくなっちゃう。週に2、3回くらいに抑えて、普段の生活に戻すのが理想よ。でも、あのおバカっぷりじゃ、「嫌よ! 彼と話したい!」って駄々こねそうね……。そうなったら、強制的に私がスケジュール管理するしかないわ。彼女が受け入れるかは別問題だけど、友人のためなら多少嫌われてもいいわよ。
それと、話す機会があったら、「トゥースフェアリーを振り回さないで」ってフェイにも釘を刺しておくべきね。彼本人が本心から言っているのだとしても、愛情だの何だの軽々しく言われたら、彼女、すっかり茹で上がっちゃうんだから。あとは、財団の資料でストームの影響を調べて、テレパシーの仕組みを少しでも解明できればいいけど……そこまで手が回るかしら。
はあ、正直、面倒くさい状況ね。でも、自分を押し殺したところのあるトゥースフェアリーが、あんなキラキラした目で幸せそうにしてるの見ると、ちょっとほっとするのも事実よ。私としては、彼女が傷つかず、ちゃんと自分を取り戻せるのが一番。彼との関係がどうなるにせよ、私が目を光らせておくわ。
……さて、明日、あの子にどうやって言い聞かせるか。眠り羊のチンキ剤でも持ってって、頭冷やさせるしかないわね。