武闘派小国の青年と完璧聖女の逆転劇 作:究極の闇に焼かれた男
上手く出来ているか分かりませんが、下手くそなりに色々と頑張って見ましたのでお楽しみ頂けると幸いです。
某月某日
アイゼン陛下の命で今日からジルトニア王国の騎士団に潜入する事となった。
正直に言うと現在のジルトニア王国は聖女であるフィリア・アデナウアー嬢の活躍がなければ既に経済破綻どころか国としてまともに機能していないだろう事から、本当は今すぐにでも潜入任務を投げ出したい。
まぁ、エドワード将軍が例の任務で国境沿いの山岳地帯に出払っているのと魔物の出現頻度が高まっている中で手が空いていたのが僕以外に居なかったのもあって仕方ないだろう。
一先ずは目的であるジルトニア王家の内情と国王陛下の近況がどうなっているのか探るとしよう。
某月某日
今日はジルトニア王国の聖女であるフィリア・アデナウアー嬢と、妹君であらせられるミア・アデナウアー嬢を偶然にも見掛ける事があった。
対象的な性格をしている御2人は姉妹だと前情報で知ってはいたが、不思議な事に姉妹というには余りにも似ていないと感じられた。(似ているのは髪色くらいだろう)
それはさておき、ジルトニア王国での御2人の評価は対象的で、尚且つ民衆や他の貴族の見る目の無さに酷く呆れる。
フィリア嬢の仕事の腕はフーガ王国からすれば充分どころか素晴らしいの一言に尽きるが、ジルトニア王国の民衆や貴族はフィリア嬢の仕事振りを妬むばかりか、可愛げがないのを悪い事の様に言うのが聞くに絶えなかった。
彼等はフィリア嬢の活躍がなければボンクラ第二王子のせいで既に滅んでいてもに可笑しくない事に何故気付かないのか疑問でしかない。
これ以上は流石に愚痴だけになり兼ねない為、この辺で切り上げるとしよう。
某月某日
ついにジルトニア王国のボンクラ第二王子がやりやがった。
まさかフィリア嬢を多額の金と引き換えにパルナコルタへと売り飛ばすなんて!?
聖女を…しかもフーガ王国からすれば超が付くほどの逸材を簡単に売るなんて余りにも信じ難いとしか言いようがない。
調査内容が纏まり、後はアイゼン陛下に報告するというタイミングで事態が急を要することになるとは、どうやらアイゼン陛下の報告にジルトニア王国は遠くない内に自滅すると伝える必要性が高くなったかもしれない。
某月某日
フィリア嬢がパルナコルタ王国に売り飛ばされた数日経ったが、どうやら事態は更に悪くなっているようだ。
パルナコルタ王国を目指していたフィリア嬢と輸送団が何者かの襲撃に遭い、肝心のフィリア嬢が行方不明となったとのことで、この事態にボンクラ第二王子であるユリウス殿下に責任問題が問われ、第二王子派の貴族も責任の擦り付け合いへと発展しつつある。
フィリア嬢の妹君であるミア嬢も精神に凄まじい傷を負っているらしく、民衆や他の貴族の前では平静を装っているのだが魔物を八つ当たりの如く殲滅を繰り返しているらしい。
一度本国に連絡し、どうするべきか助言を求めるとしよう。
某月某日
本国からの連絡だが、驚く事に行方不明だったフィリア嬢がエドワード将軍の手によって保護されていたらしい。
更に素晴らしい事にフィリア嬢がフーガ王国の聖女となるとアイゼン陛下が正式に決められたようだ。
これは不幸中の幸い、棚から牡丹餅と言っても差し支えないだろう。
思わぬ吉報を知れた今日は良い夢を見れそうだ。
某月某日
今日アイゼン陛下から新しい指令が下された。
どうやらエドワード将軍に保護されたフィリア嬢は何者かに命を狙われていたらしく、現在は将軍と共に同じ屋根の下で暮らしているらしい。
そして今回僕が新しく受けた指令──それは現在ジルトニア王国で聖女のお務めを果たしているミア・アデナウアー嬢を影ながら警護することである。
フィリア嬢の命を狙った輩が妹君であるミア嬢の命を狙わない可能性が無いとも言い切れない以上、潜入調査を担当している僕が身命を賭して御守りせねばならない。
そうとなれば一層気を引き締めて任務に当たるとしよう。
某月某日
どうしよう、本気でマズイ事になった…。
流石に予想外過ぎて対処方が分からない。
どこでだ…どのタイミングでバレたと言うんだ!?
まさか──まさか、ミア嬢に僕の正体がバレただけでなく、第二王子と第二王子派の貴族を断罪する為の証拠集めに協力しろと言われるなんて!?
これは一度、本国に助言を乞う為にも連絡せねば!!
追記.次いでにフィリア嬢の事も説明すべきか相談する必要が有るかもしれない。
コメントお待ちしております。
それと誤字脱字が御座いましたら報告をお願いします。
追記.週一ペースで更新出来ている事実に自分の事ながら驚いているこの頃、そろそろ更新頻度が遅くならないだろうかと心配になる事が増えてきました。
質問ですが、オリキャラと原作キャラの恋愛要素を導入しますか?
-
はい
-
いいえ