コズミック・イラで人機一体な件   作:森の翁

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 今回アスランがクッソキモいです。


ヘリオポリス襲撃③

 あまりにも異質、異様な音を立てながら迫ってくるそれを見たアスランは、咄嗟にイージスを姿勢を斜めにずらした。

 

 その判断は正しかったと言えよう。

 

 なにせ...

 

「ビーム兵器だと!?しかもこの威力は...!」

 

 ケーブルブレードの先端が展開したと思えば、なんとそこからビームが照射されたのだ。

 

「避けなければ死んでいた...なんなんだこいつは」

 

「イージスのパイロット、聞こえますか?」

 

 急な通信、一体誰かと思案するアスランであったが。

 

「オープン回線?まさかストライクのパイロットからか」

 

 そう、この通信はストライクに乗るキラからのものだ。

 

 そして、その声を聞いた瞬間アスランの脳に電流が走る。

 

 それは幼いころの思い出の日々。

 

 忘れもしない、プラントに帰らなければなれなくなり、最後にお別れを言おうとキラの家に向かった時のことを。

 

 目の前に広がる一面の白、それは家から飛び出してきたキラがアスランに倒れかかった結果、キラが来ていた服で視界が覆われてしまったからである。

 

『あいたた...あれ?うわぁぁぁ!アスランごめん!!!」

 

 そのキラは純白のウェディングドレス身に纏っていた。

 

 アスランは血を吐いて倒れた。

 

 これが後に語られる『准将ウェディング事件』である。

 

 ちなみに後でわかったことだが、キラがこの時ウェディングドレスを着ていたのは姉であるカガリによって着せ替え人形にされている最中、あまりにも恥ずかしくなって逃げだしたからだったそうな。

 

 なお、外に出たキラのウェディングドレス姿は、その日多くの少年たちの性癖を破壊した。

 

 当然それを目の前で見てしまったアスランは、なんかめちゃくちゃ拗れた。

 

「...はっ!まさかキラなのか!?」

 

「アスラン...久しぶりだね」

 

 キラの言葉に若干間があったことで少し傷ついたアスランである。

 

 なおキラは久しぶりに聞いた親友の声が若干ねっとりしていたのでドン引きしている。

 

「アスラン、僕たちは今敵対関係にある...それを前提に聞いて欲しい」

 

「わかった」

 

 キラの口から語られた内容は、にわかには信じがたいものであった。

 

 こちらを攻撃してきた謎の触手のようなものの正体は、かつて研究用コロニー『メンデル』を壊滅させたモビルアーマー『シャンブロ』に搭載されているケーブルブレードと呼ばれる兵器であり、生半可な装甲では一撃で抜かれる可能性があるということ。

 

 そして、モビルスーツに過剰反応する特性があり、特に連合製モビルスーツを執拗に狙うらしい。

 

 そのためイージスが狙われたのはケーブルブレード出現時に最も近くにいた連合製モビルスーツがこの機体だったからということらしい。

 

「じゃあどうすれば良い!モビルスーツを捨てろとでも?」

 

「残念だけど、あれに1度敵として認定されたらモビルスーツを捨てた場合でも攻撃してくるよ、実際あれに狙われたパイロットがモビルスーツから降りた生身の状態でも殺されてる」

 

「なぜお前がそんなことを知っているんだ!」

 

「...少し前にとある端末と一緒にデータが送られてきたんだ。そこにはあの兵器と今までに出た被害が載っていて、そこにシャンブロのことも書かれてた...そして、あれを作ったのがどこなのかも」

 

 シャンブロのことを話そうとしたその時、ケーブルブレードが再び動き始めた。

 

「来るぞ!」

 

「アスラン!あれには生半可な武器じゃ効かない、今の僕らの装備じゃあれを倒せない」

 

「だがこのままではやられる!どうにかしなくては...」

 

 そこからの数分はまさに地獄であった。

 

 尋常ではない速度で動くケーブルブレードとそれにギリギリはところで対応し避けるアスランとキラ。

 

 なおこの時マリューは、先ほどのミゲルとの戦闘時に頭を打って気絶しており、全く役に立たない状態である。

 

『Kyurrrrrrrrrrr...!』

 

「くそ!どうすればこの場を切り抜けられる!?」

 

「今までの例だと出現してしばらくしたら消えていったって書いてあった。だからその時が来るまでなんとか時間を稼ぐしかないよ」

 

 だがそんな時である。

 

「くそ!瓦礫に引っ掛かって!?」

 

「アスラン!」

 

 ケーブルブレードを避けたイージスの足が、瓦礫に引っ掛かって姿勢を崩してしまったのだ。

 

 そして、そんなイージスにそれは容赦なく迫っていた。

 

「クソっ早く姿勢を!」

 

 ケーブルブレードの先端がイージスのコックピットを貫かんとしたその瞬間。

 

「やめろ...やめてくれ姉さん!!!」

 

『Kyurrrrrrrrrrr...』

 

「なんだ...止まったのか?」

 

 キラが叫んだと同時に、ケーブルブレードはその動きを止めたのだ。

 

 そして...

 

『システム、通常モードへ移行...撤退します』

 

 ケーブルブレードは、出現した際の穴に消えていった。

 

「助かった...キラ?」

 

「僕...今姉さんって?」

 

 キラは困惑する。

 

 何故なら...

 

「僕の兄妹は、カガリしかいないはずなのに」

 

 

 

 

 次回、ヘリオポリス崩壊。




【ひそひそ話】
 
 キラのウェディングドレス姿を見たせいで、アスランの性癖をぶっ壊れているらしいよ!

 ちなみにこのまま行くと劇場版の時にアコードがアスランの頭の中覗いたらウェディングドレス姿のキラと何故かタキシード来たアスランがキャッキャウフフしてる恐怖映像が流れるよ。

 簡易無量空処できちゃうね!

 ちなみに、カガリとくっついた場合は原作通りカガリのエロ妄想するけどその瞬間お姉ちゃんのほうからハイマットフルバーストなみのビーム砲撃が飛んできてダルマにされるよ、可哀想だね!
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