えいがさき2章、めっちゃ泣きました。ネタバレになるから詳しく話せないですが、とにかくすごかったですね!果林さんの新曲が来ないのは残念でしたが、まだ3章があるので!完結は辛いですが!楽しみに待ってます!
μ'sとの9番勝負の2日目になり、再び音ノ木坂にやってきた。すぐに先日の続きが行われると思ったのだが、
「この前のギョーザ、美味しかったねぇ。日本にはまだまだ美味しいものがいっぱいあるんだろうなぁ」
「スイスのお料理もとても美味しそう。チーズやソーセージ、ジャガイモ・・・・・・白いご飯と一緒に食べたいなぁ!」
「海未さん、演劇にご興味はありませんか?前回のカラオケで、海未さんの切り替えの速さ素晴らしさに感動したんです!ぜひ一緒に舞台に立ちましょう!」
「わ、私に演劇などは無理です・・・・・・!大体、一緒に舞台って・・・・・・はっ!まさか、どこかの劇団からスカウトが・・・・・・?むむむ無理です!無理です〜!」
「絵里ちゃんって肌キレイね。白くてきめ細やかな肌、まるで雪のようだわ。まだ誰にも足跡をつけられていない、まっさらで柔らかな雪の色・・・・・・」
「ひゃあっ!ちょ、ちょっとくすぐったいわ。ふふ、果林ったらロマンチックな例えをするのね」
先週の対戦カードだった組がそれぞれ仲良く話をしている。普通こういうのって勝負が終わった時に相手を称え合うようにするものじゃないのか?とてもじゃないが勝負をする雰囲気にはなってないな。
「・・・・・・あ・ん・た・た・ち〜〜〜〜っ!なーに和気藹々とおしゃべりしてるのよ〜っ!」
ほら、にこさんが怒った。
「この前勝負をしたことで、みんな仲良くなったんだね!」
「拳を交えたことで互いを認め合い友情が芽生える・・・・・・実に熱い展開です!」
穂乃果さんはグループ関係なく仲良くなっているのが素直に嬉しく思っているようだ。せつ菜の言ってることはよくわからないが・・・・・・
「拳を使った勝負なんてあったっけ?」
「せつ菜は漫画とかアニメが好きだから表現もそっち方面が多くなるみたいなんだ。気にしないでくれ」
「そんなのどうでもいいわよ!私達はライバル!敵同士なの!戦ってるの!分かる?仲良くなる必要ないでしょ!」
「まあまあ、にこっち。アイドルはそんなにカッカするもんじゃないよ。それに、昨日の敵は今日の友って言うやん」
「昨日じゃなくて1週間も前だけど」
「ただまぁ、遊びに来たわけじゃないってのは本当だから。時間も限られてるしね」
「ふああ〜・・・・・・ところで、今日って何やるの〜?」
「それは始まってからのお楽しみ、だね!じゃあ早速、今日の勝負、始めよう!」
「μ's対虹ヶ咲、4回線は度胸対決!大勢の観客の前に立ってパフォーマンスするスクールアイドルには、どんな状況でも乱れない鋼の精神が必要!それを競ってもらうわ!」
「μ'sからは希ちゃんが出るよ!」
「よろしく〜」
「度胸対決かぁ。秋介、どんな内容の対決になると思う?」
「室内でできるって言ったら、ホラーかドッキリ系のどっちかじゃないか?」
「となると・・・・・・顔に出さないよう演技ができるしずくがベストなんだが先週勝負したし、かすみとせつ菜はすぐに顔に出るだろうからな・・・・・・」
一体誰がいいのやら、わからん。一番可能性があるとすれば・・・・・・
「・・・・・・彼方さんでいいんじゃないか?どこでも寝るってのもある意味、肝が据わってないとできないわけだし」
「秋介はこう言ってるが彼方、頼んでもいいか?」
「いいよ〜、彼方ちゃんにおまかせ〜」
・・・・・・これが通常運転とはいえ不安だ。
「それで肝心の対決内容はなんですか?度胸試しって・・・・・・肝試しでもするんですか?」
「よくぞ聞いてくれたわね。今回はこれよ!」
そう言ってにこさんが取り出したのは一枚のDVD。パッケージからホラー感が溢れ出ていた。
「冬樹これ知ってるか?」
「一応な、怖すぎるって話題になってたやつだろ。つまり、この映画をみて平静を保てた方が勝ちってわけか」
「その通り。二人とも、映画を見る前にこれを手首に巻いておいて・・・・・・って彼方、何寝ようとしてんのよ!」
「彼方はいつでもマイペースね・・・・・・変に緊張してるよりはいいけど」
にこさんに突っ込まれて、意識を取り戻した彼方さんだが話は聞いていたみたいで、にこさんが持っているものをじっと見ている。
「?なにこれ」
「心拍数を測る計測器よ。専用のアプリで数値を見ることができるから、誤魔化しても無駄よ」
一体そんなものをいつ準備したのかは気になるが、公平な勝負ができるっていうならいいか。
「二人とも巻いたわね。それじゃあ再生するわよ。どっちの肝が据わっているのか・・・・・・スタートにこっ☆」
再生された映画は冬樹の言う通り、話題になるのも頷けるものであった。良く言えば王道、悪く言えばありきたりな展開で、
「・・・・・・えっ、えっ、ちょっと待って、なんでこの主人公ドア開けるんですか!?接待幽霊いるじゃないですか!なんで分かんないんですか!?」
「バッ、バカね、開けなきゃお話になら、な・・・・・・ギャーッッ!!」
かすみとニコさんは予想通りのリアクションをしているし、璃奈はボードで顔を隠して絶対に見ないようにしている。音だけの方が余計怖くなるんじゃないか?そんな中・・・・・・
「冬樹くん、手握ってもいいかな?」
「手?別にいいけど・・・・・・ほら」
「ありがとう♪久しぶりに握ったけど、やっぱり安心するなぁ・・・・・・」
「むぅ・・・・・・、冬樹さん!私もお願いします!」
「せつ菜もかよ・・・・・・別にいいけどさぁ」
そうして、もう片方の手を握ったせつ菜。歩夢と目が合った瞬間、二人の間にわずかながら火花が散ったように見えた。もちろん、冬樹はそんな二人のことなど気にすることもなく画面に集中している。
「なんだろう、みんなが賑やかにしてくれてるおかげかな。あんまり怖くない・・・・・・」
「自分より怖がってる人がいると逆に冷静になれるって言いますしね。それで?肝心の二人はどうなんですか?」
あくまで今回は希さんと彼方さんの対決だ。
「ええと・・・・・・希は、多少揺れはあるけど、あまり変わってないわね。彼方は・・・・・・えっ、すごい、全然乱れてないわ・・・・・・」
「まじ!彼方すげぇな・・・・・・って、ん?秋介」
「どうかしたか?」
「彼方なんだけどさ、あれって・・・・・・」
冬樹に言われるがまま彼方さんの方に目をやると、姿勢こそ崩れてないものの、一定のリズムで呼吸を繰り返している。これは・・・・・・
「度胸対決、勝者・・・・・・近江彼方!」
「・・・・・・いえ〜い・・・・・・」
「彼方、もっと元気に行こうぜ、な!」
にこさんが納得いってないのは仕方ない。
「仕方ないよ、寝起きだもんねー」
「あれだけ騒がしい中で熟睡なんて、どんな神経してるのよ・・・・・・」
真姫さんに至っては呆れているといった方がいいくらいだ。
「カナちゃんみたいにどっしり構えるのはウチはできんわ」
「んふふ・・・・・・ほめられた」
「で、でも、寝るなんて卑怯よ!この対亜けつは映画の内容を怖がるかどうかなわけで━━━━」
「まーまー、細かいことはいいじゃん!勝ちは勝ちだし!それとも、もっかい観る?」
「うっ、そ、それは・・・・・・」
にこさんは最後まで納得いっていないようだが、愛の一言で何も言えなくなったみたいだ。過程はどうあれ、これで2勝2敗と振り出しに戻すことができた。
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「5回戦はスタミナ対決よ!」
場所は変わってグラウンド、にこさんに告げられたのはなんともわかりやすいものだ。
「スクールアイドルに欠かせない4大要素、歌唱力、ダンススキル、表現力、そしてスタミナ!長時間ステージ上で完璧なライブをこなすには、並のスタミナじゃ話にならないわ」
珍しく、まともなことを言っている気がするのは今までの行いのせいなのか・・・・・
「分かります。お芝居をする時も後半は疲労がたまってくるのですが、いくら疲れても、観客の方々にそれを感じさせるような演技は許されません」
「そうですよね。せっかくステージを観に来てくれた人達に、踊り疲れてくたくたな姿なんて見せるわけにはいきません!」
普段からステージに立つことの多いしずくとせつ菜も納得を示している。その通り、ステージで完璧なパフォーマンスをするために充分はスタミナが備わっているか、次の勝負ではそれを競ってもらうわ。勝負内容は長距離走!200mトラックを20周して、先にゴールしたほうの勝利よ!」
「200mを20周!?それって・・・・・」
「4000m、4kmだな。自分がやらないからって無茶苦茶だな・・・・・」
「さーて、μ'sからは誰を出そうかしら〜」
「運動だったら凛ちゃんだね!」
「はーい、がんばりまーす♪」
穂乃果さんに指名をされた凛ちゃん、雰囲気の通りというか、元気いっぱいって感じだ。
「長距離走か・・・・・残りのメンバーを考えると誰にするか悩むな。無理をさせるわけにもいかないし・・・・・」
「一人いるだろ?虹ヶ咲には部室棟のヒーローが。愛、頼めるか?」
冬樹が推薦したのは愛、確かに各部から引っ張りだこの彼女なら運動経験的にありか。数多くのライブをこなしてきたせつ菜でもいいかもしれないが、ここは冬樹の判断を信じよう。
「そんなに期待されたら断れないよ!任してちょーだい!」
「ありがとう!」
「愛ちゃん・・・・・本当に?大丈夫?」
断れない状況で半ば押し付けえるようになってしまったから、歩夢の心配する気持ちは尤もだ。。とはいえ、愛の性格的に断る時ははっきりと断るだろうし問題ないだろうな。
「心配性だな〜、まっ、勝利できなくてアイムショーリー、なんて言う羽目にならないように頑張るよ!応援よろしくっ☆」
対戦カードが決まり、愛と凛ちゃんは着替えを済ませスタートラインに立つ。
「準備はいいわね?じゃ、よーい・・・・・スタートッ!」
「にゃっ!」
「うぉ、早っ!」
にこさんの合図とともに凛ちゃんが勢いよく飛び出し、みんなも凛ちゃんの勢いに驚いている。俺もその速さはすごいと思う。だが、長距離走でそんな初めから飛ばしても大丈夫なのか?
「ひ〜、愛先輩、任せろなんて言ったくせに置いてけぼりじゃないですかぁ!」
「んー・・・・・でも、愛ちゃん、全然ペース乱れてないね〜」
「彼方の言う通りだな。いいか?長距離走で最初に飛ばしても意味ない、むしろ逆効果とも言えるぞ。人間、無限の体力なんてないんだから、必ずどこかでスタミナ切れを起こす。かすみ、お前さては長距離で最初に頑張って後半一気にペース落ちるタイプだろ?」
「うっ、そうですけど・・・・・」
「ま、オレも理屈ではわかってるが、多分そんなこと考えずに走っちまうだろうな」
「この勝負・・・・・大事なのは気力やスタミナだけじゃないかもね〜・・・・・」
冬樹が解説した通り、最初は好調に見えた凛ちゃんも後半になるにつれて少しずつペースが落ちていった。逆に、愛は一度もペースが落ちることなく、安定した走りで徐々に差を縮めている。そして・・・・・・・・・・
「はぁっ、はぁっ・・・・・うぅっ、負け、ない、にゃーっ!」
ラスト、凛ちゃんが最後の気力を振り絞り、ゴール前でわずかに加速をしている。
「へへっ、それはこっちの・・・・・整理付、だぁーっ!」
当然、愛も負けることなくラストスパートをかけ、2人はほぼ同時にゴールラインを駆け抜けた。
「同着!?」
「い、いえ、わずかですが・・・・・愛の方が速かった・・・・・ですね・・・・・」
「愛ちゃんのほうが・・・・・早かった、ね・・・・・」
これにはにこさんも判定がつかなかったみたいだが、海未さんとことりさんの言葉の通り、愛のほうが先にゴールをしたのだ。
「よっしゃぁぁぁ!!」
「にゃ〜っ!」
「やったぁ!愛ちゃん、すごい!」
「ヒヤヒヤさせないでくださいよぉ!」
「お疲れ!愛、ありがとな!」
「お疲れ」
「ふふっ♪これで3勝。アタシらが一歩リードだね♪」
この後もどんな勝負がるかわからないが、このリードは守っていきたいな。
あと2話かかりそうです。次はもっと早く投稿できるように頑張ります