虹を咲かせたい!   作:さかなヒロシ

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毎話タイトルつけるの難しい・・・・・・

久しぶりにゼノブレイド2を起動したら楽しくてちょっとサボってました


グループって・・・・・・

冬樹の願いのもと、グループでの活動を開始することになった同好会。

 

「ここの部分は、3人ずつに分かれて歌った方がいいかも」

 

「そうですね・・・・・・、じゃあ、ここからここまでと、ここからここまでに分けて・・・・・・」

 

「あ、みんなの音域って知らないや。まずはそこわかんないとパートできないよね」

 

意外にも、もともと同好会のメンバーのしずく、彼方さん、エマさんが率先して活動をしていた。

 

「頼もしい・・・・・・」

 

「ほんとね、彼方がチャキチャキ動いてる」

 

「しず子かっこいい・・・・・・いや、かすみんだってあのくらいのことならわかりますよ!」

 

「具体的には?」

 

「うぐっ・・・・・・」

 

「グループを経験したことがある3人がいると心強いですね」

 

「なーに言ってんの、せっつー!こないだ8位入賞したアンタから見てどうなのかも教えてよ〜!」

 

みんなの様子を俺と共に少し離れたところで見ていた冬樹は嬉しそうな表情をしている。

 

「いやー最初はどうなるかと思ったが、みんな楽しそうでよかったな」

 

「本当にそう思ってる?」

 

「当たり前だろ。お前こそ何言ってんだ」

 

「・・・・・・そうだな。変なこと聞いた」

 

「おーい、2人ともー!」

 

「むむっ、この彼方ちゃんを差し置いて居眠り〜?」

 

「なわけあるか。それで、何かあったのか?」

 

「お2人の意見が聞きたいんです。歌のパート分けとか、コーラスとか、ダンスとか・・・・・・」

 

「μ'sとAqoursに負けないような秘策はないんですか?」

 

「俺は特にないかな。まだまだ知識が足りないから何もいえないってのが一番だけど」

 

「オレも詳しい分けじゃないが・・・・・・やっぱライブ映像を見た時に感じたのは統一感があったってことだな。動きとかジャンプの着地とかが決まってたり・・・・・・」

 

「ふんふん、なるほど」

 

「もちろん、みんなそれぞれ個性も出てたんだけど変な違和感がないなって思ったな」

 

「個性を殺すって分けじゃないのね」

 

「よかったぁ、彼方ちゃん、果林ちゃんと同じことしろって言われてもできないよお〜」

 

「そ、それは確かに。果林さんの長い手足ならできても私がやったら全然違いますもん」

 

「そこ、どうしたらいいのか・・・・・・」

 

「あのねぇ、みんなできることが違うんだから誰かに合わせる必要ないんだよ」

 

「ちなみに、手足が長く見えるようなポーズや動かし方ってあるのよ?」

 

「えっ!そうなんですか!?そ、それかすみん知りたいです・・・・・・このグループレッスンに取り入れてください!」

 

「それいいな!みんなの持ち味を全部活かしたパフォーマンス、見てみたいな!」

 

机上の空論にならなきゃいいけどな・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だいぶ上達してきたんじゃない?」

 

「そうですね、今のは結構バランスよくできていたと思います」

 

意外にもと言うと失礼かもしれないが、想像していたような衝突はなく問題なくレッスンはできていた。

 

「Bパートの足を揃えるところ、あそこだけもう少し工夫が必要かなって思うんだけど、どうかなあ?」

 

「あ、彼方ちゃんもそう思った〜。やっぱ角度とかも揃えたいよね」

 

「そうだな。とりあえず今の確認してみるか」

 

ビデオカメラをモニターに繋いでさっきの映像をみんなで見る。レッスンの途中から感じていたが、やはり果林さんだけ目立つ時が何箇所かあった。

 

「・・・・・・あ、なんか私バランス悪いわね」

 

本人もそれをわかっているようで申し訳なさそうにしていた。

 

「ふわぁ・・・・・・やっぱり果林さん、すらっとしててかっこいいなあ・・・・・・」

 

「私だけ目立っちゃだめでしょ、今回は」

 

「うーん、ちょっとこの部分は見せ方調整しましょうか」

 

「歌のほう、もうちょっと合わせたい。サビの終わり、何拍伸ばすか、とか、ちゃんと決めるほうがいい、かな?」

 

「んー、そだなー、やるならそこまで突き詰めちゃう?」

 

「あ、ごめん、そこわたしだね〜。ちゃんと楽譜に合わせるね」

 

その後もいくつか修正案が出されたが、どれもそれそれが持つ個性を消すようなものばかりだった。

 

「グループって窮屈だな・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今のよかったんじゃない?」

 

「うん、揃ってたと思う」

 

確かにみんなの動きは揃っていた。揃ってはいたがそれ以上の感想は出てこない・・・・・・。

 

「先輩、どうでした?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

しずくからの問いかけに冬樹は特に反応するわけでもなく何か考え込んでいる。あいつも気付き始めたみたいだな。

 

「ねえ、どうかした?」

 

「え!?いや、何でもない!」

 

「そう?ならいいけど・・・・・・。今のパフォーマンス、二人から見てどうだった?」

 

「いい感じだったぞ!統一感があったし」

 

「まぁ、揃ってはいたけど・・・・・・」

 

「ほんと?二人にそう言ってもらえるとテンションが上がるわ」

 

「冬樹先輩が理想とする形に近づいているんですね!」

 

冬樹の理想・・・・・・?

 

「なんだそれ」

 

「え?」

 

「冬樹の理想って、みんなは冬樹を楽しませる人形か何かなの?グループレッスン始めてから、みんな自分の個性を消そうと必死になって馬鹿みたいじゃん」

 

「秋介、言い過ぎだ」

 

「事実だろ。大体、冬樹も冬樹だ。グループ活動じゃうまくいかないからソロでやろうって決めたのに、無理やりグループ始めさせて、その結果がこれか?こんな窮屈なライブ見せられる観客が可哀想だ」

 

「テメェ!いい加減にしやがれ!」

 

「・・・・・・少なくとも、自分がやりたいライブすら見失ってる同好会を、俺は手伝いたいとは思わない」

 

そう言い残して、俺はレッスン室を出ていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで気付かないならただの愚か者だな・・・・・・」




次はもう少し早く投稿できるように頑張り
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