ガンダムシリーズ【魔を滅する転生頑ーSEEDー】   作:月乃杜

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第25話:瞑想

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 用事も済みアークエンジェルに戻ったユート、そんな矢先だがスマホが振動して着信を伝える。

 

「もしもし終日(ひもねす)、ミオリネ? どうしたんだ?」

 

〔そのタバネさん張りのひもねすは止めない?〕

 

「面白いとは思ったんだが。それで用件は?」

 

〔訊いておきたかったんだけどね、若しデュエルガンダムがビーム以外を使ってきたらどうしたら良いのかしら?〕

 

「……」

 

〔考えてなかったわね?〕

 

 そういえば、そろそろデュエルガンダムの場合はアサルトシュラウドに成っている頃だろう。

 

 デュエルガンダムならビームライフル辺りを考えていたが、アサルトシュラウドならミサイルの類いも使えた筈だから問題だった。 

 

「ま、まぁ、あれだな。ルブリスやエアリアルの盾ならそんじょ其処らのミサイルくらい弾けるだろう?」

 

〔多分、イケるけどね〕

 

 今現在、スレッタ・マーキュリーとミオリネ・レンブランが使うガンダム・エアリアルとガンダム・ルブリスは、元の【機動戦士ガンダム 水星の魔女】で使っていたその物では無い。

 

 抑々にして、ガンダム・ルブリスを改修したのがガンダム・エアリアルなのだから、本来であれば同時に存在している事がおかしいのだ。

 

 彼女達が使うのはレプリカ、しかもオリジナルには無かった機能や装備などを与えられていた。

 

 装甲材がガンダニュウム合金だったりするし、動力源もエイハブ・リアクターを小型化した物を二基積んでいて、何気にナノラミネートアーマーを塗布してビームは効かない。

 

 ガンダニュウム合金の装甲だから重量も八tくらいしか無くて、単純な機動力は本来の機体以上のモノを持っているし、ビーム兵器も殊更に強化が成されている上に水の中でも充分に扱える。

 

 軽いけど硬いから防御力も高い、ガンダニュウム合金とナノラミネートアーマーのコラボだ。

 

 ミサイルくらい何のその。

 

 装甲の芯材には日緋色金を使って更に防御力の向上が成されており、その気になれば【機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ】の世界の忌避武装、ダインスレイブでも数発は耐えられる筈。

 

〔まぁ、アンタの心配性なくらいの防御力なんだから大事無いかしら〕

 

「だと思うが……ね」

 

 ユートは【閃姫】を殊更に大切にしているからだろう、防御力は随分と力を入れて向上をさせてきたのだからこそ、それを知るミオリネ・レンブランは信頼を寄せていた。

 

 それは彼女に限った話では無く、【閃姫】として受け容れた彼女達……その全員がそうである。

 

 抑々、信用したから信頼をしているから何股と成ろうが受け止めたし、ユートのJr.とかいう特大の異物を胎内へと受け容れたのだから。

 

 ユートのJr.は強壮たる【C】などと呼ばれていた邪神製で、エロゲが原典だったからか元からの性質なのかは議論の余地有りだが、夢幻心母との一体化が成されていた彼の邪神の内部にて触手に捕らわれ、女の子がヤられたみたいに口から菊門から精をぶち込まれた代わりに、Jr.からはユートの精を逆に搾り取られるなんて屈辱を味わった。

 

 何度も強制的に絶頂までイカされてしまって、向こうはお腹がパンクしそうなくらい流し込んでくれたし、無意識にユートは未だに覚醒には至らぬユニークスキル“無限太陰”を以て報復。

 

 強制的に、強壮たる【C】の神氣を奪い尽くす勢いで搾ってやる。

 

 最終的に、白の王と黒の王と共にユートが次元を越えると限界を迎えたらしく、サラサラと砂の如く強壮たる【C】が崩れ去ったとか。

 

 結果、呪詛の如くこびり付いたのが今のユートが抱えているモノで、エロに関しては滅茶苦茶に強く成ってしまったという事に。

 

 ちょっと具体的に云えば、Jr.の大きさが何処ぞの超絶美形主人公やニトロ砲のレベルと成って、其処から発射される白濁液も大量で且つ無制限に次弾の装填が成されるし、行為による疲労感などは殆んど感じない辺りがある意味で素晴らしい。

 

 極め付けとなるのが女を性に狂わせる……という程では無いにしても、特殊なフェロモンを分泌が成されて若干だけど酔い痴れた酩酊感を感じ、流石に千鳥足に成るとか呂律が回らなくなるだとかには成らないけど、恐怖心を薄れさせてくれる効果と性欲を僅かだが増してくれる効果により、性行為に対する忌避感を取り除いてくれていた。

 

 事実、ミオリネ・レンブランはユートのJr.を視て青褪めて逃げそうに成っていたが、蕩けた表情のスレッタ・マーキュリーにガッチリと羽交い絞めにされてしまい、逃走不可能な状態に陥ってしまって最悪な? 処女喪失だったと後に語る。

 

 何と無く効きが良く無かったミオリネ・レンブランとは違い、スレッタ・マーキュリーに対してはバッチリというか効き過ぎるくらいであった為に、快楽堕ちでもしたのかと思う程度には『大好き』では無くて、『だいしゅきぃぃぃっ!』みたいな感じで簡単に受け容れていた。

 

 フェロモンの所為だったけれど、彼女らしいと云えばらしいのかも?

 

 半ばスレッタ・マーキュリーの仕業だったが、ユートを受け容れた後は随分と可愛らしく甘えて来る様に成り、何人か居る【閃姫】と共に暮らしていきつつ信頼を深めていく。

 

 そんな中で再建が成されたGUNDーARM、エアリアルとルブリスと、更にキャリバーンとルブリス・ソーンとルブリス・ウル、そして序でに量産試作モデルのルブリスだった。

 

 再建されたGUNDーARMに乗るのがこの世界でのユートの【閃姫】達、ガンダム・ルブリスを任されたのはミオリネ・レンブランである。

 

 尚、ガンダム・キャリバーンにはエリクト・サマヤが乗機としているが、本来はガンダム・エアリアルを操る彼女に対してキャリバーンに乗り込んだスレッタ・マーキュリーが対峙をしていた。

 

 然しながら、ユート自身のあらゆる意味で童貞喪失の時は緊張からか、御相手である覇道瑠璃の白い太股へとJr.を誤って擦り付けて放つという、男側としては窮めて致命的な失敗をしてしまった事を鑑みれば、複数人にも対応して性行為が随分と巧みに成ってしまったものである。

 

 扨置き、ユートが嘗て主人公を助けてしまったが故の致命的なミスをカバーするべく向かった、【異世界はスマートフォンとともに】の世界へと赴くその前に、義妹にして【閃姫】なユーキからのアドバイスで世界神の爺様から、手持ちだったユートのスマホを本来での主人公が持つ筈だった神器化されたスマホに改良され、それを基にしてユーキにより量産されたスマホを【閃姫】達は配られており、ミオリネ・レンブランはその一機を手にして頬を染めながら、愉しそうにユートとの会話をしているのであった。

 

 勿論このスマホは、スレッタ・マーキュリーやエリクト・サマヤやニカ・ナナウラなど、ミオリネ・レンブランと同世界の出身者は於ろか、【閃姫】全員が持っているので次元を越えた通話を愉しめるのは可成りの強味であろう。

 

 また【閃姫】とは違ったスタンスではあるが、嘗てミス・プロスペラと呼ばれたプロスペラ・マーキュリーも夫を亡くして二〇年を越えていて、全ての事件が終わって燃え尽き症候群に陥っていた事も手伝ってか、娘――エリクト・サマヤだけでなくスレッタ・マーキュリーも含む――と共に在る事を望んで、肉体の時間を遡らせて不備の全く無い頃にまで若返った後に、シン・セー公国でエリクト・サマヤ女公の宰相として侍っている。

 

 夫を忘れてはいないが、予てからスレッタ・マーキュリーに言ってきた『逃げたら一つ、進めば二つ手に入る』を旨に、ユートに自らの肢体を預けて【閃姫】契約こそしてはいないが、エリクト・サマヤに括られる形で存在を保っていた。

 

〔一応、フォローにはスレッタが動く手筈には成っているわ。でもね、えっと……アンダーソン提督だったかしら?〕

 

「ハルバートン提督だよ」

 

〔そうだったわね。その提督の艦を護る役目には私とチュチュ達が就く事になったの。だからって訳でも無いけど、若しもデュエルが撃つのがミサイルだったなら私達に特別待遇を期待するわ〕

 

「……了解した」

 

 ユートからしたら、安全性には気を配っているからどちらに転んでも構わない提案だったから。

 

 簡易的な改修しかしていなかったシルバーフレーム龍式とは違い、彼女達の機体は始めからこうで在るべきと構築を成されている。

 

 だからこそユートは安心して任せていられた。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 ユートは何も四六時中を盛っている訳では決して無く……無いぞ?……、必要ならば空いている時間は機体のメンテナンスをしているし、今現在はいつ何時に出動が掛かっても良い様にと座禅を組んで、瞑想に耽りつつ【機動戦士ガンダムSEED】のアニメのシミュレートを繰り返す。

 

 機器が無いから手持ちのDVDを鑑賞するなんて真似は難しくその昔、()()()()()()()であるカトレアに【ゼロの使い魔】のラノベを見付かった記憶も有ってだろう、下手にその世界のエミュレート情報が載ったメディアを出さない様にしていた。

 

 予め教えていれば別だが……

 

 『最初の妻の一人』の意味とは、ユートが始めての婚姻をした相手が貴族は公爵家の次女であるカトレアと平民の長女のシエスタ、この二人とは同時に結婚式を挙げているからそうなっている。

 

 別におかしくは無い。

 

 紐解けば王族ならば政治的な関係も有ってか、近い家格の貴族家の娘を同時に娶る事も有った。

 

 流石に貴族と平民が……というのは前代未聞の珍事だったけど。

 

 最初に出逢ったのはカトレア、然しながら長く寄り添っていたのはシエスタであった事もあり、平民に対する隔意が無いカトレアはシエスタとの合同結婚式を提案、プロジェクト・ニューウェーブの成果も有って仲間内でなら上手くやれた。

 

(さて、次の襲撃で本来の流れでは民間人の小型挺がデュエルガンダムに撃墜された。そして更にハルバートン提督の率いる艦隊もだ)

 

 アークエンジェルは単艦で地上への大気圏突入を敢行、然しながら行くべき場所へは降りる事が叶わずZAFT支配圏内へと降りる事に。

 

 “砂漠の虎”と名高いアンドリュー・バルトフェルドと、内縁の妻か恋人かは窺い知れないけどアイシャという女性との出逢いが有った。

 

 前の宇宙世紀の世界、似たシチュエーションでランバ・ラルにはクラウレ・ハモンという女性が共に在ったけど、彼女の場合は内縁の妻であると実際に説明をされている。

 

(問題は武装。矢っ張りリープ弾は危なっかしいからな、鉄血の世界だったら雑魚も物理防御が高くてビームが効かんから有用だったが、SEEDの世界ではPS装甲って物理防御は高くても、ビームであるならば割と貫けるんだよな)

 

 リープ弾は遺失宇宙船ヴォルフィードに搭載をされていた弾丸で、効果は着弾地点を起点として約五〇mを強制的に転移させるという事。

 

 如何なる防御力も無意味であり、故にダインスレイブより恐ろしく悍ましい武装に映った筈だ。

 

 だけどこの世界のMSは、あの世界のMSに比べれば雑魚が脆い。

 

 正しく紙装甲である。

 

 リープ弾とダインスレイブ弾は、考慮するにも価いしないだろう。

 

 それで誤って赤服共を墜としては危険だから。

 

 とはいえ、ニコル・アマルフィの役割というのは悲惨その物でしかなくて、キラ・ヤマトの凶刃に掛かり死亡をしてアスラン・ザラの覚醒を促して終わりだ。

 

 ニコル・アマルフィが少女ならユートも助ける算段を考えたが、残念な事に彼は普通に少年だったから自然と其処まで考えたりしない。

 

 ディアッカ・エルスマンは正直、居ても居なくても大して変わらない立ち位置だったりする。

 

 ミリアリア・ハウが恋人の死後、彼女自身はフリーには成っていたけどディアッカ・エルスマンは結局振られてZAFTに緑服での出戻り。

 

 一応だけどアークエンジェルには味方をするし、イザーク・ジュールの説得にも役立つのだから死なせるのもどうか? 程度だ。

 

 そして件のイザーク・ジュール、ユートとしては『死ねや!』と思わなくもなかったりするが、流石に感情だけで死なせるのも有り得ない。

 

 彼の母親たるエザリア・ジュールも美女だし。

 

(殺すのはやっぱNGかね)

 

 或いは、エザリア・ジュールも未亡人らしいから彼女とは仲好くも出来るかも知れないのだろうに、イザーク・ジュールを戦死させてしまってはフラグ自体が建たない可能性もあるのだから。

 

 まぁ、本気でエザリア・ジュールとどうこう成りたいとかでは無く、流れでチャンスが巡ってくればくらいの割かし軽い気持ちの話だ。

 

 それに、残念ながら? イザーク・ジュールは戦後のZAFTに無くては成らない存在だからこそ、彼を死なせると後々が面倒臭くなる。

 

 面倒事は、彼に請け負って貰うとしようか。

 

 ハッキリと云うなら彼は、ZAFTとプラントとか面倒事を請け負わせる為の生贄の羊という奴だ。

 

 クライン派のアイリーン・カナーバ、ザラ派のエザリア・ジュールは政治的な対立しているし、どちらも普通に確保をしておくべきだし。

 

(チュチュ達も随分と腕前を上げてるからな)

 

 チュアチュリー・パンランチ、桃色の髪の毛をモコッとしたシニヨンにした少女でアーシアン(地球育ち)、地球育ちを差別するスペーシアン(宇宙育ち)を殊の外に嫌っており、最初に出逢った際にはスペーシアンだとしてユートとの折り合いが悪かった。

 

 とはいえ、アーシアンを差別をするスペーシアンを差別するアーシアンなんて、負のスパイラルに陥っている事には気付いていない様子。

 

(さて、時間的にもうそろそろだと思うんだが)

 

 瞑想の座禅を崩す事も無い侭に、ユートは外の気配を探ってみる。

 

 艦内は未だに慌てる様子も無い。

 

(とはいえ、すぐにも来る筈だ)

 

 ユートはイザーク・ジュールへの弾劾により、彼へと楔を打ち込む目的から小型挺に対する攻撃を見過ごさないといけない、それは幾ら連中への関心が薄いとはいえストレスが多大に掛かるというのも事実。

 

 冥界の主たるユートの見解からは罪の無い人間とは云えないが、それでも非武装で地球に降下をしようとしているだけの民間人なのだ。

 

 目的の為の囮、護る事が前提で原典では墜ちていた以上、寧ろ礼を言って欲しいまでは云わないまでも感謝くらいはして欲しいくらい。

 

(そういえば、フラガ大尉の機体はなんちゃってルブリスだからな。戦場に見た目が同じルブリスな機体が暴れ回るって事になるのか)

 

 ムウ・ラ・フラガのルブリスに、ミオリネ・レンブランのガンダム・ルブリスというコラボだ。

 

 彼のルブリスはガンダム顔をしてはいるけど、飽く迄もジンの改造機故にガンダムでは無い。

 

 ユートは自身の龍式を思う。

 

 そのフレームの銀色は白銀聖衣と同じ合金製、装甲は元々の発泡金属、関節部はマグネットコーティングを施し、背部には何処か白龍皇の鎧を思わせる蒼白い光の翼、両腕には黄金に輝ける鎖、勿論だけど初めから持っていたビームサーベルやビームライフルも有るが、新規にビームシールドも実装をされていた。

 

 更に高電圧収束型ビームカノン――龍式吐息(ドラゴンブレス)。 

 

 黄金の爪――龍式戦爪(ドラゴンクロー)

 

 遠隔型子機――龍式闘牙(ドラゴンファング)

 

 少しずつだが確実に、元のシルバーフレームからパーツを置き換えていき、最終的にこの機体はガンダムドラゴンアストレイに転生する。

 

 それこそ完全体であったと云う。

 

 

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