「はあ・・・」
やや角度がある、坂を下りながら制服に身を包む、藍色の髪がボサボサで、普通のどこにでもありそうなかわいらしい顔をしている少年「等向 優利」(ひとむき まさり)はとぼとぼとため息を吐きながら帰っている。
優利「疲れた・・・」
特にすごい役職があるわけではないのだが、理由は自分の性格にあった、そう彼は「優しすぎる」のだ「等しく、皆に向き優しく、欠点を補い、利点を伸ばす」そんなとても今の社会においては、珍しいともいえる性格なのだが、その性格だからこそクラスでいじられキャラとして扱われている。
優利「もう、いきなり、一発ギャグとか・・・勘弁してほしいよ。」
そうつぶやきながら帰っていると。
優利「あれ?こんな所に山道なんてあったっけ?」
見覚えの無い道に疑問を覚えながらも帰ろうとすると。
「助けて・・・」
優利「!?」(誰かいるのか?、もし居るんだったら助けないと!)
悲しいこえが聞こえて優利の頭が回転する。もし声を荒げてしまい、もし監禁されているのだったら相手を刺激して逃げられてしまうとめんどうだからだ。
優利(だれか居るんだったら無事でいてくれよ!)
そう思いながら、かけだして山道を通っていく。すると、
______穴に落ちた、見えなかった段差に気がつかなかった、というレベルじゃない死んでしまう深さだった。
優利「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
思わず叫ぶ、その時声が聞こえた。
「ようこそ、幻想郷へ。」
優利「・・・あれ?」
目が覚めるとそこは、ピンク色に染まっていて、左側に窓があり、目の前に、タンスがある。右側には、木製らしいドアがあった。後ろに、大き目の机があり、若干ぬいぐるみなどもあった。
優利「あれ・・・ここどこ?なんか、あるあるパターンっぽい・・・」
そうつぶやき、立ち上がろうとすると。
優利「あ痛ッ!」
背中に電撃が走るような痛みが襲う。どうやら痛めているようだ。すると、ドアが開き。
「大丈夫・・・じゃあないですよね、あれだけ痛そうな声、出してましたし。」
やや癖のある薄紫のボブに深紅の瞳。 フリルの多くついたゆったりとした水色の服装をしており、下は膝くらいまでのピンクのセミロングスカート。 頭の赤いヘアバンドをつけていて、赤い目がふよふよと浮いている、おそらく、アクセサリーなのだろう、ハートのアクセサリーにくっついているし。
「いえ、これは体の一部でもありますよ。」
へえそうなんだ。・・・あれ、俺しゃべってないよ?
「私は心を読む妖怪ですので、私に隠し事は無理ですよ。」
なにそれ便利、困ってる事とか手伝えるじゃん。俺も欲しい。
「・・・あなたは優しいですね。」
別に。ていうか
優利「そろそろ名前を教えてくれるとありがたいのですが。」
「すいません、自己紹介が遅れました。私は古明地 悟りと申します。」
胸に手を添え、お辞儀をする。
優利「等向 優利、といいます。よろしくお願いします。」
こちらもお辞儀で返せないのが、もどかしかった。
悟り「ふふっ、あなたは本当に優しい人ですね。」
優しい笑顔で笑い、褒められる。あまり女子には褒められないので気恥ずかしい。
悟り「あらあら、女の子の耐性はあまり付いてないのですね。」
また読まれた・・・でも、別にいっか。それよりも。
優利「僕は何で、こんな怪我をしてるんですか?」
今、一番の謎に注目する。すると、悟りさんはじっと僕の事を見つめ
悟り「あなたは外来人のようですね。」
外来人?
優利「外来人って何ですか?」
悟り「外来人は『外の世界』から来た人の事を指します。」
一瞬頭が硬直し、驚く。
優利「ええ!?ここ日本じゃないの!?痛ッ・・・」
悟り「だ、大丈夫ですか?」
思わず、起き上がり、背中を痛める。すぐに悟りが背中をさすって、少し痛みが和らいだ。
優利「だ、大丈夫です。 それでここはどこなんですか?」
首を回転させて、悟りの方を向く。
悟り「ここは『幻想郷』忘れ去られた者が集まる所。」
優利「幻想郷・・・というより、僕忘れ去られたの?」
悟り「いえ、偶然こちらに舞い込む者もいますよ。」
優利「へえ、じゃあ俺は、後者なのか。」
顎に手を添え、納得する。
悟り「あなたは、これからどうするの?」
優利「できれば、ここに住まわせてくれるとありがたいのですが・・・。」
悟り「・・・あなたは帰ろうとは、しないのね、珍しいわ。」
ほほえみ言う。
優利「別にあっちでもいいけど、こっちで暮らす方がr、んん、楽しs 悟り「楽そう、だから?」
言い当てられ、うつむく。
悟り「あなたに何があったのかは聞きませんが、ここに泊まるのなら、覚悟が要りますよ。」
優利「ありがとうございます。」
首を曲げて頭を下げる。泊めてもらうのだから土下座もしようと思うのだが、背中が痛くてしようがない。
悟り「土下座ってアナタは・・・そんなに硬くならなくてもいいのよ。それと敬語も直しなさい。それに」
言葉を切り、優しい笑顔で言う。
悟り「ここに住むなら_______家族になるのですから。」
その笑顔を見た瞬間、心が安らいだ。
優利「は、はい!よろしくおね、よろしく!」
一瞬、敬語になりかけるが、言い直し、あいさつをする。
ここから俺のあたらしい生活が始まった。
照れている様子っていいですよね・・・ロリコンじゃないですよ!
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