Re:トリガーには無限の可能性があるんだ!   作:アルピ交通事務局

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第7話

「修……弱いな」

 

「すみません」

 

 玉狛支部で烏丸さんから指導を受ける。

 形とかどうとか色々とあるけれどもとりあえずお前が思うように戦ってみせろとなり烏丸さんにボコられる。

 烏丸さんと同じ正隊員トリガーでなく訓練用のトリガー、防御に長けたレイガストを選んだ……原作通りではなくこういう風にしないと、弧月は純粋な剣技、スコーピオンは発想力や瞬発力が試される武器だ。レイガストは防御重視で俺向きだ。

 

「学校でトリオン兵を倒したって聞いているが」

 

「それは魔神、と言うか自前のトリガーを使ってるんです。A級に上がったら自前のトリガーとボーダーのトリガーを組み合わせた感じにしますけど、その前に基礎的な戦闘能力が圧倒的に足りない」

 

「……自力でトリガーを作れるならエンジニアとして船に乗ればいいんじゃないのか?」

 

「それを言い出せば千佳の遠征も千佳がトリオンタンクとしてだけ行けばいいと同じ理論です……直接探さないと行けないものがあるんですよ」

 

「……それは、千佳の友達やお兄さんか?」

 

「ええ、まぁ……千佳のお兄さん、麟児さんがやろうとしてることは全て無駄な事、だから諦めて麟児さんが生き残って帰ってくる為に……不霊夢と龍神丸を貸しました」

 

「不霊夢と龍神丸?」

 

「後から色々とパワーアップ出来る一番強い魔神と……レプリカみたいな存在、俺にとっての相棒みたいな感じですね」

 

「……」

 

「向こうの世界に複数の国があって殆どの国が戦争を行っている、人=資源と言う考えがものの例えでなくホントで間違い無い感じだ。それでも麟児さんはなにかを考えている。千佳の友達を助けたいのか協力者の目的に協力しているのかなにをしているのかは分からないが不霊夢と龍神丸を貸した。何時かは帰ってくれと願っていたがうんともすんとも言わない」

 

 不霊夢と龍神丸はどうしているのだろうか……なにかあった時の不霊夢、戦う時の龍神丸だが限界がある。

 麟児さんが諦めて帰ってきた時に麟児さんには過去に連れ去られた人の社会復帰を支援する仕事に就いてほしい、その為の準備もしている。

 

「あ、お疲れ様です」

 

「どうだった?」

 

「うーん……………まぁ……なんとかなるんじゃないですかね……」

 

 訓練室を出て一旦休憩を取れば小南パイセンに頭を下げる烏丸さん。

 どうだったかを聞けばハッキリと残念とは言わない、上手く誤魔化そうとしているが仕方がないぐらいには残念だ。

 

「遊真は強いわよ!偶然!たまたま!奇跡的にあたしから1本を取れたんだから!」

 

「ありがとうございます」

 

「狙撃手の訓練は練習した分ハッキリと成果が出る。千佳の規格外のトリオンを使いこなせるようになればエースになれる」

 

「……修くん、大丈夫?」

 

「割と心が折れそう」

 

 小南パイセンは空閑がスゴい!と褒める。レイジさんも千佳は才能はあると言っている。

 無いのが俺だけなので割と心が折れそうだ……素のスペックがゴミなのは分かっていたのだがホントに嫌だ。

 

「あんた、トリガー作れるんだから自分に合うのを作ったら?」

 

「小南、それをしてるのが玉狛第一で修くんがB級の段階でそれをしたらランク戦の運営がレギュレーション違反とか言ってくるよ?」

 

「でも、スコーピオンとかメテオラとかなんだかんだで全員使っていい感じになってるじゃない」

 

「小南パイセン達のトリガーを作るからって名目上でボーダーのトリガーを作れるけれども………俺の強化目的だとまた色々と異なります」

 

 既に強い人に対して強い武器を作るのと弱い人が強くなる強い武器を作るのは話がまた違う。

 

「近距離の殴り合いの戦闘よりも銃撃戦の方が得意です。近距離戦に関しては戦神丸でどうにかなりますし、そっちの方が運動性能高いんですよ」

 

「でもあんた、トリオン能力2なんでしょ?それで弾系は厳しいって」

 

「いや、千佳のトリオンを借りて作り上げたトリガーはあるんですよ、銃撃戦メインのトリガーが」

 

「じゃあ、それをって」

 

「自前のトリオンでなくトリオン豊富の非戦闘員の豊富なトリオンを用いて戦う、多分ですけどレギュレーション違反になりますよ……一応はコレに入れてあるんですけど」

 

 俺は複数の匣を見せる。

 1つはヘラクレスオオカブトのアルケイデス、1つはトリオンを蓄えるトリオンバッテリー、1つは今言っている銃撃戦特化のトリガーだ、他にもまだあるにはある。

 

「それ、強いの?」

 

「対人戦で使ってないので分かりません、ただ千佳のトリオンでアステロイドをぶつけるのと同じぐらいの火力は出てます」

 

「へぇ……学校に出たトリオン兵を倒したって聞いたし、噂のロボットで勝負しなさい!」

 

「えぇ……戦神丸の動力源は俺のトリオンでポンポン動かせないんですよ」

 

「大丈夫よ、ここのシステムに繋げれば無限に動かせるわ」

 

「無理です。トリオンで出来たトリオン兵じゃなくてトリオンで動くロボットなんで1回壊されると修理しないといけないんです」

 

「じゃあ、銃撃戦の方は?」

 

「小南パイセン、近付いて殴る攻撃手でしょう……継戦とかトリオン効率度外視して俺を倒すのを目的にした戦闘になったら負けます」

 

「あれも出来ないこれも出来ないって情けないわね」

 

 小南パイセンが色々と無茶を言ってくるんだから、仕方がないだろう。

 アルケイデスを使った戦闘に関してはガチで殺しに来ているところがあるから使うに使えないし……ホントに厄介だ。

 

「修くん、空神丸ならいいんじゃないかな?」

 

「千佳、トリオン爆弾を上からバラまけば勝ち確定だから戦闘訓練の意味が無い」

 

「あ、そっか」

 

 空神丸ならば小南パイセンと戦っても問題ないんじゃないかと言うが、空神丸は完全に中距離遠距離戦の魔神だ。

 上からトリオン爆弾を落とす。千佳レベルのトリオンを用いて作ったトリオン爆弾なので大抵の人はそこで終わる。

 

「お、居た居た。メガネくん、ボーダー本部に行くぞ」

 

「……え、なんでですか?」

 

「遠征をしていた太刀川さん達が帰ってきたからメガネくんが作ったのは良いけどメガネくんのトリオン能力とかが残念で使えていないトリガーを太刀川さん達に見てもらう。後、メガネくんが使ってないロボットをリモコン操作で動かせるオペレーター探しとか」

 

「なるほど……」

 

「ついでに有吾さんの顔合わせもする」

 

「遊真、ちょっと行ってくるわ」

 

 遠征部隊が無事に帰ってくることに成功した。

 迅さんが俺のトリオン能力とかが残念なので使えないトリガーとかが普通にある。それをA級の人達に見せる……品評会か。

 林藤支部長の車に乗せられて迅さん、有吾さんと共にボーダー本部に向かった。

 

「っ……有吾、さん……有吾さん!?」

 

「…………」

 

 忍田本部長と城戸司令に有吾さんを会わせる。

 忍田本部長は驚き城戸司令は黙った。有吾さんも黙っている。

 

「時間はしっかりと流れてるか……俺は途中から居なくなった。遊真にもボーダーの人間じゃなくてボーダーの人間と知り合いで通していたからな……なにも言う権利は無い。でも、変わったんだな」

 

「……お前は変わらないのだな」

 

「いや、俺は変わらないんじゃない。もう終わったんだ……今は老後の余生を楽しんでる感じだ」

 

 余生って言うかあんたもう死んでるだろう。

 有吾さんが黒トリガーになったので有吾さんの人格と記憶を引き継いだトリオン兵、そこの線引きだけはしっかりとしている。

 有吾さんは変わり果てた城戸司令なんかになにも言わない。今のボーダーについてもなにも言わない。色々とあったけれど、自分は途中でボーダーという組織から出た。戻る機会や理由は幾らでもあったが戻らずに向こうの世界を冒険していた。

 

「と言うことで自力でボーダーよりもスゴいトリガーを作っていたメガネくんです!」

 

「その紹介は……まぁ、いいんですけど」

 

 遠征部隊、風間隊、冬島隊、太刀川隊の3つの部隊に俺を紹介する。迅さんは雑だなと思う。

 そして向こう側からの視線が痛い。ボーダーが出てくるまでトリオンの概念すら無かった世界の住人なので仕方がないと思う。

 こんな子供が?と思っているので色々と手間があるが仕方がないなと匣を取り出し、開匣、中からヘラクレスオオカブトことアルケイデスが出てきた。

 

「おぉ!!ヘラクレスオオカブト!」

 

「再現度半端ねえな」

 

「あの匣から出てきた?」

 

「あの匣はトリオン兵製造装置を小型化したもの?…………ヤバいな……」

 

 太刀川さんが出水さんが風間さんが冬島さんが驚いた。

 匣と言うものそのものか匣の中身のアルケイデスか、驚く理由は色々とあるがそれでも好感触、掴みは良い。最初に見下されるのだけは良くない。

 

「このアルケイデスは色々と危険なので使い方とか作り方は教えません……皆さんには俺が作ったのはいいですが俺自身の戦闘能力やスタイル、トリオン能力の都合上使えないトリガーを見て欲しいと思ったのならば挙手をしてください……と言いたいんですが結構多いです。1から10まで説明したくないので、なにか欲しい物とかコレに近い感じな物がないのか?とかはないですか?」

 

「……そう言われてもな……A級隊員ってトリガーを開発してもらえる権利があるから欲しいって思ったらエンジニアに頼めば作ってもらえるしな」

 

「メガネくん、刀から闇っぽいのが出てるの。太刀川さんが気に入る未来が視えた」

 

「ああ、闇の魔導書(グリモワール)ですね」

 

 なんか欲しいものはないのかを聞けば太刀川さんはあるんだったらあるんだったでボーダーのエンジニアに注文していると言う。

 そう言われればそうだしなと思っていると迅さんが闇の魔導書を太刀川さんに見せるように言うので闇の魔導書のトリガーチップを入れたトリガーを渡す。

 

「……刀か……」

 

「刀から黒い煙が出るイメージをしてください」

 

「お!なんか闇っぽいのが出てきたな!」

 

 トリオン体は太刀川隊の隊服、しかし弧月ではない。

 ブレードが刀になっているので太刀川さんはそこを注目するが太刀川さんに刀を握らせて黒い煙が出るイメージをするように言えば刀から闇が出た。と言うよりは刀に闇を纏わせた。

 

「カッケえな……でもコレ具体的になにが出来るんだ?」

 

「この中でアステロイドとか入れてる人」

 

「あ、おれが入れてるぜ」

 

「じゃあ、太刀川さんに向かって撃ってください。太刀川さんは飛ぶ斬撃を放つ感覚で刀を振ってください」

 

「おう」

 

 太刀川隊の射手こと出水さんがアステロイドを入れているのでアステロイドを放ってくれと頼む。

 太刀川さんは自分の間合いから外れる。出水さんの間合いで出水さんは敵を倒す感覚でアステロイドを放ち

 

「お!」

 

「え!?」

 

 闇の飛ぶ斬撃がアステロイドを吸い寄せて出水さんの体を切った。

 しかしここは何度でも繰り返して戦えてトリオン実質無限な仮想訓練室なので直ぐに戻る。

 

「トリオンと言うエネルギーをトリガーという装置でアステロイドに変換している。今の飛ぶ斬撃はその変換するのを初期化して純粋なトリオンに戻してトリオンを吸収して推進力を増して飛ばした斬撃が速くなる。飛ばしている斬撃の正体は刀のブレード、弧月1本分」

 

「ほぉほぉ……出水みたいな弾系のトリガーを真正面から倒せるのか!いいな、これ!」

 

「いや、限界はありますからね。初期化機能が及ばない範囲外で、ハウンドとバイパーを使って真っすぐじゃない闇の初期化機能と引力が及ばない物とかなら普通に当たります」

 

「ほぉ……でも、なんか他にもあるんだろ?」

 

「ええ……誰かこの中でカメレオンとかを搭載している人は?」

 

「俺が搭載している……なにをすればいい?」

 

「太刀川さんはバスケットボールサイズの黒い球が上部にあるのをイメージしてください。風間さんはカメレオンを使って何時も通りにしてください」

 

 闇の魔導書は思ったよりも太刀川さんの反応が良い。

 他にも色々と機能が搭載されているだろうと言うので今度はカメレオンとか持っている人となり風間さんが挙手し……太刀川さんと風間さんが向かい合う。

 

「え〜っと、黒い球が頭上にだな……よし、風間さんカメレオンを」

 

「……っ!?」

 

「風間さん?」

 

「……カメレオンを発動している……」

 

「透明になってないじゃないすか?……あ、この黒い球のおかげか?」

 

「はい……その黒い球が太刀川さんの半径3mは一部のトリガー能力を無効化させる事が出来る領域的なのが出来てます」

 

 カメレオンを使っているのに透明にならない。

 太刀川さんはなってないことを指摘すればもしかしてこの黒い球が原因なのかと驚いた。

 

「出水さん、ハウンドとバイパー入れてます?」

 

「ああ、使えるぞ」

 

「じゃあ、とりあえず散らす感じで、追尾機能や弾道変化機能を上手い具合に調整して何発かは太刀川さんに当たる的な感じのを」

 

「はいよ」

 

「で、今度はなにをすればいい?」

 

「卵ぐらいの大きさの球を複数イメージして周りに出す感じで……あ、そんな感じです。出水さん、パパっと撃ってください」

 

 卵ぐらいの大きさの球を複数イメージして周りに浮かせる。

 出水さんがハウンドを使った。太刀川さんに当たるかと思えば太刀川さんに到達する前に落ちた。バイパーを使って背後を狙いに行ったが弾道がズレた。出水さんは驚いた。この状況の太刀川さんならば当てれる様に弾道処理はしっかりとしていると言うのに失敗した。

 

「今度はどういう機能だ?」

 

「トリオンを引き寄せる特殊な引力で弾道を無理矢理捻じ曲げてます」

 

「おぉ!おお!!おお!!!」

 

「後は必殺技もあります……刀を鞘に入れてバスケットボールサイズの黒い球を空中に出すイメージ……風間さんと剣で戦うよりも一歩手前の間合いに立ってください……太刀川さん、風間さんを引き寄せるイメージと同時に居合斬りを」

 

「スッゲ!コレ、スゲエな!!」

 

 風間さんを引力で引き寄せて居合斬りをした。太刀川さんは子どものようにテンションを物凄く上げる。

 こんな物があるのならばと笑みを浮かび上げていた……ワンパクだなと思いながらもこのトリガーについて説明をする。

 

「この闇の魔導書はトリオンを引き寄せる引力とトリオン初期化プログラムを使って色々とします。トリオン初期化プログラムとトリオンを引き寄せる引力を乗せたブレードを物理的運動を加えて飛ばし途中で弾系のトリオンをくらって推進力を上げる闇纏・無明斬り、半径数メートル限定でトリオンを使った特殊能力を無効化する黒月、飛んでくる無数の弾の弾道を無理矢理捻じ曲げる黒星、トリオンを引き寄せる引力で無理矢理目の前まで引っ張って居合斬りを叩き込む闇纏・居合斬り、後はトリガーを無効化して封じ込める闇の呪縛とかですね」

 

 ブラッククローバーのヤミ団長の闇魔法を再現して作り上げた。

 幸いというべきかまだこの時代にはブラッククローバーは無い……コレのせいで無くなっても俺は知らん。

 

「このトリガーを使うのには幾つかの条件があります。スコーピオンやレイガストの様に使用者の想像力、発想力、心理戦が武器じゃない純粋な剣術がある人、銃手や射手なんかの弾系のトリガーを使えるぐらいにはトリオンに余裕がある、自分以外のトリオンを無効化したり引力で引き寄せるので誰かとの連携を重視せずに単騎で戦わないといけない……」

 

「俺にピッタリなトリガーだな!」

 

「……コレのスコーピオンバージョンは出来ないのか?」

 

「スコーピオンのブレードを自由に変化する機能とトリオンを無効化したり初期化するプログラムが合わないので無理です……ただ、ブレード系のトリガーのプログラムは初期化とか無効化は出来ないんで、コレ対策は基本的には純粋な殴り合いです」

 

 風間さんがコレはとても強いと認めてくれた。

 スコーピオンバージョンが無いのかを聞いてくるけれどもスコーピオンのプログラムと闇の魔導書のプログラムを合わせたけど無理だった。合わないんだ。

 

「トリオン自体を引き寄せる引力を持っていたりするのでちゃんとした変形しない刀みたいな感じのブレードで……そこからこう、ブーメランとかフリスビーを投げる感じで刀を振って刃を飛ばして飛んでくる弾のトリオンを吸収する的なので、アステロイドとかに乗せて放つのは無理です。トリオンじゃなくて物理的に動かしていて相手のトリオンを吸収して推進力を増して飛んでいく感じです」

 

「三雲、決めたぞ。俺はコイツを使う!」

 

「太刀川さんのトリオン能力的に二刀流でやるのは無理です。二刀流でやれば高確率でトリオン切れを起こすので弧月を1本にしないとダメです」

 

「なに!?……俺のトリオンは6なんだが足りないのか?」

 

「充分に戦うならば8寄りに近い7は必須です……二刀流から戦闘スタイルを切り替えないといけないんで下手したら弱体化する可能性もありますし、ランク戦の分の時間なら問題無く戦えますけど夜中の8時間防衛任務とかで2時間ぶっ通しの戦闘とかなら多分切れますね」

 

 太刀川さんは闇の魔導書をとても気に入ってくれた。コレは欲しいと言ってくれる。

 しかし残念な事か太刀川さんのトリオン能力ではランク戦1試合分しか賄えない。夜中の8時間防衛任務とかには向いていない。

 

「いや、俺が2時間ぐらいぶっ通しで戦わないといけないレベルなら確実に迅が出てくるだろ?」

 

「それもそうか……戦闘スタイルそのものを二刀流から一刀に変えないといけないですし、咄嗟の判断で黒月と黒星とシールドを使い分けたりしないといけないので、新しいスタイルになった場合は1回は何処かで躓くと思っていてください」

 

「大丈夫だ、ランク戦しまくって体に染み込ませる……コレは……旋空と同じジャンルで良いのか?」

 

「旋空と同じジャンルのトリガーです……見た目を刀にしているのはシンプルにそれが好みだから……こう、飛ぶ斬撃とかオーラを纏っている刀とかカッコいい……」

 

「分かる……いや〜、迅、お前スゴいの見つけてきたな」

 

「見つけただけでメガネくん自身になにかアドバイスらしいアドバイスはしてないよ」

 

 太刀川さんが俺のトリガーを褒めてくれる。迅さんが結果的にスカウトしてきたのでスゴいのを見つけてきたなと言う。

 迅さんはあくまでも見つけただけでアドバイスは一切していない。俺が独自に作っていただけの代物だ。

 

「コレを独学で作ったのか……玉狛は美味しいところを奪ったな……こういうのをしれっと見つけるんだからやっぱ迅の予知はチートだな」

 

「いや、事件が起きるまでメガネくんがマジで息を潜めまくってたから下手したら出てこない可能性があったよ……自力で向こうの世界に行く未来もあったしボーダーが色々と大変な事になる未来もあったしホントに見つけれて良かったよ」

 

「でも俺は隊員希望であって、エンジニアとしてはこれを作ってとかあれを解析してとかは基本的にはしないですからね……ところで太刀川さん、闇の魔導書に関してのお値段なんですが」

 

「え、金とんの!?」

 

「取りますよ。技術料です」

 

 冬島さんが天才を1人独占する事に成功したなと迅さんの予知になにも言えない。

 そして俺は隊員希望でエンジニアとしては好きな物を作る、あれ作ってとかこれ解析してとかは基本的にはしない。

 それはそうとして太刀川さんに闇の魔導書の値段について言おうとする。金を取られると思っていなかったが、技術を売っているのだから金は取られて当然だ。エンジニアチーフでもある冬島さんが上に掛け合って俺製作のトリガーの購入代金は用意すると言ってくれた。





闇の魔導書

元ネタ ブラッククローバー

物質や弾等に変化されたトリオンを初期化してトリオンに戻す機能とトリオンのみを引き寄せる独自の引力を放ちトリオンを飲み込み肥大化する機能の2つを併せ持つ補助トリガー。引力とか重力とかを操る都合上光が屈折して見た目が闇っぽいものが出る。

闇纏・無明斬り

ブレードに闇を纏わせて飛ばす斬撃。
最初に使用者のトリオン体の運動能力でブレードをトリオンによる推進力でなく物理的に飛ばす。
その後、飛んでくる周囲の弾丸を初期化してトリオンに戻し引力で引き寄せて吸収しブレードに推進力と斬れ味を上げる。

黒月

カメレオン等の相手を倒す以外の補助系のトリガー能力を無効化にするエリアを展開する。
トリオン能力に応じて出るエリアは異なり太刀川の場合は半径3m、千佳の場合は半径75m、自分を中心にトリガー能力を無効化する。

黒星

複数の引力に引っ張られ弾系のトリガー弾道を無理矢理捻じ曲げて当たらないようにする

闇纏・居合斬り

敵を強制的に引き寄せて居合斬りをする。

ちゃんと使うにはトリオン能力8寄りのトリオン能力7は必要。

トリオンがカス+純粋な剣術が弱いので修は使えない。

トリオン能力8よりの7以上で純粋な剣術が強く、連携ではなく単騎で戦うのを想定している。

太刀川が太刀川隊の黒コートで闇を纏った刀を持っているのは絵面的に笑えるかどうかは不明
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