武闘派小国の青年と完璧聖女の逆転劇   作:究極の闇に焼かれた男

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予想より早く仕上がったので更新します。
それと今回は短めとなります。


第12話:光の柱/聖女の務め Part3

 

 

 

 

「これで最後のようだな」

 

「お疲れ様です、エドワード将軍」

 

「アイルもお疲れ様。 さて、次はフィリアが光の柱を立てるのに専念出来るよう周囲の警戒をするぞ」

 

「畏まりました」

 

 

魔物の群れとの戦闘及びフィリアが光の柱を立てる作業が始まってから3分後。 エドワードとアイルの手によって魔物の群れが殲滅されると、 周囲に魔物が居なくなった事によりフィリアは光の柱を立てる事に専念し、その間の周囲の警戒をエドワードとアイルは行っていた。

 

 

「そう言えばエドワード将軍、聖女様が光の柱を立てるのに要する時間はどの位なのでしょうか?」

 

「そうだな……俺の知る限りだとパルナコルタに居た聖女は光の柱を一本立てるのに10時間は掛かっていたと聞くが、俺の予想だとフィリアはそれを上回るかもしれん」

 

「エドワード将軍がそこまで評価するとは、流石は歴代最高と謳われる聖女様ですね」

 

「ああ…(良い意味で凄いものが見れそうだ)」

 

 

内心そう呟くエドワードの視線の先ではフィリアが両手を掴み、神へと祈りを捧げていた。

するとフィリアを中心に光が溢れ出し、そして曇っていた空を覆い隠していた雲を割り、柱となって光が降り注ぐ。

 

 

「っ、何と!」

 

 

瞬く間に出来上がった光の柱を目にしたアイルは思わず声を上げる。

 

 

「…早いとは思っていたけど、ここまで早いとは思っていなかったかな」

 

 

エドワードは若干頬を引き攣らせながら呟くのだった。

 

 

 

──────────

 

 

 

それから4時間後──八本の光の柱が立てられ、フーガ王国内の一角に大きな淡い銀色の光を帯びた結界が張られた。

 

 

「これで、ここの魔物たちは外に出られないし、出くわしても弱体化しているから人に危害を加えたりしないわ」

 

 

結界の一つを張ったフィリアがエドワードに告げると、それを聞いてエドワードは安堵の息を零しながら労いの言葉を口にする

 

 

「よかった……お疲れ様、フィリア。 それで次は何処に行くつもりだ?」

 

「そうね……この辺りの魔物の生態系を調べようと思うわ。 今後の役に立つし、その後は別の場所に同様の結界を──」

 

「なら安全面を考慮した上で移動するとしよう。 幸いこの辺なら俺の知る近道を歩いて行けば早く着ける。 それと、結界を張るのに適してる場所なんだが──」

 

 

次の予定を立てながらエドワードとフィリアが話し合う中、アイルはと言うと……

 

 

(エドワード将軍がワーカーホリックなのは前々から知っていましたが、まさかフィリア様までもがワーカーホリックだっとは……やれやれ、今月は暫く休めそうにありませんね)

 

 

2人のワーカーホリックを目にして内心そう呟くのだった。

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

「──気になって調べてみたが、そういう事だったのか」

 

 

フーガ王国の王城にある執務室にて、アイゼンは一冊の書物──初代国王の手記に目を向けていた。

 

 

「もしやと思ったが予想通り過ぎると頭が痛くなるし、ここに記されているのが本当だとしたら面倒だな」

 

 

手記にを読んでいたアイゼンはあるページ内に書かれていた内容を見て思わず顔に手を当てる。

 

 

「でも、そう考えると最近の一連の出来事にも説明が付く。 こりゃあ今後は気を引き締めて周囲に目を光らせないとな」

 

 

そう呟くアイゼンは窓の外へと視線を向ける。

既に外は暗くなっており空には満月が浮かび上がっていた。

 

 

「今宵は満月。アスモデウス復活まで残り時間が少ない上、手記に書かれていた内容…………今年はやる事が尽きなくて泣けるね。 まぁ、これも我が国の為と考えれば苦に感じることは無いがな」

 

 

執務室から月を見上げるアイゼンは口元に笑みを浮かべるのだった。

 




アイゼンが読んだ初代国王の手記に書かれていた内容とは、今後の展開をお楽しみ下さい!

オマケ情報

・アイルの最近の悩みはエドワードがワーカーホリックになっている事に頭を抱えているところ、そこに更なるワーカーホリックであるフィリアが加わり若干胃痛案件となっているらしい。

質問ですが、オリキャラと原作キャラの恋愛要素を導入しますか?

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