Re:トリガーには無限の可能性があるんだ!   作:アルピ交通事務局

12 / 19
第12話

 

「帯島に用事があるってなんだ?」

 

「……帯島に用事でなく帯島にこういうのがありますからちょっと話を通してください的な感じです」

 

 戦神丸を修理した翌日にまたまたボーダー本部にやって来た。

 迅さんを経由して弓場隊の帯島に会いたいと言えば弓場さんを間に通した。面会はあっさりと可能になったのだが弓場さんと藤丸さんが普通に居る。

 

「はじめまして、帯島ユカリっす!」

 

「はい、どうも……三雲修です……結構大事な話なので、出来れば弓場さんと藤丸さんは出ていってほしいのですが」

 

「帯島になにするんだ?わけ分からねえトリガーの実験だったらそいつは断るぜ」

 

 弓場さんがそもそもでなんで俺が帯島に会いたいのかを聞いていない。

 迅さんがサイドエフェクトでなにしてるか視えてるが話がスムーズにとはいかない。迅さんはあえて言わない感じなのだろう。

 

「……聞く場合ですと2人も強制参加になりますがよろしいですか?」

 

 別に教えてもいいことなのだがあまりベラベラと喋るのはよくない事だ。

 なので、聞くのならば強制参加にする……強制参加?となる弓場さん。

 

「とりあえず、なにをするか教えろよ」

 

「……帯島に直接アレをやってコレをやってじゃなくて、帯島の家の人にこういう事業所とかありますけれどと企画案があるんです。それを見てもらって、それを試してみたいと言うのならば政府から返済とか一切しなくていい支援金とか人手とか送られるんです」

 

「家の人っつーと……確か」

 

「三門市名物の三門みかんの農業ッスか?」

 

 なにをするのか説明をすれば藤丸さんは帯島の家の仕事内容を思い出す。

 帯島は家は三門みかんを製造している所謂、耕種農業をしている。出来れば聞いてほしくなかったなと1から説明する為にタブレット端末を取り出した。

 

「現在日本で農業をしている人はどれくらいか?と言われると幾つか。あ、帯島は答えたらダメだから」

 

「日本の人口は大体1億人で10分の1……いや、100分の1で100万人か?」

 

「100万人よりもちょっと上ぐらいですね……現時点での正確な数字は無いですが去年のデータからして130万人ぐらいです」

 

「多い……のか?」

 

「日本の人口を1億と仮定しそこから100万人なのでたった1%しか農業に励んでません」

 

「少ねえな!?」

 

「それはざっくり計算でもっと細かくすれば3%ぐらいには上がるッス!」

 

「いやそれでも少ねえだろ?」

 

 スゴくざっくりとした計算になるのだが、1億人の中の100万人なので計算上は1%だ。

 藤丸さんは自分で言っておいてなんだが驚いているので帯島はもうちょっと細かく、一次産業と言う感じで計算すれば1%以上になる。

 

「2005年ぐらいには200万人が農業してましたけど今は70万人ぐらい減ってます」

 

「そんなにか……アレか?農家の後継ぎ問題的なのか?それなら帯島の家は問題ねえぞ」

 

「帯島の家だけじゃなくて農業全体の話になるので最後まで聞いてください」

 

 農家が減っていると言われたら思い浮かぶのが後継ぎが居ないという問題。

 農家の人がシンプルに結婚できていないと言うのもあれば農家の子供が家業を継ぎたくないと思っている。

 弓場さんは帯島の家のみかん畑の後継ぎはしっかりと居るから問題は無いと言うので帯島の家だけの問題では無いと言う。

 

「農業の問題点としてシンプルにキツいのと休みがない」

 

「耕種農業ならどうにかなるっすけど畜産系だと酪農ヘルパーを雇わないと休みの日を作れないッスね」

 

「そのやり方を変える……月から木まではAさんが水から土曜日まではBさんが木曜日から日曜日はCさんがとバトンを繋ぐ形でローテーションで回します」

 

「……そういうのは家みたいな小さな農家じゃ……ギガファームとかじゃないと無理ッスよ」

 

「そもそもでその人手が居ねえんだろ?」

 

 ローテーションで回し農家に休みを作る。

 畜産系は生き物を扱っているから別の人に頼む、要するに代わってもらわないといけない。

 言っていることは分かっているが家みたいな普通の農家じゃそのローテーションが出来ない。藤丸さんがそもそもでそれを行う人手が足りないと言う。

 

「ですので仕事が無い人やパートでいいから仕事が欲しい人にそれをしてもらいます」

 

「……農業=キツいは常識だぞ」

 

「具体的には?」

 

 仕事が欲しい、無くて困っている。そういう就職浪人は探せばかなり出てくる。そういう人に農業をしてもらう。

 でもそういう人達は最初から農業に行かない。だってシンプルに農業はキツいから。

 

「朝が早くて重労働だろ……就職浪人とか氷河期世代の奴等じゃ……」

 

「ええ……でも、その肉体的な疲労を無くす手段があると言えば?」

 

 朝が早くて足腰が痛くなる重労働、それが農業のイメージでそれは間違いではない。

 就職浪人や氷河期世代の人達も農業はブラックすぎるから絶対に嫌だと避けている……仮に俺が農業の仕事をやれと言われれば普通に嫌だと言うが、ここに1つ便利アイテムがある。

 

「農機を買っての収穫なんかは元を取るのに何十年もかかるッス」

 

「それはやり方が悪い。例えば収穫時期の忙しい時にだけ農機をレンタルする、家一件ぐらいの広さの農地で採取して農機をトラックに乗せて他の似たような農地に行って収穫の手伝いなんかをする。それで儲けてる事業は普通にある」

 

「でも、若い人の車を持たないとか運転しないとかタクシーとかトラックの運転手が減っている問題があるッス」

 

「……俺が出すのは一部の疲労軽減……スゴくザックリと言えばトリガー技術を応用して出来た車の自動運転システムに加えて、トリオン体になることで生身の肉体に掛かる負荷を軽減、更にはローテーションで農地を耕すので休みを作れる……ここをやる上での1番の問題点は人手が居ないという問題。若者の農家離れが問題になる一方で若者が農業をやりたいけど初期費用がバカ高いなんかがある。肉体を使う一次産業をトリオン体でカバー……みかん畑なのでジャンルを言えば耕種農業、家畜を扱う畜産系よりはマシだとは思いますが」

 

 俺の出した答え、トリオン体で農耕をする。

 シンプルだが割といいとは思っている。普段から戦闘にしか使っていないので弓場さんはなるほどと納得した。

 

「なるほど……確かにトリオン体なら足腰がキツいの問題点はカバー出来る……朝の早起きは?」

 

「トリオン体が宇宙空間とかに行けばコールドスリープ的なのになるんで、この時間になったらトリガーが自動的に起動して強制的にコールドスリープで眠る、コールドスリープ解除で起きる、それで早寝早起きはどうにかなります……俺はそれの実験をしてておかげさまで睡眠を快適にする系の薬を一切頼らずに済んでます」

 

「……大丈夫なのか?」

 

「いやぁ……ホントによく眠れてますよ」

 

 この技術に気付いてから睡眠を深くする市販で売ってる薬を飲まなくてよくなった。

 とは言えコールドスリープ機能無しじゃ睡眠麻痺とか2時間ぐらい眠ってからパッと目覚めてそこからもう1度眠ろうとすれば全然寝れずに気付けば5時ぐらいになってもう眠るのを諦めようって諦めてしまう。だから今のところは問題は無い。ホントにこの機能は便利だ。

 

「それ……睡眠薬か酒がねえと眠れねえヤバいやつじゃ」

 

「成人の4割ぐらいが何かしらの不眠症を抱えていてホントに眠れないからうつ病じゃないけど精神科とかに通って薬を貰っている人は結構居ます。俺はトリガー技術を用いて不眠症と闘ってるんです」

 

 弓場さんがヤバいやつじゃないのかを聞くが、それを言い出すとボーダーも似たような事をしている。

 俺はトリガー技術を用いて不眠症と闘ってる……今のところは勝っているが、何時トリガーのコールドスリープ機能が通じなくなるか分からない。ホントに明日が早いから眠ろうと思って眠れなくて寝たらダメだと思ったら眠くなるからコレをするまでは薬を飲んで自分は寝たらダメだと言い聞かせて無理矢理眠気を誘って寝ていたんだ。

 

「話を戻しますが、農耕をする人がトリオン体で農耕をする。コレだけで一部の問題は解決してくれます……で、就職浪人とか氷河期世代の人達をそこに叩き込んで後継ぎ問題を抱えている農家の後継ぎになったり……まぁ、コレに関しては農協とか色々と関わってきますので最初は収穫とか土を耕すアルバイトとかのスタートで、最終的には1つの大きな会社が幾つも土地を抱えていて、そこにローテーションで社員が働く感じで……そうすればコレから新規の農家の人達も休みの概念が手に入ります」

 

「……それ、農協とかと揉めないッスか?ヘルパーさんとかの問題とか……」

 

「その辺の細かなシステム構成の固め方とかそういうのは農林水産省の人と農協とボーダーがやってくれます……農家という会社が農業をするのではなく1つの会社が農業と言う産業に手を出す。このシステムは他にもある建築業とかの若者離れとかが問題になっている仕事に手を出す感じで大半は肉体的な疲労の都合上で出来ない系の問題を解決する……とまぁ、聞こえはいいけれどもその為のサンプル云々が必要で、トリガー技術を使うからボーダー関係者で農家の人が居ないかなとなってその結果、帯島の家で繁忙期にアルバイトを雇いそのアルバイトがトリオン体で働くと言う感じで……あ、国家プロジェクトの1つだから国から色々と支援金出てアルバイト代に関しても国の支援金で賄えますよ」

 

 細かい事に関してはコレに入ってるとUSBメモリを渡す。

 家にあるパソコンを開いて詳しいデータとか国からの支援金は具体的に幾らぐらいの金額を貰えるのか、それを継続し続けれるのか、後継ぎが仮に居なくなった場合、何処かから農業をやりたいけど頭金が無いですという人なんかを連れて来れるのか、そういう細かなデータに関して入っている。結婚相手?それは知らん。

 

「最初なんで学校の夏休みがある時期にボーダーの人が日当10000円で働く感じで……弓場さんと藤丸さんはここまで聞いたんで仮に帯島さんの家がこのテスターになってくれるのであれば強制参加です」

 

「……コレは……どう、なんだ?帯島?」

 

「……家はそういう感じなのはあんまり問題は無いですけど知り合いの農家が色々とその辺が問題になってるってのは聞いてます」

 

 要するにトリオン体で農業をするのでそれの場所とかを提供してくれな話。

 最終的な判断は帯島に任せるとして帯島的にはどうなのかを弓場さんは聞いた。帯島の家では後継ぎとかアルバイトを常に雇わないといけないとかそっち系の問題は無いけれども、知り合いの農家とかが色々な問題を抱えているのを知っている。

 この時点で最初から話を無かった事にしたいのならば俺が帯島に見せているUSBメモリを受け取らなくてもいい。その場合はテスターを探すのに苦労はするだろうが。

 

「とりあえず、家族にこの話を持ち帰っていいすか?」

 

「ああ……USBメモリを持ち帰って、そこから聞きたいことがあるならば答える感じで」

 

 一先ずは検討をしたい、帯島は農家の子供であって農業を実際に営んでいない。手伝いはすれども経営には関与していない。

 帯島はUSBメモリを受け取った。

 

「……なぁ」

 

「言えることは大体言いましたし、帯島の親とかがそれを閲覧して検討するので質問はあんま答えられないですよ」

 

「……なんで唐沢さんとか根付さんじゃなくてお前がコイツを持ち込んだんだ?」

 

「……そこを聞きますか……」

 

 外務営業担当の唐沢さんとかメディア担当の根付さんでなくエンジニアみたいなものである俺がこの話を持ってきた。

 藤丸さんはそこを疑問に抱いた。形式上は俺は玉狛支部の人でエンジニアなところがあると認識をしている。弓場さんも帯島もそういえばなんでそういう仕事を担当している人達に任せないのだろう?と素朴な疑問を抱いた。

 

「コレはボーダーだけで解決していい案件じゃなくて農協とかと協力しての社会福祉とか貢献とかそっち系の仕事でもあるんですよ」

 

「だったら尚更だろ?ボーダーが良い事をしている、若者の農業とか建築業離れをどうにかする仕事もしてますよってアピールしてボーダーに対して好印象を抱かせるメディア対策とか、その技術を売りますとかシステムを売りますでお金を引っ張り出す事が出来ただろ?」

 

「………………………………まぁ、その通りですね」

 

「……上を通してねえのか?」

 

「国のプロジェクトなのでボーダー通したくないんですよ」

 

 もっともらしい疑問に対する答えを俺は持っていない。

 藤丸さんの言う通り、そういう風に金を引きずり出せるしボーダーは社会福祉に貢献しているとかも言える。

 

「別にそれをしたからと言って犯罪行為ではないですし、ボーダーに対して手柄は寄越します。国としては一次産業をどうにかしたい……農家を目指してる!農家になってシャインマスカットを売ります!1つ5000円の贈答に使われるシャインマスカットです!利益はたったの500円ですとかじゃなくてその辺のスーパーとかで売ってるレベルの野菜を作る感じで……まぁ、コレから色々と変わると思いますよ」

 

「変わるって……なにがだよ」

 

「スーパーの親会社が農家から野菜や米を仕入れずに自分の会社で作るもしくは専属契約をする……業務スーパーとかそんな感じですし一部の肉の品質が高くて安いスーパーも畜産業者から直接購入したりとかで間の卸売業者を挟まない……もうアレですよ。ただ単に食べ物を作って卸売業者に売ってもらう時代は終わって会社そのものが農業に手を出す、そこからプライベートブランドとして格安商品の販売をするとかそういう時代になってて問題視されている離農等を氷河期世代の人達とかをぶち込んだりしてカバーするんですよ」

 

 もうそういう時代は終わりを迎えようとしている。

 販売出来ない大きすぎるジャガイモを給食のコロッケにする、後は揚げればいいだけのフライドポテトやハッシュドポテトに加工する。肉じゃがやカレーなんかの具材サイズにカットして冷凍で販売する。

 ポテトチップスとかを売っている食品会社じゃなくてスーパーの業者がそういう感じの事業に乗り出している……

 

「ポテトチップスとかのお菓子は拘りはあるけどもカレーライスや肉じゃがに使うジャガイモには拘りはない、だったら普通に会社でジャガイモを作って販売出来ない奴を加工してもらう様にしよう。会社だから販売云々の手続きをせずに自社工場で加工して自社のスーパーで後は揚げるだけ煮込むだけのジャガイモ製品が冷凍販売される。そしてそれが売れている」

 

「そういう六次産業は大きい農家とかじゃないと出来ないんですが」

 

「ああ、だから小さい農家でもいけることを色々とやる予定でそのモデルやサンプル等を集めるのが今の段階だ……そのUSBメモリが要らないって言うなら他を頑張って探す、と言うか畜産農家にも手を出さないといけないから……色々とあるけど最先端の農業が出来ると思えばいいよ」

 

 まぁ、最先端って言ってもトリガーを使っての単純な農作業だけど。

 それでも農作業において1番の肉体的疲労を軽減することが出来るだなんて画期的な発明だったりする。

 

「今直ぐに家族に話したいので失礼します!」

 

「ああ、いってらっしゃい」

 

 色々と言ったけれども帯島的にはちょっと家族に話を通してみたいなと思えるものだなとなった。

 普段からトリオン体で暴れまわってるからトリオン体の運動能力や疲労蓄積云々に関して色々と学んでいる。

 帯島は弓場隊の隊室を出ていきながら生身の肉体に戻り電話をかける。多分だけど家族とかだろう。

 

「……スゲえな……」

 

「なにがですか?」

 

 帯島が出ていった後に藤丸さんがスゴいと言った。

 具体的にはどの辺りがスゴいのかと俺は分かっていない。藤丸さんは無意識の内にスゴいと言っておりハッとなった。直ぐに気付いて言うべきかとなっていてなにがスゴいのか答える。

 

「トリガーにそういう使い道があるだなんて全く考えてなかった……」

 

「トリガーは面白い技術です……動力源のトリオンは安定供給は不可能で電気に成り代わる事は出来ませんが電気と共存する事が出来る」

 

 色々と性能がぶっ壊れた転生特典はさておいて、トリガー工学に関する知識を貰えたのは非常に嬉しい。

 持っていない人間は作るのが流儀、力技だけでどうにも出来ないのが世の中だ。理不尽は正せないけど向き合う事ぐらいは出来る。

 

「トリガーには無限の可能性があるんだ……なんて綺麗事を言えますけど、大体はロクでもない使い道ですけどね」

 

 通信機器とかそういう物とか大抵は人を豊かにするためにじゃなくて戦争の為に作った。

 今だってトリオン体で農作業と言っているがトリオン体で暴れまわって生身の肉体を傷つけるのも理論上は可能だ、と言うか兵器としての側面のトリガーがそれだ……でも、なんの危険も無い安心安全な橋なんて何処にもない。何かしらのデメリットがある薄氷の橋を心臓の音をバクバク鳴らしながら渡らないといけない。

 

「……お前、迅にスカウトされたんだったな……コレをボーダー以外の功績にされたらな……」

 

「ボーダーはトリガー技術の応用品はともかくトリガーそのものの販売はしないと思いますよ。トリガー=近界民を倒す兵器として認識させていますから。でも、トリオンの安定供給に成功すれば石油に成り代わる人間が滅びない限り無限に溢れ出る資源ですよ……まぁ1番最悪な問題、少子高齢化の解決方法はなんにも浮かんでないですけど」

 

 驚いたよ。俺の通っていた小学校の来年に入学してくる1年生の数がたったの34人って。

 進学校とかそういうのじゃなくて地区別な感じでたったの34人って少子高齢化がエグいぐらいに進んでるんだなって。

 ネットの掲示板とかで結婚相談所に来る人は普通に無茶を言うし最近は結婚するだけが幸せじゃないっていう考えがあるし色々と効率悪いとか言われてるし大変だよ。

 

「惚れ薬的なのを作ったら人として完全に終わるので……藤丸さん、アレからなにか異変はありましたか?」

 

 惚れ薬的なのを作って少子高齢化をどうにかしよう!なんて完全に人として終わる。

 モテたいとか思っている下半身に忠実なバカどもがロクでもない使い方をしていて俺も俺でロクでもない使い方をしている。

 太刀川さんに鎮静フェロモンを当ててどうなったのか、藤丸さんに性フェロモン等を当ててどうなったのか……流石に千佳相手にはアルケイデスは使えないから結果がどうなるのかが分からない。

 

「……油断するとお前があの時に言った事を受けようかなって少し考えちまう……ま、まぁ」

 

「じゃあ、いきませんか?」

 

「……え?」

 

「俺は藤丸さんみたいなしっかりとしてるタイプは好きですよ……悪ノリであの時は言いましたけど、OKならそれはそれでとても嬉しいです」

 

「………………」

 

 美人でスタイルも良くて人間性も合うから割と好きなタイプだ。

 その辺について言えば藤丸さんは顔を真っ赤にして俺と弓場さんを追い出したので俺はやるべき仕事を終えたから玉狛支部に帰る。

 

「メガネくん、自家製のコーラの素とかチョコレートとかがベストだ」

 

 玉狛支部に帰れば迅さんがニヤニヤしながら藤丸さんに送るプレゼントとかを教えてくれた。普通にムカつく。

 コーラの素なら簡単に作れるがチョコレートはカカオから作らないといけないから手間がかかるって言うのにさ……いや、いいんだけども

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。