『いーえっくすスキル』が無いとシャーレに入部できないらしい   作:流石兄者

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またまたモブちゃん2人がしゃべり倒してますが、良ければみていってください。


サブスキルって検索するとポケ〇ンスリープが出てくる

 ミレニアムの一角に存在する、『バカみてぇな機械を作る部活』。通称『バ部』。

 この部活はその名の通りバカみてぇな性能の機械を作ることが目的なのだが、最近はトリニティの少女と共にシャーレに入部しようと試みている。

 ある日は部屋が埋まるほどの入部届を提出(スパム作戦)しようとしたが、青筋を浮かべたユウカに追い返され。

 またある日はシャーレの窓目掛けて時速880km(プロジェクト・恐怖新聞)で入部届を提出(発射)したが、たまたまその窓からブリーチングしようとしていたウサギに阻まれて(ぶつかって)しまった。

 

 失敗に次ぐ失敗。だが2人はへこたれない。

 今日も今日とて、トリニティの制服を身に纏った金髪の少女は部室に訪れ、新たなる作戦を準備している。

 

 

「こんな感じでいいかな?」

「ん~どれどれ……あーもうちょっと右上に黄色欲しいね」

「おっけー黄色ね。……どう?」

「いいね~完璧!これでいけるよ」

「ほんと!?」

 

 トリニティの少女の指示のもと、ミレニアムの銀髪の少女がパソコンで作業をしていたがそれも終わりを迎えたらしい。

 銀髪の少女は椅子にもたれかかりながら大きく伸びをし、体をほぐす。

 

「あ~ここまで長かったー!」

「お疲れ様~」

「そっちもお疲れ~。あとはこれを印刷するだけだね」

「完璧な仕上がりだし、今回はうまくいくと思うよ」

「うん。…………ねぇ、完成した後に聞くのもなんだけどさ」

「ん?」

 

 

 

 

 

「入部届の色って勝手に変えてもいいの?それもこんなド派手な虹色に」

「大丈夫。先生めっちゃ喜ぶから!」

「先生って生徒が出してきた入部届の色で感情が動くんだ……」

「それにこの虹色はシャーレにおいてもっとも価値が高いとされている色だよ」

「え、シャーレって入部届の色で生徒を階級分けしてるの?パラノイアみたいに?なんかヤダな……」

 

 

 

 

【もしかして: 私文書偽造罪】

 

 

 

 

 自分が入ろうと考えている組織が思ったよりやばそうで、一瞬決意が鈍るミレニアムの少女。

 だが、ここで諦めたら先生のお時間は貰えない。それを貰うために今まで2人で頑張ってきたのだ。

 再び決意で満たされたミレニアムの少女。そんな彼女の脳内に一つの疑問が浮かび上がった。

 

 

「そうだ、入部届を書き始める前に聞きたいんだけどさ」

「ん~?」

「私達、もう人権は手に入れたんだよね?EXもノーマルも手に入れたし、大丈夫だよね……?」

「……ふっ。その程度でシャーレに入れると、本気で思っていたのかしら?」

「え゛!?まだなんかあるの!?」

「サブスキルもない小娘が、思い上がらないでくださる?」

「アドバイスありがとね小娘」

 

 まるで悪役令嬢みたいな雰囲気を醸し出しながらじゃれてくるトリカスを受け流しながらも、銀髪の少女は新しく出現したスキルに頭を抱えた。

 

「シャーレって、生徒ならいつでも誰でも歓迎って雰囲気出てるけど、意外と狭き門なのかな」

「心配しないで。君なら入れるよ!」

「そうかなぁ……」

「入れなかったとしても私がどうにかして入れてあげるよ」

「待って何する気!?」

「いいかい、大抵の問題はお金で解決でき「やめてね?」

「……大抵の問題はイオリさんの情報で解決でき「やめてあげてね?」

 

 金と情報で何とかしようとするトリカスを一刀両断するミレニアムの少女。

 両断されたトリカスは効果的かつ手っ取り早いのに~なんてぶーたれつつも、サブスキルについて説明し始めた。 

 

「さて、じゃあサブスキルについて説明していくけど、今回はちょっとややこしいからしっかり聞いててね」

「うん、わかった」

「サブスキルは『条件が達成された時に発動するスキル』なんだ。○○したときに攻撃力上昇、みたいなね。まあ、後方支援の人たちはその限りじゃないんだけど」

「ふむふむ」

「その条件も、発砲した時(通常攻撃時)やリロードした時、EXスキル使用時とかいろいろあるんだけど、注目すべきところは『カウンター』についてだね」

「カウンター?それは……スマブラで言うところのアイクの下B(カウンター攻撃)的な?

「ううん、遊戯王で言うところの王立魔法図書館(魔力カウンター)的な」

「そっちか。なるほど、それが一定の数貯まると効果発動するって感じ?」

「そうそう!戦闘中、敵や味方にカウンターを付与していって、ある程度溜まったらスキル発動!みたいな感じだね」

「へぇ~。カウンターを付与ねぇ……」

 

 

 

 

「え、どうやるのそれ?」

 

 

 彼女の中に湧き上がる当然の疑問。それは質問となり口から矢継ぎ早に飛んで行った。

 

 

「え、カウンターを……付与?そんなの知らない!見たことないよ!?」

「ないのー?一回も?」

「ないよ!?どうやってるの!?戦闘中、敵さんのところに行って『あ、すいませんこれカウンターです~受け取ってください~』て言いながら渡すの!?」

「そんな甘っちょろくないね。敵にとってはある程度溜まったら何かしらのデメリット発生するんだから、無理やり押し付けるのさ。

 たとえ泣きながら許しを請われても、その開いた口にねじ込むくらいの勢いでね」

「うわぁ、えぐ……」

「渡し方は……なんかこう、念じて?ハッチャァ!みたいな感じでしゅぽしゅぽ!ってやれば付与できるよ」

「擬音多くない?全然わかんないんだけど」

 

 思ったよりもややこしいサブスキルの世界に頭を痛めながらも、何とか飲み込もうとしているミレニアムの少女。

 そんな彼女をニコニコしながら眺めつつ、トリカスは質問をした。

 

「その感じ、ホントに見たことないんだ?」

「うーん、私が気づいてなかっただけなのかな?」

「たまーにいるよ?戦ってる最中、『カウンターが4つ溜まった、この瞬間!私の特殊能力が発動!』とか叫びながらサブスキル使ってる子」

「そんな愉快な光景、この世で見られるんだ……」

「この前見た子はすごかったなぁ。手札をすべて捨てた後、カードを7枚も引いてたよ」

「戦闘中に?」

「うん」

「それはすごいね。別の意味で」

「あ、心配しないで。私的には君の戦い方が一番おもしr……好きだよ♡」

「別に落ち込んでないし、誤魔化されもしないぞ♡」

 

 少々威圧的なものではあるが、ミレニアムの少女の顔に笑顔が戻る。それを見て満足そうに頷いたトリニティの少女はカウンターの話を続けた。

 

「その様子じゃあ、カウンターを使ったスキルにするのは難しいかな?」

「うん、私は他の条件にしておくよ。でも、どんなカウンターがあるのかちょっと気になるね。紹介してもらえる?」

「いいよ~。じゃあまず、名前だけバ~っというから、気になるものがあったら後から質問してね」

 

 そういうとトリニティの少女は椅子から立ち上がり、何やら奇怪なポーズをとり始めた。

 外連味のある、なんかギャングスターに憧れていそうで、それでいて女の子がやるとだいぶ死刑になりそうな。

 そんなポーズのまま、トリカスは名前を羅列し始めた。

 

 

「『ペンライト』!『小悪魔』!…………『戦場の感覚』!『ホクホクの焼き芋』!『小悪魔』!」

「……ん?」

「『シュガーラッシュ』!『小悪魔』!『発車信号』!『アウト』!』

「まさかそれは……14の言葉(カウンター)!?」

「『花丸スタンプ』!『覇気』!『小悪魔』!『発射信号』!

 

…………『警護成功』!!」

 

 無事に言い終えたトリニティの少女は、やり遂げた顔でかっぴらいた胸元を元に戻しながら銀髪の少女に聞いた。

 

「どう?カウンターにはいっぱい種類があるんだよ。参考になった?」

「ごめん、急に天国に行き始めたからびっくりして結構聞き逃したわ」

「そう?じゃあもう一回……」

「いいよいいよ、大丈夫!もうお腹いっぱいだよ!」

「そっか、残念」

 

 

「でも、聞き取れた中でいくつか気になるのはあったかな。なんか焼き芋なかった?」

「『ホクホクの焼き芋』だね」

「そうそれ、どう使うの?消費すると体力回復するとかかな?」

「ううん、追加ダメージが入るよ」

「ダメージ!?」

「多分ホックホクの焼き芋を口にねじ込んでるんじゃないかな?」

「アッッツ!エデン条約違反だよそれ!?」

「きっと、このカウンターを使うものは七囚人クラスのワルに違いない。条約違反上等の人物だね」

「うん、少なくともミレニアムにはいないと思う。そこは安心だよ」

 

 

「他に気になるものはある?」

「あともう一つだけ。なんか、『覇気』って聞こえたけど……気のせいかな?」

「覇気あるよ(笑)」

「あるんだ……!?やっぱり、使ってるのはあの人かな?ほら、銃声で敵全員の戦意を喪失させる……」

「カヨコさん?違うよ、御宅にいるエージェントだよ」

「ミレニアムにもいるの!?覇気使いが!?」

「そのうち、みんな覇気を使うのが当たり前になってくるかもしれないね」

「インフレバトル漫画の住人ってこんな気持ちなんだ、知りたくなかった……」

 

 自身たちは参加条件のスキルを揃えるのに必死なのに、参加する前からインフレの兆しが見え始めている。

 そのことにショックを受けたミレニアムの少女は机に突っ伏し、うえ~と呻き声をあげた。

 

「うぅ……私、やってけるのかな。

 先生に『この子弱いな。カウンターも使えないし、戦いについていけそうにない。置いていこう』とか思われたらどうしよう……」

「大丈夫。先生もひょっとしたら、カウンターとかよくわからず雰囲気で指揮してるかもしれないよ」

「それはそれで困る……」

「はは、わがままちゃんめ。

 さ、私も一緒に考えてあげるからサブスキルを決めよっか」

「うん、ありがとぉ……。そういえば」

「ん?」

「もうそっちはサブスキル決めたの?」

「うん、結構いいのがあるよ~」

「どんなの?参考にしたいし教えて!」

「……ん~」

 

 

「ないしょ!」

「え!?なんで!?」

「知られたら恥ずかしいスキルだから」

「恥ずかしいスキルなの!?

 え、なに!?想像つかない!教えて!」

「だめ~」

「ていうか大丈夫なの!?犯罪じゃないよね?公然猥褻的な……」

「大丈夫、死刑にはならないから」

「大丈夫のライン低すぎるよ!?ねぇ、教えて!教えてってば!」

 

 

 

 

 

 

 

「よし、夜になる前に何とか決まったね」

「うぅ……結局教えてもらえなかった。なんだろ、恥ずかしいスキルって」

「『知られたら』恥ずかしいスキルだからね?」

「んん?余計わからないよー」

「そんなに教えてほしいのー?そうだね……デュエルで私に勝ったら教えてあげる♡」

「トリニティのカスが、この私とデュエルだとぉ~?言うねえ、その話乗ったよ!」

「……ッ!……へぇ~、そのデッキ使うんだ。じゃあ私は~」

「もうバレてる!?ズルだよそれー!」

 

 

 

 

トリニティ一般生徒モブ トリカス神父

 

 富、名声(悪名)、力(巡航ミサイルの発射コード)

 この世の欲しかったり欲しくなかったりするものすべてを手に入れた女、情報王トリカス。

 

 トリニティでは『補習授業部に入る前のハナコ』のような学園生活を送っている。こんなんでも結構勧誘されてたりするし、普段はお嬢様っぽく振る舞ってるし、内心冷え切っている。

 ハナコと違う点は、退学ではなく転校を考えているところ。すでにミレモブちゃんに住んでる部屋の広さとか聞いてたりする。居候する気満々。

 

 

サブスキル 受信感度上昇、負荷発生 

 

 ■■ ■■(ミレモブちゃん)がCC状態、もしくは退却時に『受信:お前を消す方法』状態を自身に付与(60秒)。

『受信:お前を消す方法』状態の間、全ての攻撃を確定会心に変更し、自身に攻撃力○○%の持続ダメージを付与。

 

 制限している情報受け入れ量を、怒りに身を任せ一時的に開放。

 洪水のような情報の中から、相手の急所や弾切れのタイミングなどの有用な情報を選び抜く。

 

 頭痛が酷くなり鼻血が出るため普段は使用しない。ミレモブちゃんが酷く傷つけられた時と、絶対に勝たなきゃいけない時だけ使う。

 

わざとあの子を退却させたりしたら、怒るからね。先生?

 

 最近受信した情報

 

『目の前にいるトリニティ生徒が過去に行った悪行』

『ミレモブちゃんが使うデッキ』

『キヴォトスの隠れた名店 ~ラーメン編~』

『今読んでるミステリー小説の真犯人』

『仙丹の作り方』

 

 

・ミレニアムモブB

 

『バ部』は部員が自分一人しかいないが、なぜか存続できていることを不思議に思っている。

 でもセミナーに直接聞いて「そういえばそうね、じゃあ廃部にしましょうか」なんて言われたらひとたまりもないので放置することにした。

 

 話は変わるが、時々トリカスがセミナー(黒崎コユキ)に多額の『寄付』を行っているらしい。なんでだろ?でも、えらいね!ミレニアムの為にありがとう!

 

サブスキル  吸引物射出 

 

 Exスキル使用時に計測を開始。

 EXスキルによって無効化した攻撃のダメージ量が一定を越えた場合、EXスキル終了時に敵1人に対して攻撃力の〇〇〇%分のダメージ。

 

 最近の発明

 

『火炎放射器みたいな炎を出すバカみてぇな携帯用コンロ  炎の料理人の友』

『バカみてぇに喧しい目覚まし  120デシベル君』

『眩しすぎて照射してる側も見えないバカみてぇなタクティカルライト  天照』





パッシブスキルのネタ思いつかないで割と困ってます。もしかしたらすっ飛ばして一気に提出まで行くかもしれません。
とりあえずキャラが完成するまでは書くつもりなので、気長にお待ちいただけると嬉しいです。
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