※
「………………」
コツ、コツ、とリズム良くローファーの音がアスファルトに差し込まれている。そうしてリョウ先輩は、静かに私の前を歩く。
なんとも言えないぎこちない気持ちで、私はギターケースを担ぎ直す。歩幅を合わせるだけで、心拍がまた速くなる。すると、ふと自販機の明かりの前で先輩は立ち止まった。
「その前に飲み物だけ買おうかな……」
財布を覗いた手が止まる。そして、隣に立つ私をちらっ、と見つめてくる。何やら、その視線は意味深に見える。というか、デジャヴを感じる。これ、まさか。
「……ぼっち」
「あっはい」
「そういえば、この前ベース買ったばかりで無一文なんだった。ごめん、飲み物おごって」
「え゛っ……!? ま、またですか……!? ま、まぁいいですけど……」
つい小さく反撃する。「あっあの……私、こないだ牛丼奢った全額まだ返ってきてないんですけど……」
その時、静かに見つめ合う。
「………………」
「………………」
やがて肩にそっと手が置かれる。無表情なのに、瞳だけが妙にまっすぐ。ぼっち、とリョウさんは呟く。
「私が嘘をついたこと、今まであった?」
「いやあの、店長さんに言われるまで返ってこなかったことは……」
「お願いぼっち、後生だと思って。人助けだと思って」
「……………」
どこかうるうるしたような目でリョウさんは懇願してくる。そういえば喜多ちゃんもいつもこの人のこの視線に弱かった気がする。スマホのフリック入力をする時に出てくる顔文字みたいな顔をする先輩になんとも言えない気持ちになった。
「…………………どうぞ……」
そうして私は、溜息といっしょに硬貨を自販機に飲み込ませる。すると、リョウ先輩は「ミルクティーでお願いしていい?」と注文をしてきた。言われた通り、近くにあったホットのミルクティーのボタンを押そうとする。「あっ待って、アイスの」
「……………」
注文が多い……。きくりお姉さんとこの人はどこか同じ匂いを感じた。ゴトン、と鈍い音を響いて落ちてきたそれを静かに手渡す。何だか、会話が始まっていないはずなのに凄く疲れた。
「ありがとうぼっち。この恩は必ず」
「いえあの……その前にまずは全額返してください……」
げんなりとしつつ俯く。そうして話を戻そうとふと呟く。
「………あっあの、リョウ先輩、それで、話って……?」
返事はなく、私の歩調に合わせて歩き出す。沈黙が重い。ミルクティーをひと口。やがてリョウさんはいつもの無表情のまま、こちらを
「……今なら、私以外聞いてない」
「だから、遅れた本当の理由、話してみて」
「え……?」
その瞬間言葉が喉で行方不明になる。語彙も、顔のパーツも消し飛んだ。
目が勝手に泳ぐ。なっなんで。
「なんでそれが分かるのかって顔、してるでしょ、今」
図星すぎて、肩が跳ねる。何も言えない。
「こう見えても、私の方がバンド歴長いし。音でね、なんとなく分かる」
「……………ッ」
音? 超能力者とかだったりするのだろうかこの人。音でそんなの分かるものなの。私はまだ言い訳を探している。けれど先輩は先に息を抜いた。
「言いたくなかったら言わなくていい。でも正直、ぼっちらしくないって思った。今日の演奏は」
「! ……音が、ですか?」
「うん。ワンテンポ……いや、半テンポ。浮かれてた」
図を描くみたいに真っ直ぐ言われて、私は観念する。
流石に、新宿FOLTで音を聞け音を、などと呟いていた人は冗談抜きでとんでもない耳の良さをしていた。これはもう無理だ。間違いなく誤魔化せない。観念し、逸らしていた目を静かに向けて覚悟を決める。
「……リョ、リョウ先輩」
「ん」
「ほんとうのこと、話しても……いいですか」
「……座ろっか」
リョウさんは静かに近くにあったベンチに腰を下ろす。その隣に、静々と座り込んだ。
思わずペットボトルを両手で握る。冷たいコーラのペットボトルが全く手に馴染まない。まるで沈黙の間に、夜の温度も手に移るみたいだった。
「あっあの、聞いてもいいですか」
「うん」
「……リョウ先輩は、彼氏とか、いたこと……ありますか?」
アスファルトを見つめながら、聞いてみる。
なんて会話を振ったらいいか分からなくて、この場合どうやって相談をすればいいのか、分からない。それ故に、何となく出た言葉だった。
「……実は無いんだよね。正直、興味も薄いし。受けた告白はゼロじゃないけど」
「そ、そうなんですね。あっ私は、今まで一度も……男の子と話す機会すらなくて……だから、告白って、遠い異世界みたいで……」
「……私の場合は、どちらかといえば女子からの方が多かったけどね」
「ぁ、あー……えっと、その……想像つきます……」
多分、喜多ちゃんみたいな女の子を数々引き寄せてきたんだろうな、ってことは容易に想像が着く。それを聞いたリョウ先輩は、静かにこちらを向き、訊いてくる。
「で。そんな質問をするってことは─────────もしかしてぼっち、彼氏できた?」
「ッッッ……!!」
とうとう、核心を突かれる。
耳まで真っ赤になる音がした。言葉にならない。洒落にもならない。そんな直球で言われたら身体が核爆発を起こしそう。
「……できたんだ」
「……っ、は、はい……あっでも、まだ “付き合って” はいないんです……」
「………」
リョウ先輩は困惑したように無表情のまま、僅かに首を傾げた。
「ごめん。よくわからない。彼氏なのに、付き合ってはいない?」
「あっあの、すみません、ちがくて……! そ、その、なんて言えばいいか」
「いいよ。何も問い詰めたいわけじゃない」
「あっありがとう、ございます……」
少しだけ私は落ち着く。もう一度だけコーラを握り締めて、そっと呟く。
「………じゃあ、最初から、話しても、いいですか」
「良いよ。ただ、ぼっちの電車が無くならない程度にね」
「あっはい」
救われる。淡々としているけど、そういえばこの人は出会ったばかりの時からこうだったと思う。
私は深呼吸を重ねて、落ち着こうと試みる。
そう。
告白されたこと。初ライブからずっと見てくれていたこと。文化祭のあの瞬間のこと。流石にハグされたことまでは恥ずかし過ぎて言えなかった。言ったらどんな反応が返ってくるか分からないので伏せる。
そうして、言葉を選んで、こぼさないように、全部話した。
先輩は全てを黙って聴いてくれて、やがて小さく頷いた。
「……そう。良い人に会ったんだね」
「はい。本当に、優しくて。素敵で」
「だから、今日の演奏は浮かれてたと。……でも、それで合点はいった」
ミルクティーを飲みきった先輩は静かに顔を空へ向ける。そうだ。謝らなきゃ。あの、リョウ先輩、と顔を向けた。
「……あっあの時、寝坊しただなんて嘘、ついちゃって、ごめんなさい」
「別に、気にしてない」
「……今回だって、そんな事があったなら尚更本当のことは言いにくいでしょ。ぼっちの性格上」
「………そっそれは………はい」
「もう半年一緒にいるからね。流石にそれくらいは分かるよ」
何も否定出来ない。
実際あの場で、それを言えたかどうかと言われたらまず無理だと思う。ただ、そのせいで大事な時間を最大のコンディションでやれなかった事には、胸が詰まる。
「ごめんなさい……大切な練習だったのに」
「謝らなくていいよ。気づいたの、たぶん私だけだし」
「……そっ、そう言ってもらえて、助かります」
「……それはそれとして」
「あっ……は、はい?」
顔を上げ、リョウ先輩の方を見つめる。先輩は静かに私の方へ顔を向けながら続けた。
「その人と、どうするの。初めてでしょ。友達以上、彼氏未満みたいなその状態」
「…………そっそれは、その……私なりに、一生懸命考えてはいるんです」
「でも、恋愛とかって初めてで、どうしたらいいのかわからなくて……告白された事も、無いし……そもそも男の人の、友達も、いたことないので……」
「ついこないだまで “友達もいたことない” って言ってたもんね」
「あっはい……だから尚更、突然こんな事態になってて、戸惑ってます」
「…………」
リョウさんは無言になり、視線をさっきの私みたいにアスファルトの方へ向ける。そんな先輩を見て「その、リョウ先輩?」と質問を重ねた。
「なに、ぼっち」
「こっこれから、どうしたらいい、のか、正直……分からないんです」
「わ、私……正直、聞きたいのが……リョウ先輩は、恋愛関係について、その……どう考えてるのかなって思って。聞いてもいいですか?」
リョウ先輩は目線を僅かに上げ、私の方へ向く。
「……ごめん。正直、大したアドバイスは出来ない。楽譜や音楽に関わることなら私の知りうる限りの事、ぼっちには別に教えてあげれるけどね」
でも、と先輩は付け加える。
「私に恋愛のアドバイスは無理だけど、一つだけ言える」
「……?」
「ぼっちは、どうしたいの」
「わ、私……ですか」
「そう。ぼっちが」
胸の奥で、彼の笑顔が灯る。
優しくて、あたたかくて、かっこよくて、笑顔が綺麗な人。
でも私はギターが大事で、結束バンドの皆のために頑張りたいって決めたばかりで───────心が二つに引っ張られる。
「……違う。どっちも本当だけど、いちばんは……怖いのかも。好きって気持ちが、分からないから。私には今のぼっちの心境はそう見える」
先輩の声は淡々として、だからこそ刺さらないで入ってくる。
「でもそれって、何も悪いことじゃないと思う」
「経験がなければ分からない。分からないものは怖い。普通のことだよ」
私はうなずく。喉が熱い。本音が、滑り落ちる。
「私、怖いんです。彼を、傷つけちゃうんじゃないかって。私なんかを好きになってくれても、後悔させるんじゃないかって」
「その結果、私も後悔するんじゃないかって……」
「………」
先輩はしばらく空を見上げ、それからぽつり。
「本当にそうかな。……本当にそうなら、そこまでその人はぼっちに本音を言うかな」
「え……」
「話を聞いただけでも分かる。たぶんその人、ぼっちのこと、ほんとうに好きだよ」
胸の奥で、彼の言葉がフラッシュのように繰り返される。
“君はヒーローだ” 。 “可愛い” 。 “彼女になってほしい” 。そんな、あの人の言葉。
「気になるなら、伝えてみたらいい。思い込みって、大抵自分の中で増幅するから」
「それと、そこまで応援してくれる人は、どういう結果になれど大切にした方がいい」
私は黙って頷く。
熱い。目尻からひと筋、水滴が勝手に落ちた。
「 “ペースに合わせる” なんて言ってくれるなら、尚更焦る必要はないよ」
「あとは、ぼっちがどうしたいか。どうなりたいか。今日みたいに、言葉にして一個ずつ伝えればいいと思う」
「……ありがとうございます、先輩……」
「虹夏や郁代にも話してみたら? あの二人、絶対バカにしない。むしろ話さない方が心配する。それに、この手の話は郁代の方が役立つはずだし」
「……そう、ですかね」
「うん。たぶん。─────で、まぁ来週、か。明日の土曜日とかは文化祭疲れ考慮してってことで休み、って虹夏言ってたよね。………とりあえず月曜日の練習は一旦中止かな」
「えっ、で、でも……」
「ぼっちが告白されるとか、バンドにも影響が出るほどの一大事。ここんとこスケジュール詰めてたし、久しぶりにオフって下北うろついたってバチは当たらないよ」
「その時にでも、話してみたらいいと思う。話しにくいなら、お膳立てくらいはしてあげる」
「……ありがとう、ございます」
私は深く頭を下げる。まさかリョウ先輩がそこまでしてくれるだなんて思わなくて、慌てる。
そうして面を上げると先輩は少しだけ口元を緩め、視線をこちらへ向けていた。忘れないで欲しいのがさ、と呟く。
「私たち結束バンドは、たぶん一人じゃ大きくは進めない」
「話したよね。“フロントマンまでやったら、私のワンマンバンドになる”って言ったの」
「あっはい、割と初期の方ですよね。それを言っていたのって」
「うん。………でもアレ、別に冗談やネタだけじゃないよ」
「そもそも仮にフロントマンをやった所で、私の実力程度じゃ本気でワンマンになるとは思ってない」
「でも、今なら思うんだ。文化祭ライブまで、ずっとこのメンバーで演奏してきたからこそ」
「仮に本当にそれをやった結果、このバンドがそれで潰れてしまうなら、私たちは四人でやる意味はあるのかなって」
「…………」
リョウ先輩、と思わず私は呟く。
「…………私がバンドをやりたい理由は、今度こそ自分のバンドをやりたいから」
「でも、もっと言うとさ───自分たちにしか出来ない演奏を “結束バンド全員” で表現するために、私たちは四人でバンドをしてるんじゃないかって、最近思うんだよね」
夜風は、フレットを撫でるみたいに頬を撫でる。
先輩の姿が、仄かに灯る街頭の光と一緒に、青く
リョウ先輩は変な人だと思う。だけど─────こういう時、嘘を言う人じゃない。それは、私もよく知っている。歌詞を書いた時、初めてそれを見てもらえた時も、そうだった。
だからこそ、この人の言葉は、静かにベースの音のように心に響くんだと、そう思う。
「一緒に悩んで、一緒に見つけて、補い合って、結束していくこと。私はそれをやりたいから、ここにいる」
そうして、先輩は夜空へ向けていた視線をもう一度こちらへ向ける。その面倒見の良い無表情な口元だけの笑みは、どうしようもなく優しく感じた。
「正しいかは本当の意味では分からなくてもいい。正解を、ひとつずつ一緒に探すこと」
「きっとそこに意味がある。私は少なくとも、そうしたいから、ここにいると思う」
「それだけは、忘れないで。ぼっち」
その時、リョウ先輩は笑った。
ビックリして、目を剥きそうになる。だってその表情は、私が今まで見てきた中で、いちばんやわらかい笑顔だった。
あぁ。この人も、こんな笑顔になるんだ。吸い寄せられそうなほど綺麗な、でも人懐っこい、そんなくしゃっとした笑みだった。
リョウ先輩、とまた呟く。名前を呼ぶ。
「私、リョウ先輩に、相談して良かったです」
「………たまには、いい事言うでしょ。私も」
そうして、また直ぐに戻った先輩のいつもの表情。得意げな様子のリョウさん。少しだけいたずらっぽい笑みが見えた。私は泣きそうになりながらも、自然と頬がゆるむのを感じて、そのまま頷く。
「…… “バラバラな個性が集まって、ひとつの音楽になって、それが結束バンドの色になる” 。──────前に言ったよね。私たちはバラバラだからいいんだよ」
「ぼっちの音は、ぼっちにしか出せない。曇るのは勿体ないよ。……だから、またいつでも相談して」
「……はい。また、みんなにも相談します」
「いつかまた、文化祭みたいなあの舞台に──いいえ、もっとすごい舞台に立てるように、なりたいですから」
「………ん。期待してる。頑張って」
「はい。……あっありがとう、ございます。頑張ります」
そうして、私達は二人で星を見上げてから、駅へと歩き出した。
その空には、一際明るい一番星が見えた気がした。
※
『でもあたし、確信したんだ! ぼっちちゃんがいたら、夢を叶えられるって!』
『だからこれからもたくさん見せてね! ぼっちちゃんのロック────』
『 “ぼっち・ざ・ろっく” を!』
あの日の声が、胸の真ん中でまた点火する。
そのいまだに消えない小さな火は、呼吸のたびにぱちりと明滅して、私の中の暗がりを少しずつ後退させていく。
あれはただの励ましじゃない。
約束だ。
虹夏ちゃんが私に手渡してくれた “合図” で、言うなれば私が受け取ってしまった、ひとつの “誓い” だ。
ちやほやされたいだけ。高校を中退して逃げ出したいなんて思っていた、ミジンコみたいな願望で固まっていたこんな私の心へ、初めて差し込んだ明日への火種だった。
もしも。
あのまま、逃げ続けていたら、と思う。
もしあのまま、STARRYに無理やり連れていってもらえなかったら。虹夏ちゃんの手を無理矢理にでも振り払っていたら───────きっと今の私はいない。
そしたら虹夏ちゃんも、そしてきっと吉沢くんも、私を“ヒーロー”なんて呼んでくれなかった。
やっとそこで、気付いた。
ヒーローって、誰かがくれる呼び名で、もらった瞬間から自分で磨かなきゃいけない称号なんだって、ようやく分かった気がする。私は、まだまだ自分なんかのことをヒーローだなんて全く思えない。でも、それでも、と矛盾した思いを胸に抱く。
だからこそ、私は決めた。彼に、彼女に、応えたいと。
震える指でもいい。この弦でいい。音を外しても、それでも、次の拍で取り返すんだ、って。
このバンドを、私のギターで、最高にする。その言葉だけは、何があっても嘘になんてしたくない。だったら、やらないと。
こんな私なんかを、信じてくれた人のために。
虹夏ちゃんの確信に、私の行動で答える。このメトロノームだけは、もう他人任せじゃない。私の鼓動を、私が刻む。この想いだけは、自分の身から生じたものなんだって、胸を張りたいから。
改札を抜ける午後八時の夜の風が、頬の熱を少しだけ冷ましていく。指先の豆がじんわり疼くたび、ここまでの練習の時間が確かにあったことを思い出す。ホームで立ち止まり、スマホの画面に親指を滑らせる。
『すごく元気、もらいました。ありがとうございました。おやすみなさい』
そうして、リョウ先輩へ送信。すぐにクマがグッドラックを返す不思議なスタンプが返ってきた。電車の到着を告げる風音の中で、結束バンドのみんなの顔が順番に浮かぶ。
虹夏ちゃんの私の手を取ってくれた時の姿、リョウ先輩の無表情にみえて優しい視線、喜多ちゃんが私の名前を初めて読んでくれた時の満面の笑み。
そして、夜空の下で、もう一度だけ彼の顔を思い描く。
“ヒーロー” という言葉が胸の奥で静かに鳴って、火は少しだけ大きくなる。明日、また弾ける。弾く理由が、ちゃんとここにあるから。
──────描き始めた未来が、動き出していく気がする。
ありがとうって、いつか言えるかな。
あの日、公園から私を連れ出してくれた虹夏ちゃんへ、ヒーローと言ってくれた吉沢くんに、全部見抜いた上でやさしくしてくれたリョウさんへ、私が本当にピンチな時に助けてくれた喜多ちゃんへ。
いつか、こんな私自身を変えることが出来たなら。
いつの日か、もし堂々と胸を張れる日が来たら。
その時は、皆に言うんだ。
皆に出会えて、本当に良かった、って。
私は、本当のヒーローになれた気がします、って。誇りを持って、自分からそう言えるようになるんだ。
午後八時の夜空に
それは、未来への約束。未来なんて信じようとする概念すら無かった私が、生まれて初めて感じる想い。
止まりかけた私の世界を進めてくれた時間へ、世界へ、願いを込める。
どうか、たった一つのこの想いだけは、届きますように。